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37 秘宝「南方見聞録」献上のため辺境伯ドレッド・マーブル様に会いに行く
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サザランド伯爵邸につくと、執事長とメイド長に
会いたいが都合はどうかと聞いた、目の前にいる当人たちに。
「仰せのままに」 「ありがたい」
「では早速、今夜、夕食後だが我がフェルリンド邸に
於いてシャルロッテ女子爵の
お披露目に関しての会議を行う予定だ、
ネスレ家、サザランド家、我がフェルリンド家の
執事長三名 加えてメイド長三名、家長たる我ら三名で行う」
「なお我がフェルリンド家にネスレ家の使用人がいる都合上
我が家で行うので夕食後集合の事、
サザランド伯爵は私が同行するので心配するな、留守の間は
代理を立てる事、ああすまない 言わずもがなだったな」
ここまでの段取りを終え、辺境伯への献上品たる
南方見聞録のチェックをするべく僕は私室に下がる、
収納から出し、布をめくる
当たり前だが 古びた革の装丁の本
表紙をめくる この本、写本、偽物は数千冊と存在するが
原本は見つからなかった、 なぜ原本とわかるか?
当然鑑定だ、鑑定持ちの辺境伯にはもってこいの献上品
自慢の一品になるだろう、
さて時間がきた、さっそく我が屋敷に戻ってまずはメイド長代理の任命だな
これは執事の職権の内なので僕は口出ししたけど
形は執事長から任命されることになった
別に訓示などするわけではないので任命を終えて、そのまま解散、
要するに使用人たちに周知させるのが目的で集めただけだから、こんなもんだ、
夕食の後、メイドたちの整えた部屋で秘密会議、
シェアラとロッテ、各屋敷の執事たちメイド長たちが集まった、
アレヤコレヤをなんとかにこなし、
子爵襲爵のお披露目の目処はたった、 疲れた、
自宅へ戻ってまったりくつろいでいると
カミラとヤンが辺境伯の親書を持って帰ってきた、
「カミラ小隊長並びにヤン騎士の使者の任を解く、
ご苦労だった、二日間の休暇を与える
騎士団には通知済みだ、ゆっくり休め、
報奨は団から出るので受け取るように下がって良い」
カミラとヤンは敬礼をして下がっていった。
カミラはともかくヤンは子爵家に分隊長として転属させようかな
ちょっと贔屓がすぎるかもしれないけど
実家から我が家に来たのもヤンの発案と
カミラが言ってたし、報いる形で平騎士から昇進させよう、
さてお手紙を読もうか、
内容は上級貴族の面倒くさい言い回しなので略すとこんな内容
「身に会いたいとのこと、4日後の晩餐に招待するので
ぜひサザランド伯爵、ネスレ子爵を
同道の上 来られたし 楽しみに待つ」
ざっくりこんな感じ、聖カロン様の著作「南方見聞録」が土産だ
黙って渡すつもりだがすぐに鑑定するだろうからさすがの辺境伯とて驚くと思う、
しかし三家で向かうのか、どんな隊列を組めば良いのやら、
また三家の執事長を集めて会議をする
その結果、元公爵令嬢たるシェアラの意見が順当だということで
我がフェルリンド家旗手を先頭に騎士隊7名、
荷ウマ車3台(飼葉、水、食料) 箱ウマ車 幌ウマ車 騎士隊4名
ネスレ家旗手 騎士隊5名 箱ウマ車 幌ウマ車 騎士隊3名
サザランド家旗手 騎士隊7名 箱ウマ車 箱ウマ車
殿は合同騎士隊8名の隊列になった、
早速積み込みと隊列訓練を始める、なかなか気合が入っているようだ、
かなり過剰警備だが後で秘宝が運ばれていたと
辺境伯が知れば納得していただけるだろう、
留守の間の代官をそれぞれの執事長を任命し後を託して出発、
騎士と旗手で37名 その従卒37名 御者15名
当主付きメイド6名 当主付き従者3名
ウマ 64頭 替えウマ 5頭 更に羅王と連れで3頭
羅王は最後尾から先頭までをまんべんなく見回っている、
でもね、僕がロッテとシェアラを抱いて羅王に乗れば数十回の転移で・・・
いや 聞かなかったことにしてください。
王都邸なら楽だったんだろうけど辺境伯様はちょうど領地滞在の任期中、
行軍訓練と思えばちょうどいいのかもしれないし
会いたいが都合はどうかと聞いた、目の前にいる当人たちに。
「仰せのままに」 「ありがたい」
「では早速、今夜、夕食後だが我がフェルリンド邸に
於いてシャルロッテ女子爵の
お披露目に関しての会議を行う予定だ、
ネスレ家、サザランド家、我がフェルリンド家の
執事長三名 加えてメイド長三名、家長たる我ら三名で行う」
「なお我がフェルリンド家にネスレ家の使用人がいる都合上
我が家で行うので夕食後集合の事、
サザランド伯爵は私が同行するので心配するな、留守の間は
代理を立てる事、ああすまない 言わずもがなだったな」
ここまでの段取りを終え、辺境伯への献上品たる
南方見聞録のチェックをするべく僕は私室に下がる、
収納から出し、布をめくる
当たり前だが 古びた革の装丁の本
表紙をめくる この本、写本、偽物は数千冊と存在するが
原本は見つからなかった、 なぜ原本とわかるか?
当然鑑定だ、鑑定持ちの辺境伯にはもってこいの献上品
自慢の一品になるだろう、
さて時間がきた、さっそく我が屋敷に戻ってまずはメイド長代理の任命だな
これは執事の職権の内なので僕は口出ししたけど
形は執事長から任命されることになった
別に訓示などするわけではないので任命を終えて、そのまま解散、
要するに使用人たちに周知させるのが目的で集めただけだから、こんなもんだ、
夕食の後、メイドたちの整えた部屋で秘密会議、
シェアラとロッテ、各屋敷の執事たちメイド長たちが集まった、
アレヤコレヤをなんとかにこなし、
子爵襲爵のお披露目の目処はたった、 疲れた、
自宅へ戻ってまったりくつろいでいると
カミラとヤンが辺境伯の親書を持って帰ってきた、
「カミラ小隊長並びにヤン騎士の使者の任を解く、
ご苦労だった、二日間の休暇を与える
騎士団には通知済みだ、ゆっくり休め、
報奨は団から出るので受け取るように下がって良い」
カミラとヤンは敬礼をして下がっていった。
カミラはともかくヤンは子爵家に分隊長として転属させようかな
ちょっと贔屓がすぎるかもしれないけど
実家から我が家に来たのもヤンの発案と
カミラが言ってたし、報いる形で平騎士から昇進させよう、
さてお手紙を読もうか、
内容は上級貴族の面倒くさい言い回しなので略すとこんな内容
「身に会いたいとのこと、4日後の晩餐に招待するので
ぜひサザランド伯爵、ネスレ子爵を
同道の上 来られたし 楽しみに待つ」
ざっくりこんな感じ、聖カロン様の著作「南方見聞録」が土産だ
黙って渡すつもりだがすぐに鑑定するだろうからさすがの辺境伯とて驚くと思う、
しかし三家で向かうのか、どんな隊列を組めば良いのやら、
また三家の執事長を集めて会議をする
その結果、元公爵令嬢たるシェアラの意見が順当だということで
我がフェルリンド家旗手を先頭に騎士隊7名、
荷ウマ車3台(飼葉、水、食料) 箱ウマ車 幌ウマ車 騎士隊4名
ネスレ家旗手 騎士隊5名 箱ウマ車 幌ウマ車 騎士隊3名
サザランド家旗手 騎士隊7名 箱ウマ車 箱ウマ車
殿は合同騎士隊8名の隊列になった、
早速積み込みと隊列訓練を始める、なかなか気合が入っているようだ、
かなり過剰警備だが後で秘宝が運ばれていたと
辺境伯が知れば納得していただけるだろう、
留守の間の代官をそれぞれの執事長を任命し後を託して出発、
騎士と旗手で37名 その従卒37名 御者15名
当主付きメイド6名 当主付き従者3名
ウマ 64頭 替えウマ 5頭 更に羅王と連れで3頭
羅王は最後尾から先頭までをまんべんなく見回っている、
でもね、僕がロッテとシェアラを抱いて羅王に乗れば数十回の転移で・・・
いや 聞かなかったことにしてください。
王都邸なら楽だったんだろうけど辺境伯様はちょうど領地滞在の任期中、
行軍訓練と思えばちょうどいいのかもしれないし
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