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第2章
54話 ラルスの悩みを知る俺
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「初日なのにみんな頑張って働いてくれてありがとうね。今日は食事をとったらもう休んでいいからね。」
優しい執事長ケンタルさんのお言葉に甘えて部屋に戻ることにしたが、その前に俺たちはクリスの部屋に集合した。
本日得られた情報を共有するためである。
「こんなに待遇のいい家なのに、使用人や執事の人少ないのはなんででしょうね?」
「そうだな。正直薪割りだけで初日が終わってしまったが、簡単である上に給料もいい。」
「あたしはマリーさんからちょっと話を聞いたんだけどね…」
ベレッタは長年この家で勤めているマリーさんと食事の準備をしている間、ずっとマリーさんの愚痴を聞いていたらしい。
この家に使用人が少ないのはそもそも募集をしても、なかなか人が来てくれないからなのだそうだ。何故ならこの家の主人が帝国であくどい稼ぎ方をしているとか、魔族との深い付き合いがあるからとかで、評判が外ではすこぶる悪いらしい。なので待遇がいいにも関わらず、募集を受ける人自体が少ないらしいのだ。
その上、たまに入ってくる使用人はこの家にある高価そうな物品に目をつけて、ちょろまかそうとする者も少なくないらしく…そんな事情もあって俺たちが今回この家に雇われたのは、服装や物腰がある程度信用が置けそう、とケンタルさんが判断したからだろう。とのことだった。
「お金持ちも大変なんですね。クリスさんはどうですか?」
「俺はケンタルさんと少し話すことができた。最近ラルスは食欲がないらしく、元気がないようだ。仕事が忙しいのもあるようだが、何か悩みがあるのか塞ぎ込んでいるらしくずいぶん心配していた。」
「まあ、ご本人に会ってみないとわからないね。タケルはどうなんだい?」
「今日2階の窓拭きをしていたんですが、その時に今日訪問したお客様を直接見ました。その人なんと魔族だったんです。それとなく窓拭きながら中の話を聞いていたら、どうやら言い争っているらしくて…もしかしたら何か事情があるのかもしれません。」
「それは不穏当だな。ラルスに健康上の不安があるなら近いうちにタケルが呼び出されるはずだ。できたらどんな悩みなのか聞き出してみてほしい。」
「わかりました。それじゃまた明日ここで集まりますか?」
俺の提案に二人とも頷き、ベレッタが部屋を出ようとするのに合わせて俺も一緒に出ようとすると、クリスに呼び止められた。
「ごゆっくり~」
と手を振りながらベレッタが出ていく。あの人どこまでわかってるんだろ。恥ずかしすぎる…。
「タケル、ほら。」
といいながらクリスが自分の膝をぽんぽんしている。ここ最近は毎晩クリスの膝に座って話をするのが日課になっている。この世界での俺の体は現実と同じサイズでそんなに小さいはずもないのだが、クリスの膝に座ると自信がなくなってくる。
「今日もお疲れ様。」
「クリスさんもお疲れ、様です。」
「ふふっ。いつになったら慣れるんだ?」
「多分ずっとなれませんよ!恥ずかしいです。」
つい赤面してプイッと横を向く。
いつになってもこの甘い時間は慣れることがない。だってどっちを向いてもドアップのクリスがいて、何を話しても耳にクリスの息がかかる。変な反応をしないようにいたく気を遣う。
でも…こんなに甘やかされて、クリスとピッタリくっつく時間を楽しみにしているのも事実だ。
短い時間話をして軽いキスをした後、俺は自分の部屋に戻った。
特別なことがなくても、こんな毎日が続くといい…そんなふうに思った。
それから3日くらいは特にラルスと出会うこともなく、日常的な業務が続く。
というのもラルスはファーレンの東部に商談のため出張していたからだ。主人が出張に行ってしまったのだったら仕方ない。結局初日に得た情報以上のものは得られなかった。
得られたものといえば、俺のお掃除スキルくらいだろうか。窓ふきに風魔法を使った絨毯の掃除、水魔法を使った染み抜きなどを会得した。
3日目の夜、俺たちが使用人用の賄いを食べていた時のことだった。
遠くからドタドタと足音何して、ケンタルさんが俺を呼ぶ声が聞こえる。
「フィルくん!フィルくん!ちょっと来てくれ!」
「…あ、はーい!どうしましたか?」
危うく俺を呼んでいることに気づかないところだった。危ない危ない。
「ラルス様が!倒れてしまった!すぐに来てくれ!」
「わかりました!」
食べていた途中の食事はそのままに、食堂を駆け出しケンタルさんと合流して2階の執務室へと向かう。
俺は保健の授業で習った知識を総動員して、倒れた人の容体を聞いた。
「意識はありますか?」
「呼びかけても返事はなかった。」
「息は?」
「かろうじてしているが、苦しそうだ。」
「脈拍は?」
「とった。通常よりもだいぶ早い。」
「倒れてからどれくらい経ってます?」
「およそ10分前くらいには、今まで通りだったが、つい5分前に大きな音がしたので部屋の様子を伺ったら、倒れていらっしゃった。」
「外傷とかはないですよね?」
「それはないはずだ。見受けられなかった。」
まだ息はあるとのことでひとまずほっとしたが、意識がないなら危険な状態であることには違いないだろう。俺はこの世界の神ではあるが、亡くなった人を生き返らせることはできない。急がなければ。
「旦那様!」
部屋に入ると苦しそうに呼吸をしながら、床に倒れたままのラルスがいた。
ぱっと見、以前キーレンに見せてもらった絵姿と違って、ひどく痩せていることに驚いた。
慌てて心の中で「ライブラリー」と呟き、彼の身体上のステータスを確認する。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ラルス = リリェホルム
属性 土 LV 25
ファーレン王国 王都商会連合長 ラルス商会商会長
状態:重度の精神的ストレス
内臓各所に異変あり
貧血状態
栄養失調状態
免疫力低下状態
不眠
・
・
・
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
なんというバッドステータスの羅列なのだろう…。ひとまず内臓で悪くなっているところをなおし、体調が改善したら滋養に効く食事を取らせよう。その上でストレスの根本原因を無くす。頭の中でこれからやらないといけないことをその場で整理して、治癒魔法をかけながらその場にいる人たちに指示を出す。
「ケンタルさんは食べやすい、滋養に良い食事を準備してください!ク…ケネットさんは彼をベッドに!クララさんはお茶を準備してください!なるべく飲みやすい…ハチミツとか入れて!」
3人とも頷くとそれぞれすぐに行動に移す。クリスは軽々と彼を持ち上げたかと思うと、ベッドに運んでブーツや上着を脱がせてベッドに横たえた。その間も俺は治癒魔法をかけ続けた。
「ふう。とりあえずはこれで大丈夫なはずです。でも危なかった…。」
「フィルくん、いやフィル殿ありがとうございます。あなたがいなかったかと思うと…。」
「目が覚めたら、暖かいお茶と食事を少しでも口に入れさせてください。とりあえず悪いところは直したはずですが、今のままですとまたすぐに悪くなります。」
「今のまま、というのは?」
「恐ろしく重い悩みを抱えていらっしゃるように見受けられます。それによるストレスが主な原因ですので、それを解消しませんと、また食事を取らず今と同じ状態になってしまうでしょう。」
「…ケンタル、私は倒れた、のか?」
ケンタルさんにラルスの症状を話していると、弱々しい彼の声が聞こえてきた。
どうやら意識が戻ったようだ。良かった。
「ああ、旦那様!良かった…」
「すまん、心配をかけたな。あなた方にも礼を言いたい。ありがとう。」
「いえいえ、私たちは雇われた身。当然のことをしたまでですよ。」
「雇われた身であろうとなんだろうと、命の恩人には違いあるまい。ありがとう。」
二度も礼をされてしまった。回復したラルスにケンタルさんが症状を説明してと食事を勧めている。
俺からも意識が戻ったので後は食事をとって、しっかり休養をとってくれればまた元気になると励ましてから、今一度彼のステータスを確認した。さっきは身体上のステータスしか見てなかったから、彼の考えていることを確認しなかったのだ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ラルス = リリェホルム
属性 土 LV 25
ファーレン王国 王都商会連合長 ラルス商会商会長
・
・
・
『エラは無事なのだろうか?すぐにでも助けに行きたい』
『今は魔族のいうことを聞くしかない。娘の命は奴らに握られているのだから。』
『誰かに助けを求めるか?だが誰かに言えば殺すと言われた…』
『大事な時に倒れてしまうなんて!エラはもっと大変なのに…』
・
・
・
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ステータスを確認して、彼の深い悩みの原因がわかった。
彼は自分の娘を誘拐されていたのだ。
優しい執事長ケンタルさんのお言葉に甘えて部屋に戻ることにしたが、その前に俺たちはクリスの部屋に集合した。
本日得られた情報を共有するためである。
「こんなに待遇のいい家なのに、使用人や執事の人少ないのはなんででしょうね?」
「そうだな。正直薪割りだけで初日が終わってしまったが、簡単である上に給料もいい。」
「あたしはマリーさんからちょっと話を聞いたんだけどね…」
ベレッタは長年この家で勤めているマリーさんと食事の準備をしている間、ずっとマリーさんの愚痴を聞いていたらしい。
この家に使用人が少ないのはそもそも募集をしても、なかなか人が来てくれないからなのだそうだ。何故ならこの家の主人が帝国であくどい稼ぎ方をしているとか、魔族との深い付き合いがあるからとかで、評判が外ではすこぶる悪いらしい。なので待遇がいいにも関わらず、募集を受ける人自体が少ないらしいのだ。
その上、たまに入ってくる使用人はこの家にある高価そうな物品に目をつけて、ちょろまかそうとする者も少なくないらしく…そんな事情もあって俺たちが今回この家に雇われたのは、服装や物腰がある程度信用が置けそう、とケンタルさんが判断したからだろう。とのことだった。
「お金持ちも大変なんですね。クリスさんはどうですか?」
「俺はケンタルさんと少し話すことができた。最近ラルスは食欲がないらしく、元気がないようだ。仕事が忙しいのもあるようだが、何か悩みがあるのか塞ぎ込んでいるらしくずいぶん心配していた。」
「まあ、ご本人に会ってみないとわからないね。タケルはどうなんだい?」
「今日2階の窓拭きをしていたんですが、その時に今日訪問したお客様を直接見ました。その人なんと魔族だったんです。それとなく窓拭きながら中の話を聞いていたら、どうやら言い争っているらしくて…もしかしたら何か事情があるのかもしれません。」
「それは不穏当だな。ラルスに健康上の不安があるなら近いうちにタケルが呼び出されるはずだ。できたらどんな悩みなのか聞き出してみてほしい。」
「わかりました。それじゃまた明日ここで集まりますか?」
俺の提案に二人とも頷き、ベレッタが部屋を出ようとするのに合わせて俺も一緒に出ようとすると、クリスに呼び止められた。
「ごゆっくり~」
と手を振りながらベレッタが出ていく。あの人どこまでわかってるんだろ。恥ずかしすぎる…。
「タケル、ほら。」
といいながらクリスが自分の膝をぽんぽんしている。ここ最近は毎晩クリスの膝に座って話をするのが日課になっている。この世界での俺の体は現実と同じサイズでそんなに小さいはずもないのだが、クリスの膝に座ると自信がなくなってくる。
「今日もお疲れ様。」
「クリスさんもお疲れ、様です。」
「ふふっ。いつになったら慣れるんだ?」
「多分ずっとなれませんよ!恥ずかしいです。」
つい赤面してプイッと横を向く。
いつになってもこの甘い時間は慣れることがない。だってどっちを向いてもドアップのクリスがいて、何を話しても耳にクリスの息がかかる。変な反応をしないようにいたく気を遣う。
でも…こんなに甘やかされて、クリスとピッタリくっつく時間を楽しみにしているのも事実だ。
短い時間話をして軽いキスをした後、俺は自分の部屋に戻った。
特別なことがなくても、こんな毎日が続くといい…そんなふうに思った。
それから3日くらいは特にラルスと出会うこともなく、日常的な業務が続く。
というのもラルスはファーレンの東部に商談のため出張していたからだ。主人が出張に行ってしまったのだったら仕方ない。結局初日に得た情報以上のものは得られなかった。
得られたものといえば、俺のお掃除スキルくらいだろうか。窓ふきに風魔法を使った絨毯の掃除、水魔法を使った染み抜きなどを会得した。
3日目の夜、俺たちが使用人用の賄いを食べていた時のことだった。
遠くからドタドタと足音何して、ケンタルさんが俺を呼ぶ声が聞こえる。
「フィルくん!フィルくん!ちょっと来てくれ!」
「…あ、はーい!どうしましたか?」
危うく俺を呼んでいることに気づかないところだった。危ない危ない。
「ラルス様が!倒れてしまった!すぐに来てくれ!」
「わかりました!」
食べていた途中の食事はそのままに、食堂を駆け出しケンタルさんと合流して2階の執務室へと向かう。
俺は保健の授業で習った知識を総動員して、倒れた人の容体を聞いた。
「意識はありますか?」
「呼びかけても返事はなかった。」
「息は?」
「かろうじてしているが、苦しそうだ。」
「脈拍は?」
「とった。通常よりもだいぶ早い。」
「倒れてからどれくらい経ってます?」
「およそ10分前くらいには、今まで通りだったが、つい5分前に大きな音がしたので部屋の様子を伺ったら、倒れていらっしゃった。」
「外傷とかはないですよね?」
「それはないはずだ。見受けられなかった。」
まだ息はあるとのことでひとまずほっとしたが、意識がないなら危険な状態であることには違いないだろう。俺はこの世界の神ではあるが、亡くなった人を生き返らせることはできない。急がなければ。
「旦那様!」
部屋に入ると苦しそうに呼吸をしながら、床に倒れたままのラルスがいた。
ぱっと見、以前キーレンに見せてもらった絵姿と違って、ひどく痩せていることに驚いた。
慌てて心の中で「ライブラリー」と呟き、彼の身体上のステータスを確認する。
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ラルス = リリェホルム
属性 土 LV 25
ファーレン王国 王都商会連合長 ラルス商会商会長
状態:重度の精神的ストレス
内臓各所に異変あり
貧血状態
栄養失調状態
免疫力低下状態
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なんというバッドステータスの羅列なのだろう…。ひとまず内臓で悪くなっているところをなおし、体調が改善したら滋養に効く食事を取らせよう。その上でストレスの根本原因を無くす。頭の中でこれからやらないといけないことをその場で整理して、治癒魔法をかけながらその場にいる人たちに指示を出す。
「ケンタルさんは食べやすい、滋養に良い食事を準備してください!ク…ケネットさんは彼をベッドに!クララさんはお茶を準備してください!なるべく飲みやすい…ハチミツとか入れて!」
3人とも頷くとそれぞれすぐに行動に移す。クリスは軽々と彼を持ち上げたかと思うと、ベッドに運んでブーツや上着を脱がせてベッドに横たえた。その間も俺は治癒魔法をかけ続けた。
「ふう。とりあえずはこれで大丈夫なはずです。でも危なかった…。」
「フィルくん、いやフィル殿ありがとうございます。あなたがいなかったかと思うと…。」
「目が覚めたら、暖かいお茶と食事を少しでも口に入れさせてください。とりあえず悪いところは直したはずですが、今のままですとまたすぐに悪くなります。」
「今のまま、というのは?」
「恐ろしく重い悩みを抱えていらっしゃるように見受けられます。それによるストレスが主な原因ですので、それを解消しませんと、また食事を取らず今と同じ状態になってしまうでしょう。」
「…ケンタル、私は倒れた、のか?」
ケンタルさんにラルスの症状を話していると、弱々しい彼の声が聞こえてきた。
どうやら意識が戻ったようだ。良かった。
「ああ、旦那様!良かった…」
「すまん、心配をかけたな。あなた方にも礼を言いたい。ありがとう。」
「いえいえ、私たちは雇われた身。当然のことをしたまでですよ。」
「雇われた身であろうとなんだろうと、命の恩人には違いあるまい。ありがとう。」
二度も礼をされてしまった。回復したラルスにケンタルさんが症状を説明してと食事を勧めている。
俺からも意識が戻ったので後は食事をとって、しっかり休養をとってくれればまた元気になると励ましてから、今一度彼のステータスを確認した。さっきは身体上のステータスしか見てなかったから、彼の考えていることを確認しなかったのだ。
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ラルス = リリェホルム
属性 土 LV 25
ファーレン王国 王都商会連合長 ラルス商会商会長
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『エラは無事なのだろうか?すぐにでも助けに行きたい』
『今は魔族のいうことを聞くしかない。娘の命は奴らに握られているのだから。』
『誰かに助けを求めるか?だが誰かに言えば殺すと言われた…』
『大事な時に倒れてしまうなんて!エラはもっと大変なのに…』
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ステータスを確認して、彼の深い悩みの原因がわかった。
彼は自分の娘を誘拐されていたのだ。
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