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第二章:変わる、代わる
176.彼は願った
しおりを挟むそれぞれ腹に抱えつつも問題なく終わった交流会は成功したといえるだろう。召喚に対する主張の違いで対立している国というイメージに思うところはあっただろうが、今回の交流をきっかけに変わっていくものがあるかもしれない。
そんな大きな期待を持ってしまったのは、暗くなり始めた空にお似合いな静かな部屋を壊したイールの登場のせいだ。
「樹!アルドア国の連中はどんな奴らだったっ?」
「……イールさん、慣れはしましたけどもうちょっと静かに入ってきてもらえませんか。ドアを壊すように入ってこられると怖いです」
「え?あ、ああ、すまない」
梓の厳しい言葉に子供のような瞳がしゅんと縮こまって、部屋に入ってきたときとは真逆に音もなくドアを閉める。そのくせ振り返ったときには、部屋に入ってきたときと同じような瞳をして梓を見ているのだから笑うしかない。
「いい人たちでしたよ……イールさんは今回来られた方々のこと、どこまでご存じなんですか?」
「ウィドという男のことだけ知っているな。アルドア国の第2王子で武に長けた男だろう?魔法を使わずとも魔物を打ち倒す力を持った……時間があれば手合わせを願いたいところだ」
目を閉じて微笑むイールには国のしがらみなんてものは一切感じさせない。純粋に力比べをしたいだけなのがよく分かる。
(本当にこの人よく今までやってこれたな……)
けれどそういう性格はきっとウィドとも話が合うだろう。ウィドのことなら笑顔で了承するに違いない。
(にしてもウィドさんって他国でも評価されるほど強いんだ)
魔物出る森の中を1人で歩いていたことを考えれば腕に覚えがあるのだと思っていたが、他国に知れ渡るほどまでとは思わなかった。ソウラにも慕われていることを考えれば、アルドア国でウィドの存在は大きいものだろう。
「ウィドさんなら喜んで手合わせしてくれると思いますよ。それにウィドさんだけでなくほかの方々も参加してくれると思いますし……明後日の15時には帰ることになっているんですが、それまでに聞いてみたらどうですか?ちなみに私は明日の朝から会う約束をしています」
「それはいい!楽しそうだ!是非、明日俺も連れて行ってくれ」
「ふふっ、分かりました」
嬉しい誤算は交流会の結果だけでなく、今回出会ったアルドア国に住む人たちの人柄だろう。
この世界の問題はこの世界の者で解決すべしというお国柄だという話はウィドから聞いていたが、本当にそうだったことが会話をしてみて分かった。ソウラと同じく老齢の男ジウはそのための強かさを持っていて、ウィドと同じ年代のハウロとフィルはそのための力を持つことに重視しているといった違いはあるものの、全員、現場主義だ。それにあるものは使うといった考えも持っているようで、召喚には反対だが、もうすでに召喚された神子がいるのであれば研究し、おおいに活用したほうがいいと言う考えがあることも分かった。行き過ぎれば危険ではあるが、少なくとも交流会に参加した面々からは搾取を考えている者はいなかった。ルトとも気が合いそうな性格──ルト。
(いま、どうしてるんだろう)
会ったのはルトが生きていることを確認した日が最後だ。次に来るときは同じ目的の人と一緒に来いと言って、そうでなければ連絡は指輪を通してのみにしろと言われた。結局、色々あるからと考えないようにして、連絡をとるどころか指輪さえ引き出しに隠したままだ。
胸にこみあげてくるズルイ感情を、まだ、飲み込むことが出来ない。
けれど微笑んで隠すのは得意なままで、次の話題を望む子供のような人が目の前にいるから、流すのは簡単だ。
「それで──」
雑談をしていたら時間が過ぎるのはあっという間で、たちまち外は夜になった。それに気がついたイールが自室に戻って行くのを見送った梓は、静かになった部屋でひとり伸びをする。
夢を見てしまうかもしれない、なんて不安は思いもしなかった。
たくさん話をしたせいか眠りはすぐに訪れる。
明日はきっと楽しい日になる。
「──アルドア国の人たちって脳筋だ」
梓は見慣れた広場が筋肉隆々の暑苦しい男たちが集まってトレーニングにかこつけた勝負をする場になってしまったことに呆然として呟いた。
澄み切った空の下、冷え切った空気が肺を冷やしていくのを感じながら走る広場はなにもかも忘れて過ごす梓だけの場所だったのに、今では遠くの訓練場から聞こえてくるかけ声のような熱のこもった声が響き、土埃さえ舞っている。男たち、ウィド含めたアルドア国の若者とイールは爽やかな笑みを浮かべて実にいい顔をしている。
ウィドと会う約束をしていた場所にイールを連れてきたことが一番の原因だろう。そしてアルドア国の人たち全員が集まっていたことも原因のひとつだ。予想通りたちまちアルドア国の人たちと意気投合したイールは、広場にある道具を使ってのトレーニングについて熱く語り、実践を終えたのちにウィド達と一緒にゲームを考えて勝負を始めたのだ。
体格のいい元気な小学生男子たちが運動場で遊んでいる。神子や聖騎士に他国の事情なんて見えもしない騒がしい光景。
そんな光景を眺めていたら、思わず呟いてしまったのだ。
「脳筋?」
不思議そうな声にハッとしたときには遅い。ソウラとジウの耳にしっかり届いてしまったらしく、2人とも梓を見ている。
「あ、はい、強さにまっすぐといいますか」
「単純思考な奴ってこと。筋肉こそ正義っていうのを地でいってるっていうか?」
「はっは!違いありますまい!」
言葉を濁す梓と違い、白那が肩をすくめて答える。途中で合流した白那は広場を走り回るイールたちに何事だと面白そうに見物に回っていたが、飽きてきたらしい。普通に話ができそうもないウィドたちを諦めて、同じく見物に回っていたソウラとジウを見てにんまりと笑った。
「アルドア国の人たちってみんなあんな感じで鍛えてるわけ?」
「もちろん」
楽しそうに笑い続けるソウラに代わってジウが応える。微笑みを絶やさない老齢の男だ。
「ぶっちゃけ魔法使わないでどれぐらい魔物倒せる感じ?」
「ふむ。ウィド様ならよほど強い魔物が群れない限りおひとりで倒せますが、他の者なら連携は必要ですな。1人で戦うこともむろんできますが死傷率は高まるので……それなりに、といったところでしょう」
「あはは!ヤバイぐらい強いじゃん!」
「光栄ですな」
傍から見れば孫と祖父のような関係に見える。そうできる白那に憧れるが、梓には難しい。けれど作ってくれたきっかけに踏み込むことはできる。
「神子の力が加わればどれほど違いがありますか?」
ずっと気になっていた。
『女性が魔法を使えるというのを私は聞いたことがない』
梓が神子であることを知っていたのに、ウィドはそう言っていた。男の捨て台詞から知った梓が無能な神子という情報が、勘違いに繋がったのだろうか。麗巳が復讐を遂げた日シェントと一緒に地獄を見たというウィドは、召喚を反対している。それは国という立場でも同じで、交流が絶えた間柄になったおかげで神子に対するペーリッシュの対応は更新されていないのかもしれない。それゆえの勘違いなのだとしたら、まだ分かるが違和感が残る。
『神子の存在自体を疑問視する者は現れましたが、そのたびに麗巳が魔法を使うことでその存在は確固たるものになって』
神子であれば女性だろうと魔法が使えることをこの世界の人たちは知っている。
牢屋で会った時点でウィドもそのことは知っていたはずだ。なのに何故聞いたことがないと、嘘を言っても問題ないあの環境下でそんなことを言ったのだろう。
魔法を使えるのが当然な神子である梓が魔法を使えることを秘密のように話したことに違和感を覚えたからだろうか。新しく召喚された神子に情報規制が働いている理由を考えれば、梓がペーリッシュの人間とやりとりする合間に知っているはずがない話をしてしまうことはリスクになる。単純に梓を信用していなかっただけならシンプルな話だが、今回の交流会の件でも力を尽くしてくれるようなウィドのことを考えれば他の理由があるのではないかと邪推してしまう。
「神子の力、ですか。どうも曖昧でお答えできませんな」
「神子が持つ魔力と、神子自身が使う魔法です」
「それなら素晴らしい違いがあるでしょう。魔力を生み、他者に渡すだけでなく、その力を自分で使い、願いを実現するのですから」
魔力を生む……本で読んだ、この世界の常識だと受け入れたものが、もったいぶるように話すジウのせいでもあるだろうが、人の口から聞くことで急に違和感を持った。
魔力がある、というのならしっくりくるが、生むとは変な話だ。けれど女性が他者に魔力を移したあとも時間をおけばまた移せるほどの魔力が回復することを考えれば、女性は魔力を生んでいるのだろう。魔力量の違いや、魔力がない人さえいることを考えれば──あれ?
違和感。
「ジウさんは私が言ったもの以外に神子の力についてなにか思い当るものがあるんですか?」
素晴らしい違い?願いを実現?
実現できた願いなんてそんなに多くはない。それを叶えるための魔力さえ未だによく分かっておらず、何度も壁にぶつかっている。
自分の身体に流れてくる魔力を見たことがある。魔力が源の魔法を使ったこともある。それでも、分からない。
魔力とはなんだろう。
分からなくても、女性は魔力を生む。誰かに渡してもまた新しく……無くなっても生む……無くなる。それなら魔力がない状態は誰かに渡しきってしまったときだろうか。
魔力がなくなるというのはどういう感覚だろう。
(魔法を使いたいと思っても使えなかったときが魔力のない状態だったら)
魔力を渡したり魔法を使ったりしたと自覚する瞬間を思い出して、梓はハッとする。
自分でも驚くほど眠りについてしまうことがあった。あれが使い過ぎて魔力が無くなった状態だとしたら、自分が使いたい魔法にかかる魔力は検討する必要がある。
『検証だ』
ルトが祈りの検証をしたいと言ったときのことを思い出して頭を抱えたくなった。ルトの言うことはもっともだった。もっと知る必要がある。
夢の魔法はどれだけの魔力を使うものなのか、神子の力とはどういうものなのか、知らなければならない。ああ、そうだ。
(ルトさんと連絡をとろう)
決めた瞬間、ドクリと心臓が音を鳴らす。
なにか自分を責めるように鳴る心臓の音が五月蠅いせいだろうか。遠くから聞こえる無邪気な声をかき消して──
「ふむ、それ以外の神子の力というなら魔物を生む力のことでしょうな」
──変な話が聞こえた。
一体なんの質問をしたのだろう。自分が聞いたことなのにひとつひとつ思い返してみて、梓はまた言葉を失う。
魔力を生み、魔法を使える以外に神子が持つ力。
「え?」
「私らって魔物生むの?」
聞こえた話が現実か確かめるために白那と顔を見合わせれば、不安そうな顔が心配になっていくのを見てしまう。
きっと白那がいたことは幸運だった。
そうでなければ興味にひかれてアルドア国に行ってしまったかもしれない。ジウは梓をつるための作り話をしているようではない。確信を持って話していて、ソウラの表情からも本当の話だということが分かる。それが余計に心を揺らしてしまう。ああけれど会って間もない人たちの話を鵜呑みにするのもよくないだろう。ああけれどだけど、それでも──ぐらぐら揺れる天秤はどっちを選ぼうか一向に定まらない。
「やはりあなたにはこの方法が正しかったようだ」
正しかった。
奇妙なことを言うジウに梓はハッとする。そこで初めて好奇心に表情が緩み切っていたことに気がついた梓は白那が心配そうに見ていた理由を知って混乱してしまう。
(この感覚はなんだろう……ジウさんがなにか)
魔法をかけられたかもしれない。
梓の警戒に、ジウは微笑む。そしてただごとじゃないと身構える梓と白那を宥めるように、人差し指を自身の口元にそえた。
内緒話。
突然の提案に梓は呆然と頷き、白那は無意味に何度も頷いた。
ジウはゆっくりと話し出す。
「わが国には昔、神子がいたことがあります。彼はこの世界を、特にペーリッシュを恨んでいた。彼は亡くなるまでペーリッシュを恨み、神子という存在について調べ、確かな情報を我々に残してくれたのです。そのひとつが神子は魔物を生む、ということ。神子はその命を失うとき魔物を生み、その神子が願ったように動きます。生前、彼はその瞬間を目の当たりにしたようで、その仮説を実証しようと、研究を終えたあと我々の前で命を絶ち、見事実証しました」
「自殺して実証したって……ってか、魔物を生むって」
「彼が亡くなった場所を起点に女性がいない場所から、魔物が生まれました。地面より這い出した魔物は、彼が私たちに約束したように私たちを襲わず、ペーリッシュへ向かっていきました」
次々に繰り出される話に気になることはたくさんある。
けれどそれよりも。
「……彼は魔物になったんだと思いますか?」
「え゛!!?」
「……いえ、あれは彼ではなかった」
「それには確信が持てないんですね」
「ひえっ、それじゃ私達って死んだら魔物になるってわけ?え゛!無理無理無理マジ無理」
「白那……」
「いやいや樹、アンタなにそんな落ち着いてる訳!?ふつーに大事じゃん!魔物の赤ちゃん生む話かと思ったら自分がなるって……つーかどっちも最悪じゃん!?」
「正直ぜんぶすぐ信じれないし……まだ彼が研究したことや、ジウさんが私に試したこともまだ分かってない、から」
パニックになっている白那がいるからこそ冷静になれているのだが、それを言っても安心材料にはならないだろう。神子が持つ魔力と、神子自身が使う魔法が加われば素晴らしい違い。この意味が分かってもよかったともなれない。
できることは話の続きを待つことだけだ。
ジウは表情を変えず、淡々と続ける。
「そうでしょうな。安心してくださいとは言えませんが、続きはあります。彼が生前見たその瞬間は、なにも1人だけではなかった。魔物を生んだ神子と、魔物を生まなかった神子がいたのです。だから彼はその違いを検証すべく、願いをかけて自ら命を絶った」
「違いってなんだったわけ……?」
「……魔物を生まなかった神子のことを、彼はよく嘘つきだと言っていた。その神子は、この世界のことをもう最初のときより恨んでいないと、今は幸せだと、よく言っていたそうです」
そして彼はこの世界を、ペーリッシュを恨んでいた。
ああ、嫌だ。
彼の気持ちが分かって梓は苦笑する。
「え……じゃあ、恨んでないんだったら魔物生まないってこと?あーよかった。じゃあ私大丈夫だわ」
隣にいる白那の顔を見れなかったが、きっと笑っているのだろう。
安心に溜め息吐く音を聞きながら見ることが出来たのは、白那を見て面食らったように目をぱちくりとさせるソウラの顔だけだ。
お陰で少しだけ白那の顔を見ることができる。白那はソウラの反応に気を持ち直したのか、ニヤリと笑みを浮かべた。
「100年後ぐらいに試してみよっか?」
「っ!それはいい!あっはっは!」
ソウラの笑い声が広場に響き渡る。遠くでウィドたちが興味を持って足を止めたのが見えた。これを機にウィドたちがこちらに戻ってくるのも時間の問題だろう。
ぼんやり考えながら梓は微笑を作る。
(やっぱり白那は凄いなあ)
白那のように断言して笑えたらいいのに、難しい。どうしたって苦々しいものを感じるこの感情を消せないのだ。
「……私は、彼のもとで研究をした1人です」
「え……」
梓と同じように彼らを見ていたのはジウもだったらしい。白那とソウラは気が合ったようで、そのまま、他の人が聞けば戸惑いに口を閉ざしかねない話さえ明るく話題にしてしまう。その勢いは遠くにいたウィド達も巻き込んで──遠巻きに眺めるしかなかった梓とジウは、これまた似た者同士なのかもしれない。
ジウは話を続ける。
(私にだけ話す理由はなんだろう)
きっとそんなことを考えると分かっているから、ジウは話すのだと、なんとなく分かってしまう。
「彼を見ていて私もひとつの仮説を作りました。先ほどはそれをあなたに試してみたのです……神子は魔力を生み、他者に渡すだけでなく、その力を自分で使い、願いを実現する……自分の願いを代償にして、叶えるのです」
「願いを代償に……?」
「はい。あなたは知りたいものの先にある答えを得ようとするため、真実に打ちのめされる」
「それは」
先ほどのジウの言葉を借りれば、曖昧な話だ。
思い通りの真実なんてあることのほうが珍しいだろうに。
「知りたいことを分かるための力を持つがために、知りたくもないことを知らされる」
それは。
顔をあげた梓にジウは分かっていたとでもいうように頷く。
「あなたはいま満ちた魔力でなにをなさりたい」
満ちた魔力。
思わず自分の身体を見ても違いが分からない。
『……俺にこんなことしてよかったの?』
違う。
白い魔力が、見える。ジウはいま満ちたと言っていた。なぜ。答えを探してジウを見れば、すべてを知っているかのような顔をするジウはそれこそ神様のように梓に告げた。
「知らなければ得られる平穏をあなたはもう叶えられないだろう。その代わり、この世界への恨みを消せないあなたは、だからこそ、あなたをこの世界に連れてきた力を持つ神なるものから答えをもらえる。そしてあなたのその魔法は自身だけでなく周りにも作用するに違いない……彼は自分の命をかけてまで望みを捨てきれなかった。仮説に命をかけられるほど、彼は答えを知りたがった」
あなたはどこまでするのだろう。
静かな問いが音もなく聞こえてくる。
声。
ああ、声が聞こえる。
汗を流して爽やかに話すウィド達に楽しそうな白那たちの笑い声が聞こえる。いつもの広場なのに、見慣れない光景。
「あなた様がアルドア国にいらしてくださるのを、私共は首を長くしてお待ちしております」
梓は微笑み返すのに失敗した。
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