短編ホラー集1

嵯峨

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橋

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橋

これはお盆に
よくおこる話だ。
川のある橋を
歩いていると
前から老婆が
二輪車を押して
歩いてくる。
その老婆は
〇〇はいらんかぇと
いっているが肝心の
〇〇は聞き取れない。
二輪車を覗いてみると
人の体がバラバラにされ
山盛りに乗せられている。
おそらく体のパーツゎ
いらんかぇといっているの
だろうと私はおもった。
怖くなり私は逃げようと
したが体が動かない。
とっさにいりませんと
答えてしまった。
すると老婆は気味悪く
笑い本当にいいのかと
聞いてきた。
私は怖くなり黙っていると
老婆がこうつぶやいた。
何か受け取らないと
橋をわたりきるまでに
落ちたパーツがなくなるが
本当にいいのかといわれた。
またしばらく黙っていると
老婆は足なんてどうだ？
と口にした。
足が増えれば4本足で
歩けたりするぞ？
といっている。
もし足が欲しいなんて
いってしまったら
自分の体につけられると
いうことなのだろう。
私はとっさに助かる方法を
老婆に聞くと橋を
わたりきるまでに何も
落ちなければ助かるらしい。
だがいつ崩れてもおかしくない
くらい積まれているので
今にも落ちそうだ。
しかも橋を渡りきるまでに
1.はしってはならない。
2.後ろをふりかえってゎ
ならない。
3.立ち止まってはならない。
この3つを守らないと
バラバラにされ死ぬと
言われた。
私は助かる可能性が
あるならと思いいりません
と答え橋を渡ることにした。
そう答え私が歩き出すと
老婆は後ろをついてきた。
私は震えながら橋を渡った。
橋を渡りきり後ろをみると
老婆の姿はなかった。
がしかし足が1本落ちていた。
その瞬間左足に激痛が走った。
私は意識を失い気がつけば
病院のベッドの上にいた。
私は助かったとおもったが
左足を触ると左足がないのだ。
先生に聞くと左足が偏食し
腐ってしまい壊死していた
とのことだ。
このまま放置すれば
体中に広がるとのことで
足を切断したらしい。
私ゎ今左足に義足をはめ
普通の生活ができている。
今思えば落ちたのが
左足だけでよかったと思う。
あとでわかったことだが
老婆に会った際は老婆を
二輪車が橋を渡りきるまで
老婆の背中をおし落ちそになった
ものを落ちる前にキャッチし
落とさなければ
よかったそうだ。

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