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アイーダライブ後編
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16時30分。
すでにじゃぶじゃぶの里広場は人で溢れかえっていた。
僕はメニュー画面に目をやる。
ーーーーーーーーーーー
シークレットクエスト発生【客引きをしよう】
しゃぶしゃぶの里は今、魔物の大繁殖期の為、最近お客さんが来なくて困っている。
何とかしてお客さんを以前のように沢山呼び、にぎやかな里を取り戻そう!!
報酬
じゃぶじゃぶの里温泉9割引券。
(この券を使いとある温泉に入ると・・・?)
呼んだお客様の数
5432/100(人)
ーーーーーーーーーーーーーー
集まりすぎだろ。
ここに来ることのできるプレイヤーの1/3が集まっていることになる。うちの歌姫の人気はまだまだ続くみたいだ。
辺りを見回すと生産者も多くみられる。武器防具をセールで売っている人、ポーション類を売っているもの。料理をし、お菓子を売っているものまでいた。よく見るとカレーライスだった。ピクニックか何かと勘違いしているのだろうか?
僕も後で買いに行こう。
「本当にお祭りみたいになってきたねぇ!!」
「すごい人気ね。アイーダ大丈夫?」
「だ、大丈夫よ!わ,わ、私は世界的歌手の娘だもの!!ききき緊張なんかしてないわ!!」
ききき緊張ってなんだ?めちゃくちゃしてるじゃないか。
「本当に大丈夫アイーダ?少しリラックスした方が」
「どうしよう。ママはいつもライブの前はどうしていたんだろう」
アイーダは本番前でナーバスになっているようだ。不意にエリザベスは口を開く。
「あら。いいじゃない。緊張したって」
その言葉にみんなが驚く。
「で、でもそれじゃあ、うまく歌えないわ」
「そんなことないわ。誰でも緊張はするものよ?」
「あなたは緊張とかしなさそうだけど」
「そんなことないわ。緊張しない人なんかいないわよ。皆何かやる前は緊張するものなの。あとはその緊張とどう向き合うか。どう楽しむかなの。」
エリザベスでも緊張するというのは意外だった。
「いい?アイーダ。緊張を楽しみなさい。人は緊張する生き物なの。子供も大人も関係なくね。でも大人は、プロは、その緊張を楽しめる人がなるのよ。自分の緊張を自覚し、楽しめる人がプロなの」
「緊張を楽しめる人……」
「そうよ。きっとあなたのお母さんだって緊張していたはずよ?でもお母さんは知っているのよ。緊張できるの一瞬だって。そうでしょ?ライブが終わってしまったら緊張なんてできないもの。そして緊張よりもその先にある楽しいことを知っているんだわ。緊張の先にあるものを。今回の場合はお客さんの声援ね」
僕らは静かにエリザベスの言葉に耳を傾ける。
すると。
「「「「アイーダちゃんはまだかぁ!!??」」」」」
「「「「「早く歌を聞かせてくれーー!!」」」」」」」」
「「「「「「アイーダちゃん大好きーー!!」」」」」」」」
「「「「「「アイーダ!アイーダ!アイーダ!」」」」」」」
「ロリ巨乳サイコーー!!」
皆の声が聞こえてくる。最後のやつは後で探して殴っておこう。
「ほら、聞こえるでしょ?みんなの声が。あとはあのステージに立つだけ。そして緊張の先にあなたの望んだ楽しい世界が待っているわ」
アイーダは伏せていた顔を上げる。そこにはもう迷いのある顔はない。しっかりと未来を見つめているいい顔をしていた。
「ありがとう。私行ってくるわ!!AOL初の歌姫になるために!!」
アイーダは立ち上がりしっかりとした足取りでステージに向かう。その後ろ姿は大きく、頼もしく見えた。誰かが言っていた。何かをし、それに対してお金をもらえればそれはもうプロなのだと。
ゲームマネーではあるが、彼女はかなりのチケットの売り上げを出している。彼女はもうちゃんとプロなのだ。
誰がなんて言おうと。
「みんなぁ!!お待たせ!!アイーダです!!よろしくね!!」
「「「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」」」」
「「「「「「「アイーダちゃんサイコーーーー!!」」」」」」」
「「「「「「早く歌ってくれーーーー!!」」」」」」」
「ローリー巨乳ーー!!」
どこだロリコン!!??
アイツか!!??
「悪魔結社」の最後のやつじゃねぇか!!??後でぶっ飛ばしとこう。
「それじゃあ聞いてください!!最初の曲は「HAPPY IN YOUR FUTURE」」
ーーーーーーーーーー
さぁ深呼吸をして
そっと目を開けてごらん
鳥は舞い上がり 花は咲きほこり
ほら、世界は君を待っている
恐れないで
風に身を任せて
心のままに 自由に
未来はあなたの中にあるから
さぁ飛び立とう
夢に向かって舞い上がれ
君の今が未来へと繋がる
何処までも高く 自由に舞い上がれ
虹を飛び越え
さぁあの光の下へ
さぁ深呼吸をして
そっと目を開けてごらん
大地は歌い 星は輝き
ほら大地は君を待っている
手をつなごう
もう何も怖くない
心は繋がる 遠くにいても
未来は心の中にあるはずさ
さぁ歩き出そう
夢に向かって舞い上がれ
君の今が未来へと繋がる
何処までも高く 自由に舞い上がれ
虹を飛び越え
さぁあの光の下へ
そっと胸に手を当ててごらん
世界は君の為にある
夢は君だけのもの
誰も犯す事の出来ない事実
限られた時の中にこそ
無限の光が満ち溢れてている
迷うことはない
今、手を伸ばして
夢に向かって舞い上がれ
君の今が未来へと繋がる
何処までも高く 自由に舞い上がれ
虹を飛び越え
さぁあの光の下へ……
ーーーーーーーーーーーーーー
ライブは大盛況だ。
もう緊張していたあのアイーダはいない。
彼女はプロとしても十分やっていけるだろう。
「みんなありがとう!!次で最後の曲になります。これはとある女の子の物語です。聞いてください。「星に願いを」」
そう言いアイーダは目をつむり歌いだす。
ーーーーーーーーーーーーー
小さな瓦礫を拾い集め
綺麗な星空を見上げた
まだ見ぬ幸せを信じて
まだ見ぬ風景を思い浮かべ
穏やかな笑顔の中で
涙はもう枯れていた
綺麗なその瞳には
穢れないその瞳には
ねぇ何が映ってる
やまない争い 憎しみの眼差し
ねぇ何故繰り返すの
小さな手を握りしめ
星空よ、願いを届け
争いのない世界を見せておくれ
もう何も奪わないでおくれ
この想いは天まで届くかな
大きな瓦礫の中を彷徨い探し
そこにあるはずの笑顔を求め
そこにあった幸せを
いつまで思い浮かべる
もう何一つ見つからない
綺麗な瞳には
穢れ内その瞳には
ねぇ何が映っててる
やまない争い 憎しみの眼差し
ねぇ何故繰り返すの
小さな手を握りしめ
星空よ、願いを届け
争いのない世界を見せておくれ
もう何も奪わないでおくれ
この想いは天まで届くかな
一筋の光と共に
また一つの物語が終わる
瓦礫の中 星空を見上げ
そっと目を閉じる
争いのない世界を
誰のものでもないこの世界よ
星空よ 願いよ届け
ーーーーーーーーーーー
僕は気づけば泣いていた。
観客も皆も泣いていた。
僕は父さんを思い出していた。
名も知らない女の子を助け、そして死んだ父さんを。
僕も心から願った。
争いのない世界を……。
ライブは大歓声の中幕を閉じ、アイーダが帰ってくる。
「あら皆。泣いてくれているの?ありがとう」
「うん。僕は少し軍人だった父さんの事を思い出して」
「そう。私ね。昔戦争に巻き込まれたことがあって、ある人に助けられて。それであの歌を作ったのよ。」
「ははっ。似た話もあるもんだね」
「そうね。その人もイタリア人の軍人さんだったの。もしかして知っているかしら。神代浩平って。お父さんのお友達にいなかった?いつかお墓に手を合わせに行きたいのだけれど」
僕は言葉が出なかった。
アイーダの話した名前は僕の父さんの名前だったからだ。
すでにじゃぶじゃぶの里広場は人で溢れかえっていた。
僕はメニュー画面に目をやる。
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シークレットクエスト発生【客引きをしよう】
しゃぶしゃぶの里は今、魔物の大繁殖期の為、最近お客さんが来なくて困っている。
何とかしてお客さんを以前のように沢山呼び、にぎやかな里を取り戻そう!!
報酬
じゃぶじゃぶの里温泉9割引券。
(この券を使いとある温泉に入ると・・・?)
呼んだお客様の数
5432/100(人)
ーーーーーーーーーーーーーー
集まりすぎだろ。
ここに来ることのできるプレイヤーの1/3が集まっていることになる。うちの歌姫の人気はまだまだ続くみたいだ。
辺りを見回すと生産者も多くみられる。武器防具をセールで売っている人、ポーション類を売っているもの。料理をし、お菓子を売っているものまでいた。よく見るとカレーライスだった。ピクニックか何かと勘違いしているのだろうか?
僕も後で買いに行こう。
「本当にお祭りみたいになってきたねぇ!!」
「すごい人気ね。アイーダ大丈夫?」
「だ、大丈夫よ!わ,わ、私は世界的歌手の娘だもの!!ききき緊張なんかしてないわ!!」
ききき緊張ってなんだ?めちゃくちゃしてるじゃないか。
「本当に大丈夫アイーダ?少しリラックスした方が」
「どうしよう。ママはいつもライブの前はどうしていたんだろう」
アイーダは本番前でナーバスになっているようだ。不意にエリザベスは口を開く。
「あら。いいじゃない。緊張したって」
その言葉にみんなが驚く。
「で、でもそれじゃあ、うまく歌えないわ」
「そんなことないわ。誰でも緊張はするものよ?」
「あなたは緊張とかしなさそうだけど」
「そんなことないわ。緊張しない人なんかいないわよ。皆何かやる前は緊張するものなの。あとはその緊張とどう向き合うか。どう楽しむかなの。」
エリザベスでも緊張するというのは意外だった。
「いい?アイーダ。緊張を楽しみなさい。人は緊張する生き物なの。子供も大人も関係なくね。でも大人は、プロは、その緊張を楽しめる人がなるのよ。自分の緊張を自覚し、楽しめる人がプロなの」
「緊張を楽しめる人……」
「そうよ。きっとあなたのお母さんだって緊張していたはずよ?でもお母さんは知っているのよ。緊張できるの一瞬だって。そうでしょ?ライブが終わってしまったら緊張なんてできないもの。そして緊張よりもその先にある楽しいことを知っているんだわ。緊張の先にあるものを。今回の場合はお客さんの声援ね」
僕らは静かにエリザベスの言葉に耳を傾ける。
すると。
「「「「アイーダちゃんはまだかぁ!!??」」」」」
「「「「「早く歌を聞かせてくれーー!!」」」」」」」」
「「「「「「アイーダちゃん大好きーー!!」」」」」」」」
「「「「「「アイーダ!アイーダ!アイーダ!」」」」」」」
「ロリ巨乳サイコーー!!」
皆の声が聞こえてくる。最後のやつは後で探して殴っておこう。
「ほら、聞こえるでしょ?みんなの声が。あとはあのステージに立つだけ。そして緊張の先にあなたの望んだ楽しい世界が待っているわ」
アイーダは伏せていた顔を上げる。そこにはもう迷いのある顔はない。しっかりと未来を見つめているいい顔をしていた。
「ありがとう。私行ってくるわ!!AOL初の歌姫になるために!!」
アイーダは立ち上がりしっかりとした足取りでステージに向かう。その後ろ姿は大きく、頼もしく見えた。誰かが言っていた。何かをし、それに対してお金をもらえればそれはもうプロなのだと。
ゲームマネーではあるが、彼女はかなりのチケットの売り上げを出している。彼女はもうちゃんとプロなのだ。
誰がなんて言おうと。
「みんなぁ!!お待たせ!!アイーダです!!よろしくね!!」
「「「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」」」」
「「「「「「「アイーダちゃんサイコーーーー!!」」」」」」」
「「「「「「早く歌ってくれーーーー!!」」」」」」」
「ローリー巨乳ーー!!」
どこだロリコン!!??
アイツか!!??
「悪魔結社」の最後のやつじゃねぇか!!??後でぶっ飛ばしとこう。
「それじゃあ聞いてください!!最初の曲は「HAPPY IN YOUR FUTURE」」
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さぁ深呼吸をして
そっと目を開けてごらん
鳥は舞い上がり 花は咲きほこり
ほら、世界は君を待っている
恐れないで
風に身を任せて
心のままに 自由に
未来はあなたの中にあるから
さぁ飛び立とう
夢に向かって舞い上がれ
君の今が未来へと繋がる
何処までも高く 自由に舞い上がれ
虹を飛び越え
さぁあの光の下へ
さぁ深呼吸をして
そっと目を開けてごらん
大地は歌い 星は輝き
ほら大地は君を待っている
手をつなごう
もう何も怖くない
心は繋がる 遠くにいても
未来は心の中にあるはずさ
さぁ歩き出そう
夢に向かって舞い上がれ
君の今が未来へと繋がる
何処までも高く 自由に舞い上がれ
虹を飛び越え
さぁあの光の下へ
そっと胸に手を当ててごらん
世界は君の為にある
夢は君だけのもの
誰も犯す事の出来ない事実
限られた時の中にこそ
無限の光が満ち溢れてている
迷うことはない
今、手を伸ばして
夢に向かって舞い上がれ
君の今が未来へと繋がる
何処までも高く 自由に舞い上がれ
虹を飛び越え
さぁあの光の下へ……
ーーーーーーーーーーーーーー
ライブは大盛況だ。
もう緊張していたあのアイーダはいない。
彼女はプロとしても十分やっていけるだろう。
「みんなありがとう!!次で最後の曲になります。これはとある女の子の物語です。聞いてください。「星に願いを」」
そう言いアイーダは目をつむり歌いだす。
ーーーーーーーーーーーーー
小さな瓦礫を拾い集め
綺麗な星空を見上げた
まだ見ぬ幸せを信じて
まだ見ぬ風景を思い浮かべ
穏やかな笑顔の中で
涙はもう枯れていた
綺麗なその瞳には
穢れないその瞳には
ねぇ何が映ってる
やまない争い 憎しみの眼差し
ねぇ何故繰り返すの
小さな手を握りしめ
星空よ、願いを届け
争いのない世界を見せておくれ
もう何も奪わないでおくれ
この想いは天まで届くかな
大きな瓦礫の中を彷徨い探し
そこにあるはずの笑顔を求め
そこにあった幸せを
いつまで思い浮かべる
もう何一つ見つからない
綺麗な瞳には
穢れ内その瞳には
ねぇ何が映っててる
やまない争い 憎しみの眼差し
ねぇ何故繰り返すの
小さな手を握りしめ
星空よ、願いを届け
争いのない世界を見せておくれ
もう何も奪わないでおくれ
この想いは天まで届くかな
一筋の光と共に
また一つの物語が終わる
瓦礫の中 星空を見上げ
そっと目を閉じる
争いのない世界を
誰のものでもないこの世界よ
星空よ 願いよ届け
ーーーーーーーーーーー
僕は気づけば泣いていた。
観客も皆も泣いていた。
僕は父さんを思い出していた。
名も知らない女の子を助け、そして死んだ父さんを。
僕も心から願った。
争いのない世界を……。
ライブは大歓声の中幕を閉じ、アイーダが帰ってくる。
「あら皆。泣いてくれているの?ありがとう」
「うん。僕は少し軍人だった父さんの事を思い出して」
「そう。私ね。昔戦争に巻き込まれたことがあって、ある人に助けられて。それであの歌を作ったのよ。」
「ははっ。似た話もあるもんだね」
「そうね。その人もイタリア人の軍人さんだったの。もしかして知っているかしら。神代浩平って。お父さんのお友達にいなかった?いつかお墓に手を合わせに行きたいのだけれど」
僕は言葉が出なかった。
アイーダの話した名前は僕の父さんの名前だったからだ。
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