7 / 45
襲撃4
しおりを挟む
男の茂みを尻に感じ、根元まで収まったのが分かると叶真はようやく息をはっと吐き出す。どこまでも続く熱さと痛みに、男の劣情が肉壁を突き破ってくるのではないかという恐怖心がずっとあったのだ。
「そのまま力を抜いてろよ」
男の言うことを聞くのは癪だったが、叶真は言われるまま全身の力を抜こうと努力する。言うことを聞きたくないというプライドよりも少しでも苦痛を取り除きたいという気持ちが強かった。
力が抜けたことで動きやすくなったのか、男が浅く抜き差しを始める。
「痛っ……あ、ぐ……」
「少し我慢してろ」
非情とも言える声に叶真は歯を食いしばり、拳を握り締めた。ゆるゆると浅い部分を擦られているうちに叶真の秘所が男の形を覚えていき、痛みが和らいでいく。ナオトのように中を擦られることで気持ちいいなどとは思わなかったが、痛みさえなくなれば男に扱かれているペニスの快感が強く感じられた。
「ふっ……あぁ……」
下着越しでも先走った液を出してしまうほど男の手淫は巧みだ。直接男の手に包み込まれている性器はあっという間に勃起し、男の手のひらを透明な液で汚してしまっている。
「ちゃんと感じてるな」
「こんなのっ……ただの生理現象だっ」
そこに触れられれば勃ってしまうのは男なら当たり前のことだ。それが例え憎い男であったとしても。
少しずつ余裕を取り戻していく叶真を見て、男は大きく腰を動かし始める。男は慰めるように触れていた叶真の性器から手を離すと、叶真の腰を引き寄せ強く打ち付けていく。痛みが薄くなったとはいえ激しい男の動きに叶真の目の前がチカチカと光った。
「う、あ……ああっ」
肉がぶつかる音が闇夜に響く。叶真の悲鳴のような喘ぎと、男の興奮したような吐息がその音に混ざり合い、淫靡で艶かしい雰囲気があたりを覆った。
「ひっ、あ……」
「なかなかイイ声で鳴くな、お前」
がつがつ貪るような男の動きに、肉食獣に背後から襲われているような錯覚を起こす。
「……一応顔を見てヤっておくか」
男は叶真の中から出ると、叶真の身体を軽々と転がす。夜の空気に冷えた地面が熱くほてった身体に心地よい。男の劣情を咥えこんでいた秘所はその形にぽっかりと開き、男は躊躇うことなく再び叶真を突き刺した。
「あ……はっ、う……」
秘所に突き刺さる男の熱と共に、自分に覆いかぶさる男の重みを感じる。
男の顔が月の光で照らされると、それまで虚ろだった叶真の瞳がカッと開かれた。
彫りの深い男の顔。真っ黒な双眸。この顔が自分を犯し、蹂躙している。決して許さない、忘れてなるものかと叶真は胸に刻みつけた。
「……面白い奴だな」
犯されてもなお生意気に睨みつけてくる叶真に男はそう呟いた。
「そのまま力を抜いてろよ」
男の言うことを聞くのは癪だったが、叶真は言われるまま全身の力を抜こうと努力する。言うことを聞きたくないというプライドよりも少しでも苦痛を取り除きたいという気持ちが強かった。
力が抜けたことで動きやすくなったのか、男が浅く抜き差しを始める。
「痛っ……あ、ぐ……」
「少し我慢してろ」
非情とも言える声に叶真は歯を食いしばり、拳を握り締めた。ゆるゆると浅い部分を擦られているうちに叶真の秘所が男の形を覚えていき、痛みが和らいでいく。ナオトのように中を擦られることで気持ちいいなどとは思わなかったが、痛みさえなくなれば男に扱かれているペニスの快感が強く感じられた。
「ふっ……あぁ……」
下着越しでも先走った液を出してしまうほど男の手淫は巧みだ。直接男の手に包み込まれている性器はあっという間に勃起し、男の手のひらを透明な液で汚してしまっている。
「ちゃんと感じてるな」
「こんなのっ……ただの生理現象だっ」
そこに触れられれば勃ってしまうのは男なら当たり前のことだ。それが例え憎い男であったとしても。
少しずつ余裕を取り戻していく叶真を見て、男は大きく腰を動かし始める。男は慰めるように触れていた叶真の性器から手を離すと、叶真の腰を引き寄せ強く打ち付けていく。痛みが薄くなったとはいえ激しい男の動きに叶真の目の前がチカチカと光った。
「う、あ……ああっ」
肉がぶつかる音が闇夜に響く。叶真の悲鳴のような喘ぎと、男の興奮したような吐息がその音に混ざり合い、淫靡で艶かしい雰囲気があたりを覆った。
「ひっ、あ……」
「なかなかイイ声で鳴くな、お前」
がつがつ貪るような男の動きに、肉食獣に背後から襲われているような錯覚を起こす。
「……一応顔を見てヤっておくか」
男は叶真の中から出ると、叶真の身体を軽々と転がす。夜の空気に冷えた地面が熱くほてった身体に心地よい。男の劣情を咥えこんでいた秘所はその形にぽっかりと開き、男は躊躇うことなく再び叶真を突き刺した。
「あ……はっ、う……」
秘所に突き刺さる男の熱と共に、自分に覆いかぶさる男の重みを感じる。
男の顔が月の光で照らされると、それまで虚ろだった叶真の瞳がカッと開かれた。
彫りの深い男の顔。真っ黒な双眸。この顔が自分を犯し、蹂躙している。決して許さない、忘れてなるものかと叶真は胸に刻みつけた。
「……面白い奴だな」
犯されてもなお生意気に睨みつけてくる叶真に男はそう呟いた。
0
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
マッサージはお好きですか?
浅上秀
BL
マッサージ師×サラリーマン ※R18
仕事に疲れたサラリーマンの佐藤が同僚の女性社員におすすめされ癒しを求めて訪れたマッサージ店。
そこでマッサージ師の渡辺に出会い、気持ちよくさせられてしまうお話。
本編 四話
番外編 更新中
完結済み
…
短編 BL
なお作者には専門知識等はございません。全てフィクションです。
年上が敷かれるタイプの短編集
あかさたな!
BL
年下が責める系のお話が多めです。
予告なくr18な内容に入ってしまうので、取扱注意です!
全話独立したお話です!
【開放的なところでされるがままな先輩】【弟の寝込みを襲うが返り討ちにあう兄】【浮気を疑われ恋人にタジタジにされる先輩】【幼い主人に狩られるピュアな執事】【サービスが良すぎるエステティシャン】【部室で思い出づくり】【No.1の女王様を屈服させる】【吸血鬼を拾ったら】【人間とヴァンパイアの逆転主従関係】【幼馴染の力関係って決まっている】【拗ねている弟を甘やかす兄】【ドSな執着系執事】【やはり天才には勝てない秀才】
------------------
新しい短編集を出しました。
詳しくはプロフィールをご覧いただけると幸いです。
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
逢瀬はシャワールームで
イセヤ レキ
BL
高飛び込み選手の湊(みなと)がシャワーを浴びていると、見たことのない男(駿琉・かける)がその個室に押し入ってくる。
シャワールームでエロい事をされ、主人公がその男にあっさり快楽堕ちさせられるお話。
高校生のBLです。
イケメン競泳選手×女顔高飛込選手(ノンケ)
攻めによるフェラ描写あり、注意。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる