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〇11 悪夢 酒瓶
しおりを挟むひどい夢だった。
彼女が殺されてしまう夢。
俺には付き合ってる彼女がいるんだけど、ついさっきその彼女が殺されてしまう夢を見たんだ。
彼女の美しい顔が、頭から無残に破壊されて、血しぶきが飛び散る。
いつもにこやかだった表情は、驚きと恐怖にいろどられていた。
そんな、妙にリアリティのある夢だったな。
夢じゃなかったら、発狂していたかもしれない。
でも、俺は今まで眠っていたんだから、あれは紛れもない夢のはず。
なあ、そうだろ?
俺は近くにあった酒瓶の、その表面に映った自分にといかけた。
この瓶のラベル、こんなに赤かっただろうか。
なんでかひどく頭が痛くて吐き気がする。
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