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本当の気持ちはどこ?
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「いいんですかぁ~委員長」
二村が梅村を連れだしてから鍋谷が聞いてくる。
「何がだ?」
わかっていながらわからぬふりをして聞けば
「梅ちゃんのことですよ。委員長にとって梅ちゃんは…」
そこで言葉を濁す。
「そうだな、だが、こんなクズに惚れるよりもっといいヤツがいるだろ?」
俺に惚れるよりは他にいいヤツがいるだろ。
「自分でクズって…委員長も素直じゃないですねぇ~。言ってるほどクズじゃないし、ゲスでもないくせにぃ」
呆れながら鍋谷が言う。
「これでいいんだよ。あいつは干渉されるのを嫌う。その理由もわかってる。だからいいんだよ」
苦笑を浮かべれば
「じゃぁ、委員長の本当の気持ちはどこぉ~?」
なんて鍋谷が聞いてくる。
「さぁな。お前にもわからない所だ」
冗談で答えて、俺は鍋谷と一緒に風紀委員室へと戻るために屋上を後にした。
俺の本当の気持ちは心の奥底に封印してあるんだ。
あいつのために…
Fin
二村が梅村を連れだしてから鍋谷が聞いてくる。
「何がだ?」
わかっていながらわからぬふりをして聞けば
「梅ちゃんのことですよ。委員長にとって梅ちゃんは…」
そこで言葉を濁す。
「そうだな、だが、こんなクズに惚れるよりもっといいヤツがいるだろ?」
俺に惚れるよりは他にいいヤツがいるだろ。
「自分でクズって…委員長も素直じゃないですねぇ~。言ってるほどクズじゃないし、ゲスでもないくせにぃ」
呆れながら鍋谷が言う。
「これでいいんだよ。あいつは干渉されるのを嫌う。その理由もわかってる。だからいいんだよ」
苦笑を浮かべれば
「じゃぁ、委員長の本当の気持ちはどこぉ~?」
なんて鍋谷が聞いてくる。
「さぁな。お前にもわからない所だ」
冗談で答えて、俺は鍋谷と一緒に風紀委員室へと戻るために屋上を後にした。
俺の本当の気持ちは心の奥底に封印してあるんだ。
あいつのために…
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