マインドファイターズ

2キセイセ

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接続編(四章)

188.似顔絵

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手紙の内容な、ザーダでは無い誰かが書いた…。
このような内容であった。

『ディラノスは契約を裏切らないように、この資料を王座の下に確実な証拠として残すこと。もし、契約を破ったり、情報が漏れたりすれば、その日から1ヶ月後。直ちにレジサイドと王国の"全面戦争"を開始する。』

その手紙にはわA。と名前が書かれていた。
そして、そのAやF、Bなどと他国の言語を使って自分の名前を表現している奴をマーベインらは知っていた。

「やはりか。…最もその手紙を送っているやつも資料の中に書いてあったぞ。」

「…ほんと?」

全く資料を読めていなかったコルがマーベインに聞いた。
彼がコルを見下ろしながら、その資料を出そうとしていた。

「似顔絵もある。心当たりがあるなら言ってくれ。」

といって、奴の似顔絵を全員に見せた。

「「!?」」

アルスとコルにはマーベインがいった"心当たり"があったのか、突然、瞳が少し震え始めて、声にもならないような驚いた声を出した。

「……」

「いつでもいい。何か知っているなら言ってくれよ。」

「…はい。」

「…分かりました」

見せられた似顔絵を見ただけで心拍数が爆増する。
何もしていないのに、息切れを起こした。
それでもアルスはなにか貢献しようと、マーベインにこう聞いた。

「あの…そいつの名前って"フロス……フロス・ターネスト"。ですよね?」

その時、マーベインはビクッと体が震えた。
図星だったのだろう。確信を持ったアルスの言動に、彼は十分に応えた。

方まで髪が伸びたロン毛、特徴的な紫色の髪色。アルスと似ている顔。その風貌から、アルスは誰かというのを特定出来た。

「ああ、フロスであっている。フロスとどういう関係だ?」

アルスは…その時、少し言いにくそうにして奴との関係を晒した。

「あいつは…俺の兄なんです。今、似顔絵を見て思い出しました。

「…そう、なのか…。」」
 
マーベインは驚いているのを必死にか隠そうと、何事も無いように、自分のリアクションを対策第まで下げた。

そして、そう話した直後にコルがアルスに向かって質問し始めた。

「フロスって…いい人なの?」

「…わからない。ただ一つ言えるのは、過去の話ではいい兄貴だったってことぐらいだ。今のフロスは知らん。」

その似顔絵を見た時に、少しだけ思い出した記憶を使い、マーベイン達にフロスを人柄説明していた。
彼らが聞き始めると、アルスも丁寧にと言葉使いを変え始めた。

「…でも、ある時に別れちゃって…。そこからは分かりません。」
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