235 / 250
6章 迷子
浪漫否定ドラゴン
しおりを挟む
俺は意識を手放し……てないな。
いや、気絶直前までは行ったが、黒い何かが抜けた時に熱も一緒に抜けていき、スッキリ爽快感が物凄かったので、ぎりぎりのところで意識が保たれたのだ。
あの黒いモヤモヤだかドロドロに、どんな影響を受けていたかはわからないが、例えるならば、腕の良い接骨院で身体中のコリをほぐされ、そのまま高級なベッドでガッツリ8時間くらいしっかり寝て、便秘が解消した後に、全裸で海岸を走り回っているような開放感だ。
「おかしいの? 視覚化するほどの邪気を祓って、レベルもそこそこ上がったはずだが、特に変わったように見えぬの」
「レベル? ああ、本当だ……ってあぶねーな! 急激にレベルアップすると筋肉痛やらなにやらで結構酷い目にあうんだぞ!」
俺のステータスはチートツールによって変更して、更に固定したのでレベルが上がっても変動が無い。
これはレベルが上がったときに元の数値に戻ってしまう可能性を防ぐためと、数値の変化で苦しみたくないからである。
「己の能力を自由に変えられるというのは、非常識な存在だの。 まあよい、今更言っても仕方がない。 して、どうだ? 変わりはないか?」
「さっきは熱くて死ぬかと思ったが、今は新品のパンツを履いた朝のようにサッパリしているな」
邪気とか言っていたが、なんらかの影響を受けていたのだろうか?
俺にはよくわからないが、コンディションポーションを飲んだ後の様な状態に近い気がする。
「あ、でも、なにか不思議な力というか、神の力が身について、何でもできてしまうかのような万能感が湧き上がって……」
「気のせいだ。 主に神の目印であるだけだからの、使徒になってもその様な効果は無い」
「無いのかよ!」
「現在進行形で邪気によって捻じ曲げられていた物があれば、もとに戻ることはあるであろうが、調和の神であるリーラ様は精神構造や考え方が変えてしまわれたり、能力を大きく変化させる事などはせぬの」
それは懐が広いな? ん? それって一見不利益が無いように見えるけど、タダ働きさせられるってことなのでは?
「イオリには関係が無かったが、大きくレベルアップするのは、普通ならば十分過ぎる程の報酬だと思うがの。 それに邪神からの干渉を防げるだけでも利益はあるであろう?」
確かにそうか……。 邪神に捻じ曲げられたといえば、俺の欲望の幾つかが抑えられてるって事があるが、それも治ったのだろうか?
今の所、実感的な物はまったく無いな、なにか手っ取り早い確認方法とかないかな?
「そうだパール、確認の為にちょっと服を脱いで……」
「不能は治っとらんぞ」
間髪入れずパールがバッサリと俺の疑問を解決してくれやがった。
「脱ぐのは構わんがな」
「いや、構えよ! そして意味が無いのに脱ぐな。 うん、スカートもまくって見せてくれなくて良いからな。 ん? へーちゃんと尻尾があったんだな……って、だから尻も見せなくて良いっての!」
恥ずかしげもなく見せられても、全く興奮しないな……。
悲しい男のサガなのか、思わず目は行ってしまうことはあるが、魔法によって人の姿に変えているパールの、人体の再現性の方が興味深いと思ってしまい、途中からフィギュアや立体データの確認をしているような気分になってしまった。
「ふむ、どうやら知らぬうちにより欲望が希薄になっておったようだの」
「悪化してたのか!?」
「おそらく位相結界脱出時に、邪神の力に近づいたせいであろう。 気が付かずに放っておいたら、欲望や感情を完全に喰われておったやも知れぬの」
邪神の野郎絶対に許さねぇ、更なる嫌がらせを追加しつつ、倒すなり封印するなりの方法を模索しないといかんな。
爪と言わず次はホーリーメタル粉で目とか狙ってやろう。
人工的作った金属粉はエッジが立っているから、ただの砂より深く刺さるからな。
「悪い顔をしておるぞ、負の感情もまたリーラ様は認めておられるが、そればかりに偏りすぎるのはいかんの」
「そう言うが、不条理や不利益に憤るのは、自然な反応だろ? 今後の人生邪神に嫌がらせだけして生きても悔いは無い!」
「負の感情で邪神と向き合っても喜ばせるだけだ、正義感を持てとまでは言わぬが、もっと事務的に対処を考えた方が良かろう」
なるほど一理あるな。 よし、面白半分に嫌がらせをしてやろう。
ホーリーメタル粉に刺激物や汚染物質なんかも混ぜて、勢い良く噴霧するというのはどうだろうか?
お、ちょっと楽しくなってきたぞ。
「喫緊の問題は取り敢えずこれで大丈夫だの。 それで、界渡りをした先の対応についてだが、なにか妙案はないかの?」
「妙案? パールはどこからでも界渡りが出来るんだから、遠くからちょこっと見に行って蹴散らしてくるってのは駄目か?」
決めつけは危険だが、どうせシェイプシフターが待ち伏せでもしてるんだろうから、パールがちょちょいと片付けてくれれば問題無いように思える。
もちろん、謝礼魔晶石くらいはいくらでも出すつもりだ。
「我が下手に暴れると空間にも干渉を及ぼしてしまって、ジャンプポイントが使えなくなってしまう可能性があるのだ。 一度乱してしまった空間は、元の状態に戻るまで少々の時間を必要とするので、あまりお薦めはせぬの」
空間に干渉するって、どういう暴れ方をするつもりだ!?
あ、でも俺が龍言語魔法で戯れに吐いたブレスが、いろいろとヤバそうだったことを考えると、本家のブレスとか気軽に吐かれたら洒落にならんレベルに達していそうだ。
「えーと、少々の時間ってどのくらいだ?」
「20年といったところかの」
だから20年は少々じゃない……。
「そうだな、じゃあ、捜査用の魔道具を先に送って偵察してみるというのはどうだろう?」
「同一空間ならばともかく、異なる世界からその魔道具から送られる情報をどのように受け取るのかの? 我が情報を拾うことは出来ぬぞ」
「あーそうか、でもまあリアルタイムにする必要はないだろ。 偵察の情報を記録だけさせておいて魔道具ごとこっちに戻すってのは駄目か?」
「ふむ、それくらいであれば可能だが、破壊されては元も子もないのではないかの?」
そこは多少の防衛機能をつけて、数とかでカバーすれば良い気がする。
もし一つも帰ってこないとかでも、そういう脅威が待っているという情報になるしな。
俺の考えを伝え、どの程度の物を問題なく送れるのか等パールと偵察の計画を練っていく。
「ミニゴーレムに記録機能と邪神のお目々真っ赤しちゃえ君1号を搭載して付近をジャンプ先を捜索させよう」
「ネーミングセンスはともかく、我に依存はないの」
パールからもOKが出たので、さっそくミニュチュアゴーレムのセットアップを始める。
「そうだ、自動迎撃装置と自爆装置もつけないと!」
「駄目だ。 周りに被害が及ぶ行為は了承しかねる」
「なん……だと……!?」
「あ、ところで、いつまで服を脱いでるんだ?」
「何か問題があるかの?」
いや、気絶直前までは行ったが、黒い何かが抜けた時に熱も一緒に抜けていき、スッキリ爽快感が物凄かったので、ぎりぎりのところで意識が保たれたのだ。
あの黒いモヤモヤだかドロドロに、どんな影響を受けていたかはわからないが、例えるならば、腕の良い接骨院で身体中のコリをほぐされ、そのまま高級なベッドでガッツリ8時間くらいしっかり寝て、便秘が解消した後に、全裸で海岸を走り回っているような開放感だ。
「おかしいの? 視覚化するほどの邪気を祓って、レベルもそこそこ上がったはずだが、特に変わったように見えぬの」
「レベル? ああ、本当だ……ってあぶねーな! 急激にレベルアップすると筋肉痛やらなにやらで結構酷い目にあうんだぞ!」
俺のステータスはチートツールによって変更して、更に固定したのでレベルが上がっても変動が無い。
これはレベルが上がったときに元の数値に戻ってしまう可能性を防ぐためと、数値の変化で苦しみたくないからである。
「己の能力を自由に変えられるというのは、非常識な存在だの。 まあよい、今更言っても仕方がない。 して、どうだ? 変わりはないか?」
「さっきは熱くて死ぬかと思ったが、今は新品のパンツを履いた朝のようにサッパリしているな」
邪気とか言っていたが、なんらかの影響を受けていたのだろうか?
俺にはよくわからないが、コンディションポーションを飲んだ後の様な状態に近い気がする。
「あ、でも、なにか不思議な力というか、神の力が身について、何でもできてしまうかのような万能感が湧き上がって……」
「気のせいだ。 主に神の目印であるだけだからの、使徒になってもその様な効果は無い」
「無いのかよ!」
「現在進行形で邪気によって捻じ曲げられていた物があれば、もとに戻ることはあるであろうが、調和の神であるリーラ様は精神構造や考え方が変えてしまわれたり、能力を大きく変化させる事などはせぬの」
それは懐が広いな? ん? それって一見不利益が無いように見えるけど、タダ働きさせられるってことなのでは?
「イオリには関係が無かったが、大きくレベルアップするのは、普通ならば十分過ぎる程の報酬だと思うがの。 それに邪神からの干渉を防げるだけでも利益はあるであろう?」
確かにそうか……。 邪神に捻じ曲げられたといえば、俺の欲望の幾つかが抑えられてるって事があるが、それも治ったのだろうか?
今の所、実感的な物はまったく無いな、なにか手っ取り早い確認方法とかないかな?
「そうだパール、確認の為にちょっと服を脱いで……」
「不能は治っとらんぞ」
間髪入れずパールがバッサリと俺の疑問を解決してくれやがった。
「脱ぐのは構わんがな」
「いや、構えよ! そして意味が無いのに脱ぐな。 うん、スカートもまくって見せてくれなくて良いからな。 ん? へーちゃんと尻尾があったんだな……って、だから尻も見せなくて良いっての!」
恥ずかしげもなく見せられても、全く興奮しないな……。
悲しい男のサガなのか、思わず目は行ってしまうことはあるが、魔法によって人の姿に変えているパールの、人体の再現性の方が興味深いと思ってしまい、途中からフィギュアや立体データの確認をしているような気分になってしまった。
「ふむ、どうやら知らぬうちにより欲望が希薄になっておったようだの」
「悪化してたのか!?」
「おそらく位相結界脱出時に、邪神の力に近づいたせいであろう。 気が付かずに放っておいたら、欲望や感情を完全に喰われておったやも知れぬの」
邪神の野郎絶対に許さねぇ、更なる嫌がらせを追加しつつ、倒すなり封印するなりの方法を模索しないといかんな。
爪と言わず次はホーリーメタル粉で目とか狙ってやろう。
人工的作った金属粉はエッジが立っているから、ただの砂より深く刺さるからな。
「悪い顔をしておるぞ、負の感情もまたリーラ様は認めておられるが、そればかりに偏りすぎるのはいかんの」
「そう言うが、不条理や不利益に憤るのは、自然な反応だろ? 今後の人生邪神に嫌がらせだけして生きても悔いは無い!」
「負の感情で邪神と向き合っても喜ばせるだけだ、正義感を持てとまでは言わぬが、もっと事務的に対処を考えた方が良かろう」
なるほど一理あるな。 よし、面白半分に嫌がらせをしてやろう。
ホーリーメタル粉に刺激物や汚染物質なんかも混ぜて、勢い良く噴霧するというのはどうだろうか?
お、ちょっと楽しくなってきたぞ。
「喫緊の問題は取り敢えずこれで大丈夫だの。 それで、界渡りをした先の対応についてだが、なにか妙案はないかの?」
「妙案? パールはどこからでも界渡りが出来るんだから、遠くからちょこっと見に行って蹴散らしてくるってのは駄目か?」
決めつけは危険だが、どうせシェイプシフターが待ち伏せでもしてるんだろうから、パールがちょちょいと片付けてくれれば問題無いように思える。
もちろん、謝礼魔晶石くらいはいくらでも出すつもりだ。
「我が下手に暴れると空間にも干渉を及ぼしてしまって、ジャンプポイントが使えなくなってしまう可能性があるのだ。 一度乱してしまった空間は、元の状態に戻るまで少々の時間を必要とするので、あまりお薦めはせぬの」
空間に干渉するって、どういう暴れ方をするつもりだ!?
あ、でも俺が龍言語魔法で戯れに吐いたブレスが、いろいろとヤバそうだったことを考えると、本家のブレスとか気軽に吐かれたら洒落にならんレベルに達していそうだ。
「えーと、少々の時間ってどのくらいだ?」
「20年といったところかの」
だから20年は少々じゃない……。
「そうだな、じゃあ、捜査用の魔道具を先に送って偵察してみるというのはどうだろう?」
「同一空間ならばともかく、異なる世界からその魔道具から送られる情報をどのように受け取るのかの? 我が情報を拾うことは出来ぬぞ」
「あーそうか、でもまあリアルタイムにする必要はないだろ。 偵察の情報を記録だけさせておいて魔道具ごとこっちに戻すってのは駄目か?」
「ふむ、それくらいであれば可能だが、破壊されては元も子もないのではないかの?」
そこは多少の防衛機能をつけて、数とかでカバーすれば良い気がする。
もし一つも帰ってこないとかでも、そういう脅威が待っているという情報になるしな。
俺の考えを伝え、どの程度の物を問題なく送れるのか等パールと偵察の計画を練っていく。
「ミニゴーレムに記録機能と邪神のお目々真っ赤しちゃえ君1号を搭載して付近をジャンプ先を捜索させよう」
「ネーミングセンスはともかく、我に依存はないの」
パールからもOKが出たので、さっそくミニュチュアゴーレムのセットアップを始める。
「そうだ、自動迎撃装置と自爆装置もつけないと!」
「駄目だ。 周りに被害が及ぶ行為は了承しかねる」
「なん……だと……!?」
「あ、ところで、いつまで服を脱いでるんだ?」
「何か問題があるかの?」
0
お気に入りに追加
1,396
あなたにおすすめの小説
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
神様に転生させてもらった元社畜はチート能力で異世界に革命をおこす。賢者の石の無限魔力と召喚術の組み合わせって最強では!?
不死じゃない不死鳥(ただのニワトリ)
ファンタジー
●あらすじ
ブラック企業に勤め過労死してしまった、斉藤タクマ。36歳。彼は神様によってチート能力をもらい異世界に転生をさせてもらう。
賢者の石による魔力無限と、万能な召喚獣を呼べる召喚術。この二つのチートを使いつつ、危機に瀕した猫人族達の村を発展させていく物語。だんだんと村は発展していき他の町とも交易をはじめゆくゆくは大きな大国に!?
フェンリルにスライム、猫耳少女、エルフにグータラ娘などいろいろ登場人物に振り回されながらも異世界を楽しんでいきたいと思います。
タイトル変えました。
旧題、賢者の石による無限魔力+最強召喚術による、異世界のんびりスローライフ。~猫人族の村はいずれ大国へと成り上がる~
※R15は保険です。異世界転生、内政モノです。
あまりシリアスにするつもりもありません。
またタンタンと進みますのでよろしくお願いします。
感想、お気に入りをいただけると執筆の励みになります。
よろしくお願いします。
想像以上に多くの方に読んでいただけており、戸惑っております。本当にありがとうございます。
※カクヨムさんでも連載はじめました。
実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、pixivにも投稿中。
※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。
成長率マシマシスキルを選んだら無職判定されて追放されました。~スキルマニアに助けられましたが染まらないようにしたいと思います~
m-kawa
ファンタジー
第5回集英社Web小説大賞、奨励賞受賞。書籍化します。
書籍化に伴い、この作品はアルファポリスから削除予定となりますので、あしからずご承知おきください。
【第六部完結】
召喚魔法陣から逃げようとした主人公は、逃げ遅れたせいで召喚に遅刻してしまう。だが他のクラスメイトと違って任意のスキルを選べるようになっていた。しかし選んだ成長率マシマシスキルは自分の得意なものが現れないスキルだったのか、召喚先の国で無職判定をされて追い出されてしまう。
一方で微妙な職業が出てしまい、肩身の狭い思いをしていたヒロインも追い出される主人公の後を追って飛び出してしまった。
だがしかし、追い出された先は平民が住まう街などではなく、危険な魔物が住まう森の中だった!
突如始まったサバイバルに、成長率マシマシスキルは果たして役に立つのか!
魔物に襲われた主人公の運命やいかに!
※小説家になろう様とカクヨム様にも投稿しています。
※カクヨムにて先行公開中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる