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接続編(四章)
187.ラバス王国
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そこから、3時間程度が過ぎた頃。
スノ達と、レイ達は合流していた。
彼らはここから一旦離れるために、馬車を使い溜まり場に着いた。
「さ、あがってくれ。」
スノとマーベインを招待するように丁寧に、2人を玄関にあがらせた。2人は小さく礼をした後に、そのまま壁に背をつけた。
「マーベイン、そしてスノ。俺は、やっと親友のやりたかった事を成し遂げれたんだな。」
「まさか…ザーダ先輩の作った資料回収できたんですか?」
レイがそう言いながら、彼が取ってきた情報を机に大きく広げると、スノはお手本のような反応をしていた。
「もちろんだ…。見ようか。」
そう言って、彼らはレイの親友の遺言とも言うべきものを見始めた。そこにはこう書かれてあった。
『…誰か、これを見ている人が政府の人で無ければいいが…。
期待を込めて、俺はここにラバス王国の内情を書きたいと思う。
まず、このラバス王国の異常なまでの発展の速さだ。この国は50年前にできた国にもかかわらず、かなり多い人々や家など、かなり速い発展だ。
…そしてそれは、昔にいた神に等しい男、"ラバス"という人の存在が大きく関係している。ラバスは様々な特殊な力があった。例えば、足元が凍ったり、目のようなものと視界を共有してそれを飛ばしたり。など、なんでも出来るような特殊な力がある。
そして、ラバスが死ぬ前、彼は自分の側近である"ディラノス"という男に国を託した。その後、彼は巨大な石の像となった。
そして…最初は良かったもののディラノスはいつの間にか暴君となっていた。これは俺が初めに気がついた事実だ。
ある時俺は、王の内情に興味を持ちそれを調べることにした。自分自身の親友も誘おうと思ったが、彼はそれを軽く受け止めてしまって…。
まあいい、俺はその内情を調べていくうちに、王の裏面を知ってしまった。奴はレジサイドという犯罪組織と契約をしていた。
その契約内容は"ディラノスが何かしらの出来事で死んでしまった場合。レジサイドのNo.1をこの国の王とすることだ。"…つまり、その犯罪組織の目的は国を乗っ取ること。そしてそれがほとんど完成させていること。』
その後のことは、どうやって王の話し声を聞いたかや、この情報が手に入った場所。証拠など、さまざまな情報が記されてあった。
資料を読み漁っていると、レイはあることに気が着いた
「…ん…?手紙があるぞ。」
そう言ってその手紙を見た瞬間。
俺達は腰を抜かしてしまった。
スノ達と、レイ達は合流していた。
彼らはここから一旦離れるために、馬車を使い溜まり場に着いた。
「さ、あがってくれ。」
スノとマーベインを招待するように丁寧に、2人を玄関にあがらせた。2人は小さく礼をした後に、そのまま壁に背をつけた。
「マーベイン、そしてスノ。俺は、やっと親友のやりたかった事を成し遂げれたんだな。」
「まさか…ザーダ先輩の作った資料回収できたんですか?」
レイがそう言いながら、彼が取ってきた情報を机に大きく広げると、スノはお手本のような反応をしていた。
「もちろんだ…。見ようか。」
そう言って、彼らはレイの親友の遺言とも言うべきものを見始めた。そこにはこう書かれてあった。
『…誰か、これを見ている人が政府の人で無ければいいが…。
期待を込めて、俺はここにラバス王国の内情を書きたいと思う。
まず、このラバス王国の異常なまでの発展の速さだ。この国は50年前にできた国にもかかわらず、かなり多い人々や家など、かなり速い発展だ。
…そしてそれは、昔にいた神に等しい男、"ラバス"という人の存在が大きく関係している。ラバスは様々な特殊な力があった。例えば、足元が凍ったり、目のようなものと視界を共有してそれを飛ばしたり。など、なんでも出来るような特殊な力がある。
そして、ラバスが死ぬ前、彼は自分の側近である"ディラノス"という男に国を託した。その後、彼は巨大な石の像となった。
そして…最初は良かったもののディラノスはいつの間にか暴君となっていた。これは俺が初めに気がついた事実だ。
ある時俺は、王の内情に興味を持ちそれを調べることにした。自分自身の親友も誘おうと思ったが、彼はそれを軽く受け止めてしまって…。
まあいい、俺はその内情を調べていくうちに、王の裏面を知ってしまった。奴はレジサイドという犯罪組織と契約をしていた。
その契約内容は"ディラノスが何かしらの出来事で死んでしまった場合。レジサイドのNo.1をこの国の王とすることだ。"…つまり、その犯罪組織の目的は国を乗っ取ること。そしてそれがほとんど完成させていること。』
その後のことは、どうやって王の話し声を聞いたかや、この情報が手に入った場所。証拠など、さまざまな情報が記されてあった。
資料を読み漁っていると、レイはあることに気が着いた
「…ん…?手紙があるぞ。」
そう言ってその手紙を見た瞬間。
俺達は腰を抜かしてしまった。
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