囲いの中で

6

　


　家に帰ってからも。美憂は、ビクビクと怯えていた。
　そんな美憂に対して。俺は、特に何かをするつもりは無かった。俺・か・ら・逃・げ・ず・に・、・過・ご・し・て・い・る・な・ら・。


　――数日後。

「………ん？」

　美憂が足音を立てず。部屋とは正反対の方へ、歩いて行くのが目に入る。

　気付かれないよう、後をつけてみると――美憂は、物置小屋の中へと入って行った。

「あぁ……。そういうこと」

　美憂の部屋からは、生活音が少なくなっていた。
　恐ろしいと怯えることにより、静かに生活をしているのかと思ったが……どうやら場所を移していたようだ。

　『また、俺から逃げたのか』といった言葉が、頭に過り。怒りがブワリと込み上がってくる。
　その勢いのまま、乱暴にドアを開け放つ。

「あっ……！　これは、その……」

　美憂は俺を見て、驚きや怯えが混じったような顔をし、ビクビクと身体を震わせている。

　簡易的にシーツを敷いて寝ていたようで――その様子を見て、さらに苛立ちが募った。

　無言で、美憂の腕を荒く掴み。引き摺るように無理やり歩かせ、俺の部屋へと押し込んだ。

「これからは、美憂はここで過ごせ……」

　美憂は目を見開き、ブンブンと首を横に振った。

「いっ、嫌っ！！　なんで、そんなこ――ッ、ぅぐ……！？」


　――拒絶した美憂を、近くにあった机に押し付ける。


　驚きに固まる美憂のズボンと、下穿きを下ろし。脚を動かす事が出来ないよう、大きく開かせた。

　俺の中指を、閉じている割れ目に挿し込む。

「きゃぁああーーーっ！？　はぁっ、はっ、はっ、ひぃっ、ひぐっ、ひッ……――ヒュッ……ヒュゥッ……！！」

　美憂は、目を大きく見開き。息を荒らげ、過呼吸の症状が出てしまっている。

「……――チッ！」

　すぐに指を抜いて、ソコへ唇を寄せる。

　割れ目を舌で上下に舐めて濡らし、優しく開かせ、舌を潜り込ませた。

　唾液を含ませながら、柔肉を舐めたり吸ったりして刺激を与える。

「……ぇっ？　な、なにしてっ……！？　ひゃっ、ぁあ！！？」

　上にある小さな粒を、グニグニと押しながら吸い付くと――美憂はビクビクと身体が痙攣し、絶頂したようだ。

　いつの間にか、快楽に息を荒らげている美憂を見上げて。美憂から出てきた愛液をヂュッヂュッと啜り、喉を鳴らしながら飲みこむ。

「んん、あっ！　……そ、なの飲まないでっ！　はぁ、ひあ……っ！？」

　怯え、戸惑いながらも。羞恥に頬を染め、快楽に目を潤ませている姿をもっと見たくて――膣穴に舌を挿し入れ、愛液をさらに掻き出し。大きな音を立てて、啜り取る。

「だめっ！　も、離しっ……ぁあっ！　また、なにかくる……っ！　きちゃっ……！　ひゃあああっ！！」

　膣内に舌を深く挿しながら、愛液を強く啜ると――ビクッビクッと、柔らかな秘唇とナカが蠢き。舌を締めつけてくる。

　それから、美憂の緊張が解けるまで。唇や舌を使い、幾度となく絶頂させていった――。