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〇12 悪夢 連続
しおりを挟む悪夢だった。
その日見た夢の内容は、まぎれもなく過去一番で悪夢だった。
おどろおどろしい化け物が四方八方からおそいかかり、俺を食べようとするんだ。
俺は、思わず飛び起きてしまったよ。
けれど。
同じ夢は見ないと思って。もう、そんな悪夢を見ることはそうそうないと思ってたんだ。
だから、次の日は油断してぐっすり眠っていたんだ。
そうしたら、またあの恐ろしい夢をみてしまった。
まさかと思ったら、次の日も同じ夢だ。
まるで悪夢のようだったよ。
悪夢を見ることより、悪夢が続くことが恐ろしくなった。
幸いにも、友達の紹介で有名なお払いの人にきてもらえたから、それ以降悪夢を見ることはなくなった。
あのまま悪夢を見続けていたらと思うと、ぞっとするよ。
確実に心を病んでいただろうな。
悪夢を見る事より続く事が悪夢だったよ。
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