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サバイバル島14
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ぎぃぃぃぃぃ。
正面玄関の扉を開けると、そこはまるで戦争にでもあったかのようなボロボロな室内だった。家具は壊れ、ほこりをかぶり、天井にはクモの巣もあった。なんだか遊園地にあるお化け屋敷のようだ。
規模はこちらの方が大きいが。部屋を見渡すと、どこにも通路がなかった。部屋は四方壁になっており、ボロボロな壁からわずかに隙間風を感じるほどだった。
「あれ?行き場所がない?」
「ほんとだねー。入る場所間違えたかな?」
「そんなはずはないわ。明らかに正面玄関だったわよ?」
「ん。壁を壊しながら進むとか?」
「そんなワイルドなゲームじゃないと思うのだけれど」
皆が部屋の中をすらべようとはい進みだした時。
「にゃ~~」
壁の隙間から何かが部屋に入ってきた。
・ダックスニャンコ LV46
どっちだ?
ダックスフントなのか、ニャンコなのか。
そのモンスターは体はダックスフントで顔はニャンコだった。
なんかアンバランスだな。
「か、かわいいわ」
「ほんとだー!!小っちゃくてモフモフだよ!!」
「ん。にゃぁ~、にゃぁ~」
「まさに夢のコラボレーションね」
女性陣には好評のようだ。
ダックスニャンコは戦闘の意思を示さず床に座り込む。そして顔を掻こうとするが、足が短く顔まで届かないようだ。
「な、なんて可愛いの?」
「ほんとです。連れて帰りたいくらいです」
「ほんま癒されるなぁ。ぎゅっとしたいくらいや」
「鏡花水月」の皆にも好評のようだ。
僕だけだろうか、可愛く感じないのは。
むしろ少し気持ち悪いぞ?
「もう我慢できない!!」
「猫ちゃーん!!」
「ん。にゃぁ~ん!」
「わ、私も少し」
4人はダックスニャンコに向かって走り出す。
「ば、ばか!!一応モンスターなんだ、え?」
四人が走り出すと、突然床の絨毯が左右に分かれ、その下にあった落とし穴に4人は落ちていく。
・ジュータンメン LV35
絨毯だと思っていたそれは、赤いタンメンが何重にも折り重なったモンスターだった。もはや生き物ではなく、タンメンのモンスターだ。
「ニャッハハハワン!」
ダックスニャンコは笑いながら先ほど入ってきた隙間から出ていく。
「あのくそ猫!!」
猫を追いかけ殴ってやりたいが、今はみんなが最優先だ。
「トリプルアロー!!」
フクチョーが攻撃するが、放った矢はジュウタンメンの隙間を通り越し奥の壁に刺さる。
「業火球!!」
座長の魔法はジュウタンメンに当たるが、一気に燃え上がると思ったジュウタンメンは一部が黒焦げになっただけだった。
「あのジュウタンメンは思ったより水分の多い麺のようやで!?」
座長さん、今その冷静な分析はいりませんで?
「そんなことより皆だ!!「雷神衣威」「乱れ切り」「かまいたち」!!」
最速のかまいたちで一気にジュウタンメンを切り裂いていく。LV差があるのと先ほどの座長さんの攻撃もありジュウタンメンはすぐに光の粒子となっていく。
僕は急いでジュウタンメンの下にあった床を調べるが取っ手がなく開けることが出来ない。
「ウィルどいてや!「業火球」!!」
座長さんが床に魔法を放つが、床は多少焦げただけでビクともしなかった。
「くそ。駄目だ。「念話」も通じないし、チャットも通信不可になっている」
「でも死に戻りしたわけでもなく、ダイブアウトしたわけでもないと思いますよ?ほら、パーティは解散になっていませんし、ちゃんと皆さんのHPは表示されていますし」
卍さんの言われた通りメニュー画面を操作すると確かに皆の名前とHPが表示されていた。
「ほんまやな。なら生きてるっちゅうことやで。ほら、ウィルさん、そんな顔したらあきまへん。今ひどい顔してまっせ?」
「本当ですよ。あなたらしくもない。まぁ心配なのはわかりますがそのふざけた顔を、さっさといつもの腹の立つ顔に戻してください」
「どっちにしたってまともな顔じゃないのかよ。まぁありがと。そうだな。こんな顔は皆には見せられないな」
「そうですよ!みんなで早く探しましょう!」
「そうやで。男の子なら堂々と構えていなはれ。その方がかっこええで?」
「かっこいいかどうかはともかく、あなたがそんな顔していたらなんだか調子出ません。早く立ち直ってください!」
言い方はあれだが、そうだな。シャキッとしよう。
「ありがと。もう大丈夫。早く道を探そう」
「そうですね、でも先ほどの猫?が入ってきた道以外、道がないんですよね」
「そうですね。エリーゼさんではないですが、壁を壊してしまいましょうか?」
「そうやな。ならまかせとき、「業火球」!!」
座長さんが四方の壁に魔法を放つ・・・が、先ほどと同じで少し焦げただけでビクともしない。
少しづつ焦りが出てくる。みんなが無事なのはわかっている。これがゲームなのも分かっている。
だけど、こんなところで離れると、どうしても嫌なイメージをしてしまう。
僕のいない所で死に戻りしたらどうしよう。皆が大変な目にあってたらどうしよう。あの時の誘拐事件のように。
「さん。ウィルさん!大丈夫ですか?」
「ほんまに大丈夫?さっきよりひどい顔になってるで?」
「全く、少し離れ離れになったからって何ですか?子供ですか?ママのおっぱいが恋しい子供ですか?シャキッとしてください」
皆に声をかけられてハッとする。そうだ、皆は大丈夫だ。
「ごめん。リアルでもいつもみんなで一緒にいるから、離れるとなんだか不安になってしまってね」
「全く、子供ですね貴方は。まぁこの中では一番年下ですが。ほら、そこの鏡で自分の情けない顔を見てみてください。びっくりしますよ?がっかりしますよ?笑っちゃいますよ?」
「びっくりして笑っちゃう顔ってどんなのだ。全く。じゃあ見てこようかな」
僕は自分の情けない顔を見に鏡に近づく。そんなに変な顔してるのかな。え?
「どうしました?自分の顔見つめすぎじゃないですか?ナルシスト何ですか?自分の顔を10秒以上眺めている人ってナルシスト何ですよ?」
「その話は知らない。顔が、というか僕が映ってないんだ。この鏡、何も映ってない」
「何を言っているんですか?そう言って脅かそうとしても無駄ですよ?映らないって吸血鬼ですか?バンパイアですか?パイオニアですか?」
「なんで今先駆者が関係あるんだ。言葉のニアンスだけで言うな。それに嘘なんかついてないぞ?」
僕はゆっくりと鏡に触ってみる。するとにゅるっと嫌な感覚の後、鏡の中に引きづりこまれる。皆が何かを叫び、僕の背中を掴むが僕はそのまま鏡の中に入っていく。
「いててて。ここは。ん?」
僕は気づけば倒れていたので、顔を上げようとすると何か柔らかい物に顔が包まれる。
「ウィル。いくら寂しいからって会ったばかりの人のおっぱいに顔を埋めるのはどうかと思うで?それに、うち人妻やし」
「うわ!!ご、ごめんなさい!」
顔に当たった物は座長さんの胸だったみたいだ。僕は思わず飛びのく。というかすごかったな。
顔全体が埋まったよ、それに柔らかかったし。
「まぁ。今回は許したるわ。次からは言ってから触ってな?急には少し恥ずかしいねん」
座長さんは少しもじもじしながら言う。この人人妻じゃなかったら僕危なかったかもしれない。
「やっぱり変態です!!ド変態です!!どさくさに紛れて!!私だって揉んだことないのに、顔を埋めるなんて!!どんな高度なセクハラですか!?うらやましいです!!」
「さすがハーレム主人公ですね。テンプレを忘れない精神。よかったら私のもどうぞ」
「お姉様まで何言ってんですか!!触っていいなら私が触りますよ!?揉みしだきますよ!?」
「いや、それも中々高度なセクハラだぞ?いきなり揉みしだくって」
「どこがですか!?自分のことを棚に上げておいて!!それに揉みしだくなんて、セクハラマニュアルからしたらまだまだ初級編です!!」
「セクハラマニュアル!?そんなもんないだろ!?勝手に作るな!」
ったくこの変態は相変わらずだな。だが、おかげで少し気が楽になったな。
「因みにセクハラマニュアル「おっぱい編」その中級編は、乳首を指でつまんでテロテロすることです」
「その話まだ続くの!?それにテロテロってなんだ!?なんだかそっちの方が高度だろ!?」
「甘いですね。いくらテロテロといってもそれはまだ指で触っているだけです。顔を埋めるあの幸せな感覚は味わえないので中級編なのです!!」
「確かにそう言われればそうなのか。指だけじゃ触る側は満足できないもんな」
「そういうことです!!やっぱり貴方は素質があります!!そうです?私と一緒にセクハラ協会立ち上げませんか?」
「まだなかったんかい。というか却下する。それ犯罪組織だろ」
「違いますよ!!ちゃんと相手の許可を取ってから触らせてもらうのです!!最近流行りの「Kiss me please」みたいなものです。「Let mw be sexually harassed」です!!」
「「セクハラさせてください」だと?お前は天才なのか?」
「ふふふ。やっと私の偉大さがわかりましたか。どうです?私と共に夢を叶えてみませんか?揉みしだき放題ですよ?埋め放題ですよ?」
「くっ。なんて魅力的な勧誘なんだ。魔のささやきだ」
「因みに年会費は100万円です。」
「高いわ!却下だ!!何に使うんだそんなに!!」
「テロテロ代です。」
「テロテロ代!?テロテロとは一体!?」
100万円もかかるテロテロとは何なのだ?すごく気になる。
「あのー。もうええやろか?そろそろ進まへん?」
「そうですよ。確かにテロテロは何なのか気になりますが」
「ならんやろ。どうせ碌なもんやあらへんで?」
卍さんもテロテロは気になるみたいだ。というか忘れてた。
今みんなとはぐれてダンジョンの中だった。
「クソ。いったいみんなは何処に?早く探さなければ」
「ウィル。今更かっこつけてももう手遅れやで?さっきまで忘れてたやろ?」
僕は決め顔で言ってみたがもう手遅れらしい。
こうして僕らは2手に分かれてしまったが、バラバラに攻略を開始するのだった。
正面玄関の扉を開けると、そこはまるで戦争にでもあったかのようなボロボロな室内だった。家具は壊れ、ほこりをかぶり、天井にはクモの巣もあった。なんだか遊園地にあるお化け屋敷のようだ。
規模はこちらの方が大きいが。部屋を見渡すと、どこにも通路がなかった。部屋は四方壁になっており、ボロボロな壁からわずかに隙間風を感じるほどだった。
「あれ?行き場所がない?」
「ほんとだねー。入る場所間違えたかな?」
「そんなはずはないわ。明らかに正面玄関だったわよ?」
「ん。壁を壊しながら進むとか?」
「そんなワイルドなゲームじゃないと思うのだけれど」
皆が部屋の中をすらべようとはい進みだした時。
「にゃ~~」
壁の隙間から何かが部屋に入ってきた。
・ダックスニャンコ LV46
どっちだ?
ダックスフントなのか、ニャンコなのか。
そのモンスターは体はダックスフントで顔はニャンコだった。
なんかアンバランスだな。
「か、かわいいわ」
「ほんとだー!!小っちゃくてモフモフだよ!!」
「ん。にゃぁ~、にゃぁ~」
「まさに夢のコラボレーションね」
女性陣には好評のようだ。
ダックスニャンコは戦闘の意思を示さず床に座り込む。そして顔を掻こうとするが、足が短く顔まで届かないようだ。
「な、なんて可愛いの?」
「ほんとです。連れて帰りたいくらいです」
「ほんま癒されるなぁ。ぎゅっとしたいくらいや」
「鏡花水月」の皆にも好評のようだ。
僕だけだろうか、可愛く感じないのは。
むしろ少し気持ち悪いぞ?
「もう我慢できない!!」
「猫ちゃーん!!」
「ん。にゃぁ~ん!」
「わ、私も少し」
4人はダックスニャンコに向かって走り出す。
「ば、ばか!!一応モンスターなんだ、え?」
四人が走り出すと、突然床の絨毯が左右に分かれ、その下にあった落とし穴に4人は落ちていく。
・ジュータンメン LV35
絨毯だと思っていたそれは、赤いタンメンが何重にも折り重なったモンスターだった。もはや生き物ではなく、タンメンのモンスターだ。
「ニャッハハハワン!」
ダックスニャンコは笑いながら先ほど入ってきた隙間から出ていく。
「あのくそ猫!!」
猫を追いかけ殴ってやりたいが、今はみんなが最優先だ。
「トリプルアロー!!」
フクチョーが攻撃するが、放った矢はジュウタンメンの隙間を通り越し奥の壁に刺さる。
「業火球!!」
座長の魔法はジュウタンメンに当たるが、一気に燃え上がると思ったジュウタンメンは一部が黒焦げになっただけだった。
「あのジュウタンメンは思ったより水分の多い麺のようやで!?」
座長さん、今その冷静な分析はいりませんで?
「そんなことより皆だ!!「雷神衣威」「乱れ切り」「かまいたち」!!」
最速のかまいたちで一気にジュウタンメンを切り裂いていく。LV差があるのと先ほどの座長さんの攻撃もありジュウタンメンはすぐに光の粒子となっていく。
僕は急いでジュウタンメンの下にあった床を調べるが取っ手がなく開けることが出来ない。
「ウィルどいてや!「業火球」!!」
座長さんが床に魔法を放つが、床は多少焦げただけでビクともしなかった。
「くそ。駄目だ。「念話」も通じないし、チャットも通信不可になっている」
「でも死に戻りしたわけでもなく、ダイブアウトしたわけでもないと思いますよ?ほら、パーティは解散になっていませんし、ちゃんと皆さんのHPは表示されていますし」
卍さんの言われた通りメニュー画面を操作すると確かに皆の名前とHPが表示されていた。
「ほんまやな。なら生きてるっちゅうことやで。ほら、ウィルさん、そんな顔したらあきまへん。今ひどい顔してまっせ?」
「本当ですよ。あなたらしくもない。まぁ心配なのはわかりますがそのふざけた顔を、さっさといつもの腹の立つ顔に戻してください」
「どっちにしたってまともな顔じゃないのかよ。まぁありがと。そうだな。こんな顔は皆には見せられないな」
「そうですよ!みんなで早く探しましょう!」
「そうやで。男の子なら堂々と構えていなはれ。その方がかっこええで?」
「かっこいいかどうかはともかく、あなたがそんな顔していたらなんだか調子出ません。早く立ち直ってください!」
言い方はあれだが、そうだな。シャキッとしよう。
「ありがと。もう大丈夫。早く道を探そう」
「そうですね、でも先ほどの猫?が入ってきた道以外、道がないんですよね」
「そうですね。エリーゼさんではないですが、壁を壊してしまいましょうか?」
「そうやな。ならまかせとき、「業火球」!!」
座長さんが四方の壁に魔法を放つ・・・が、先ほどと同じで少し焦げただけでビクともしない。
少しづつ焦りが出てくる。みんなが無事なのはわかっている。これがゲームなのも分かっている。
だけど、こんなところで離れると、どうしても嫌なイメージをしてしまう。
僕のいない所で死に戻りしたらどうしよう。皆が大変な目にあってたらどうしよう。あの時の誘拐事件のように。
「さん。ウィルさん!大丈夫ですか?」
「ほんまに大丈夫?さっきよりひどい顔になってるで?」
「全く、少し離れ離れになったからって何ですか?子供ですか?ママのおっぱいが恋しい子供ですか?シャキッとしてください」
皆に声をかけられてハッとする。そうだ、皆は大丈夫だ。
「ごめん。リアルでもいつもみんなで一緒にいるから、離れるとなんだか不安になってしまってね」
「全く、子供ですね貴方は。まぁこの中では一番年下ですが。ほら、そこの鏡で自分の情けない顔を見てみてください。びっくりしますよ?がっかりしますよ?笑っちゃいますよ?」
「びっくりして笑っちゃう顔ってどんなのだ。全く。じゃあ見てこようかな」
僕は自分の情けない顔を見に鏡に近づく。そんなに変な顔してるのかな。え?
「どうしました?自分の顔見つめすぎじゃないですか?ナルシスト何ですか?自分の顔を10秒以上眺めている人ってナルシスト何ですよ?」
「その話は知らない。顔が、というか僕が映ってないんだ。この鏡、何も映ってない」
「何を言っているんですか?そう言って脅かそうとしても無駄ですよ?映らないって吸血鬼ですか?バンパイアですか?パイオニアですか?」
「なんで今先駆者が関係あるんだ。言葉のニアンスだけで言うな。それに嘘なんかついてないぞ?」
僕はゆっくりと鏡に触ってみる。するとにゅるっと嫌な感覚の後、鏡の中に引きづりこまれる。皆が何かを叫び、僕の背中を掴むが僕はそのまま鏡の中に入っていく。
「いててて。ここは。ん?」
僕は気づけば倒れていたので、顔を上げようとすると何か柔らかい物に顔が包まれる。
「ウィル。いくら寂しいからって会ったばかりの人のおっぱいに顔を埋めるのはどうかと思うで?それに、うち人妻やし」
「うわ!!ご、ごめんなさい!」
顔に当たった物は座長さんの胸だったみたいだ。僕は思わず飛びのく。というかすごかったな。
顔全体が埋まったよ、それに柔らかかったし。
「まぁ。今回は許したるわ。次からは言ってから触ってな?急には少し恥ずかしいねん」
座長さんは少しもじもじしながら言う。この人人妻じゃなかったら僕危なかったかもしれない。
「やっぱり変態です!!ド変態です!!どさくさに紛れて!!私だって揉んだことないのに、顔を埋めるなんて!!どんな高度なセクハラですか!?うらやましいです!!」
「さすがハーレム主人公ですね。テンプレを忘れない精神。よかったら私のもどうぞ」
「お姉様まで何言ってんですか!!触っていいなら私が触りますよ!?揉みしだきますよ!?」
「いや、それも中々高度なセクハラだぞ?いきなり揉みしだくって」
「どこがですか!?自分のことを棚に上げておいて!!それに揉みしだくなんて、セクハラマニュアルからしたらまだまだ初級編です!!」
「セクハラマニュアル!?そんなもんないだろ!?勝手に作るな!」
ったくこの変態は相変わらずだな。だが、おかげで少し気が楽になったな。
「因みにセクハラマニュアル「おっぱい編」その中級編は、乳首を指でつまんでテロテロすることです」
「その話まだ続くの!?それにテロテロってなんだ!?なんだかそっちの方が高度だろ!?」
「甘いですね。いくらテロテロといってもそれはまだ指で触っているだけです。顔を埋めるあの幸せな感覚は味わえないので中級編なのです!!」
「確かにそう言われればそうなのか。指だけじゃ触る側は満足できないもんな」
「そういうことです!!やっぱり貴方は素質があります!!そうです?私と一緒にセクハラ協会立ち上げませんか?」
「まだなかったんかい。というか却下する。それ犯罪組織だろ」
「違いますよ!!ちゃんと相手の許可を取ってから触らせてもらうのです!!最近流行りの「Kiss me please」みたいなものです。「Let mw be sexually harassed」です!!」
「「セクハラさせてください」だと?お前は天才なのか?」
「ふふふ。やっと私の偉大さがわかりましたか。どうです?私と共に夢を叶えてみませんか?揉みしだき放題ですよ?埋め放題ですよ?」
「くっ。なんて魅力的な勧誘なんだ。魔のささやきだ」
「因みに年会費は100万円です。」
「高いわ!却下だ!!何に使うんだそんなに!!」
「テロテロ代です。」
「テロテロ代!?テロテロとは一体!?」
100万円もかかるテロテロとは何なのだ?すごく気になる。
「あのー。もうええやろか?そろそろ進まへん?」
「そうですよ。確かにテロテロは何なのか気になりますが」
「ならんやろ。どうせ碌なもんやあらへんで?」
卍さんもテロテロは気になるみたいだ。というか忘れてた。
今みんなとはぐれてダンジョンの中だった。
「クソ。いったいみんなは何処に?早く探さなければ」
「ウィル。今更かっこつけてももう手遅れやで?さっきまで忘れてたやろ?」
僕は決め顔で言ってみたがもう手遅れらしい。
こうして僕らは2手に分かれてしまったが、バラバラに攻略を開始するのだった。
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