15 / 21
14.夏風邪は
しおりを挟む
俺は馬鹿だ。昨日あのまま玄関先の床でうっかりふて寝してしまったせいで風邪をひいてしまった。
身体がだるくて、頭もぼーっとする。今日はオーダーミスや食器の破損を連発している。
それでも何とか仕事をしていたのも夕方までで、寒い、めちゃくちゃ寒い、さっきから身体がガクガク震えている。
「なぁ、お前今日どうした大丈夫か?」
厨房に避難してきた俺がうずくまって震えていると、大場がやってきて肩をさすってくれる。
「熱があるんじゃないか? そろそろ午後シフトのやつらも来るし、車で送ってやるから今日はもう帰って休め」
クリスもそろそろ出勤してくる時間だ。
昨日見たことは知らん顔するとしても、顔を合わせるのはちょっと複雑な心境だな。
「――モリナガさん?」
そう思っていたら、事務所からクリスが出てきた。
「どうしたんですかッ?」
駆け寄る気配を静止するように、大場がクリスに答える。
「いいからお前はさっさとホールに出ろ、森永は俺が見てるから心配ない」
「でも、モリナガさん……?」
俺は顔を伏せたまま返事をしなかった。
ちょっとした反抗心というか、他に本命がいるなら俺に構うなみたいな気持ちが、熱のせいで理性が効かないのか態度に出してしまった。
「いいから行け」
「…………はい」
俺がそう言うと、クリスは名残惜しそうにホールに出ていった。
「車回してくるから着替えて待ってろ、送ってってやる」
自分で帰れると言いかけて、俺はおとなしくうなずく。この体調は流石に送ってもらったほうがいいだろう。
大場に肩を借りながら、重い身体を引きずってアパートの階段を一歩ずつ上る。
「お前、あいつと何かあったのか?」
ギクと身体が強張る。俺は何も答えなかったが、筋肉の緊張で肯定が伝わってしまったかもしれない。
「まあ言いたくないなら別にいいが話したくなったら俺に話せ、力になってやる」
ふらつく身体を支えてもらいながら部屋のカギを開けると、大場は部屋の中まで入って布団を敷いてくれた。
さっきからスマホの着信が鳴り止まない、たぶんクリスだろうけど、身体がだるくて確認する気にもなれない。
「ほら、横になれ」
俺は今にも倒れ込みそうな身体を支えてもらいながら布団に横になる。
「……ありがとうございました」
「まったく、可哀そうにな」
「いや、昨日雨にぬれてそのままにしたけ俺が悪いんで……」
「いや、俺が言ったのは、お前があの金髪野郎に弄ばれて可愛そうってことだよ」
「……はっ?! 別に弄ばれてませんし、いや、付き合ってるとかじゃないし、っていうかクリスのことそんな風に言うのやめて下さい」
「はは、隠すことないって。お前は気づかれてないと思ってるかもしれないけど、あいつの方は俺を警戒して牽制しまくりだぞ?」
まさか、大場に知られてたなんて。っていうかクリスが大場を牽制ってなんのために?
「でもあいつには他に相手がいたんだろ? 可哀想だなお前」
「別にそんなことっ」
俺が気の毒なクリスの世話をしてやってるだけで、あいつの方が俺に懐いてきただけだ。だから俺は別に可哀想なんかじゃない。
いや、そんなのは初めだけで、俺だってクリスのことが好きだ。
「慰めてやろうか、今ここで」
熱で泥のように重い体を押さえつけるように、大場は肩を布団に押し付けてきた。逃げるに逃げられない状況で不穏な囁きを落とされ、俺はびくりと身を震わせる。
「いりません」
大場が俺を狙っていると言ったクリスの忠告を今更思い出す。いくら言葉で気丈を装っても、大場がその気になったら今は敵わないだろう。
「いいね、そうやって強がる所がそそられる」
大場の顔が近づいてくる気配に、俺はギュッと目を閉じる。
そのとき、玄関チャイムの音と共にけたたましいノックの音が響く。
「モリナガさん! クリスです、開けて下さい!」
俺の顔のすぐ近くで、ちっと大場が舌打ちをする。アパートの前に大場の車が止めてあるから、クリスには二人が中にいることは分かっているはずだ。
「いるんでしょう? 開けて下さい!」
激しいノックの音が続き、大場は耐え兼ねた様子で俺の上から退くと玄関に向かった。
「るせぇな、近所メーワクだろうが」
「モリナガさんはっ? 入りますよ!」
ここからは見えない玄関で二人の声がして、クリスが慌てた様子で靴を脱ぐ気配がする。
助かったと思うのと同時に、こんな状況をクリスに見られたくない。クリスは大場に注意するよう言ってくれていたのに、俺はいったい何をしてるんだ。
俺はいたたまれなくて握り締めた毛布の端を持ち上げ頭まで覆い被せる。
「おい、誰が入っていいって言った」
「いいから入れて下さい」
玄関で二人がもみ合っている、誰かの身体が壁にぶつかる音がした。
「おい、待てっ!」
下の部屋まで響いてしまいそうな足音を立て、どちらかが部屋まで入ってくる。たぶんクリスの方だ。
「モリナガさん、あの……?」
「……ちょっと熱っぽいだけだ」
俺は何でもないように返事をしたが、やっぱり気まずくて毛布をギュッとつかんで顔を隠す。
「おら、お前帰れ。俺たちはお楽しみの最中だったんだよ、途中で中断されて森永だって迷惑してる」
鈍い音がして、二人の気配が大きく揺らぐ。どちらかがよろけて床に倒れた。
「――痛ッてえな!」
「俺のモリナガさんに触れるな!」
鬼気迫る怒鳴り声にびくりと肩が跳ねる。次の瞬間、掴んでいた毛布が強い力で身体の上から引きはがされる。驚いてその顔を見ると、怒りに満ちたクリスの表情が一瞬安堵の色を浮かべる。
クリスに抱き起こされ、力の入らない身体を支えられて無理やり立たされる。
「クリス離してくれ、横になりたい……」
急に立たされて頭がくらくらする。何なんだこの修羅場は。いいから二人とも出ていって俺を寝かせてくれ。
「クソガキ、何してやがる」
部屋の隅に倒れ込んだ大場が、切れた口元から流れる血を手で拭っている。
「あなたには渡しません、この人は僕のものです!」
「おい!」
立ち上がりかけた大場の制止を無視して、クリスは俺をほとんど担ぐようにして部屋を飛び出す。階段を下りる振動が頭に響いてめまいがする。
「おい、どこ連れてくつもりだ。下ろせっ。頼むから家で寝かせてくれ」
クリスは俺の質問には答えず、階段下に泊まっていた車に俺を背中から押し込む。
「出して」
運転手は他にいるらしい、後部座席の隣にクリスも乗り込んでくる。大場から逃れられたものの、もっとよくわからない状況に陥っている。
倒れ込んだ身体をよじってシートに顔を押し付けると、目の前の景色が大きく回転する。
どうして俺は連れ出されてこんなことになっているのか。やっと布団に入れたと思ったのに、寒くて体が震える。もう抵抗する力も残っていない。
身体がだるくて、頭もぼーっとする。今日はオーダーミスや食器の破損を連発している。
それでも何とか仕事をしていたのも夕方までで、寒い、めちゃくちゃ寒い、さっきから身体がガクガク震えている。
「なぁ、お前今日どうした大丈夫か?」
厨房に避難してきた俺がうずくまって震えていると、大場がやってきて肩をさすってくれる。
「熱があるんじゃないか? そろそろ午後シフトのやつらも来るし、車で送ってやるから今日はもう帰って休め」
クリスもそろそろ出勤してくる時間だ。
昨日見たことは知らん顔するとしても、顔を合わせるのはちょっと複雑な心境だな。
「――モリナガさん?」
そう思っていたら、事務所からクリスが出てきた。
「どうしたんですかッ?」
駆け寄る気配を静止するように、大場がクリスに答える。
「いいからお前はさっさとホールに出ろ、森永は俺が見てるから心配ない」
「でも、モリナガさん……?」
俺は顔を伏せたまま返事をしなかった。
ちょっとした反抗心というか、他に本命がいるなら俺に構うなみたいな気持ちが、熱のせいで理性が効かないのか態度に出してしまった。
「いいから行け」
「…………はい」
俺がそう言うと、クリスは名残惜しそうにホールに出ていった。
「車回してくるから着替えて待ってろ、送ってってやる」
自分で帰れると言いかけて、俺はおとなしくうなずく。この体調は流石に送ってもらったほうがいいだろう。
大場に肩を借りながら、重い身体を引きずってアパートの階段を一歩ずつ上る。
「お前、あいつと何かあったのか?」
ギクと身体が強張る。俺は何も答えなかったが、筋肉の緊張で肯定が伝わってしまったかもしれない。
「まあ言いたくないなら別にいいが話したくなったら俺に話せ、力になってやる」
ふらつく身体を支えてもらいながら部屋のカギを開けると、大場は部屋の中まで入って布団を敷いてくれた。
さっきからスマホの着信が鳴り止まない、たぶんクリスだろうけど、身体がだるくて確認する気にもなれない。
「ほら、横になれ」
俺は今にも倒れ込みそうな身体を支えてもらいながら布団に横になる。
「……ありがとうございました」
「まったく、可哀そうにな」
「いや、昨日雨にぬれてそのままにしたけ俺が悪いんで……」
「いや、俺が言ったのは、お前があの金髪野郎に弄ばれて可愛そうってことだよ」
「……はっ?! 別に弄ばれてませんし、いや、付き合ってるとかじゃないし、っていうかクリスのことそんな風に言うのやめて下さい」
「はは、隠すことないって。お前は気づかれてないと思ってるかもしれないけど、あいつの方は俺を警戒して牽制しまくりだぞ?」
まさか、大場に知られてたなんて。っていうかクリスが大場を牽制ってなんのために?
「でもあいつには他に相手がいたんだろ? 可哀想だなお前」
「別にそんなことっ」
俺が気の毒なクリスの世話をしてやってるだけで、あいつの方が俺に懐いてきただけだ。だから俺は別に可哀想なんかじゃない。
いや、そんなのは初めだけで、俺だってクリスのことが好きだ。
「慰めてやろうか、今ここで」
熱で泥のように重い体を押さえつけるように、大場は肩を布団に押し付けてきた。逃げるに逃げられない状況で不穏な囁きを落とされ、俺はびくりと身を震わせる。
「いりません」
大場が俺を狙っていると言ったクリスの忠告を今更思い出す。いくら言葉で気丈を装っても、大場がその気になったら今は敵わないだろう。
「いいね、そうやって強がる所がそそられる」
大場の顔が近づいてくる気配に、俺はギュッと目を閉じる。
そのとき、玄関チャイムの音と共にけたたましいノックの音が響く。
「モリナガさん! クリスです、開けて下さい!」
俺の顔のすぐ近くで、ちっと大場が舌打ちをする。アパートの前に大場の車が止めてあるから、クリスには二人が中にいることは分かっているはずだ。
「いるんでしょう? 開けて下さい!」
激しいノックの音が続き、大場は耐え兼ねた様子で俺の上から退くと玄関に向かった。
「るせぇな、近所メーワクだろうが」
「モリナガさんはっ? 入りますよ!」
ここからは見えない玄関で二人の声がして、クリスが慌てた様子で靴を脱ぐ気配がする。
助かったと思うのと同時に、こんな状況をクリスに見られたくない。クリスは大場に注意するよう言ってくれていたのに、俺はいったい何をしてるんだ。
俺はいたたまれなくて握り締めた毛布の端を持ち上げ頭まで覆い被せる。
「おい、誰が入っていいって言った」
「いいから入れて下さい」
玄関で二人がもみ合っている、誰かの身体が壁にぶつかる音がした。
「おい、待てっ!」
下の部屋まで響いてしまいそうな足音を立て、どちらかが部屋まで入ってくる。たぶんクリスの方だ。
「モリナガさん、あの……?」
「……ちょっと熱っぽいだけだ」
俺は何でもないように返事をしたが、やっぱり気まずくて毛布をギュッとつかんで顔を隠す。
「おら、お前帰れ。俺たちはお楽しみの最中だったんだよ、途中で中断されて森永だって迷惑してる」
鈍い音がして、二人の気配が大きく揺らぐ。どちらかがよろけて床に倒れた。
「――痛ッてえな!」
「俺のモリナガさんに触れるな!」
鬼気迫る怒鳴り声にびくりと肩が跳ねる。次の瞬間、掴んでいた毛布が強い力で身体の上から引きはがされる。驚いてその顔を見ると、怒りに満ちたクリスの表情が一瞬安堵の色を浮かべる。
クリスに抱き起こされ、力の入らない身体を支えられて無理やり立たされる。
「クリス離してくれ、横になりたい……」
急に立たされて頭がくらくらする。何なんだこの修羅場は。いいから二人とも出ていって俺を寝かせてくれ。
「クソガキ、何してやがる」
部屋の隅に倒れ込んだ大場が、切れた口元から流れる血を手で拭っている。
「あなたには渡しません、この人は僕のものです!」
「おい!」
立ち上がりかけた大場の制止を無視して、クリスは俺をほとんど担ぐようにして部屋を飛び出す。階段を下りる振動が頭に響いてめまいがする。
「おい、どこ連れてくつもりだ。下ろせっ。頼むから家で寝かせてくれ」
クリスは俺の質問には答えず、階段下に泊まっていた車に俺を背中から押し込む。
「出して」
運転手は他にいるらしい、後部座席の隣にクリスも乗り込んでくる。大場から逃れられたものの、もっとよくわからない状況に陥っている。
倒れ込んだ身体をよじってシートに顔を押し付けると、目の前の景色が大きく回転する。
どうして俺は連れ出されてこんなことになっているのか。やっと布団に入れたと思ったのに、寒くて体が震える。もう抵抗する力も残っていない。
0
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
年上の恋人は優しい上司
木野葉ゆる
BL
小さな賃貸専門の不動産屋さんに勤める俺の恋人は、年上で優しい上司。
仕事のこととか、日常のこととか、デートのこととか、日記代わりに綴るSS連作。
基本は受け視点(一人称)です。
一日一花BL企画 参加作品も含まれています。
表紙は松下リサ様(@risa_m1012)に描いて頂きました!!ありがとうございます!!!!
完結済みにいたしました。
6月13日、同人誌を発売しました。
俺☆彼 [♡♡俺の彼氏が突然エロ玩具のレビューの仕事持ってきて、散々実験台にされまくる件♡♡]
ピンクくらげ
BL
ドエッチな短編エロストーリーが約200話!
ヘタレイケメンマサト(隠れドS)と押弱真面目青年ユウヤ(隠れドM)がおりなすラブイチャドエロコメディ♡
売れないwebライターのマサトがある日、エロ玩具レビューの仕事を受けおってきて、、。押しに弱い敏感ボディのユウヤ君が実験台にされて、どんどんエッチな体験をしちゃいます☆
その他にも、、妄想、凌辱、コスプレ、玩具、媚薬など、全ての性癖を網羅したストーリーが盛り沢山!
****
攻め、天然へたれイケメン
受け、しっかりものだが、押しに弱いかわいこちゃん
な成人済みカップル♡
ストーリー無いんで、頭すっからかんにしてお読み下さい♡
性癖全開でエロをどんどん量産していきます♡
手軽に何度も読みたくなる、愛あるドエロを目指してます☆
pixivランクイン小説が盛り沢山♡
よろしくお願いします。
大嫌いな幼馴染みは嫌がらせが好き
ヘタノヨコヅキ@商業名:夢臣都芽照
BL
*表紙*
題字&イラスト:たちばな 様
(Twitter → @clockyuz )
※ 表紙の持ち出しはご遠慮ください
(拡大版は1ページ目に挿入させていただいております!)
子供の頃、諸星真冬(もろぼしまふゆ)の親友は高遠原美鶴(たかとおばらみつる)だった。
しかしその友情は、美鶴によって呆気無く壊される。
「もう放っておいてくれよっ! 俺のことが嫌いなのは、分かったから……っ!」
必死に距離を取ろうとした真冬だったが、美鶴に弱みを握られてしまい。
「怖いぐらい優しくシてやるよ」
壊れた友情だったはずなのに、肉体関係を持ってしまった真冬は、美鶴からの嫌がらせに耐える日々を過ごしていたが……?
俺様でワガママなモテモテ系幼馴染み×ツンデレ受難体質男子の、すれ違いラブなお話です!
※ アダルト表現のあるページにはタイトルの後ろに * と表記しておりますので、読む時はお気を付けください!!
※ この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※序盤の方で少し無理矢理な表現があります……! 苦手な人はご注意ください!(ちっともハードな内容ではありません!)
その溺愛は伝わりづらい!気弱なスパダリ御曹司にノンケの僕は落とされました
海野幻創
BL
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【7/27完結しました。読んでいただいてありがとうございました。】
【続編も8/17完結しました。】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
↑この続編は、R18の過激描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
夜明けの使者
社菘
BL
高校時代の淡い片想い。
2歳年上の彼が卒業してからこの恋を捨てたつもりだった。
でもなんの因果か、神様のいたずらで再会したんだ。
だから俺は、この恋をまた拾うことにした。
そしてあなたとの恋は運命だと、そう思ったんだ。
年下英語教師 × 年上国語教師
「でも、朝霧先生ってDomですよね――?」
「おれがいつ、Domだって言いました?」
やっぱりあなたは、俺の運命なのかな。
※話が進むにつれてやんわりR18描写アリ
※なろうにも同時連載中なので性描写は控えめです
※表紙は装丁cafe様より作成
2024/9/30 完結しました︎︎⟡.·
たくさんの閲覧、♡などありがとうございます¨̮⑅*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる