18 / 62
よくない夢
しおりを挟む
体が熱い。下半身がじんじんと痺れている。腰骨を掴んでいた大きな手が親指を腹に、残りの指を背中に当てて圧をかけながら肌を撫で上げた。ざらついた手の感触。俺の全身は汗ばんでいて、服を着ていない。ベッドにあお向けて寝転がっており、両膝は立てている。ぐっと力の入った両手で胴を掴まれているせいで、背中とシーツの間にはアーチのような空洞ができていた。
俺の体を掴み、のしかかるようにしている人は背を丸めて屈みながらその冷ややかな唇をちょうど肋骨の下あたりに押し当てた。肌はさらりと冷たいのに、その間から漏れ出る吐息は火傷しそうに熱い。両手を彼の肩に当てて、逃れるように体を反らすと唇が薄く開き中から真っ赤な舌が出てきた。それは最初脇腹のあたりにべったりと押し当てられ、やや窪んだ広い面を使ってへそのあたりまで移動した。唾液はぬらぬらと光って、舌が離れるとすぐにひんやりとする。全身が茹りそうに熱いのに、彼の舌が舐めた部分だけが冷える。その感触は俺の背筋をぞくぞくと這い上がり、怯えさせた。目じりに涙が滲む。くすぐったいような、今すぐに暴れだしたいような感覚が腰のあたりに溜まり、肩を掴む手が震える。わけもなく首を振ると、髪がぱさぱさと音を立ててシーツを叩いた。
「フキ」
俺の上にいる人は、胸の中央に唇を当て、背に当てた指にぐっと力を入れながら囁いた。持ち上げられるようにして、肌と唇が擦れる。いつのまにか尻までシーツから浮き上がり、俺はつま先と肩で体を支えていた。緊張を強いられた太ももがぶるぶると震える。
「感じているの? 可愛い」
優しい声だ。喉薬のように甘い。彼は俺の胸から顔を上げると、右手を完全に背中へと回し、左手を下へ伸ばした。長い指が蛇のように動いて前腿、膝を通り、ふくらはぎの裏を撫でた。その手はふくらはぎの筋肉をぐっと掴むと、今度は足の裏を通って上へ上へと移動していく。やがて足の付け根に辿り着くと、五本の指が大きく広がり、尻を揉みこむように動く。そうされると、俺は羞恥からか燃えるように顔が赤くなって、悲しくもないのに泣いた。いつの間にか両腕はしがみつくように彼の首を抱きしめていて、長い金髪が頬や額に触れる。
ローランさま。
はっとして飛び起きると、隣にはローラン様が寝ていた。隣で激しく動かれたので目をつぶったまま顔を顰めて「フキ、まだ寝てなさい」と言う。確かに、夜明け前だった。
当然ながら、俺はしっかりと服を着ていた。心臓がばくばくとうるさい。あと少しでも刺激したら弾け飛びそうなほどだ。嫌な予感を覚えながら、おそるおそるかけ布を動かして下半身を見る。思わずうめき声が漏れた。
良くないことに、反応している。性器が布を押し上げるのは、久しぶりに見る光景だった。二十八くらいから徐々に性欲は減退しつつあると思っていたが、最近疲れて自己処理もしていないからだろうか。主人を起こさないようにそっとベッドから降り、体を冷やそうとバルコニーに出る。夜風は冷たく、外は一面真っ暗だった。音を立てないようにそっと扉を閉め、石畳の隅に座る。膝の上に両腕を組んで、さきほどの夢を思い出す。
(ローラン様だったよな)
馬鹿になってしまった。もともとそれほど賢かったわけではないが、完全にいかれた。徐々に闇に慣れてきた目で、じっと目の前の床を睨みつける。大恩あるシェード家の若君に、夢とはいえあんな淫らな真似をさせるなんて、俺は完全にいかれてしまった。
だが、それはローラン様がキスなんてするからなのだ。どうしてかはわからないが、とにかくキスなんてされたものだから、俺はキスが初めてだったので、体の方が勘違いしてしまった。情けなくて泣きそうだった。
自己嫌悪に陥っていると、いつのまにか性器は落ち着きを取り戻していた。暗澹たる気持ちで部屋の中へ戻り、寝ている主人の横にそっと滑り込む。見るとローラン様は顔に手を乗せたまま寝てしまっていたので、そっとどけてやる。ついでに乱れた前髪を直すと、惚れ惚れするほど美しい顔が露になる。暗闇の中でしばらくその顔を見つめた。見つめすぎるあまり、気づけば空が白み始めて慌てて横になった。
朝の身支度を終えると、ローラン様は侍女に向かって「そろそろ陛下にお会いしても良いよ」と言った。机の棚には王がローラン様の身を案じたり、いつ会いに行ってもよいかと機嫌を窺う内容の手紙が溢れるほど入っている。断食していた一か月間で、王や宰相が近くにいる間は水の一滴すら口にしなかったので、王と言えど気軽には会いに来れないようだった。さすがローラン様だ。お優しそうな見た目だが、いやになるほど我の強いところがある。
侍女はローラン様の言葉を聞くと、慌てて部屋を出て行った。半刻もしないうちに廊下が騒がしくなり、慌ただしい足音と布を引きずるような音がして、扉が勢い良く開いた。
国王だ。身丈は侍女よりやや大きく、太っていて、冠の乗った髪は豊かだが白い。赤く長いマントを身に着けている。彼は部屋に入ると、椅子に座って紅茶を飲んでいるローラン様を見て目を潤ませた。勢いよく近づいてきて、大きく広げた腕で抱き着く。ローラン様はそれをすっと避けてそつなく手を添えて王を自分の座っていた椅子に座らせた。
「お久しぶりです、陛下」
「お、おお、ローラン。やっと元気になったのだな」
王は面食らったものの、すぐに相好を崩してローラン様に話しかけた。俺はできるだけ身を小さくして、カーテンの陰に隠れるようにしてそれを見ていた。誰に指示されたわけでもないのだが、堂々と立っているのが難しかった。よく見ると、王を守るために着いてきた騎士たちの中には、オルランドとロニーもいた。ロニーは部屋の入口に、オルランドは国王の傍に立っている。
「はい。陛下がフキを返してくれたのですっかり元気になりました」
ローラン様はにっこりと微笑んで言った。目を細めて笑うと、涙袋がぷっくりと浮かび上がり、どこか幼く愛らしい印象だ。男らしく凛々しい眉や洗練して通った鼻筋、整った歯並びと絶妙なバランスで、異様に人を引き付ける魅力がある。
国王も己の孫の魅力的な笑顔に一瞬目を奪われたようだった。彼はローラン様の手をしわだらけの手でそっと握ると「ああ、セレスティナ」と呟いた。
「許しておくれ、わしが分らず屋だったせいで、セレスティナは死に、お前は十六年も行方知れずだった」
「陛下のせいで?」
ローラン様は穏やかな声で尋ねた。一瞬の朗らかな微笑みは消え、どこかひんやりとした微笑を湛えている。王は深く項垂れながら答えた。
「そうだ、わしが結婚を許していれば今頃は……」
「陛下」
遮ったのはオルランドだった。彼は相変わらずの無表情で、眉一つ動かさず言った。
「許しも得ず発言する無礼をお許しください。恐れながら戸の外に誰かがいます」
「おお、そうじゃ、セディアスを呼んでおったんじゃ」
王が扉を開けるように命じると、宰相であるセディアスが現れた。彼は長い銀の髪を揺らしながら部屋へ入ると、国王に向かって頭を下げ、次いでローランさまにも腰を折った。
「殿下。お元気になられたようでなによりでございます」
「ありがとう」
ローラン様が笑って礼を言う。セディアスは切れ長の目でさっとあたりを見回すと、ちょうど俺がいるカーテンのあたりをほんの一瞬見つめて、すぐにローラン様に視線を戻した。
「城での生活にも慣れて頂けているようで、安心いたしました。最近はよく王宮の中を散歩なさっているとか」
「うん。フキを返してくれてありがとう」
ローラン様の言葉に、セディアスが笑みを深める。彼は視線を俺の方に向けながら「殿下の従者は、優秀ですね」と誉め言葉を言った。ロニーの『ローラン様にくっついていると面倒』という言葉を思い出す。戸の方にいるロニーを見たが、彼は興味なさげに立っているだけだった。セディアスも自分から話を振っておいてすぐに興味をなくしたようで、俺から視線を外して国王へと話しかける。
「陛下、ローラン様はすっかり回復されたご様子。そろそろ話を進めても良い頃では?」
「そうじゃな、わしもそう思っておった。なにしろユーリがあんな様子なのだ。かわいそうに、最近は塔にこもってばかりで、」
「ええ陛下。お気の毒です。だからなおさら早く胸のつかえを取って差し上げなくては」
「それはわたしを王太子にしたいという話なの?」
セディアスが不意を突かれたように、目を丸くしてローラン様の顔を見つめる。国王も驚いたようだった。ローラン様は手を背で組み、軽く首をかしげて、いたずらっぽく笑った。
俺の体を掴み、のしかかるようにしている人は背を丸めて屈みながらその冷ややかな唇をちょうど肋骨の下あたりに押し当てた。肌はさらりと冷たいのに、その間から漏れ出る吐息は火傷しそうに熱い。両手を彼の肩に当てて、逃れるように体を反らすと唇が薄く開き中から真っ赤な舌が出てきた。それは最初脇腹のあたりにべったりと押し当てられ、やや窪んだ広い面を使ってへそのあたりまで移動した。唾液はぬらぬらと光って、舌が離れるとすぐにひんやりとする。全身が茹りそうに熱いのに、彼の舌が舐めた部分だけが冷える。その感触は俺の背筋をぞくぞくと這い上がり、怯えさせた。目じりに涙が滲む。くすぐったいような、今すぐに暴れだしたいような感覚が腰のあたりに溜まり、肩を掴む手が震える。わけもなく首を振ると、髪がぱさぱさと音を立ててシーツを叩いた。
「フキ」
俺の上にいる人は、胸の中央に唇を当て、背に当てた指にぐっと力を入れながら囁いた。持ち上げられるようにして、肌と唇が擦れる。いつのまにか尻までシーツから浮き上がり、俺はつま先と肩で体を支えていた。緊張を強いられた太ももがぶるぶると震える。
「感じているの? 可愛い」
優しい声だ。喉薬のように甘い。彼は俺の胸から顔を上げると、右手を完全に背中へと回し、左手を下へ伸ばした。長い指が蛇のように動いて前腿、膝を通り、ふくらはぎの裏を撫でた。その手はふくらはぎの筋肉をぐっと掴むと、今度は足の裏を通って上へ上へと移動していく。やがて足の付け根に辿り着くと、五本の指が大きく広がり、尻を揉みこむように動く。そうされると、俺は羞恥からか燃えるように顔が赤くなって、悲しくもないのに泣いた。いつの間にか両腕はしがみつくように彼の首を抱きしめていて、長い金髪が頬や額に触れる。
ローランさま。
はっとして飛び起きると、隣にはローラン様が寝ていた。隣で激しく動かれたので目をつぶったまま顔を顰めて「フキ、まだ寝てなさい」と言う。確かに、夜明け前だった。
当然ながら、俺はしっかりと服を着ていた。心臓がばくばくとうるさい。あと少しでも刺激したら弾け飛びそうなほどだ。嫌な予感を覚えながら、おそるおそるかけ布を動かして下半身を見る。思わずうめき声が漏れた。
良くないことに、反応している。性器が布を押し上げるのは、久しぶりに見る光景だった。二十八くらいから徐々に性欲は減退しつつあると思っていたが、最近疲れて自己処理もしていないからだろうか。主人を起こさないようにそっとベッドから降り、体を冷やそうとバルコニーに出る。夜風は冷たく、外は一面真っ暗だった。音を立てないようにそっと扉を閉め、石畳の隅に座る。膝の上に両腕を組んで、さきほどの夢を思い出す。
(ローラン様だったよな)
馬鹿になってしまった。もともとそれほど賢かったわけではないが、完全にいかれた。徐々に闇に慣れてきた目で、じっと目の前の床を睨みつける。大恩あるシェード家の若君に、夢とはいえあんな淫らな真似をさせるなんて、俺は完全にいかれてしまった。
だが、それはローラン様がキスなんてするからなのだ。どうしてかはわからないが、とにかくキスなんてされたものだから、俺はキスが初めてだったので、体の方が勘違いしてしまった。情けなくて泣きそうだった。
自己嫌悪に陥っていると、いつのまにか性器は落ち着きを取り戻していた。暗澹たる気持ちで部屋の中へ戻り、寝ている主人の横にそっと滑り込む。見るとローラン様は顔に手を乗せたまま寝てしまっていたので、そっとどけてやる。ついでに乱れた前髪を直すと、惚れ惚れするほど美しい顔が露になる。暗闇の中でしばらくその顔を見つめた。見つめすぎるあまり、気づけば空が白み始めて慌てて横になった。
朝の身支度を終えると、ローラン様は侍女に向かって「そろそろ陛下にお会いしても良いよ」と言った。机の棚には王がローラン様の身を案じたり、いつ会いに行ってもよいかと機嫌を窺う内容の手紙が溢れるほど入っている。断食していた一か月間で、王や宰相が近くにいる間は水の一滴すら口にしなかったので、王と言えど気軽には会いに来れないようだった。さすがローラン様だ。お優しそうな見た目だが、いやになるほど我の強いところがある。
侍女はローラン様の言葉を聞くと、慌てて部屋を出て行った。半刻もしないうちに廊下が騒がしくなり、慌ただしい足音と布を引きずるような音がして、扉が勢い良く開いた。
国王だ。身丈は侍女よりやや大きく、太っていて、冠の乗った髪は豊かだが白い。赤く長いマントを身に着けている。彼は部屋に入ると、椅子に座って紅茶を飲んでいるローラン様を見て目を潤ませた。勢いよく近づいてきて、大きく広げた腕で抱き着く。ローラン様はそれをすっと避けてそつなく手を添えて王を自分の座っていた椅子に座らせた。
「お久しぶりです、陛下」
「お、おお、ローラン。やっと元気になったのだな」
王は面食らったものの、すぐに相好を崩してローラン様に話しかけた。俺はできるだけ身を小さくして、カーテンの陰に隠れるようにしてそれを見ていた。誰に指示されたわけでもないのだが、堂々と立っているのが難しかった。よく見ると、王を守るために着いてきた騎士たちの中には、オルランドとロニーもいた。ロニーは部屋の入口に、オルランドは国王の傍に立っている。
「はい。陛下がフキを返してくれたのですっかり元気になりました」
ローラン様はにっこりと微笑んで言った。目を細めて笑うと、涙袋がぷっくりと浮かび上がり、どこか幼く愛らしい印象だ。男らしく凛々しい眉や洗練して通った鼻筋、整った歯並びと絶妙なバランスで、異様に人を引き付ける魅力がある。
国王も己の孫の魅力的な笑顔に一瞬目を奪われたようだった。彼はローラン様の手をしわだらけの手でそっと握ると「ああ、セレスティナ」と呟いた。
「許しておくれ、わしが分らず屋だったせいで、セレスティナは死に、お前は十六年も行方知れずだった」
「陛下のせいで?」
ローラン様は穏やかな声で尋ねた。一瞬の朗らかな微笑みは消え、どこかひんやりとした微笑を湛えている。王は深く項垂れながら答えた。
「そうだ、わしが結婚を許していれば今頃は……」
「陛下」
遮ったのはオルランドだった。彼は相変わらずの無表情で、眉一つ動かさず言った。
「許しも得ず発言する無礼をお許しください。恐れながら戸の外に誰かがいます」
「おお、そうじゃ、セディアスを呼んでおったんじゃ」
王が扉を開けるように命じると、宰相であるセディアスが現れた。彼は長い銀の髪を揺らしながら部屋へ入ると、国王に向かって頭を下げ、次いでローランさまにも腰を折った。
「殿下。お元気になられたようでなによりでございます」
「ありがとう」
ローラン様が笑って礼を言う。セディアスは切れ長の目でさっとあたりを見回すと、ちょうど俺がいるカーテンのあたりをほんの一瞬見つめて、すぐにローラン様に視線を戻した。
「城での生活にも慣れて頂けているようで、安心いたしました。最近はよく王宮の中を散歩なさっているとか」
「うん。フキを返してくれてありがとう」
ローラン様の言葉に、セディアスが笑みを深める。彼は視線を俺の方に向けながら「殿下の従者は、優秀ですね」と誉め言葉を言った。ロニーの『ローラン様にくっついていると面倒』という言葉を思い出す。戸の方にいるロニーを見たが、彼は興味なさげに立っているだけだった。セディアスも自分から話を振っておいてすぐに興味をなくしたようで、俺から視線を外して国王へと話しかける。
「陛下、ローラン様はすっかり回復されたご様子。そろそろ話を進めても良い頃では?」
「そうじゃな、わしもそう思っておった。なにしろユーリがあんな様子なのだ。かわいそうに、最近は塔にこもってばかりで、」
「ええ陛下。お気の毒です。だからなおさら早く胸のつかえを取って差し上げなくては」
「それはわたしを王太子にしたいという話なの?」
セディアスが不意を突かれたように、目を丸くしてローラン様の顔を見つめる。国王も驚いたようだった。ローラン様は手を背で組み、軽く首をかしげて、いたずらっぽく笑った。
38
お気に入りに追加
770
あなたにおすすめの小説
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
ああ、異世界転生なんて碌なもんじゃない
深海めだか
BL
執着美形王子×転生平凡
いきなり異世界に飛ばされて一生懸命働いてたのに顔のいい男のせいで台無しにされる話。安定で主人公が可哀想です。
⚠︎以下注意⚠︎
結腸責め/男性妊娠可能な世界線/無理やり表現
【完結】後宮に舞うオメガは華より甘い蜜で誘う
亜沙美多郎
BL
後宮で針房として働いている青蝶(チンディエ)は、発情期の度に背中全体に牡丹の華の絵が現れる。それは一見美しいが、実は精気を吸収する「百花瘴気」という難病であった。背中に華が咲き乱れる代わりに、顔の肌は枯れ、痣が広がったように見えている。
見た目の醜さから、後宮の隠れた殿舎に幽居させられている青蝶だが、実は別の顔がある。それは祭祀で舞を披露する踊り子だ。
踊っている青蝶に熱い視線を送るのは皇太子・飛龍(ヒェイロン)。一目見た時から青蝶が運命の番だと確信していた。
しかしどんなに探しても、青蝶に辿り着けない飛龍。やっとの思いで青蝶を探し当てたが、そこから次々と隠されていた事実が明らかになる。
⭐︎オメガバースの独自設定があります。
⭐︎登場する設定は全て史実とは異なります。
⭐︎作者のご都合主義作品ですので、ご了承ください。
☆ホットランキング入り!ありがとうございます☆
身の程なら死ぬ程弁えてますのでどうぞご心配なく
かかし
BL
イジメが原因で卑屈になり過ぎて逆に失礼な平凡顔男子が、そんな平凡顔男子を好き過ぎて溺愛している美形とイチャイチャしたり、幼馴染の執着美形にストーカー(見守り)されたりしながら前向きになっていく話
※イジメや暴力の描写があります
※主人公の性格が、人によっては不快に思われるかもしれません
※少しでも嫌だなと思われましたら直ぐに画面をもどり見なかったことにしてください
pixivにて連載し完結した作品です
2022/08/20よりBOOTHにて加筆修正したものをDL販売行います。
お気に入りや感想、本当にありがとうございます!
感謝してもし尽くせません………!
魔王討伐後に勇者の子を身篭ったので、逃げたけど結局勇者に捕まった。
柴傘
BL
勇者パーティーに属していた魔術師が勇者との子を身篭ったので逃走を図り失敗に終わるお話。
頭よわよわハッピーエンド、執着溺愛勇者×気弱臆病魔術師。
誰もが妊娠できる世界、勇者パーティーは皆仲良し。
さくっと読める短編です。
雫
ゆい
BL
涙が落ちる。
涙は彼に届くことはない。
彼を想うことは、これでやめよう。
何をどうしても、彼の気持ちは僕に向くことはない。
僕は、その場から音を立てずに立ち去った。
僕はアシェル=オルスト。
侯爵家の嫡男として生まれ、10歳の時にエドガー=ハルミトンと婚約した。
彼には、他に愛する人がいた。
世界観は、【夜空と暁と】と同じです。
アルサス達がでます。
【夜空と暁と】を知らなくても、これだけで読めます。
随時更新です。
【本編完結】ふざけたハンドルネームのままBLゲームの世界に転生してしまった話
ういの
BL
ちょっと薄毛な大学生、美髪(みかみ)しげるはゲームのデータを姉に飛ばされた腹いせに、彼女がプレイ途中だった18禁BLゲームの主人公にふざけたハンドルネームを付ける。そして確定ボタンを押した瞬間に起こった地震によって、しげるはそのゲーム、『私立ベイローレル学園』、通称BL学園の世界に転生してしまった。よりによって、しげるが付けたふざけたハンドルネームの主人公『コノハ・ゲー(このハゲ)』として。
「このハゲ……とても愛らしい響きの名前だな」
…んなわけあるか、このボケ‼︎
しげるには強力なハゲ…ではなく光魔法が使える代わりに、『コノハ・ゲー』としか名乗れない呪いが掛かっていた。しかも攻略対象達にはなぜか『このハゲ』と発音される。
疲弊したしげるの前に現れたのは、「この、ハゲ……?変な名前だな」と一蹴する、この世界で唯一と言っていいまともな感性の悪役令息・クルスだった。
ふざけた名前の主人公が、悪役令息とメイン攻略対象の王太子をくっつける為にゆるーく頑張っていく、ふざけたラブコメディ。
10/31完結しました。8万字強、ちょっと長めの短編(中編?)ですがさらっと読んで頂けたら嬉しいです。
※作品の性質上、ハゲネタ多い&下品です。かなり上品でない表現を使用しているページは☆印、R18は*印。お食事中の閲覧にご注意下さい!
※ BLゲームの設定や世界観がふわふわです。最初に攻略対象を全員出すので、悪役が出てくるまで少し時間がかかります。
※作中の登場人物等は、実在の人物や某男児向け機関車アニメとは一切関係ございません。
※お気に入り登録、いいね、しおり、エール等ありがとうございます!感想や誤字脱字報告など、ぜひコメント頂けるととっても嬉しいです♪よろしくお願いします♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる