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情報616 怪我をしたときの対処の方法

怪我をしたときの対処の方法だね。サバイバル生活で怪我をしたとき、どう対処するかはとても大切だよ。小さな傷から細菌に感染して命を落としたり、血が止まらなくて肉食動物を引き寄せてしまうんだ。野生の動物は、相手が弱まったところを襲って来るから、決して弱った素振りを見せちゃいけないんだ。そして、怪我をしたら、なにを置いてでも、周りを頼ってすぐに対処しよう。ここでは、怪我の種類別にそれぞれの対処方法と注意点を説明するね。これを覚えておくと、いざというときに役立つよ！　ただし、ここで紹介するのはどれも軽度の怪我についてだよ。大きな怪我をした場合は、すぐに近くの大人に助けを求めようね！



### 1. 擦り傷、軽度の切り傷

**材料**
- 清潔な水
- きれいな布や服の切れ端

**方法**
1. **傷口を洗う**
   - きれいな水で傷口をよく洗おう。汚れやばい菌を取り除くことが大事だよ。
2. **圧迫して止血する**
   - きれいな布や服の切れ端で傷口を押さえて、血が止まるまで待とう。
3. **傷口を覆う**
   - 布や服の切れ端を使って、傷口を覆うよ。これで、傷口を保護できるんだ。

**注意点**
- 汚れた水は使わないようにしよう。感染のリスクがあるからね。
- 布や服の切れ端が清潔であることを確認しよう。
- 圧迫しても血が止まらない、深く切りすぎている、骨が見えているといった場合は、すぐに周りの大人に助けを求めよう。



### 2. 軽度の火傷（やけど）

**材料**
- 冷たい水
- きれいな布や服の切れ端

**方法**
1. **冷やす**
   - 火傷した部分を冷たい水で冷やそう。これで痛みを和らげ、火傷の悪化を防げるよ。
2. **覆う**
   - 火傷した部分が冷えたら、清潔な布や服の切れ端で覆おう。これで感染を防げるんだ。

**注意点**
- 冷やすときは、氷を直接肌に当てないようにしよう。さらに肌が傷ついちゃうからね。
- 水ぶくれを無理に破らないように気をつけよう。
- 服の上からお湯をかぶってしまったときなどは、無理に脱がずに、服のまま流水で冷やそう。無理やり脱ぐと、皮膚まで剥けてしまうことがあるから、絶対気を付けて。
- 大きな火傷の場合は、すぐに周りの大人に助けを求めよう。




### 3. 軽度の打ち身、打撲（だぼく）

**材料**
- 冷たい水や冷たい石
- 布や服の切れ端

**方法**
1. **冷やす**
   - 打撲した部分を冷たい水や冷たい石で冷やそう。これで腫れを抑えられるよ。
2. **安静にする**
   - 打撲した部分をできるだけ動かさないようにしよう。無理に動かすと痛みが増しちゃうからね。
3. **圧迫する**
   - 布や服の切れ端を使って、打撲した部分を優しく圧迫しよう。これで腫れを抑えられるんだ。

**注意点**
- 冷やしすぎないように注意しよう。長時間冷やし続けると、逆に良くないことがあるよ。
- 打撲がひどくて、動かすのが痛いときは無理に動かさないようにしよう。
- 痛みがひどい時は遠慮せずに、すぐに周りの大人に助けをも求めよう。我慢をし過ぎて重大な怪我（骨折や、脳や内臓などの大切な機能の損傷など）を見逃してしまうことがあるんだ。ぶつけたところのあざが薄かったり、見た目の傷が小さかったりして、周りの人から、それくらいなら平気でしょ？　と言われても、痛みは体から君への救難信号だよ。君を助けられるのは君しかいない。痛みを信じて、もう一度はっきり助けを求めよう。



### 4. 軽度の捻挫（ねんざ）

**材料**
- 冷たい水や冷たい石
- 布や服の切れ端

**方法**
1. **冷やす**
   - 捻挫した部分を冷たい水や冷たい石で冷やそう。これで腫れを抑えられるよ。
2. **固定する**
   - 布や服の切れ端を使って、捻挫した部分をしっかり固定しよう。これで動かないようにできるよ。
3. **安静にする**
   - 捻挫した部分をできるだけ動かさないようにしよう。無理に動かすと悪化しちゃうからね。

**注意点**
- 冷やしすぎないように注意しよう。長時間冷やし続けると、逆に良くないことがあるよ。
- 捻挫した部分を動かさないように気をつけよう。
- 痛みがひどい時は遠慮せずに、すぐに周りの大人に助けを求めよう。たかが捻挫と軽く見ると、年齢を重ねたときに突然痛み出すようになったりすることがあるんだ。アスリートが肘や膝を痛めたときはすぐに療養するよね？　それは体を大切にすることが、体をよりよく長く使うことだと知っているからだよ。だから体に無理をさせないで、痛い時にはしっかり休ませてあげよう。自分の体の一番の理解者には自分がなってあげよう。それが未来の自分を助けるんだ。



### 5. 寝違い（ねちがい）、筋肉のこわばり

**材料**
- 水
- 柔らかい布や服の切れ端（必要ならば）

**方法**
1. **温める**
   - 筋肉のこわばった部分を軽くマッサージしよう。これで血行が良くなって、筋肉がほぐれるよ。
2. **ストレッチする**
   - 軽いストレッチをして、筋肉をゆっくり伸ばそう。無理に伸ばさないように気をつけてね。
3. **水を飲む**
   - 筋肉のこわばりは水分不足でも起こることがあるから、水を飲んで体をうるおそう。

**注意点**
- 無理にマッサージしたり、ストレッチしたりしないようにしよう。痛みを感じたらすぐにやめることが大事だよ。
- 体が冷えないように気をつけよう。寒いと筋肉がさらにこわばっちゃうからね。
- 打撲や捻挫は冷やすことが治療になるけれど、寝違えたりして筋肉が凝り固まってしまったときには温めることが治療になるよ。これを逆にしてしまうと、症状を悪化させてしまうんだ。同じ痛みでも、原因がなにかをよく考えて、正しい治療方法を見つけよう。自分では判断がつかないときはひとりで決めつけないで、すぐに周りの大人に助けを求めよう。
- 慢性的（長い日数や年月つづいている）な筋肉のこわばりは、時間をかけて体に悪影響を及ぼすことがあるよ。腰痛や肩こり、視力の低下、やる気の低下など、明らかに不便な症状がでたら、お医者さんや整体師さん、鍼灸師さんやスポーツトレーナーさんなどに相談してみよう。きっと力になってくれるはずだよ。



### 全体の注意点

**1. 清潔を保つ**
   - どの怪我でも、まずは清潔にすることが大事だよ。汚れやばい菌が入ると、傷が悪化しちゃうからね。

**2. 安全な場所で処置する**
   - 怪我をしたときは、まず安全な場所に移動しよう。安全な場所で落ち着いて対処することが大切だよ。

**3. 大きな怪我の場合は安静に**
   - 大きな怪我をした場合は、すぐに周りの大人に助けを求めよう。治療した後は、できるだけ動かずに安静にして、体を休めよう。無理に動くと怪我が悪化することがあるからね。

**4. 薬の使い方に注意**
   - 消毒薬や絆創膏や湿布などの医薬品があれば上手に使おう。取扱説明書をよく読んで、あるいは大人に読んでもらって手助けしてもらおう。決して、よくわからない薬をいいかげんに使ってはいけないよ。怪我が悪化したり、使い過ぎて具合が悪くなることがあるんだ。

**5. 知らない薬草は使わない**
   - 物語の中では薬草を使って治療していたけれど、野生の薬草や野草を治療に使うのは、正しい知識と安全な技術とたくさんの経験が必要になるよ。経験者に教えてもらって正しい方法を身に着け、試してみて体に合うか合わないかを確認するまでは、決して安易に薬草を使わないようにしよう。物語の世界と現実の世界は似ているところもあるけれど、必ずしも同じではないんだ。現実の世界の正しい情報を入手して、いきあたりばったりでなく慎重に取り扱おう。

サバイバル生活では、怪我をしたときに自分で対処する知識や方法を身に着けることがとても大切だとわかってもらえたかな？　サバイバルに限らず日常生活の中でも、いざというときに自分や仲間を守ることができるから、ぜひ覚えてね。