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一章 私は魔王じゃないんだから!

私、『魔王』じゃないって言ってるでしょ!5

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「な、なんで追いかけてくるのよ!!」

「そんなの、『魔王様』が『魔王』だからに決まってます~!それに、私だって『命』がかかってるんです~!」

「だから、私は『魔王』じゃないんだってば!!私はただの『魔人』の女の子なんだってばー!」

本当に、私は『魔王』じゃないのに!!
そうして、走って逃げていると、

「いてて、、、」

誰かにぶつかっちゃった♪
て、そういう問題じゃないよ!!

「だ、大丈夫?」

「す、すいません『』!!どうか、お許しください!!」

えっ?今この子、なんて言ったの?今、私のことを『魔王様』って。

「ま、魔王様!!どうか、お待ちください!!」

その言葉に、私は『逃走』していたことを思い出す。
 だから、

「わた、私は『魔王』じゃないよ!!そ、それじゃあ!!」

そう言って、私が走り出そうとすると、

「そ、そこにいるのは『インプ』じゃないですか?魔王様を止めてください!!」

やばい!
今、一人が増えちゃいました♪
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