もきちさんの愚痴

もきち

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猫の話

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私は猫が好きです。猫というか動物全種好きです。本当はトラが飼いたい。ペンギンも飼いたい。ハリネズミも飼いたい。

さすがにトラはムリなのは承知ですが、ペンギンは真剣に悩んだことがある。いくらかとか。
ペンギンの卵は100万くらいで取引されているそうです。もうムリ。
今は諦めています。今は。

私みたいなもんでも本を出版することが出来たのだから、いつか願いが叶うかもしれません。


猫の話

今は猫を2匹飼っています。

キジ猫と黒猫です。本当に飼ってよかった。お金もかかるし世話もかかるけどそれ以上に癒しをくれる。ペットは家族、という方もいるかもしれませんが私は家族とは思っておらず、猫だと思っています。

猫は猫です。

私は癒しを求めて、猫は食住を求めて、ウィンウィンの関係だと思っています。

病気にならないように努力はしますが、なってしまったらムリには治しません。

うちの猫は病院嫌いなのです。軽い病気で数回通えば治るのならばそうしますが、大きな手術をしてそれで治るのならばいいけど、治るか分からない状態だった場合は家で死を待つ生活をさせてやりたいです。

なんのために辛い思いをさせてまで長生きをさせるのか、それは私が生きていてほしいと思っているから。
でも猫はそこまでして生きたいのかな。生殖機能も取られ、ただただ愛玩動物になっていやな病院に行かされる。苦痛だと思う。
まぁでも、その場になったら延命治療をさせるかもしれませんが、今の所その猫の寿命に任せます。


猫は幼いころから飼いたいと思っていました。

幼稚園に入る前くらいに、親戚の結婚式に出席するからと親戚の家に母と泊まりにいった。そこに白い猫がいた。
「猫ちゃんと寝る」って言ってそこに住んでいるおばあちゃんがいつも使っているベッドを占領して猫と一緒に寝ました。結局ひとりで寝るのが怖くて母の布団に潜り込みましたが、今思えばその白猫ちゃんは私と一緒に寝てくれたんです。

全然逃げなくて私とずっといてくれました。知らない子供が一緒に寝たいからというだけでベッドの上にいてくれたんですよ。
出来た猫です。普通嫌がって逃げると思います。
もう40年以上も前の出来事なので虹の橋を2回は渡っていそうですが、忘れられない出来事でした。

私の実家はペットを飼ってはいけないマンションでしたが、他の家庭はこっそりと猫ぐらいは買っていたと思います。しかし、うちは子供しかいない環境だったのでペットは難しい。

子供しかいない、というのは親が非協力的だったという意味です。

子供が猫みたいな動物を買おうとすれば親の援助や助けが必要だと思いますがそれがまったくなく、金がかかるなら捨てて来いという家庭環境でした。

なので実家住まいのときは猫を飼おうと考えもしませんでした。しかし、40代になり結婚もせず、独身のままでこれから先の事を考えたときに私はいつ猫を飼えるのか。
60代になれば歳だからと保護団体からも拒否されると聞く。今しかない、という思いでペットが飼える物件を探しました。当時はペット禁止のアパートにいた。

そしていずれお向かえする予定でペットが飼える物件に引っ越しました。それから猫の保護団体を探すのに苦労しました。
「平日家にいないのはダメ」という項目には絶望しました。
仕事をしないと生活できないのに平日家にいなければ、譲渡出来ないって…

もうペットショップで買うしかない。
命をお金で取引するのには抵抗がありましたが、売られている猫だってどこかの家に貰われなければ、どうなるのか分からない。お金を出して買ってもその命は命なのだ。
そう思ったが…高い

ネットで探したり、ジモティーで譲ってくれる人を募ったりしました。

ようやく個人で保護活動している方と巡り合い、キジ猫を譲って頂けました。
もう成猫で、1歳くらい。よく見るとお腹には大きなキズがありました。
保護した時にはすでに妊娠していたそうです。かわいそうだけどお腹を切って取り出して堕胎させたそうです。まだその猫自体が小さいこと、出産させても子猫の引き取りを探すのが大変だということ、次々に保護される猫もいるので世話が出来ないことで、仕方なく堕胎させたとのこと。


そんな事は一言も紹介情報には載ってなく見に行ったときに知りました。

情報を隠匿するのはいかがなものかと思いましたが、キズのある猫は引き取り手が少ないのだろうとも推測できました。

そんな経緯もあり、キジ猫は病院大嫌いです。屋根がある箱に入るのも大嫌い。

膀胱炎になりかけて、病院に連れて行かなければならないときは捕まえるのが大変でした。
そして病院の台に乗ったときは震えが止まらず私に抱き付いて来る。
見ていて可愛いけど、怖くて辛いあの日がトラウマになっているのかもしれないと思うと私も辛くなりました。

これは病気にしないように心がけようと誓いました。

幸い、1回病院に連れて行っただけで治ってくれました。


私がイライラして帰ってきても猫たちがお迎えしてくれるので、なんでイライラしていたのかも忘れます。

猫を飼いだしていい事しかないように思う。
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