5 / 33
テオドール迷宮へ行く
開かれた扉
しおりを挟む
ジェイコブが手紙に添えていた地図は、どれだけひいき目に見てもその用を足すには最悪の代物だった。
何本かの交差した太い線と、かろうじて矢印とわかる、ひどくにじんだインクの染み。矢印の横に記された判読しづらい文字。それで全てだ。
それでもその文字がなかったら、僕はもうとっくにあきらめて、どこかで目についた安宿に転がり込んでいたことだろう。
不案内な初めての街でそんな真似をすれば、だいたい翌朝には路銀を奪われ身ぐるみはがれた死体になって運河に浮かぶか、あるいはもっと悪い運命に巻き込まれると相場が決まっている。
だから、僕は地図に書かれた通りを必死に探し続けていた。道行く人にそれとなく尋ね、あるいは辻々の標示板を睨みつけ、腰に提げた長剣の柄をときどき確かめながら、眉をしかめて速足で歩きまわった。ジェイコブとなんとしても合流しなければならない。
「それにしても、きったない街だなあ……」
歩きながら見回すと、街路の様子は不出来な地図にいっそふさわしく見えた。
ユーレジエン州の旧都エスティナと言えば、このマンスフェル王国北部では飛びぬけて大きな都市だというのに、この界隈の狭さ汚さと言ったら。
路地には壊れかけたような荷車、いやむしろ荷車の残骸がそこかしこの石壁にもたれかかり、その傍らでは犬の糞と人の反吐がひとつのベッドで違う夢を見ているといったありさまだ。
案外、この惨状を伝えるためにこそ、ジェイコブは地図をあそこまで乱雑に殴り書きしたのかも――そんなやくたいもない考えが頭に浮かぶくらいには疲れて途方に暮れたころ、ようやく僕は目的の通りと目指すものを見つけた。
東メラン街二十三番地五号、すずらん亭。それがジェイコブの定宿だ。名の通りすずらんの花をかたどった――とは言いがたいその不細工な看板を確認すると、僕は道路に面した狭い入り口から、二階への直通階段を駆けあがった。
上がってすぐの部屋――手紙にはそう書いてある。僕の目の前には、真鍮のノッカーが取り付けられたすすけた樫材のドアが鎮座していた。
「ジェイク! ジェイコブ・ハリントン! いるのかい? 僕だ、テオドール・シュヴァリエがお招きに応じてやってきたんだぜ。いるんなら開けてくれ!」
声が消えたあとには静まり返った薄暗い廊下。
いや、なんだかかすかに人の声がした。不機嫌そうな女の声だ――
(ん? 女の声?)
……そして、古くなってゆるんだ床板をずかずかと踏んで歩いてくる足音。
ばたん、と音を立ててドアがこちら向きに押し開かれ、危うく鼻っ面を吹き飛ばされかけた。
「だぁれ?」
もつれた長い赤毛の頭をぼりぼりかきながら、その女は充血した赤い目で僕をにらみつけていた。不摂生をしているのか荒れてガサガサの肌と、鼻の周りに散らばった濃い色のそばかす。だらしなく片方落っこちた下着の肩紐。
その下にある白く丸いふくらみに一瞬目が吸い寄せられたが、こんな荒れ放題の伽藍に置かれていたのでは、せっかくの宝珠も悪魔の用意した毒団子か何かとしか思えない。
第一、僕が今の境遇に陥ったのはアナスタシアの侍女に不用意に親切気を出したせいだ。二度とあんな失敗をしてなるものか。
僕の目線より少し下から、値踏みするように見上げたまま三回ほど呼吸を繰り返すと、彼女は急に興味を失ったような気の抜けた声を出した。
「……その様子だと、お客じゃなさそうね」
口ぶりからすると、彼女はどうも娼婦か何かのたぐいらしい。今は昼間だし、多分仕事は休みなのだろう。
「あなたは……ジェイクとはどういう……?」
そう尋ねると、彼女は僕に向かって人差し指を突き出した。
「……あっち」
「は?」
「あのね。ジェイコブ・ハリントンさんなら、お部屋はあっちよ」
口元から漏れる、深いため息
数秒たって、やっとこ僕はその指が、背後の壁に向けられているのに気が付いた。振り向くと、そこには同じようなドアがあった――なるほど。
「彼、三日くらい戻ってないのよね……」
留守だったのか。間の悪いことにもほどがある、おまけに部屋を間違えて、見ず知らずの女性のしどけない姿をじろじろと見てしまうことになるとは。
丁寧に謝罪すると彼女はほんの少し顔を赤らめ、今度は静かにドアを閉めた。
――二十分くらい、待っててもらえるかしら?
待ってどうしろというのだろう。だが、僕は律儀に待った。彼女はジェイコブと何かしら付き合いがありそうに思えたからだ。部屋の中からはバタバタと音がしている。そうしてふいにまたドアが開いた。
「お待たせ」
「……誰!?」
そこにいたのはとんでもない美女だった。つややかな赤毛は風変わりな形に編み込まれて燃え輝き、琥珀色の瞳の上には、長いまつげが初夏の木立のような紫の影を落としている。
頬骨の高い顔はふわりとした光を発しているように見え、鼻の上にうっすらと散らばったそばかすは木漏れ日のような金色。
手には長い杖、腰には短剣。暗いえんじ色をした鹿皮のコルセットに持ち上げられて、形のいい胸が鎖骨の下で高らかに天を見上げている。釣り鐘型のスカートは膝丈で、その下には細い足がすらりと伸びていた。
「……初めまして、私はニーナ・シェルテムショック。職業はまあ……一種の高級娼婦ってところね」
「高級……娼婦?」
初めて聞く言葉だった。高級とか低級とか、貴賤の別があるものなのか。
「『娼婦』といってもいろいろなのよ。私の場合、春を売ることはめったにないわ――特別に気に入ったお客なら別だけど。まあ、普通はいろんな方のお話し相手をして、聞き集めたうわさや耳寄りな情報を売ったり、珍しい品物を鑑定したりね。お友達のことが心配なら相談に乗るわ、専門家ほどじゃないけど魔法の心得も少しはあるから」
「……ぜひ」
僕には選択の余地がなかった。ジェイコブを頼りにこっちへ出てきたのに、彼と連絡がつかないままでは身動きも取れない。
「じゃあ、ここからはあなたも私のお客ってことになるわね。どうぞよろしく」
彼女はそういってスカートのすそをつまむと、僕に向かって実に優雅に会釈をして見せた。
何本かの交差した太い線と、かろうじて矢印とわかる、ひどくにじんだインクの染み。矢印の横に記された判読しづらい文字。それで全てだ。
それでもその文字がなかったら、僕はもうとっくにあきらめて、どこかで目についた安宿に転がり込んでいたことだろう。
不案内な初めての街でそんな真似をすれば、だいたい翌朝には路銀を奪われ身ぐるみはがれた死体になって運河に浮かぶか、あるいはもっと悪い運命に巻き込まれると相場が決まっている。
だから、僕は地図に書かれた通りを必死に探し続けていた。道行く人にそれとなく尋ね、あるいは辻々の標示板を睨みつけ、腰に提げた長剣の柄をときどき確かめながら、眉をしかめて速足で歩きまわった。ジェイコブとなんとしても合流しなければならない。
「それにしても、きったない街だなあ……」
歩きながら見回すと、街路の様子は不出来な地図にいっそふさわしく見えた。
ユーレジエン州の旧都エスティナと言えば、このマンスフェル王国北部では飛びぬけて大きな都市だというのに、この界隈の狭さ汚さと言ったら。
路地には壊れかけたような荷車、いやむしろ荷車の残骸がそこかしこの石壁にもたれかかり、その傍らでは犬の糞と人の反吐がひとつのベッドで違う夢を見ているといったありさまだ。
案外、この惨状を伝えるためにこそ、ジェイコブは地図をあそこまで乱雑に殴り書きしたのかも――そんなやくたいもない考えが頭に浮かぶくらいには疲れて途方に暮れたころ、ようやく僕は目的の通りと目指すものを見つけた。
東メラン街二十三番地五号、すずらん亭。それがジェイコブの定宿だ。名の通りすずらんの花をかたどった――とは言いがたいその不細工な看板を確認すると、僕は道路に面した狭い入り口から、二階への直通階段を駆けあがった。
上がってすぐの部屋――手紙にはそう書いてある。僕の目の前には、真鍮のノッカーが取り付けられたすすけた樫材のドアが鎮座していた。
「ジェイク! ジェイコブ・ハリントン! いるのかい? 僕だ、テオドール・シュヴァリエがお招きに応じてやってきたんだぜ。いるんなら開けてくれ!」
声が消えたあとには静まり返った薄暗い廊下。
いや、なんだかかすかに人の声がした。不機嫌そうな女の声だ――
(ん? 女の声?)
……そして、古くなってゆるんだ床板をずかずかと踏んで歩いてくる足音。
ばたん、と音を立ててドアがこちら向きに押し開かれ、危うく鼻っ面を吹き飛ばされかけた。
「だぁれ?」
もつれた長い赤毛の頭をぼりぼりかきながら、その女は充血した赤い目で僕をにらみつけていた。不摂生をしているのか荒れてガサガサの肌と、鼻の周りに散らばった濃い色のそばかす。だらしなく片方落っこちた下着の肩紐。
その下にある白く丸いふくらみに一瞬目が吸い寄せられたが、こんな荒れ放題の伽藍に置かれていたのでは、せっかくの宝珠も悪魔の用意した毒団子か何かとしか思えない。
第一、僕が今の境遇に陥ったのはアナスタシアの侍女に不用意に親切気を出したせいだ。二度とあんな失敗をしてなるものか。
僕の目線より少し下から、値踏みするように見上げたまま三回ほど呼吸を繰り返すと、彼女は急に興味を失ったような気の抜けた声を出した。
「……その様子だと、お客じゃなさそうね」
口ぶりからすると、彼女はどうも娼婦か何かのたぐいらしい。今は昼間だし、多分仕事は休みなのだろう。
「あなたは……ジェイクとはどういう……?」
そう尋ねると、彼女は僕に向かって人差し指を突き出した。
「……あっち」
「は?」
「あのね。ジェイコブ・ハリントンさんなら、お部屋はあっちよ」
口元から漏れる、深いため息
数秒たって、やっとこ僕はその指が、背後の壁に向けられているのに気が付いた。振り向くと、そこには同じようなドアがあった――なるほど。
「彼、三日くらい戻ってないのよね……」
留守だったのか。間の悪いことにもほどがある、おまけに部屋を間違えて、見ず知らずの女性のしどけない姿をじろじろと見てしまうことになるとは。
丁寧に謝罪すると彼女はほんの少し顔を赤らめ、今度は静かにドアを閉めた。
――二十分くらい、待っててもらえるかしら?
待ってどうしろというのだろう。だが、僕は律儀に待った。彼女はジェイコブと何かしら付き合いがありそうに思えたからだ。部屋の中からはバタバタと音がしている。そうしてふいにまたドアが開いた。
「お待たせ」
「……誰!?」
そこにいたのはとんでもない美女だった。つややかな赤毛は風変わりな形に編み込まれて燃え輝き、琥珀色の瞳の上には、長いまつげが初夏の木立のような紫の影を落としている。
頬骨の高い顔はふわりとした光を発しているように見え、鼻の上にうっすらと散らばったそばかすは木漏れ日のような金色。
手には長い杖、腰には短剣。暗いえんじ色をした鹿皮のコルセットに持ち上げられて、形のいい胸が鎖骨の下で高らかに天を見上げている。釣り鐘型のスカートは膝丈で、その下には細い足がすらりと伸びていた。
「……初めまして、私はニーナ・シェルテムショック。職業はまあ……一種の高級娼婦ってところね」
「高級……娼婦?」
初めて聞く言葉だった。高級とか低級とか、貴賤の別があるものなのか。
「『娼婦』といってもいろいろなのよ。私の場合、春を売ることはめったにないわ――特別に気に入ったお客なら別だけど。まあ、普通はいろんな方のお話し相手をして、聞き集めたうわさや耳寄りな情報を売ったり、珍しい品物を鑑定したりね。お友達のことが心配なら相談に乗るわ、専門家ほどじゃないけど魔法の心得も少しはあるから」
「……ぜひ」
僕には選択の余地がなかった。ジェイコブを頼りにこっちへ出てきたのに、彼と連絡がつかないままでは身動きも取れない。
「じゃあ、ここからはあなたも私のお客ってことになるわね。どうぞよろしく」
彼女はそういってスカートのすそをつまむと、僕に向かって実に優雅に会釈をして見せた。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
別れてくれない夫は、私を愛していない
abang
恋愛
「私と別れて下さい」
「嫌だ、君と別れる気はない」
誕生パーティー、結婚記念日、大切な約束の日まで……
彼の大切な幼馴染の「セレン」はいつも彼を連れ去ってしまう。
「ごめん、セレンが怪我をしたらしい」
「セレンが熱が出たと……」
そんなに大切ならば、彼女を妻にすれば良かったのでは?
ふと過ぎったその考えに私の妻としての限界に気付いた。
その日から始まる、私を愛さない夫と愛してるからこそ限界な妻の離婚攻防戦。
「あなた、お願いだから別れて頂戴」
「絶対に、別れない」
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる