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29 雨過天晴
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結局、胡修儀が拷問にかけられることはなかったが、雪玲の行方がわからないことを知っている時点で襲撃に関係があると言っているようなもの。恐らく、暗殺者の手配をしたがうまくいかなかったのだろうというのが天佑やその周辺の見立てだった。
娘のしでかした事の重さに礼部尚書も反論はできず、本人の役職や家門にお咎めがなかっただけでも良しとせざるを得ない。
髪飾りも巫水に確認した結果、雪玲のものではないことが判明し。
そのひと言を聞くや否や、天佑は大切に包んでいた髪飾りを池へと投げ捨てた。
こうして天佑の唇の怪我も癒え、凛凛の傷も塞がり痛々しかった包帯が取られた頃、皇帝への献上品として珍しい贈り物が届けられた。
「ほう。右丞相の家門から珍獣が贈られてきただと?」
「はい。近頃、陛下が白狐を溺愛しているとの噂を聞きつけ、珍しい動物を献上したいとのことでございます。何でも、虎に似た猫のようにおとなしい動物だとか」
「右丞相ということは……」
「ええ。お嬢様は九嬪で一番位の高い、唐昭容でございます」
天佑がげんなりしたのとは反対に、白い小狐はどう見ても興奮している。
「キュウ!キュウ!(見たい!見たい!)」
「なんだ? 凛凛は見に行きたいのか?」
優しく微笑む天佑は天女のようで、先日の悪鬼羅刹のような姿は幻だったのではと思うほど。
「よし、凛凛が見たいのなら今すぐ行こう」
天佑の懐に入れられた凛凛こと雪玲は、北極殿の中庭へと連れていかれた。
よく手入れされた中庭には至るところに吉祥文様が配され、美しい鋪地は色鮮やかなものも多い。回廊から見える景色を眺めていると、鋪地の先、開けた所に檻が見えた。
「ほう。白虎に似ているような……成虎だろうか」
「見た目は獰猛ですが、大人しい気性とのことです」
「キュ!?」
(え? もしかして騶虞?)
「あっ! 凛凛!」
天佑が止めるのも聞かず、懐から衣を伝って降り、檻へと走る。
『騶虞! 騶虞! 私だよ、雪玲だよ! どうしてこんなところにいるの?』
『……雪玲? ……あ、九尾狐のお嬢さん? あなたこそどうして人間界にいるの? しかも、小狐になってるじゃないか』
『私はちょっと遊びに来てすぐ帰るつもりだったんだけど、西王母さまからいただいた天衣を盗まれちゃって……。で、いろいろあって怪我をして、霊力が足りないの』
『そうか。私は病の友達のために千年雪花を取りに降りてきたら罠にかかってしまったんだ。それでいつのまにかここに……。霊薬を届けないといけないんだけど』
『騶虞はいつだって優しいね』
騶虞は慈愛に満ち、青々と生い茂る草を見ると踏むことを忍ぶほど。生きている生物を決して食べない彼は仁獣だ。人間がただの好奇心で側に置いていいい獣ではない。
(騶虞を解放させないと、そのうち神仙の誰かが人間に天罰を下すかもしれない)
「凛凛。その動物と仲良くなったみたいだな」
(ユウ、騶虞はここにいたらダメだよ。解放してあげて?」
裙の裾を口で咥え、檻の前へ連れて行く。檻をよじ登り、鍵を前足でとんとんする。
(これ、開けて? ユウお願い)
「……凛凛、まさか檻を開けろといっているのか? 貴重な動物だし、だいたいここで解放するわけにも……」
「キュウ!キュキュ~……(ユウ、お願いだよ~)」
「う~ん、右丞相からの贈り物でもあるしなぁ……」
「キュウ……(ユウ……)」
檻の隙間からするっと中に入り、騶虞の側に寄り添う。
『騶虞、怪我はしていない? ……血の匂いがするよ? 大丈夫?』
『足首が……』
見れば虎鋏に挟まれた足首が流血している。
「キュゥ!キュゥ!(酷い!酷い!)」
檻から勢いよく走り出すと影狼によじり登る。
「え? り、凛凛?」
「凛凛! なんで影狼なんだ?」
ガサゴソと影狼の衣に入り込み、探し物をする。
「おふっ、り、凛凛、くすぐったい……」
口に小瓶を加えて出てきた凛凛に皆がはっと息を呑む。止血薬だ。凛凛は急いで檻の中に戻り、傷口を舐める。
その様子を見て天佑が呟いた。
「怪我をしているのか……」
(騶虞、痛くない? これをかけると血が止まるから、ちょっと待っててね)
ペロペロと血を舐めて傷口を綺麗にしたいが、小さな口では追いつかない。白い小狐の口周りが赤く染まっていく。
「キュゥ、キュゥ……(酷い、酷い……)」
(優しい騶虞がどうしてこんな目に遭わないといけないの?)
その時、ピリッと空気が張り詰めた。
「陛下! なりません!!」
「おやめください! 私が参ります!」
「何を言う。おとなしい動物だと献上されたのであろう。問題ないはずだ」
銀の皇帝が檻に近づき、鍵を開けさせる。
ガチャン
中に入ると騶虞の傍にしゃがみ、自らの手で治療をし始めた。
(ユウ……ありがとう)
影狼にお湯や布を持って来させると、騶虞の傷口を綺麗にし止血する。
天佑は立ち上がると檻の扉を開けたまま、押さえている。騶虞に出てもいいと目で促しているようだ。
『……雪玲、いい人間の元にいるようだな。私は霊薬を届けに行くからそろそろ行くよ』
『うん、騶虞、怪我が早く治りますように』
『雪玲、私の霊力を分けてあげるよ。これで人間の姿に戻れるはずだ』
騶虞が凛凛の額に口づけると、小狐に霊力が漲った。
『ありがとう、騶虞』
『どういたしまして。それから……北の方角に覇王の気運を持つ子が伏せているね。あの毒は……玄武の子らが悪さをしたか。彼は青龍の子だから、蒼の霊薬を飲み、霊力を持つ神医が三日間金針を打てば目覚めるよ』
騶虞の瞳からポタリと落ちた涙は地面に落ちる寸前で青く発光し、蒼玉に姿が変わる。
『蒼の霊薬はあげるけど、神医は探してね。じゃあ、雪玲。また天界で』
『うん、ありがとう、騶虞。またね』
騶虞は大きく地面を蹴り上げると屋根に跳び乗り、身を屈めると天に向かって高く跳び上がった。
その姿はそのまま雲の彼方へ消えて行った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※雨過天晴・・・どんなに悪い状況も長くは続かず好転する意味。明けない夜はないと同義。
※騶虞・・・中国古代神話における伝説上の仁獣で、現れると吉兆の兆しとされた。殺生や穢れを嫌い、徳を好む。白い虎のようで体に黒い点があり、体より長い尾を持つとされる。
娘のしでかした事の重さに礼部尚書も反論はできず、本人の役職や家門にお咎めがなかっただけでも良しとせざるを得ない。
髪飾りも巫水に確認した結果、雪玲のものではないことが判明し。
そのひと言を聞くや否や、天佑は大切に包んでいた髪飾りを池へと投げ捨てた。
こうして天佑の唇の怪我も癒え、凛凛の傷も塞がり痛々しかった包帯が取られた頃、皇帝への献上品として珍しい贈り物が届けられた。
「ほう。右丞相の家門から珍獣が贈られてきただと?」
「はい。近頃、陛下が白狐を溺愛しているとの噂を聞きつけ、珍しい動物を献上したいとのことでございます。何でも、虎に似た猫のようにおとなしい動物だとか」
「右丞相ということは……」
「ええ。お嬢様は九嬪で一番位の高い、唐昭容でございます」
天佑がげんなりしたのとは反対に、白い小狐はどう見ても興奮している。
「キュウ!キュウ!(見たい!見たい!)」
「なんだ? 凛凛は見に行きたいのか?」
優しく微笑む天佑は天女のようで、先日の悪鬼羅刹のような姿は幻だったのではと思うほど。
「よし、凛凛が見たいのなら今すぐ行こう」
天佑の懐に入れられた凛凛こと雪玲は、北極殿の中庭へと連れていかれた。
よく手入れされた中庭には至るところに吉祥文様が配され、美しい鋪地は色鮮やかなものも多い。回廊から見える景色を眺めていると、鋪地の先、開けた所に檻が見えた。
「ほう。白虎に似ているような……成虎だろうか」
「見た目は獰猛ですが、大人しい気性とのことです」
「キュ!?」
(え? もしかして騶虞?)
「あっ! 凛凛!」
天佑が止めるのも聞かず、懐から衣を伝って降り、檻へと走る。
『騶虞! 騶虞! 私だよ、雪玲だよ! どうしてこんなところにいるの?』
『……雪玲? ……あ、九尾狐のお嬢さん? あなたこそどうして人間界にいるの? しかも、小狐になってるじゃないか』
『私はちょっと遊びに来てすぐ帰るつもりだったんだけど、西王母さまからいただいた天衣を盗まれちゃって……。で、いろいろあって怪我をして、霊力が足りないの』
『そうか。私は病の友達のために千年雪花を取りに降りてきたら罠にかかってしまったんだ。それでいつのまにかここに……。霊薬を届けないといけないんだけど』
『騶虞はいつだって優しいね』
騶虞は慈愛に満ち、青々と生い茂る草を見ると踏むことを忍ぶほど。生きている生物を決して食べない彼は仁獣だ。人間がただの好奇心で側に置いていいい獣ではない。
(騶虞を解放させないと、そのうち神仙の誰かが人間に天罰を下すかもしれない)
「凛凛。その動物と仲良くなったみたいだな」
(ユウ、騶虞はここにいたらダメだよ。解放してあげて?」
裙の裾を口で咥え、檻の前へ連れて行く。檻をよじ登り、鍵を前足でとんとんする。
(これ、開けて? ユウお願い)
「……凛凛、まさか檻を開けろといっているのか? 貴重な動物だし、だいたいここで解放するわけにも……」
「キュウ!キュキュ~……(ユウ、お願いだよ~)」
「う~ん、右丞相からの贈り物でもあるしなぁ……」
「キュウ……(ユウ……)」
檻の隙間からするっと中に入り、騶虞の側に寄り添う。
『騶虞、怪我はしていない? ……血の匂いがするよ? 大丈夫?』
『足首が……』
見れば虎鋏に挟まれた足首が流血している。
「キュゥ!キュゥ!(酷い!酷い!)」
檻から勢いよく走り出すと影狼によじり登る。
「え? り、凛凛?」
「凛凛! なんで影狼なんだ?」
ガサゴソと影狼の衣に入り込み、探し物をする。
「おふっ、り、凛凛、くすぐったい……」
口に小瓶を加えて出てきた凛凛に皆がはっと息を呑む。止血薬だ。凛凛は急いで檻の中に戻り、傷口を舐める。
その様子を見て天佑が呟いた。
「怪我をしているのか……」
(騶虞、痛くない? これをかけると血が止まるから、ちょっと待っててね)
ペロペロと血を舐めて傷口を綺麗にしたいが、小さな口では追いつかない。白い小狐の口周りが赤く染まっていく。
「キュゥ、キュゥ……(酷い、酷い……)」
(優しい騶虞がどうしてこんな目に遭わないといけないの?)
その時、ピリッと空気が張り詰めた。
「陛下! なりません!!」
「おやめください! 私が参ります!」
「何を言う。おとなしい動物だと献上されたのであろう。問題ないはずだ」
銀の皇帝が檻に近づき、鍵を開けさせる。
ガチャン
中に入ると騶虞の傍にしゃがみ、自らの手で治療をし始めた。
(ユウ……ありがとう)
影狼にお湯や布を持って来させると、騶虞の傷口を綺麗にし止血する。
天佑は立ち上がると檻の扉を開けたまま、押さえている。騶虞に出てもいいと目で促しているようだ。
『……雪玲、いい人間の元にいるようだな。私は霊薬を届けに行くからそろそろ行くよ』
『うん、騶虞、怪我が早く治りますように』
『雪玲、私の霊力を分けてあげるよ。これで人間の姿に戻れるはずだ』
騶虞が凛凛の額に口づけると、小狐に霊力が漲った。
『ありがとう、騶虞』
『どういたしまして。それから……北の方角に覇王の気運を持つ子が伏せているね。あの毒は……玄武の子らが悪さをしたか。彼は青龍の子だから、蒼の霊薬を飲み、霊力を持つ神医が三日間金針を打てば目覚めるよ』
騶虞の瞳からポタリと落ちた涙は地面に落ちる寸前で青く発光し、蒼玉に姿が変わる。
『蒼の霊薬はあげるけど、神医は探してね。じゃあ、雪玲。また天界で』
『うん、ありがとう、騶虞。またね』
騶虞は大きく地面を蹴り上げると屋根に跳び乗り、身を屈めると天に向かって高く跳び上がった。
その姿はそのまま雲の彼方へ消えて行った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※雨過天晴・・・どんなに悪い状況も長くは続かず好転する意味。明けない夜はないと同義。
※騶虞・・・中国古代神話における伝説上の仁獣で、現れると吉兆の兆しとされた。殺生や穢れを嫌い、徳を好む。白い虎のようで体に黒い点があり、体より長い尾を持つとされる。
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