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空から天使が降ってきた?!
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みんな…「雲」って知ってるよな?
別に馬鹿にしてるわけじゃねぇんだ。断じて、本当に!
んで…なんでこんな話をし始めたかと言うと…
俺の目の前に、雲から落ちてきた『天使』がいるんだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
俺の名前は『霧川 光留』
どこにでもいる普通の高校生だ。
とかいうお馴染みの自己紹介は飽きてるだろうからやりたくねぇんだよな!
まぁ仕方ねぇよな。知らない奴に「やぁ、俺だ!」って言ってもわからねぇだろうし
とりあえず今俺は休日だから暇だと思って公園に遊びにきている。
ここら辺田舎だからゲーセン行こうにも遠いし暇つぶしになるもんがここしかねぇんだ。
まぁ別に?そんなもんなくてもここで走ってたり鉄棒で遊んでりゃ暇潰しはなるし?決してゲーム触りてぇなぁとか思ってねぇし?!
…本音はゲーム触りてぇよこんちくしょう
仕方ねぇんだ。どっちにしろ俺の家はびんぼー…いやそうでもねぇな。てかほんとに特徴がなさすぎだろ!
某漫画みたいに最強ヤンキーな訳でも転生したら○○だった!みてぇな展開はあるわけもなく…
「あーあ、俺にも漫画の主人公みてぇな特殊なもの欲しいよ。あれでもいいんだぜ?俺の先祖に最強の武士がいたとかでも実は魔術系の先祖サマがいたとかでもいいんだぜ?なんでもいいから俺に特別な特徴をくれ!!!」
…そう叫んでは見たものの、急に『それならお前にこれを授けてやろう』的な展開に発展するわけもなく…
くそっ。やはり学校の課題終わらせてなかったのがいけねぇか…しゃーねえ、家帰って終わらせるかぁ…
そう思って俺は公園から出て家に帰るとこだった。
ふと空を見上げてみるがまぁふわふわとした雲がたくさんあるだけだ。
たまーにあれを見ていると綿菓子みたいだから手を伸ばして食べてみたくなる。なんか美味そうだし。
今日も美味そうだな~と思いながら手を雲の方に伸ばしてみる。
すると突然、雲がキラッと光った気がした。
「…ん?今何か光った気が…いやいや、気のせいだな。漫画展開に憧れすぎてとうとう目が狂ったか」
そうは言っても少し希望を持ってしまってだな…もうちょい空を眺めていたんだが…
突然雲の中から何か落ちてくるのが見えた。
お?もしかしてこれは手にしたものに力を与える系が見れるのか?!
そう思った俺は急いで落ちてくるところに行こうと思った。
行こうと思ったのだが、気のせいか?なんか俺のところに落ちてきてる気がするんだが…
それならラッキーだ!少しここで待っていよう!
と思って待っていたのだが落ちてくるものをよくよく見てみると…
「あれはなんだ…?若干人のように見えるのだが…もしかしてなんかの事故で落ちてきたのか?!」
まさかまさかの緊急事態に気づき慌てるがどうやって受け止めればいい?!
あんな高いところからだと確実に受け止めきれねぇぞ?!てか俺も死ぬ!
一体どうすればいいんだ…?!とわたわたしていたのだが、周りの家の屋根あたりまで落ちてくると突然落ちてくるスピードがふわっと遅くなった。
なんだなんだ?!急にスピードが遅くなったぞ?!いやそんなことよりもこのスピードなら受け止め切れる!けどどうやって受け止めりゃいいんだ?!お姫様抱っこか?!よしそれで行こう!
そうやって徐々に落ちてくる…というよりもはやこれは降りてくるの方が正しいな…降りてくる人間っぽいやつを受け止めてみた。
目を開けねぇが…こう、さっき俺が見てた雲みたいに髪が真っ白でふわふわしてて…こいつ女の子なのか…?いいや!最近は女みたいな見た目して男だったパターンがあるから俺は油断しねぇぞ!?油断はしねぇが…期待はしちまうよな。うん。
まじまじと落ちてきた子を見ていると瞼がぴくりと動いた。
おっ、そろそろ起きそうだ。あ、ど、どうせだから公園に戻ってベンチに寝かせるか!
そうやって俺は急いで公園に戻り、ベンチに寝かせてついでに自販機で冷たい水でも買ってくる。
これはもしもだ!最近クソ暑いから熱中症になりかねんしな!
そうこうしているうちに落ちてきた子が目を覚ます
「おぉ!よかった!死んでるかと思ったが生きてたな!よかったよかった…」
そう安堵している俺をキョトンと見つめたあと、その子が口を開く
「…あなたは、わたしの…ごしゅじん?」
別に馬鹿にしてるわけじゃねぇんだ。断じて、本当に!
んで…なんでこんな話をし始めたかと言うと…
俺の目の前に、雲から落ちてきた『天使』がいるんだ
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俺の名前は『霧川 光留』
どこにでもいる普通の高校生だ。
とかいうお馴染みの自己紹介は飽きてるだろうからやりたくねぇんだよな!
まぁ仕方ねぇよな。知らない奴に「やぁ、俺だ!」って言ってもわからねぇだろうし
とりあえず今俺は休日だから暇だと思って公園に遊びにきている。
ここら辺田舎だからゲーセン行こうにも遠いし暇つぶしになるもんがここしかねぇんだ。
まぁ別に?そんなもんなくてもここで走ってたり鉄棒で遊んでりゃ暇潰しはなるし?決してゲーム触りてぇなぁとか思ってねぇし?!
…本音はゲーム触りてぇよこんちくしょう
仕方ねぇんだ。どっちにしろ俺の家はびんぼー…いやそうでもねぇな。てかほんとに特徴がなさすぎだろ!
某漫画みたいに最強ヤンキーな訳でも転生したら○○だった!みてぇな展開はあるわけもなく…
「あーあ、俺にも漫画の主人公みてぇな特殊なもの欲しいよ。あれでもいいんだぜ?俺の先祖に最強の武士がいたとかでも実は魔術系の先祖サマがいたとかでもいいんだぜ?なんでもいいから俺に特別な特徴をくれ!!!」
…そう叫んでは見たものの、急に『それならお前にこれを授けてやろう』的な展開に発展するわけもなく…
くそっ。やはり学校の課題終わらせてなかったのがいけねぇか…しゃーねえ、家帰って終わらせるかぁ…
そう思って俺は公園から出て家に帰るとこだった。
ふと空を見上げてみるがまぁふわふわとした雲がたくさんあるだけだ。
たまーにあれを見ていると綿菓子みたいだから手を伸ばして食べてみたくなる。なんか美味そうだし。
今日も美味そうだな~と思いながら手を雲の方に伸ばしてみる。
すると突然、雲がキラッと光った気がした。
「…ん?今何か光った気が…いやいや、気のせいだな。漫画展開に憧れすぎてとうとう目が狂ったか」
そうは言っても少し希望を持ってしまってだな…もうちょい空を眺めていたんだが…
突然雲の中から何か落ちてくるのが見えた。
お?もしかしてこれは手にしたものに力を与える系が見れるのか?!
そう思った俺は急いで落ちてくるところに行こうと思った。
行こうと思ったのだが、気のせいか?なんか俺のところに落ちてきてる気がするんだが…
それならラッキーだ!少しここで待っていよう!
と思って待っていたのだが落ちてくるものをよくよく見てみると…
「あれはなんだ…?若干人のように見えるのだが…もしかしてなんかの事故で落ちてきたのか?!」
まさかまさかの緊急事態に気づき慌てるがどうやって受け止めればいい?!
あんな高いところからだと確実に受け止めきれねぇぞ?!てか俺も死ぬ!
一体どうすればいいんだ…?!とわたわたしていたのだが、周りの家の屋根あたりまで落ちてくると突然落ちてくるスピードがふわっと遅くなった。
なんだなんだ?!急にスピードが遅くなったぞ?!いやそんなことよりもこのスピードなら受け止め切れる!けどどうやって受け止めりゃいいんだ?!お姫様抱っこか?!よしそれで行こう!
そうやって徐々に落ちてくる…というよりもはやこれは降りてくるの方が正しいな…降りてくる人間っぽいやつを受け止めてみた。
目を開けねぇが…こう、さっき俺が見てた雲みたいに髪が真っ白でふわふわしてて…こいつ女の子なのか…?いいや!最近は女みたいな見た目して男だったパターンがあるから俺は油断しねぇぞ!?油断はしねぇが…期待はしちまうよな。うん。
まじまじと落ちてきた子を見ていると瞼がぴくりと動いた。
おっ、そろそろ起きそうだ。あ、ど、どうせだから公園に戻ってベンチに寝かせるか!
そうやって俺は急いで公園に戻り、ベンチに寝かせてついでに自販機で冷たい水でも買ってくる。
これはもしもだ!最近クソ暑いから熱中症になりかねんしな!
そうこうしているうちに落ちてきた子が目を覚ます
「おぉ!よかった!死んでるかと思ったが生きてたな!よかったよかった…」
そう安堵している俺をキョトンと見つめたあと、その子が口を開く
「…あなたは、わたしの…ごしゅじん?」
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