上 下
26 / 45
ここからが私のターンなんですぅ!

第25話 甘奈の願望、目覚めた痴情

しおりを挟む
 
「ん……う、うぅん……?」
 
 私は朦朧とする意識の中、ゆっくりと目を開けた。
 
「ここは……」
 
 目を覚ました私は、重い体を起こして辺りを見回す。
 どうやら私は、いつの間にか自分の部屋で寝ていたようです。
 
「いつの間に自分の部屋に? あれ? 何かとっても良い事があったような……」
 
 私は意識を失う前の状況を思い出そうと、必死に脳内の記憶を掘り起こす。
 そしてようやく思い出したのです。
 
「わたし……兄さんとキス、したんですよね……」
 
 そう、私は気を失う前にキスをしました。
 しかも、それだけではありません。
 
「に、兄さんに、おまんこをイジられて、おまけにおしっこまで……」
 
 私は完全に思い出しました。
 あの話し合いの後、兄さんと結ばれる事が嬉しかった私は、あまりの嬉しさにお家に入った途端に、兄さんとキスをしてしまったんです。
 おまけに子供がするようなおままごとのキスではなく、もっとエッチで大人な舌と舌を絡め合うとてもいやらしいキスを……。

 私はその時の事を思い出し、思わず指で自分の唇にそっと触れました。
 私は知りませんでした。キスというものがあんなにもエッチで愛おしいものだという事を。
 今思い出すだけでも、私のおまんこがキュンっとなってしまいます。
 
 しかも私は、キスの嬉しさのあまり、兄さんの目の前でおしっこを漏らしてしまいました。
 今思い返すと、あれは流石に恥ずかしすぎますね……。
 これはもう責任をとって結婚してもらうしかありません。
 
 でも兄さんは、そんなエッチでいやらしい私を見ても、嫌な顔をしませんでした。
 むしろ、それを見て興奮されたのか、なんと私のパンティの上からおまんこをイジってきたのです。
 あの時の私のおまんこは、嬉しさと興奮で、一人でスる時よりも濡れていました。
 多分玄関には、私のおまんこ汁で水たまりが出来ているのではないでしょうか……。
 あとで確認しておかないといけませんね……。
 
 おまんこをイジられている時の私は、外で他の人に見せる時の顔とは真逆の、エッチな事で頭がいっぱいなメスの様な顔をしていたと思います。
 それほどまでに、興奮していたという訳ですけどね。
 でも兄さんになら、見られても構いません。
 むしろもっと見てほしいです。
 
 そして「いやらしいメス豚だ」とか「俺のちんぽ奴隷になれ」とか色々言われたいです。
 あ、言われるのを待つより、こちらから頼めば良いですよね。今晩、おちんぽ様の前で土下座して頼み込んでみましょうか。
 あぁ、そう考えると、またおまんこからえっちなお汁が出てきてしまいました。
 
「あれ? そう言えば、この服……」
 
 さっきまでの事を思い出していたせいで失念してましたけど、いつの間に私は制服から着替えたのでしょうか?
 確か……玄関でおしっこを漏らしてしまった後、お風呂場に行ったんでしたっけ……。
 
 あれ? でもあの時私は――
 
 私はまた玄関での事を思い返します。
 確か、玄関で兄さんにイかせてもらった後、私はお風呂場に行こうとしたけど力が入らなくて……。
 
「そうだ、兄さんに運んでもらったんでしたね……」
 
 そしてお風呂場に着いた私は、シャワーを浴びるために制服を脱いで、それから――
 
「あ……また兄さんにおまんこを……」
 
 そう、あの時、兄さんの前で服を脱いでいった私はマジマジと体を見られて恥ずかしくなったんです。
 だからあの時「見ないでください」って言ったんですよね……。
 そう言ったのに兄さんは、見るのを止めず、それどころか……。
 
「おまんこ……舐められちゃいました……」
 
 そう……。兄さんは、私の体を綺麗だと言ったかと思うと、私の前で膝立ちになって、私のおまんこをぱんてぃ越しに舐め始めたんです。
 キスでイキ、嬉しさでおしっこを漏らし、おまんこをイジられてイカされていた私のおまんこは、既にドロドロになっていました。
 最早、何をされてもイッてしまう様な雑魚なメス穴になっていたんです。
 そんなおまんこを舐められてしまった私は、狂ったようにおまんこから潮を吹いてイキました。
 
 この時確信したんです。
 私は……私のおまんこは、兄さんのおちんぽ様にハメられるだけのメス穴になるためだけに存在するんだって……。
 そう……。きっと私は、兄さんのおちんぽケースなんです。だから私と兄さんが出会ったのは必然なのです。
 きっと前世でも、私と兄さんはこんな関係だったのでしょう。そうに違いありません。
 
 私の記憶はそこで途切れています。
 きっとお風呂場でイカされた後、気絶してしまったのでしょう。
 そして兄さんは、そんな私を抱えてここまで運んだという事でしょうね。
 
 体がベトベトじゃない所を見ると、きっと何かで私に体をお掃除してくださったんですかね?
 あとでちゃんとお礼を言わないといけません。それに……。
 
「この服、兄さんのですよね……」
 
 私の着ているシャツとスウェットは、兄さんの部屋着の内の一つだったはずです。
 下着を見に付けていないと言う事は、きっと場所が分からなかったのでしょう。
 
「兄さんの匂いがします❤ いい匂いですね❤」
 
 シャツの匂いを嗅ぐと、記憶のせいでグショグショになっていたおまんこがまたキュンっとうずき、再びお汁が溢れ出てくるのを確かに感じました。
 もうこのスウェットは履けませんね……。既にお股の部分は、ベチョベチョになってしまってますし……。
 匂いと愛撫でここまでなってしまうナンテ思ってなかったです……。
 いざ本番エッチとなってしまったら、一体私はどうなってしまうんでしょうか……。
 
 私は、不安と期待とワクワクとムラムラで、体中がうずくのを感じました。
 もしかしたら、本当に孕んじゃうかもしれませんね……。
まぁ勿論、デキてしまったら生みますけどね❤
 
 
 
 
 
 
 
 甘奈をベッドまで運び、部屋着に着替えた俺は一人自分の部屋でこれからの事を考えていた。
 
「さて、甘奈をどうしたものか……」
 
 アリスには今日中に甘奈を抱けって言われてしまってるし……。
 でも甘奈は今、気絶中。さて、どうする?
 
「取り敢えず晩飯の事から考えますかね……」
 
 いつもなら作ってくれるはずの甘奈は気絶してるし、両親は今日も遅い。
 と言うか、今年から二人共昇給したらしく、帰るのも遅くなるとの事。
 それってブラックなのでは? と思ったが、その代わり始業時間が遅くなったらしい。
 まぁ以前の名残で、未だに早く家を出てしまうらしいのだが……。
 ちなみに、その空いた時間に二人でカフェとかに行ってイチャイチャしてるようだ。
 
 そんな事はさておき、まずは晩飯の事が先だ。
 俺は何か家に残ってないかと思い、冷蔵庫の中を見る。
 
「う~ん……」
 
 冷蔵庫の中には、卵や納豆ぐらいしか無かった。
 まぁ毎回甘奈が買いに行ってるから仕方ないわな……。
 俺は取り敢えず、パッと思いついたメニューを作るために冷蔵庫から卵を取り出した。
 さて、甘奈が起きてくる前に作り終われるかねぇ?
 最近料理してなかったから分かんねぇや……。
 
 
 
 
 
 そして時間は進み、一時間。
 俺は無事、晩飯を作り終える事が出来た。
 
「出来た……」
 
 俺の目の前には、不格好ながらも頑張って作ったオムライスが鎮座している。
 
 大丈夫、きっと食べられるさ。変なもの使ってないんだし……。
 一応味見もしたしな! うん、きっと大丈夫!
 
 俺は二人分のオムライスをテーブルに並べ、甘奈を起こしに彼女の部屋に向かった。
 そして甘奈の部屋の扉をノックし、彼女が起きているのかを確認する。
 
「甘奈、起きてるか?」
「はいぃ❤ 起きてましゅっ❤」
 
 何やら声の様子がおかしい。
 
「甘奈、何かあったのか?」
「い、いえ! だ、大丈夫でしゅ❤ んっ❤」
「ちょっと入るぞ?」
「え⁉ ちょっ! 兄さ――」
 
 俺は心配のあまり、甘奈の返事も聞かずに彼女の部屋に入った。
 するとそこには――全裸で俺のシャツを鼻に押し付けてオナニーに耽る甘奈の姿があった……。
  
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

お兄ちゃんが私にぐいぐいエッチな事を迫って来て困るんですけど!?

さいとう みさき
恋愛
私は琴吹(ことぶき)、高校生一年生。 私には再婚して血の繋がらない 二つ年上の兄がいる。 見た目は、まあ正直、好みなんだけど…… 「好きな人が出来た! すまんが琴吹、練習台になってくれ!!」 そう言ってお兄ちゃんは私に協力を要請するのだけど、何処で仕入れた知識だかエッチな事ばかりしてこようとする。 「お兄ちゃんのばかぁっ! 女の子にいきなりそんな事しちゃダメだってばッ!!」 はぁ、見た目は好みなのにこのバカ兄は目的の為に偏った知識で女の子に接して来ようとする。 こんなんじゃ絶対にフラれる! 仕方ない、この私がお兄ちゃんを教育してやろーじゃないの! 実はお兄ちゃん好きな義妹が奮闘する物語です。 

イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?

すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。 病院で診てくれた医師は幼馴染みだった! 「こんなにかわいくなって・・・。」 10年ぶりに再会した私たち。 お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。 かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」 幼馴染『千秋』。 通称『ちーちゃん』。 きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。 千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」 自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。 ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」 かざねは悩む。 かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?) ※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。 想像の中だけでお楽しみください。 ※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。 すずなり。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい

一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。 しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。 家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。 そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。 そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。 ……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話

妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』 『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』 『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』  大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。

処理中です...