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星の世界へ
便利機能続々登場!?
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「よーし!将樹食うぞ~♪泳いだ後の飯は最高に違いない!」
ピスケはそう言って水球に口先を突っ込むと、魚を1匹捕まえて取り出すと、そのままムシャムシャと食べた。
「く~!美味いぜ、まじ最高!」
とろけた表情でピスケが魚を食べる、よほどお腹が減っていたのだろう、次々と魚を捕まえては食べるピスケ。
「ん?あれ、将樹どうした?食わないのか?美味いぞ。」
6匹ほど魚を食べたピスケは、将樹が食べていない事に気がついて言った。
「…そのままってのはちょっと…でも火がないしなぁ…」
それを聞いたピスケは、不思議そうに尋ねる。
「将樹もしかして聞いてないのか?そのブレスレットを目の前にかざして、心の中で《セット》って唱えてみ?そうするとメニュー画面が出てくるから。」
「えっ?どゆこと?…よく分からないけど、やってみるね。」
将樹は戸惑いながら、ピスケに言われた通り、ブレスレットを装着している左手を前に出して唱えた。
〝…セット…少し恥ずかしい…〟
すると、目の前に長方形のホログラム画面が出てきた。
「うわっ!なんだこれ!」
突然出てきたホログラムに驚きつつも、将樹はそこに書かれている内容を読んだ。
《メニュー画面》《プロフィール》《調理セット》《寝具セット》《地図》《保管庫》《動植物図鑑》《その他》
そこにはメニュー画面と書いてあり、その下にはあらゆる項目がジャンル別に表示されている。
「そこに色々書いてあるだろ、タップしてみると、リストが出てくるから、更にタップするとタップした物が召喚されたり、表示されたりするんだぜ!習うより慣れろだ!やってみな♪」
ピスケはドヤ顔で説明をした後に、将樹を急かす様にそう言った。
「えっと、調理セットかな?」
メニューの調理セットをタップすると、あらゆる調理器具等が表示される。
「焚き木用木材と、えーっと火をつけるのは…これかな?」
その二つをタップすると、ポンっと目の前に木材と《火星石》が二つ出てきた。
「その調子だぜ♪」
その様子を見て、嬉しそうにピスケが笑う。
「よし、こんなもんかな…それにしても、この火星石はどう使うんだろう?」
木材を重ねて置いたはいいが、将樹は火星石の使い方が分からず戸惑ってしまう。
「将樹、その石を二回ぶつける様に擦ってみな♪」
再びドヤ顔でピスケが説明をしてくれた。
「うん、ありがとうやってみるね。」
ーーーーーカチッカチッーーーーー
将樹は恐る恐る火星石を擦り合わせると、小さく赤い星屑が散る。
次の瞬間にその赤い星屑が小さな炎となり木材に火が灯った。
「すごい!火が着いた!!。」
目の前の炎を見て将樹は感動した。
「よし、これで準備オッケーだな、んじゃとっととごはんの続きにしよーぜ!」
「そうだね、ピスケありがとう。」
将樹は早速、水球から魚を1匹捕まえて、調理器具から召喚した串を使用して、魚を焼いた。
「そうだ、将樹言い忘れてたけど、在庫は使用すると減る物があるからな、例えばその木材とか、残数は横に書いてある数字だから、なくなりそうになったら、ちゃんと補充するんだぞ、あっちなみに減らない様なものは壊れない限りは、何度でも使えるから、安心しろよ!使い終わったら、心の中で《バック》って唱えれば、しまえるからな♪」
魚を焼いてる間に、美味しそうに魚を頬張りながらピスケが教えてくれた。
「ありがとう、助かるよ、それにしても凄く便利だね。」
将樹はこの世界の常識と便利さに驚いていた、アニメの中の世界で見た事のある光景がこうやって、自身の目の前で起きているのだから、それは仕方ないと言えよう。
ピスケはそう言って水球に口先を突っ込むと、魚を1匹捕まえて取り出すと、そのままムシャムシャと食べた。
「く~!美味いぜ、まじ最高!」
とろけた表情でピスケが魚を食べる、よほどお腹が減っていたのだろう、次々と魚を捕まえては食べるピスケ。
「ん?あれ、将樹どうした?食わないのか?美味いぞ。」
6匹ほど魚を食べたピスケは、将樹が食べていない事に気がついて言った。
「…そのままってのはちょっと…でも火がないしなぁ…」
それを聞いたピスケは、不思議そうに尋ねる。
「将樹もしかして聞いてないのか?そのブレスレットを目の前にかざして、心の中で《セット》って唱えてみ?そうするとメニュー画面が出てくるから。」
「えっ?どゆこと?…よく分からないけど、やってみるね。」
将樹は戸惑いながら、ピスケに言われた通り、ブレスレットを装着している左手を前に出して唱えた。
〝…セット…少し恥ずかしい…〟
すると、目の前に長方形のホログラム画面が出てきた。
「うわっ!なんだこれ!」
突然出てきたホログラムに驚きつつも、将樹はそこに書かれている内容を読んだ。
《メニュー画面》《プロフィール》《調理セット》《寝具セット》《地図》《保管庫》《動植物図鑑》《その他》
そこにはメニュー画面と書いてあり、その下にはあらゆる項目がジャンル別に表示されている。
「そこに色々書いてあるだろ、タップしてみると、リストが出てくるから、更にタップするとタップした物が召喚されたり、表示されたりするんだぜ!習うより慣れろだ!やってみな♪」
ピスケはドヤ顔で説明をした後に、将樹を急かす様にそう言った。
「えっと、調理セットかな?」
メニューの調理セットをタップすると、あらゆる調理器具等が表示される。
「焚き木用木材と、えーっと火をつけるのは…これかな?」
その二つをタップすると、ポンっと目の前に木材と《火星石》が二つ出てきた。
「その調子だぜ♪」
その様子を見て、嬉しそうにピスケが笑う。
「よし、こんなもんかな…それにしても、この火星石はどう使うんだろう?」
木材を重ねて置いたはいいが、将樹は火星石の使い方が分からず戸惑ってしまう。
「将樹、その石を二回ぶつける様に擦ってみな♪」
再びドヤ顔でピスケが説明をしてくれた。
「うん、ありがとうやってみるね。」
ーーーーーカチッカチッーーーーー
将樹は恐る恐る火星石を擦り合わせると、小さく赤い星屑が散る。
次の瞬間にその赤い星屑が小さな炎となり木材に火が灯った。
「すごい!火が着いた!!。」
目の前の炎を見て将樹は感動した。
「よし、これで準備オッケーだな、んじゃとっととごはんの続きにしよーぜ!」
「そうだね、ピスケありがとう。」
将樹は早速、水球から魚を1匹捕まえて、調理器具から召喚した串を使用して、魚を焼いた。
「そうだ、将樹言い忘れてたけど、在庫は使用すると減る物があるからな、例えばその木材とか、残数は横に書いてある数字だから、なくなりそうになったら、ちゃんと補充するんだぞ、あっちなみに減らない様なものは壊れない限りは、何度でも使えるから、安心しろよ!使い終わったら、心の中で《バック》って唱えれば、しまえるからな♪」
魚を焼いてる間に、美味しそうに魚を頬張りながらピスケが教えてくれた。
「ありがとう、助かるよ、それにしても凄く便利だね。」
将樹はこの世界の常識と便利さに驚いていた、アニメの中の世界で見た事のある光景がこうやって、自身の目の前で起きているのだから、それは仕方ないと言えよう。
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