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騎士団も単なるむっさい男子だった件
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はあーっと出てくるため息でさえ、最近おばさん臭いと自覚している。
そりゃーね、ただでさえ、枯れているJKだったよ。わたしは……。
でも、不可解な状況に追い込まれ、パンダという着ぐるみ姿で愛されて、帰路を考える時間さえあまりない状況だ。
だから、そんなため息をついちゃう自分を許している。
シモンの後、騎士団の何人かとお話しする。
どうやら、みんなこのパンダに首ったけらしい。
もじもじして来る人。
思いっきり、触ろうとして来る人。
これには、『リューク大将に言い付けますよ!』と言うと、みんな寸でのところで手が止まる。
面白いくらいだ。
ありがとう、リューク。
でも、言っている貴方がすでにわたしに触れまくりなんですが、っと疑問が出てくる。
まあとにかく騎士団員はピュアな男が多い。
ノリ的には未知の世界、男子校みたいなのかなとも思う。
初対面なのに、花を持参する人。
歌を披露しちゃう人。
マジで口説き文句を言いにくる人。
『パンティ、俺の寝台、横空けとくから、来いよ……』
とまで言われた。
しかも、まじカッコいい荒々しい感じの男だったから、思わずクラっとしそうになったけど、自分の丸い頭を触って思い出した。
パンダですから!!
しかも偽物!
フェイクの毛、100パーセント、アクリル繊維だぞ!
え、こういう残念なイケメンさん、どうするかって?
対策は考えてある。
ただこう言えばいいのだ。
「ザック大尉、起立! 騎士団の騎士の十戒! 宣誓」
すると、まあどうでしょう!
before afterの世界です。
今まで自分の色気を自分にブチまけていた目の前の大男が立ち上がる。
顔までキリッとしちゃっている。
はいはい、明後日の方向を見て、宣誓しちゃっているよ。
ふむふむ。
国を護るとか、弱者の保護、高貴な行い、誠実、信頼、勇気、高い戦闘力、友愛など色々と言っている。
でも、最後がちょっと泣ける。
『国のために尽力してくださる聖なる方を命をかけて守る』という言葉だ。
ザック大尉!!!!
こ、殺されちゃったんです!!!!
ひぇーーん。
泣きつきそうになる自分とは反対にザック大尉は冷静に戻ったようだ。
先ほどの色男は消えて、清々しいただのイケメンに戻ったようだ。
ホッとする。
よかった。
これもリュークの入れ知恵だ。
『騎士団の連中は、結構単純だ。立場的にはパンティさんは俺自身の直下だから、君の命令は実際、俺の言葉に等しい……』
え、今、リュークの言葉を思い出したけど、彼、最後、すごいことさらっと言ったよね。
こんな感じで何とか上手くやり過ごしていった。
まあ正直、来る騎士たちはほとんど悩みを話すっていうより、遊びにきた感じだ。
でも、彼らと接しているうちに、半日だけだが、なんとなくこのおふざけ劇場、いや面談が彼らの息抜きになっているっと思った。
なぜなら、多くの騎士が『ああ、久しぶりに笑ったよ。パンティさん、見た目も癒されるけど、マジ面白いよ。ありがとう』とか言って帰っていく。あのザック大尉までに言われた。
なぜか心があったかくなる。
きっとそれは彼らの別の一面をお昼休みに見てしまったせいもあった。
お昼休みに一回部屋に帰ろうと思った。
食事のこともある。
すると、予定がまだ伸びていたのか、まだ騎士団の数十名が演習場で剣を携えて、訓練をしていた。
どうやら模擬試合のようだった。
それは見惚れちゃうくらい、みんなかっこよかった。
剣が金属音を鳴らしながら、砂埃と汗と罵声が色々混じり合う。
応援をするものや、気合いを入れるためにやじるものなど、男達だけの世界だ
これらは自分が聖女の時にはあまりみられなかった風景だった。
誰かがやじる。
「そんなんじゃ、この敵に背後からやられるぞ!! 気合いいれろよ!!」
とか言っている。
そうだ。
この人たちは戦線にも出る人なんだと思う。
バカなことばっかり言っているから、それを忘れてしまう。
そういえば、自分が聖女だったときの一番の争点だった竜はもうどうなっているんだろうと思った。
そんなことを考えながら、運んでもらったお昼を食べて、午後に備えた。
ああ、午後一から、あのジンって子だ。
憂鬱すぎる。
対策が考えられない。
ジンが鼻を鳴らしてご機嫌でやってきた。入室する途中に、ドア越しでほかの騎士に話しかけられて、立ち止まっている。
「あ、ジン、いいなー。パンティさんとデートかよ。俺もしてーっ」
「お、いいだろ? パンティさん、俺のダチだから、あ、勝手に口説くなよ」
「っくっそーー! おい、今度、俺のアポ入れてくれよ。とれねえんだよ。お前、なんかコネあるんだろ?」
「ウッセーー、失せろよ!」
バンっと音がして、ドアが閉められた。
「あ、パンティさん、すいません。ちょっとダチがいて」
「え、あ、ど、どうぞお座りください」
聞いてはいけないことを聞いてしまった感じた。
しかも、デートとか言ってはいなかったか?
パンダの着ぐるみを死ぬほど所望する騎士団のみんなの精神状態がマジ心配になってきた。
「あの、ジンさん、このアポ取るのって大変なんですか……?」
「あ、えっ、パンティさん、知らないんですか?」
ドキッとしながら、応えた。
「ご、ごめんなさい。知りません……」
ジンが「失礼します」と言って席につく。
こういうところは流石騎士である。
「あの、言っていいかちょっと躊躇うんですけど……」
「え、そんな大変なの?」
ジンの説明を聞いてだんだんと青ざめてきた。
どうやら、朝の食堂でこの予定が決まるらしい。
ジークさんが壁の掲示板に空欄の予定表の紙を貼るらしい。
ただそこに名前を書くだけなのだか、どう考えても軽く100名は越すエリート集団の騎士団のメンバーの全員が殺到したらしい。
「そりゃー、死闘ですよ。パンティを狙った男達の……」
おい、どうしてこういう時だけ、呼び捨てなんだよ!ジン!
完全に変態集団に成り下がった響きだ。
「男達が掲示板の前で取っ組み合いですよ。朝から、みんな殺気だっちゃって……」
ひ、ヒェーーー、完全に死亡フラグがたち過ぎている。
レオさん、エリカちゃん、マテオくん、パンティさんでもマジ危ないんですけど!!!!!
そりゃーね、ただでさえ、枯れているJKだったよ。わたしは……。
でも、不可解な状況に追い込まれ、パンダという着ぐるみ姿で愛されて、帰路を考える時間さえあまりない状況だ。
だから、そんなため息をついちゃう自分を許している。
シモンの後、騎士団の何人かとお話しする。
どうやら、みんなこのパンダに首ったけらしい。
もじもじして来る人。
思いっきり、触ろうとして来る人。
これには、『リューク大将に言い付けますよ!』と言うと、みんな寸でのところで手が止まる。
面白いくらいだ。
ありがとう、リューク。
でも、言っている貴方がすでにわたしに触れまくりなんですが、っと疑問が出てくる。
まあとにかく騎士団員はピュアな男が多い。
ノリ的には未知の世界、男子校みたいなのかなとも思う。
初対面なのに、花を持参する人。
歌を披露しちゃう人。
マジで口説き文句を言いにくる人。
『パンティ、俺の寝台、横空けとくから、来いよ……』
とまで言われた。
しかも、まじカッコいい荒々しい感じの男だったから、思わずクラっとしそうになったけど、自分の丸い頭を触って思い出した。
パンダですから!!
しかも偽物!
フェイクの毛、100パーセント、アクリル繊維だぞ!
え、こういう残念なイケメンさん、どうするかって?
対策は考えてある。
ただこう言えばいいのだ。
「ザック大尉、起立! 騎士団の騎士の十戒! 宣誓」
すると、まあどうでしょう!
before afterの世界です。
今まで自分の色気を自分にブチまけていた目の前の大男が立ち上がる。
顔までキリッとしちゃっている。
はいはい、明後日の方向を見て、宣誓しちゃっているよ。
ふむふむ。
国を護るとか、弱者の保護、高貴な行い、誠実、信頼、勇気、高い戦闘力、友愛など色々と言っている。
でも、最後がちょっと泣ける。
『国のために尽力してくださる聖なる方を命をかけて守る』という言葉だ。
ザック大尉!!!!
こ、殺されちゃったんです!!!!
ひぇーーん。
泣きつきそうになる自分とは反対にザック大尉は冷静に戻ったようだ。
先ほどの色男は消えて、清々しいただのイケメンに戻ったようだ。
ホッとする。
よかった。
これもリュークの入れ知恵だ。
『騎士団の連中は、結構単純だ。立場的にはパンティさんは俺自身の直下だから、君の命令は実際、俺の言葉に等しい……』
え、今、リュークの言葉を思い出したけど、彼、最後、すごいことさらっと言ったよね。
こんな感じで何とか上手くやり過ごしていった。
まあ正直、来る騎士たちはほとんど悩みを話すっていうより、遊びにきた感じだ。
でも、彼らと接しているうちに、半日だけだが、なんとなくこのおふざけ劇場、いや面談が彼らの息抜きになっているっと思った。
なぜなら、多くの騎士が『ああ、久しぶりに笑ったよ。パンティさん、見た目も癒されるけど、マジ面白いよ。ありがとう』とか言って帰っていく。あのザック大尉までに言われた。
なぜか心があったかくなる。
きっとそれは彼らの別の一面をお昼休みに見てしまったせいもあった。
お昼休みに一回部屋に帰ろうと思った。
食事のこともある。
すると、予定がまだ伸びていたのか、まだ騎士団の数十名が演習場で剣を携えて、訓練をしていた。
どうやら模擬試合のようだった。
それは見惚れちゃうくらい、みんなかっこよかった。
剣が金属音を鳴らしながら、砂埃と汗と罵声が色々混じり合う。
応援をするものや、気合いを入れるためにやじるものなど、男達だけの世界だ
これらは自分が聖女の時にはあまりみられなかった風景だった。
誰かがやじる。
「そんなんじゃ、この敵に背後からやられるぞ!! 気合いいれろよ!!」
とか言っている。
そうだ。
この人たちは戦線にも出る人なんだと思う。
バカなことばっかり言っているから、それを忘れてしまう。
そういえば、自分が聖女だったときの一番の争点だった竜はもうどうなっているんだろうと思った。
そんなことを考えながら、運んでもらったお昼を食べて、午後に備えた。
ああ、午後一から、あのジンって子だ。
憂鬱すぎる。
対策が考えられない。
ジンが鼻を鳴らしてご機嫌でやってきた。入室する途中に、ドア越しでほかの騎士に話しかけられて、立ち止まっている。
「あ、ジン、いいなー。パンティさんとデートかよ。俺もしてーっ」
「お、いいだろ? パンティさん、俺のダチだから、あ、勝手に口説くなよ」
「っくっそーー! おい、今度、俺のアポ入れてくれよ。とれねえんだよ。お前、なんかコネあるんだろ?」
「ウッセーー、失せろよ!」
バンっと音がして、ドアが閉められた。
「あ、パンティさん、すいません。ちょっとダチがいて」
「え、あ、ど、どうぞお座りください」
聞いてはいけないことを聞いてしまった感じた。
しかも、デートとか言ってはいなかったか?
パンダの着ぐるみを死ぬほど所望する騎士団のみんなの精神状態がマジ心配になってきた。
「あの、ジンさん、このアポ取るのって大変なんですか……?」
「あ、えっ、パンティさん、知らないんですか?」
ドキッとしながら、応えた。
「ご、ごめんなさい。知りません……」
ジンが「失礼します」と言って席につく。
こういうところは流石騎士である。
「あの、言っていいかちょっと躊躇うんですけど……」
「え、そんな大変なの?」
ジンの説明を聞いてだんだんと青ざめてきた。
どうやら、朝の食堂でこの予定が決まるらしい。
ジークさんが壁の掲示板に空欄の予定表の紙を貼るらしい。
ただそこに名前を書くだけなのだか、どう考えても軽く100名は越すエリート集団の騎士団のメンバーの全員が殺到したらしい。
「そりゃー、死闘ですよ。パンティを狙った男達の……」
おい、どうしてこういう時だけ、呼び捨てなんだよ!ジン!
完全に変態集団に成り下がった響きだ。
「男達が掲示板の前で取っ組み合いですよ。朝から、みんな殺気だっちゃって……」
ひ、ヒェーーー、完全に死亡フラグがたち過ぎている。
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