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# 長いあらすじ

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 流れ着いたのはモンスター島!? どきどきヒヤヒヤの家族の夏休み!

 ことうの怪物いっか ~夏休みに親子で漂流したのは怪物島!? 吸血鬼と人造人間に育てられた女の子を救出せよ! ~
 種を超えた友情と家族のきずなの物語。
  


「こ、ここは……!?」
 夏休み、家族ででかけた旅行先でクルーザーが転覆。海に投げ出された青山家の親子3人は、とある島に流れ着いた。

「我は伯爵であるぞ!」
 島には古風めいた顔色の悪い外国人と、大けがを負ったという頭にボルトの突き刺さった気味の悪い執事、そしてあどけない少女が住んでいた。

「なんだか怖いわ……」
「だが、定期船が来るまでは彼らの世話になるしか……」
「だいじょうぶだよ、きっと!」
 互いに励まし合う青山一家だったが、彼らの正体は人間の少女の血を食料にしている吸血鬼と、その吸血鬼に作られた人造人間だった!

「救出して、島を脱出しよう!」
 青山一家は怪物たちが眠っている隙に少女をベッドから運び出し、ボートを出す。ところが気づいた怪物たちが追いかけてきて……!!

「私たちは、家族なのだ……!」
 恐ろしい怪物だと思っていたが、少女を思う気持ちは、青山家が家族を思う気持ちと同じだった。大切な家族を守りたい者同士、互いに歩み寄り理解を示したふたつの家族。

「また遊びに来るからね!」
「うん、きっと来てね!」
 再会を約束して、青山家は無事に帰路に就く。初めてできた友達が帰ってしまった寂しさが島を覆ったが、そんなときにも家族がそばにいれば慰められるのだ。



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