234 / 416
第3部
誓い
しおりを挟む
「ヴァル、寝る?」
アシェルナオはヴァレリラルドをキラキラした瞳で見上げた。
やましいことのないまっすぐな瞳に、ヴァレリラルドは破顔する。
13年前、夕焼けの中でヴァレリラルドが一世一代の思いでプロポーズした時も、誰よりも伝えた言葉をまっすぐに受け取ってくれるからこそ、梛央は超越した言動をしてプロポーズをさせてくれなかった。
それでもその言動がヴァレリラルドの好きな梛央すぎて、その時はプロポーズはできなかったが、晴れ晴れとした気持ちになったのだった。
「ナオは変わらないね」
「えぇ……変わったよ。前はもっと大きかったし……」
アシェルナオはしょんぼりと肩を落とした。
「今のアシェルナオは、ナオの時より3歳下なんだ。それは当然だよ。そうじゃなくて、ナオの心が前と変わらなくて、嬉しいんだ。おいで、ナオ」
ヴァレリラルドが手を伸ばすと、アシェルナオはおずおずとその手を取った。
「燭台点灯。照明消灯」
ヴァレリラルドの言葉で寝室の灯りが天蓋の中の燭台の明かりだけになった。
「ヴァルの魔法、スマートだね。AIに話しかけるよりスマートだ。あ、リンちゃんもいつも通りだ」
いつの間にか置かれていた寝台の中のリングダールを見て、アシェルナオが安心した声をあげる。
ヴァレリラルドの脳裏には、修学旅行としてお泊りしたランハンの白鷺亭での苦い思い出が蘇った。
だがヴァレリラルドはもう21歳。年が明ければ22歳。いつまでも8歳の子供ではないのだ。
「じゃあ、ナオが真ん中。ナオを挟んで私とリングダールでいいかい?」
「えーと、うーん、いいよ?」
「どうして考えた?」
考えて見せるしぐさも可愛いのだが、この場合、アシェルナオが真ん中に位置する以外どの選択を考えたのだろうとヴァレリラルドは気になった。
「すぐ『うん』て言うとテュコが怒るから。でもこの前は、ちゃんと考えたのに怒られたよ? テュコが怒っても怖くないからいいけど」
テュコが聞いていたら、いや聞いているだろうが、『そういうことではありません!』と本当に怒ってそうだとヴァレリラルドは苦笑する。
テュコに同情するヴァレリラルドの横で、着ぐるみ姿のアシェルナオが高い寝台によじのぼるようにして上がる。
後ろから見ると子供のリングダールが寝台の上の親リングダールのもとに必死に戻ろうとしているようで、我が親ながらなんて可愛さの神髄がわかっているのだろうと、ヴァレリラルドは思わずにいられなかった。
「ヴァルはここね」
寝台に上がったアシェルナオは、羽根布団をめくってペシペシと自分の横のスペースを叩く。
「ああ」
笑いながらヴァレリラルドは寝台にあがり、指定されたアシェルナオの隣にもぐりこんだ。
「修学旅行のやり直しだね。あの時ヴァル、すぐ寝ちゃったからあまりお話できなかったよ? 僕もすぐ寝ちゃったけど……だって、馬車にずっと乗ってるのも疲れるよね?」
「思い出した。ナオは馬車の中で固まった体を伸ばしながら色っぽい声を出していた」
ヴァレリラルドは色っぽい梛央の声を聞いてドキドキしていた幼かった自分を思い出した。
「そうだった? そういえばストレッチしたかも。それでテュコが『早く寝なさい』って怒りに来たんだった。すごく修学旅行っぽくて、楽しかった」
「私たちの楽しい思い出だ」
横になって、すぐ近くにあるアシェルナオの綺麗な顔をみつめるヴァレリラルド。
「ね? 今日って修学旅行のお泊りじゃなくて、閨教育だったね? 普通に寝る感じでよかったの? お勉強しなくていいの?」
すぐ近くにあるヴァレリラルドの凛々しい美貌を見つめながらアシェルナオが尋ねた。
「閨教育は、愛する者たちが体をつなげるための知識を、時には実技を交えて教わるんだ。知識や心構えを段階をふまえて教わる。人によっては肌を見せたり、見せられたり、ね」
「え……じ、実技って……」
急にヴァレリラルドの男らしくなった体を意識して、同時に襲われた記憶も蘇って、アシェルナオは動揺した。
「大丈夫。そんなことはしない」
「……そうなの?」
「ああ」
瞳に涙が浮かんでいるアシェルナオの、額にかかる前髪をかき分けるヴァレリラルド。
「私は、ナオが誰かから閨教育を受けると思うだけでも嫌だった。私とナオは将来結婚する。いつかナオが体を許すのは私だけだ。だからナオの最初で最後の閨教育をしたかった。私は、ナオを独り占めしたい。ナオを愛するただ1人の男でありたい。こんな心の狭い私は嫌い?」
「ううん。ヴァルは好き。僕もヴァルだけに愛されたい……。でも、僕まだ子供だから、その……そういうことするの、まだ先だけど……いい?」
ヴァレリラルドとそういうことをするのに少し期待もあるけれど、アシェルナオにはまだ不安と恐怖の方が大きかった。
「ナオがいない十数年を過ごしたことに比べたら、ナオがそばにいる数年は辛くないよ。ナオ、誓ってくれるかい?」
「誓い?」
「これから先、私はずっとナオを大事にする。ナオが嫌がることはしない。ナオを幸せにする。一生愛すると違う。だから、ナオも私の横にずっといてほしい。二度といなくならないでほしい。そして、ナオの心も体も、いつか私に全部ほしい」
「僕も誓う。ずっとヴァルのそばにいる。もういなくならない。僕が大人になったら、その時はヴァルと……する」
ヴァレリラルドになら、すべてを許してもいいと思うアシェルナオは素直にそう思った。
「ありがとう、ナオ。私は思うんだ。こうやって、愛する人と同じ寝台で寄り添って、お互いの気持ちを伝えるのが一番の閨教育じゃないか、って」
「うん。ヴァルの閨教育、好き。ヴァルと一緒に寝るの、嬉しい」
アシェルナオはヴァレリラルドの胸に顔を寄せる。
「私も嬉しいよ。ナオ、愛してる」
「僕も……愛してる。大人になるまで待っててね」
ヴァレリラルドの温かな体温に触れて、アシェルナオはだんだんと睡魔に呑み込まれていた。
「ゆっくり大人になるといい。待ってるよ」
「うん。待っててね……大好きだよ……」
いつかの雪うさぎ姿で言った言葉を、リングダール姿で言いながらアシェルナオの瞳が閉じる。
すぅっ、という寝息が聞こえ、ヴァレリラルドは幸せそうにアシェルナオを胸に抱きしめた。
「お帰り、ナオ。帰って来てくれてありがとう」
ヴァレリラルドはアシェルナオの額に唇を押し付ける。
どこかで笛の音が聞こえた気がした。
数日後、新聞の一面を「王太子殿下の婚約者決定」という文字が踊った。
婚約者のプロフィールは非公開だったが、ベールをかぶった小柄な人物と、それに寄り添う幸せそうな笑みを浮かべる王太子の写真が掲載されており、国民は豊かで幸せな国へと導くことを予言されている王太子の婚約を大いに好意的に受け入れた。
アシェルナオはヴァレリラルドをキラキラした瞳で見上げた。
やましいことのないまっすぐな瞳に、ヴァレリラルドは破顔する。
13年前、夕焼けの中でヴァレリラルドが一世一代の思いでプロポーズした時も、誰よりも伝えた言葉をまっすぐに受け取ってくれるからこそ、梛央は超越した言動をしてプロポーズをさせてくれなかった。
それでもその言動がヴァレリラルドの好きな梛央すぎて、その時はプロポーズはできなかったが、晴れ晴れとした気持ちになったのだった。
「ナオは変わらないね」
「えぇ……変わったよ。前はもっと大きかったし……」
アシェルナオはしょんぼりと肩を落とした。
「今のアシェルナオは、ナオの時より3歳下なんだ。それは当然だよ。そうじゃなくて、ナオの心が前と変わらなくて、嬉しいんだ。おいで、ナオ」
ヴァレリラルドが手を伸ばすと、アシェルナオはおずおずとその手を取った。
「燭台点灯。照明消灯」
ヴァレリラルドの言葉で寝室の灯りが天蓋の中の燭台の明かりだけになった。
「ヴァルの魔法、スマートだね。AIに話しかけるよりスマートだ。あ、リンちゃんもいつも通りだ」
いつの間にか置かれていた寝台の中のリングダールを見て、アシェルナオが安心した声をあげる。
ヴァレリラルドの脳裏には、修学旅行としてお泊りしたランハンの白鷺亭での苦い思い出が蘇った。
だがヴァレリラルドはもう21歳。年が明ければ22歳。いつまでも8歳の子供ではないのだ。
「じゃあ、ナオが真ん中。ナオを挟んで私とリングダールでいいかい?」
「えーと、うーん、いいよ?」
「どうして考えた?」
考えて見せるしぐさも可愛いのだが、この場合、アシェルナオが真ん中に位置する以外どの選択を考えたのだろうとヴァレリラルドは気になった。
「すぐ『うん』て言うとテュコが怒るから。でもこの前は、ちゃんと考えたのに怒られたよ? テュコが怒っても怖くないからいいけど」
テュコが聞いていたら、いや聞いているだろうが、『そういうことではありません!』と本当に怒ってそうだとヴァレリラルドは苦笑する。
テュコに同情するヴァレリラルドの横で、着ぐるみ姿のアシェルナオが高い寝台によじのぼるようにして上がる。
後ろから見ると子供のリングダールが寝台の上の親リングダールのもとに必死に戻ろうとしているようで、我が親ながらなんて可愛さの神髄がわかっているのだろうと、ヴァレリラルドは思わずにいられなかった。
「ヴァルはここね」
寝台に上がったアシェルナオは、羽根布団をめくってペシペシと自分の横のスペースを叩く。
「ああ」
笑いながらヴァレリラルドは寝台にあがり、指定されたアシェルナオの隣にもぐりこんだ。
「修学旅行のやり直しだね。あの時ヴァル、すぐ寝ちゃったからあまりお話できなかったよ? 僕もすぐ寝ちゃったけど……だって、馬車にずっと乗ってるのも疲れるよね?」
「思い出した。ナオは馬車の中で固まった体を伸ばしながら色っぽい声を出していた」
ヴァレリラルドは色っぽい梛央の声を聞いてドキドキしていた幼かった自分を思い出した。
「そうだった? そういえばストレッチしたかも。それでテュコが『早く寝なさい』って怒りに来たんだった。すごく修学旅行っぽくて、楽しかった」
「私たちの楽しい思い出だ」
横になって、すぐ近くにあるアシェルナオの綺麗な顔をみつめるヴァレリラルド。
「ね? 今日って修学旅行のお泊りじゃなくて、閨教育だったね? 普通に寝る感じでよかったの? お勉強しなくていいの?」
すぐ近くにあるヴァレリラルドの凛々しい美貌を見つめながらアシェルナオが尋ねた。
「閨教育は、愛する者たちが体をつなげるための知識を、時には実技を交えて教わるんだ。知識や心構えを段階をふまえて教わる。人によっては肌を見せたり、見せられたり、ね」
「え……じ、実技って……」
急にヴァレリラルドの男らしくなった体を意識して、同時に襲われた記憶も蘇って、アシェルナオは動揺した。
「大丈夫。そんなことはしない」
「……そうなの?」
「ああ」
瞳に涙が浮かんでいるアシェルナオの、額にかかる前髪をかき分けるヴァレリラルド。
「私は、ナオが誰かから閨教育を受けると思うだけでも嫌だった。私とナオは将来結婚する。いつかナオが体を許すのは私だけだ。だからナオの最初で最後の閨教育をしたかった。私は、ナオを独り占めしたい。ナオを愛するただ1人の男でありたい。こんな心の狭い私は嫌い?」
「ううん。ヴァルは好き。僕もヴァルだけに愛されたい……。でも、僕まだ子供だから、その……そういうことするの、まだ先だけど……いい?」
ヴァレリラルドとそういうことをするのに少し期待もあるけれど、アシェルナオにはまだ不安と恐怖の方が大きかった。
「ナオがいない十数年を過ごしたことに比べたら、ナオがそばにいる数年は辛くないよ。ナオ、誓ってくれるかい?」
「誓い?」
「これから先、私はずっとナオを大事にする。ナオが嫌がることはしない。ナオを幸せにする。一生愛すると違う。だから、ナオも私の横にずっといてほしい。二度といなくならないでほしい。そして、ナオの心も体も、いつか私に全部ほしい」
「僕も誓う。ずっとヴァルのそばにいる。もういなくならない。僕が大人になったら、その時はヴァルと……する」
ヴァレリラルドになら、すべてを許してもいいと思うアシェルナオは素直にそう思った。
「ありがとう、ナオ。私は思うんだ。こうやって、愛する人と同じ寝台で寄り添って、お互いの気持ちを伝えるのが一番の閨教育じゃないか、って」
「うん。ヴァルの閨教育、好き。ヴァルと一緒に寝るの、嬉しい」
アシェルナオはヴァレリラルドの胸に顔を寄せる。
「私も嬉しいよ。ナオ、愛してる」
「僕も……愛してる。大人になるまで待っててね」
ヴァレリラルドの温かな体温に触れて、アシェルナオはだんだんと睡魔に呑み込まれていた。
「ゆっくり大人になるといい。待ってるよ」
「うん。待っててね……大好きだよ……」
いつかの雪うさぎ姿で言った言葉を、リングダール姿で言いながらアシェルナオの瞳が閉じる。
すぅっ、という寝息が聞こえ、ヴァレリラルドは幸せそうにアシェルナオを胸に抱きしめた。
「お帰り、ナオ。帰って来てくれてありがとう」
ヴァレリラルドはアシェルナオの額に唇を押し付ける。
どこかで笛の音が聞こえた気がした。
数日後、新聞の一面を「王太子殿下の婚約者決定」という文字が踊った。
婚約者のプロフィールは非公開だったが、ベールをかぶった小柄な人物と、それに寄り添う幸せそうな笑みを浮かべる王太子の写真が掲載されており、国民は豊かで幸せな国へと導くことを予言されている王太子の婚約を大いに好意的に受け入れた。
72
お気に入りに追加
947
あなたにおすすめの小説
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、他の人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
秘匿された第十王子は悪態をつく
なこ
BL
ユーリアス帝国には十人の王子が存在する。
第一、第二、第三と王子が産まれるたびに国は湧いたが、第五、六と続くにつれ存在感は薄れ、第十までくるとその興味関心を得られることはほとんどなくなっていた。
第十王子の姿を知る者はほとんどいない。
後宮の奥深く、ひっそりと囲われていることを知る者はほんの一握り。
秘匿された第十王子のノア。黒髪、薄紫色の瞳、いわゆる綺麗可愛(きれかわ)。
ノアの護衛ユリウス。黒みかがった茶色の短髪、寡黙で堅物。塩顔。
少しずつユリウスへ想いを募らせるノアと、頑なにそれを否定するユリウス。
ノアが秘匿される理由。
十人の妃。
ユリウスを知る渡り人のマホ。
二人が想いを通じ合わせるまでの、長い話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる