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〇33 点灯むしの町おこし
しおりを挟む僕ら、点灯むし。
背中がピカピカ光るんだ。
だから、暗いなかだと目立つんだ。
綺麗な水が大好きで、ピカピカ光っておしゃべりするんだ。
そんな僕らは、町おこし中。
活気がなくなった町に、人がまた戻ってくるように頑張ってるんだよ。
点灯むしが住めるとこはね、とっても自然が美しい。
だから、自然が大好きな人に、ぴったりの環境があるよって。
みんなに紹介してるんだ。
たくさんの人たちが、この町にやってきて、またにぎやかになってくれると嬉しいな。
「おーい、おーい。僕らはここにいるよ」
「たくさん見ておくれ」
「とっても素敵な場所があるんだよ」
魚が見える川に。
そよそよ気持ちいい風が吹く草原。
色とりどりの花が咲く、お花畑。
たくさんの生き物が住んでいる森。
他にも自慢はたくさん。
ここに、たくさんの自然と、たくさんの人が集まったらいいな。
一緒に楽しくくらせたら、きっととても素敵な事だよね。
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