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2級冒険者
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箱の中には白銀色に輝く指輪が一つあった。指輪は光沢がある赤い布地の中に、その身を沈めていた。
「それは、エルフの里に伝わる『空虚の指輪』というものです」
アニエスの説明を付け足すようにイネスが言う。
「レンヌ殿、その指輪は大きさや量に限らず、任意の物を無限に収納できると言われている」
「まるで、何も無い空間に収納するように、いくらでも物を吸い込む事からそう言われているものです」
アニエスは笑顔でレンヌを見ながら言った。
「これほど凄いものを私にくださると?」
「はい、レンヌ様は我が一族の者の命をお助けくださいました。二人の命の代償と言えば大袈裟かも知れませんが、それほどの事をしていただいたと私どもは思っています」
「しかし、……」と言いかけてレンヌは言葉を切った。
「相手の好意を固辞することは逆に失礼にあたりますよ」
とアルテミス1からインカムに通信が入ったからだ。
「そうですか。ありがたく頂戴します」
レンヌは箱を閉めて、コンバットスーツの腰にあるポーチに入れた。
「レンヌ様さえ良ければ、エルフの里をご案内させますが?」
アニエスの申し出をレンヌは考えた。
初めて知ったエルフの存在、レンヌはエルフの里に興味を持っていた。
「是非とも、お願いします」
「イネス、貴方がご案内してあげて」
微笑むアニエスを見て、イネスは思った。
『アニエスったら、余計な気を使って』
「それでは参りましょう」
と言うイネスの後ろを追うレンヌは、視線の先に気をつけて歩いた。
否応なしに目に入る、イネス戦士長のくびれた腰と引き締まったお尻の線がレンヌの心をを惑わしているからだ。
族長の大きな家を出て、木造の螺旋階段を下りる。その途中で周りを見渡せば、周囲の大樹の枝の上にも同じような家が幾つもあった。
『こうして見ると壮観だな』とレンヌは思った。
地上に下りて最初に向かったのは薬草園だった。広い土地を幾つもの区画に分けてあった。
「これは高級治療ポーションの原料になる上級薬草です。そして、こちらが上級魔法草です。高級魔力回復ポーションが作れます」
あちらこちらの区画を指差してイネスが説明してくれる。しかし、レンヌの目には薬草よりもイネスの横顔が多く映っていた。
『こうして見るとイネスさんはアニエスさんに良く似ているな』
レンヌはそう思いながらイネスの横を歩いていた。
美人が多いエルフ族の中でも族長のアニエスは際立って美しかった。そして、従兄弟だけあってイネスもアニエスに劣らず美しいのだ。
アルテミス1に因って、会話の内容と景色は全て記録されている。それが分かっているからレンヌは,余計に視線に注意していた。それは、最近口調がきついアルテミス1のことを慮ってのことだ。
その日の夕方に約束通り冒険者ギルドを訪れたレンヌは、到着早々に受付のエマに呼ばれた。
案内されて応接室のソファーに座る。暫くするとサブマスのグレイが部屋に入ってきた。
「レンヌ君。お待たせしたが、確認が終わった事を報告させてもらう。なので、依頼完了の手続きをするために冒険者カードを提出して欲しい」
レンヌは冒険者カードを、横で控えていたエマに渡した。エマが部屋を出たのを見届けてグレイは話を切り出した。
「さて、レンヌ君。君はいったい何者なんだい?」
手の平でレンヌにお茶を勧めてグレイは話を続ける。
「魔法使いには見えないし、失礼だけど戦闘に秀でているようにも見えない。なのに、ソロなら3級以上しか倒せないゴブリンキングを討伐、そのうえゴブリンの大集落を殲滅している」
グレイはお茶を一口含んで話を続けた。
「いくらゴブリンが弱いと言っても、百体を越えるゴブリンの群れを一人で討伐するなんて2級の冒険者でも難しい」
「もちろん、スキルを秘匿しているのなら話す必要はない。それが、例えギルマスであってもだ」
「スキルとだけ答えておきます」
レンヌはなるべく表情に気をつけて話した。
「そうか、ずいぶんと優秀なスキルを保有しているようだね。もちろん、内容を明かす必要はないが、何か有った時はギルドに協力してもらえるだろうか?」
「何かとは?」
「例えば、強力な魔物の討伐とか、たくさんの魔物による襲撃から街を守るとかだ」
「それが冒険者の仕事で有れば、協力するのは当然と考えます」
「そうか、その言葉が聞けたなら充分だ。少し、席を外すが待っていてくれたまえ」
「分かりました」
グレイは足早に部屋を出て行った。
グレイは部屋を出てギルマスの執務室に直行した。
「ギルマス、レンヌ君の言質を取りました。快く受けてくれました」
「そうか、それは上々だ。なら予定通りに頼む」
「了解しました」
グレイは喜びを隠そうともせずに部屋を出て一階の自分の机に向かった。
書類を掴み、それをエマに渡して「【2】だ」と力強く言った。
エマは嬉しそうな声で返事をして、笑顔を見せながら魔道具の部屋に急いだ。レンヌの冒険者カードを魔道具に差し込んで慣れた手つきで操作する。出てきたカードを持ってグレイの所に行き手渡した。
「エマは金を頼む」と言ってグレイは応接室に戻った。
「お待たせしたね、レンヌ君。手続きは完了したので、先ずは冒険者カードを返しておくよ」
レンヌにカードを手渡してグレイは言った。
「おめでとう、レンヌ君。今日から君は2級冒険者だ」
「えっ!」驚いたレンヌは、慌ててカードを確かめた。カードは銀色に輝き、中央には大きく【2】と記載してあった。
「灰色だったのに銀色になっている。しかも、いきなり2級になんて!」
「レンヌ君、冒険者という仕事は命がけのものだ。だから、完全な実力主義なんだ。そこにはコネも不正も通用しない」
尚も冒険者カードとにらめっこをするレンヌにグレイは話しかけた。
「君のこの度の功績は2級に相応しいものだとギルマスと私は判断したのだよ」
そのとき、部屋がノックされた。
「入れ」
グレイが言うとエマが入ってきた。大きな皮の袋を重そうに持っている。エマはレンヌの前に皮の袋を置いた。皮袋からは金属を擦り合う音と重い音がした。
「さて、レンヌ君。報酬がきたから話の続きをさせてもらう」
レンヌは頷いた。
「2級になった君は特典と義務がある。どちらを先に聞きたいかね?」
「義務を」
「義務は二つ。一つはこの街の領主であるトリニスタン辺境伯爵と国からの依頼が有った場合は原則として拒否できない。もちろん不可能な事や命の危険が高いと判断した場合は拒否できる。もう一つは常に居場所をギルドに報告する事だ」
「その二つだけですか?」
「そうだ。義務は二つだけだ」
「特典は?」
「先ずは、ギルドの手数料と税金が免除になる。それから、通常の依頼をずっと受けなくても罰は無い。そして、功績次第では貴族になれる。貴族になると領地と俸祿が貰えるぞ」
「分かりました。説明していただき、ありがとうございました」
グレイとレンヌの会話が一段落した頃合いでエマが言う。
「レンヌさん、報酬の確認をお願いします」
「ゴブリンキング及びゴブリン百十体の討伐報酬が金貨百七枚、魔石の合計が金貨三十三枚、合わせて金貨百四十枚になります」
「確認って、数えるんですか?」
「数えないと確認できないでしょう?」
エマの口元は微笑んでいたが、目は笑っていなかった。
レンヌは慌てて金貨を十枚ずつに分けた。そして、十四の山を作ってから言った。
「確認しました」
金貨を元通りに袋に戻して、レンヌは席を立った。
「今日は、ありがとうございました。それでは、失礼します」
冒険者ギルドを出ると夕方だった。レンヌは慌てて東門を出た。また、門が閉まると面倒になるからだ。
「それは、エルフの里に伝わる『空虚の指輪』というものです」
アニエスの説明を付け足すようにイネスが言う。
「レンヌ殿、その指輪は大きさや量に限らず、任意の物を無限に収納できると言われている」
「まるで、何も無い空間に収納するように、いくらでも物を吸い込む事からそう言われているものです」
アニエスは笑顔でレンヌを見ながら言った。
「これほど凄いものを私にくださると?」
「はい、レンヌ様は我が一族の者の命をお助けくださいました。二人の命の代償と言えば大袈裟かも知れませんが、それほどの事をしていただいたと私どもは思っています」
「しかし、……」と言いかけてレンヌは言葉を切った。
「相手の好意を固辞することは逆に失礼にあたりますよ」
とアルテミス1からインカムに通信が入ったからだ。
「そうですか。ありがたく頂戴します」
レンヌは箱を閉めて、コンバットスーツの腰にあるポーチに入れた。
「レンヌ様さえ良ければ、エルフの里をご案内させますが?」
アニエスの申し出をレンヌは考えた。
初めて知ったエルフの存在、レンヌはエルフの里に興味を持っていた。
「是非とも、お願いします」
「イネス、貴方がご案内してあげて」
微笑むアニエスを見て、イネスは思った。
『アニエスったら、余計な気を使って』
「それでは参りましょう」
と言うイネスの後ろを追うレンヌは、視線の先に気をつけて歩いた。
否応なしに目に入る、イネス戦士長のくびれた腰と引き締まったお尻の線がレンヌの心をを惑わしているからだ。
族長の大きな家を出て、木造の螺旋階段を下りる。その途中で周りを見渡せば、周囲の大樹の枝の上にも同じような家が幾つもあった。
『こうして見ると壮観だな』とレンヌは思った。
地上に下りて最初に向かったのは薬草園だった。広い土地を幾つもの区画に分けてあった。
「これは高級治療ポーションの原料になる上級薬草です。そして、こちらが上級魔法草です。高級魔力回復ポーションが作れます」
あちらこちらの区画を指差してイネスが説明してくれる。しかし、レンヌの目には薬草よりもイネスの横顔が多く映っていた。
『こうして見るとイネスさんはアニエスさんに良く似ているな』
レンヌはそう思いながらイネスの横を歩いていた。
美人が多いエルフ族の中でも族長のアニエスは際立って美しかった。そして、従兄弟だけあってイネスもアニエスに劣らず美しいのだ。
アルテミス1に因って、会話の内容と景色は全て記録されている。それが分かっているからレンヌは,余計に視線に注意していた。それは、最近口調がきついアルテミス1のことを慮ってのことだ。
その日の夕方に約束通り冒険者ギルドを訪れたレンヌは、到着早々に受付のエマに呼ばれた。
案内されて応接室のソファーに座る。暫くするとサブマスのグレイが部屋に入ってきた。
「レンヌ君。お待たせしたが、確認が終わった事を報告させてもらう。なので、依頼完了の手続きをするために冒険者カードを提出して欲しい」
レンヌは冒険者カードを、横で控えていたエマに渡した。エマが部屋を出たのを見届けてグレイは話を切り出した。
「さて、レンヌ君。君はいったい何者なんだい?」
手の平でレンヌにお茶を勧めてグレイは話を続ける。
「魔法使いには見えないし、失礼だけど戦闘に秀でているようにも見えない。なのに、ソロなら3級以上しか倒せないゴブリンキングを討伐、そのうえゴブリンの大集落を殲滅している」
グレイはお茶を一口含んで話を続けた。
「いくらゴブリンが弱いと言っても、百体を越えるゴブリンの群れを一人で討伐するなんて2級の冒険者でも難しい」
「もちろん、スキルを秘匿しているのなら話す必要はない。それが、例えギルマスであってもだ」
「スキルとだけ答えておきます」
レンヌはなるべく表情に気をつけて話した。
「そうか、ずいぶんと優秀なスキルを保有しているようだね。もちろん、内容を明かす必要はないが、何か有った時はギルドに協力してもらえるだろうか?」
「何かとは?」
「例えば、強力な魔物の討伐とか、たくさんの魔物による襲撃から街を守るとかだ」
「それが冒険者の仕事で有れば、協力するのは当然と考えます」
「そうか、その言葉が聞けたなら充分だ。少し、席を外すが待っていてくれたまえ」
「分かりました」
グレイは足早に部屋を出て行った。
グレイは部屋を出てギルマスの執務室に直行した。
「ギルマス、レンヌ君の言質を取りました。快く受けてくれました」
「そうか、それは上々だ。なら予定通りに頼む」
「了解しました」
グレイは喜びを隠そうともせずに部屋を出て一階の自分の机に向かった。
書類を掴み、それをエマに渡して「【2】だ」と力強く言った。
エマは嬉しそうな声で返事をして、笑顔を見せながら魔道具の部屋に急いだ。レンヌの冒険者カードを魔道具に差し込んで慣れた手つきで操作する。出てきたカードを持ってグレイの所に行き手渡した。
「エマは金を頼む」と言ってグレイは応接室に戻った。
「お待たせしたね、レンヌ君。手続きは完了したので、先ずは冒険者カードを返しておくよ」
レンヌにカードを手渡してグレイは言った。
「おめでとう、レンヌ君。今日から君は2級冒険者だ」
「えっ!」驚いたレンヌは、慌ててカードを確かめた。カードは銀色に輝き、中央には大きく【2】と記載してあった。
「灰色だったのに銀色になっている。しかも、いきなり2級になんて!」
「レンヌ君、冒険者という仕事は命がけのものだ。だから、完全な実力主義なんだ。そこにはコネも不正も通用しない」
尚も冒険者カードとにらめっこをするレンヌにグレイは話しかけた。
「君のこの度の功績は2級に相応しいものだとギルマスと私は判断したのだよ」
そのとき、部屋がノックされた。
「入れ」
グレイが言うとエマが入ってきた。大きな皮の袋を重そうに持っている。エマはレンヌの前に皮の袋を置いた。皮袋からは金属を擦り合う音と重い音がした。
「さて、レンヌ君。報酬がきたから話の続きをさせてもらう」
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「義務を」
「義務は二つ。一つはこの街の領主であるトリニスタン辺境伯爵と国からの依頼が有った場合は原則として拒否できない。もちろん不可能な事や命の危険が高いと判断した場合は拒否できる。もう一つは常に居場所をギルドに報告する事だ」
「その二つだけですか?」
「そうだ。義務は二つだけだ」
「特典は?」
「先ずは、ギルドの手数料と税金が免除になる。それから、通常の依頼をずっと受けなくても罰は無い。そして、功績次第では貴族になれる。貴族になると領地と俸祿が貰えるぞ」
「分かりました。説明していただき、ありがとうございました」
グレイとレンヌの会話が一段落した頃合いでエマが言う。
「レンヌさん、報酬の確認をお願いします」
「ゴブリンキング及びゴブリン百十体の討伐報酬が金貨百七枚、魔石の合計が金貨三十三枚、合わせて金貨百四十枚になります」
「確認って、数えるんですか?」
「数えないと確認できないでしょう?」
エマの口元は微笑んでいたが、目は笑っていなかった。
レンヌは慌てて金貨を十枚ずつに分けた。そして、十四の山を作ってから言った。
「確認しました」
金貨を元通りに袋に戻して、レンヌは席を立った。
「今日は、ありがとうございました。それでは、失礼します」
冒険者ギルドを出ると夕方だった。レンヌは慌てて東門を出た。また、門が閉まると面倒になるからだ。
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