雪の夜、耳をすまして
「乖離性障害」の少女の物語。壊れていく現実。壊されていく心。ぼくは待つ。雪の夜、耳をすまして。遠いきみの声を。
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退会済ユーザのコメントです
柳瀬さま。有難うございます。
ハッピーエンドではありませんが、ささやかな希望は残しておきたかったのです。私はマイノリティ、特に社会的弱者の為に作品を書いていきたい。
彼らは一般社会では、男なのに女々しい、と言われたり、気持ち悪い、と言われたり、ダメ人間、と言われたりしている存在かもしれない。
彼らにも悪い所はあって、批判されて当然の存在なのかもしれない。
それでも彼らに寄り添う作品を書くことが、私の役割であるように思うのです。
社会全体として、バランスをとる為にです。
彼ら(ここには私も含まれますが)が余りにも過剰に甘やかされるような社会であれば、私は全く逆のスタンスで作品を書くかもしれません。
切ないお話しにグッと来ました。
うまく世界が回らなくて、自分も臆病で、行動出来ずに、ずっとソレを胸に抱えるという作品を見た事があります。
単に自己完結してしまってる作品にガッカリしました。
でも、こちらの作品には気持ちが動かされました。
主人公の強さ、優しさを感じました。
出来ない事としない事では全く意味が違うと、当たり前の事を改めて考えさせられました。
主人公の中には、遠慮や、責任の重さなど、出来ない部分も確かにあったと思います。
でも、彼女を心配する気持ち、安心したい気持ち、支えになりたいと思う気持ちもあって、その上で「待つ」という決断は、押し付けじゃなく思いやりを感じました。
彼女に必要なのは、安易な優しさや手助けではない。自分で壁を越える事が必要な事。そう考えた主人公の強さに胸を打たれたんだと思います。
解釈がトンチンカンだったらすみません。
素敵なお話しをありがとうございました。
なんて素敵な感想なんでしょう!
私の執筆の意図を汲み取ってくださり、有難うございます。
「待つ」という選択肢。私も有ると思うのです。
それは「祈り」にも似たものです。相手が一歩踏み出すことを願う「祈り」。それは安易な優しさではなく、強さに裏打ちされたものです。
繰り返しますが、素晴らしい感想を有難うございました。
今まで読んだ話の中で、一番感動しました。この一言に限ります。
表現が豊富で情景も想像しやすかったです。気付けばあっという間に読んでしまっていました。これ以上ない程、のめり込んでいました。
自分も小説を書いているので、よろしければ、覗いて下さい。
有難うございます!
そこまで言っていただけるなんて光栄です。
小説、読ませていただきます!
退会済ユーザのコメントです
有難うございます!
そう言っていただけると、とても嬉しいです。
もう…っ、あれです…
投票して来ちゃいました…
あと、物凄く感動しました…
語彙力が足りないので出直して来ます。
出直さなくていいです(笑)。
本当に有難うございます。
私が作品を楽しみにしている「書架の住人A」様からのコメントは、本当に嬉しいです。
凄く感動しました!心に深く残って、また読み直しています。
有難うございます!
少しでも心に残るお話であってほしい。
そう願っています。
読ましていただきました!
とってもよかったです!
自分もこんな物語が書けるようになりたいです!
有難うございます!
とても嬉しい。励まされます。
とても読みやすくて、
かわいそうで
心がぎゅっ!となりました。
有難うございます!
そんなストレートな感想は、とても嬉しいです。
いつも作品を拝見しています。
重い題材ですが、私の身近にも乖離性障害があった方がいるので、すごく共感しました。
少女の奥にある自分を見つめようとするある種の強さと、少年の何気ない確かな優しさが心に染みました。
有難うございます。
私はマイノリティ(特に社会的弱者。私自身が心の病を抱えています)に向けて作品を書いています。マイノリティの心に寄り添う言葉を紡ぎ出すこと。彼らにエールを送ること。それが私の願いです。
悪役の先生はステレオタイプですが、障害への無理解が少年の視点に限定されているために、かえってリアリティがあります。
今までそこにいた人が、いなくなる。
心に傷を負った少女とのやりとりだけが淡々と進んできただけに、その単純さには悲しみが募ります。
有難うございます。
悪役の先生は、意識して誇張して書きました。
障害への無理解を象徴する世間の代表者として。
だけど、こういう教師。本当にいますよ。
私、さんざん経験してきましたから。
とっても読みやすいです。
文章の配置が綺麗で気付いたら読み終えていました。
素子の言葉遣いも、なんだか引き込まれます。
有難うございます。
読みやすいと言っていただけて、ホッとしました。
このテーマを語るには、ある程度、難しい言葉も使わなくてはならないし、ちょっと不安だったんです。素子の言葉遣いを褒めていただけたことも、嬉しいです。キャラの造形がある程度は出来ているということでもありますから。
正統派ジュブナイルだと思いました。他の作品も読ませていただきます。
有難うございます!
正統派ジュブナイル。最高の褒め言葉だと思います。中学の頃、私は眉村卓や筒井康隆のジュブナイルに夢中になっていました。
時は経ち、ジュブナイルはいつしかライトノベルと呼ばれるようになりました。
私はライトノベルが書けません。
書ける方を羨ましく思うと同時に、私は私の書き方で書いていくしかないと、心に決めています。
ゆっくり読ませて頂きました。シンシンと降る雪の様な「切なさ」と「儚(はかな)さ」ちょっと重めかな。
主人公の神崎君には熱々のコーヒーとBGMに谷山浩子さんの「ミスティ☆ナイト」を送りましょう。
BGMまで有難うございます。
かなり重めです。
重たいテーマではありますが最後の神崎くんが取った行動こそが
余韻をもたらしたのかなと思いました。短編なので描き切れな
かった部分があったように思いましたが神崎くんが孤独に耐え
得る過去や素子の母親が何故、過剰な押し付けになってしまった
のかの背景も読んでみたかったです。もちろん想像力を狭めて
しまう可能性もあるので正解とは限りませんが……。
日本のカウンセリング(医師に対して患者が多すぎて)と大量
の薬物投与での治療では本当の意味での精神の回復に繋がるとは
思っていないので心を癒すのは本音で話せる関係を気付い
た同世代なのかもしれません。雪が解けて春になったら
電話を掛けてる素子が私の頭の中に浮かびました♪
有難うございます。私もそう思います。薬物投与だけでは、本当の回復には繋がらないと。
このような心の病を患っている方は、沢山いると思います。私もその一人です。私は彼らにエールを送りたいのです。「人生を決して諦めないで!」と。
退会済ユーザのコメントです
有難うございます。
私は大人向けの作品も並行して書くんですが…少年少女文学を書く理由は…少年期にしかない、心の震え、憧憬、そうしたものを表現したいのですね。
児童文学のフォルムは素晴らしいと思っています。
退会済ユーザのコメントです
有難うございます!
作品の意図を汲み取っていただいて、とても嬉しいです。そうなんです。病んだ親が新たな病を子に作る。この作品は私なりの問題提起なんです。
届きそうで届かない距離が感じられました
ハッピーエンドかバッドエンドかを描かないあたりが読者の心をより一層揺さぶられたと思います
ハッピーエンドにもバッドエンドにもできませんでした。テーマが重すぎて。ただ、二人の心の触れあいは、小さな救いだと思います。
素子の思いがふつふつと伝わり、神崎にも少なからず影響を与えた。児童向けかと聞かれたらちょっと難しいような気もするような。作品としては読後の余韻が切なくも温かく染みる。児童に理解できるかはわからない言葉も多少あるけれど、道徳心を芽生えさせる何かを感じた。うまく短編に纏められていると思います。という、感想文でした。良作だと思います。私見ですみませんが、以上です。素敵な作品をありがとうございました。
有難うございます。
この作品は「大人向け」と「子供向け」の中間に位置すると思います。
私は「完全大人向け」作品も「完全子供向け」作品も並行して書きます。
例えば同時エントリーしている「ちびりゅうのかいかた」は全文ひらがなの「完全子供向け」作品です。
「子供向け」の作品を書くとき、私はあるもどかしさを覚えます。
「雪が激しくふっていた」。このように書くことはできても「白い炎が地表を舐めるように、雪煙があがっていた」。このような比喩表現は使えないからです。
ラストの数行の文に私は、涙が出そうなくらい感動しましたた。素子を想う神崎の真心が、雪景色の夜の中、切なくも確かに描写されています。
有難うございます。ラストの文章はスコット・フィッツジェラルドを意識しています。「グレートギャッツビー」ほど鮮やかな終わり方をする作品を、私は他に知りません。
退会済ユーザのコメントです
有難うございます。本文も読んでいただけたら幸いです。
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