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1章 暴虐の黄金竜マーハティカティ再討伐編
51 クソエルフをやっつけろ♪
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さて、俺たちはそれから、ザドリーの控え室にも行ってみた。
「トモキ、僕はやったぞ! 三回戦進出だ!」
何も知らないザドリーは敗者復活戦での勝利にめちゃくちゃテンション上がってるようだった。あくまで、自分の実力で勝ったと思っているらしい……。
「そ、そうか。まあ、三回戦もがんばれよ?」
とりあえず、適当にそう言って、すぐにそこから離れた。そして、その日はそのまま屋敷に戻った。
やがて、翌日、大会は三日目を迎えた。今日で三回戦から決勝戦まで全部終わる予定だった。前日同様、俺たちは運営に圧りょ、お願いして、ファイティングステージのすぐ隣で観戦することにした。ティリセとザドリーの試合の結果が気になったからだった。
さらに今日は、俺とユリィの隣に、赤毛の少年もいた。こいつは昨日までは一般人に混じって普通の席で試合を見ていたはずだったが、俺たちがステージの隣に陣取っているのに気づいて、ゆうべ、一緒にそこで観戦させろとせがんできたのだ。俺は鬱陶しいから断りたかったが、ユリィが二つ返事で承諾してしまった。相変わらず、ジオルゥみたいな子供には甘いんだよな、ユリィは。
「でも、すごいよね。ザドリーお兄ちゃん。自分の試合では二回とも負けたのに、その後の敗者復活戦では二回とも勝って、ちゃんと三回戦に進出してきたんだから」
「ま、まあ、エンターテナーではあるな……」
何も知らない子供らしい感想だ。真実を知ったらどんな顔をするんだろ。
「ねえ、次はどっちが勝つのかな? やっぱ、二回戦のときみたいにあのエルフのおっぱいの小さいお姉ちゃんかなあ?」
「それは……二つの勢力が用意できる金の力で決まるかな……」
「お金? 何の話?」
「気にするな。お前は試合だけ見てろ」
と、俺たちがしゃべっている間に三回戦は消化されていき、やがて、イリスとザドリーの試合の番になった。両者がステージに上がると、たちまち大きな歓声がコロシアム中に鳴り響いた。かなり注目されているようだ。
「さあ、ついにやってきました。この因縁の対戦カード! かたや、昨日ザドリー選手をあっけなく屠った美少女戦士、イリス選手! かたや、その敗北から不死鳥のように復活してきた、愛の剣士、ザドリー選手! 二回目の試合の結果はいったいどうなるのでしょうか! イリス選手が再び圧倒するのか、あるいは、ザドリー選手が愛の力でリベンジするのか、実に目が離せないところです!」
実況もテンションアゲアゲだ。なんだか、いかにも、これから白熱した真剣勝負が繰り広げられるって雰囲気だ。
まあ、真剣勝負なんてありえるわけないんだけどな……。
「智樹様、結局ティリセ様は、どうするつもりなんでしょう? スーハ公の指示通り、三回戦もザドリーさんを本気で倒そうとするのか、あるいは、お姫様の言うことを聞いて、わざと負けるつもりなのか……」
と、ユリィが小声で尋ねてきた。
「それはおそらく、王弟と姫、両者がティリセに提示した金額の多さで決まるだろう。より報酬が高いほうを選ぶに決まってるからな、あのクソエルフは」
「じゃあ、試合が始まるまで、ティリセ様がどっちについたかはわからないですね」
「まあ、そうだが……どっちにしろ、あのクソエルフは金を手にすることはないだろう」
「どういうことですか?」
「ふふ。ユリィ、気づかなかったのか? 俺が今、丸腰であるということを!」
と、俺は気をつけのポーズで腰に手を当て、さらにちょっと前に突き出した。丸腰アピールだ。
「あ、ほんとですね。あの魔剣さんが、智樹様の腰にないです。いつもそこにあるはずなのに」
「それは今、どこにあると思う?」
「え、まさか、また……」
「そうだ! すり替えておいたのさ!」
俺はステージ上のザドリーを指差し、にやりと笑った。その腰にある剣は、俺が昨日、ザドリーの顔を見に控え室に行ったときにそこに置いてきた、ゴミ魔剣、ネムに違いなかった。
「な、なんでまたそんなことするんですか!」
「そりゃお前、普通にザドリーを出したら、100パー、ティリセの思うとおりに試合が運ぶからに決まってるだろ。勝つにしろ、負けるにしろ、あのクソエルフは大金をゲットするってわけだ。それはさすがに許せねえよなあ?」
「じゃあ、もしかして、智樹様は、ティリセ様の目的とは反対の試合結果を出すつもりなんですか? そのために魔剣さんを……」
「そうだ。試合が始まれば、ティリセが勝つつもりなのか、わざと負けるつもりなのか、わかるはずだからな。少なくとも、百戦錬磨の魔剣様ならな。そして、そのとき、ネムはあいつの目的とは反対の結果を出す。あいつが勝つつもりなら、ネムは全力であいつをボコり、勝利を手にする! そして、わざと負けるつもりなら、そこでいきなり降参する! 昨日、ザドリーの剣とすり替える前にネムにそうするように言っておいたからな! フフ、我ながら、なかなかうまいやり方やでえ」
にやにや。昨日のマオシュの言葉を復唱してしまう俺だった。
「そ、そんな、ザドリーさんを嫌がらせの道具にするようなやり方はひどい――」
「ひどくない! よく考えてみろ、あいつはそもそも一回戦で負けてたんだぞ。それを俺が、ネムを貸してやって、特別に帳消しにしてやったんだ。いわば、俺が拾った命なんだ。それをどう使おうが、俺の勝手じゃあ、ないか? んん?」
「そう言われると、その……」
俺の超絶正論に、ユリィは返す言葉もないという感じだ。
「そもそも、ここに来るまで、あいつの試合は不正まみれなんだ。ならば、さらにインチキを足してもなんも問題ないだろ。毒をもって毒を制すってやつだよ」
がっはっは。高笑いしちゃう俺だった。試合後、歯軋りするティリセの姿が思い浮かぶようだった。アルドレイ時代のことは、さすがに昔すぎるし、もう忘れるにしても、あのクソアマ、ウーレの街じゃ、俺をゴミのように窓から打ち上げやがったからな。他の言動にもイライラさせられっぱなしだったし、ざまあみろってもんだ。
「でも、そもそも、魔剣さんって、ティリセ様に勝てるんですか? ティリセ様の格闘も相当みたいですけど?」
「勝てる! 俺の見立てじゃ、ネムのほうがはるかに強い。ティリセなんて、しょせん、ちょっと格闘をかじった程度の魔法使いだしな」
「それじゃあ、この試合……」
「確実に俺の思うとおりに運ぶってワケさあ!」
そう思っているクソエルフの鼻を明かす形でな! 俺はやはり、にやつくのをおさえられなかった。
「トモキ、僕はやったぞ! 三回戦進出だ!」
何も知らないザドリーは敗者復活戦での勝利にめちゃくちゃテンション上がってるようだった。あくまで、自分の実力で勝ったと思っているらしい……。
「そ、そうか。まあ、三回戦もがんばれよ?」
とりあえず、適当にそう言って、すぐにそこから離れた。そして、その日はそのまま屋敷に戻った。
やがて、翌日、大会は三日目を迎えた。今日で三回戦から決勝戦まで全部終わる予定だった。前日同様、俺たちは運営に圧りょ、お願いして、ファイティングステージのすぐ隣で観戦することにした。ティリセとザドリーの試合の結果が気になったからだった。
さらに今日は、俺とユリィの隣に、赤毛の少年もいた。こいつは昨日までは一般人に混じって普通の席で試合を見ていたはずだったが、俺たちがステージの隣に陣取っているのに気づいて、ゆうべ、一緒にそこで観戦させろとせがんできたのだ。俺は鬱陶しいから断りたかったが、ユリィが二つ返事で承諾してしまった。相変わらず、ジオルゥみたいな子供には甘いんだよな、ユリィは。
「でも、すごいよね。ザドリーお兄ちゃん。自分の試合では二回とも負けたのに、その後の敗者復活戦では二回とも勝って、ちゃんと三回戦に進出してきたんだから」
「ま、まあ、エンターテナーではあるな……」
何も知らない子供らしい感想だ。真実を知ったらどんな顔をするんだろ。
「ねえ、次はどっちが勝つのかな? やっぱ、二回戦のときみたいにあのエルフのおっぱいの小さいお姉ちゃんかなあ?」
「それは……二つの勢力が用意できる金の力で決まるかな……」
「お金? 何の話?」
「気にするな。お前は試合だけ見てろ」
と、俺たちがしゃべっている間に三回戦は消化されていき、やがて、イリスとザドリーの試合の番になった。両者がステージに上がると、たちまち大きな歓声がコロシアム中に鳴り響いた。かなり注目されているようだ。
「さあ、ついにやってきました。この因縁の対戦カード! かたや、昨日ザドリー選手をあっけなく屠った美少女戦士、イリス選手! かたや、その敗北から不死鳥のように復活してきた、愛の剣士、ザドリー選手! 二回目の試合の結果はいったいどうなるのでしょうか! イリス選手が再び圧倒するのか、あるいは、ザドリー選手が愛の力でリベンジするのか、実に目が離せないところです!」
実況もテンションアゲアゲだ。なんだか、いかにも、これから白熱した真剣勝負が繰り広げられるって雰囲気だ。
まあ、真剣勝負なんてありえるわけないんだけどな……。
「智樹様、結局ティリセ様は、どうするつもりなんでしょう? スーハ公の指示通り、三回戦もザドリーさんを本気で倒そうとするのか、あるいは、お姫様の言うことを聞いて、わざと負けるつもりなのか……」
と、ユリィが小声で尋ねてきた。
「それはおそらく、王弟と姫、両者がティリセに提示した金額の多さで決まるだろう。より報酬が高いほうを選ぶに決まってるからな、あのクソエルフは」
「じゃあ、試合が始まるまで、ティリセ様がどっちについたかはわからないですね」
「まあ、そうだが……どっちにしろ、あのクソエルフは金を手にすることはないだろう」
「どういうことですか?」
「ふふ。ユリィ、気づかなかったのか? 俺が今、丸腰であるということを!」
と、俺は気をつけのポーズで腰に手を当て、さらにちょっと前に突き出した。丸腰アピールだ。
「あ、ほんとですね。あの魔剣さんが、智樹様の腰にないです。いつもそこにあるはずなのに」
「それは今、どこにあると思う?」
「え、まさか、また……」
「そうだ! すり替えておいたのさ!」
俺はステージ上のザドリーを指差し、にやりと笑った。その腰にある剣は、俺が昨日、ザドリーの顔を見に控え室に行ったときにそこに置いてきた、ゴミ魔剣、ネムに違いなかった。
「な、なんでまたそんなことするんですか!」
「そりゃお前、普通にザドリーを出したら、100パー、ティリセの思うとおりに試合が運ぶからに決まってるだろ。勝つにしろ、負けるにしろ、あのクソエルフは大金をゲットするってわけだ。それはさすがに許せねえよなあ?」
「じゃあ、もしかして、智樹様は、ティリセ様の目的とは反対の試合結果を出すつもりなんですか? そのために魔剣さんを……」
「そうだ。試合が始まれば、ティリセが勝つつもりなのか、わざと負けるつもりなのか、わかるはずだからな。少なくとも、百戦錬磨の魔剣様ならな。そして、そのとき、ネムはあいつの目的とは反対の結果を出す。あいつが勝つつもりなら、ネムは全力であいつをボコり、勝利を手にする! そして、わざと負けるつもりなら、そこでいきなり降参する! 昨日、ザドリーの剣とすり替える前にネムにそうするように言っておいたからな! フフ、我ながら、なかなかうまいやり方やでえ」
にやにや。昨日のマオシュの言葉を復唱してしまう俺だった。
「そ、そんな、ザドリーさんを嫌がらせの道具にするようなやり方はひどい――」
「ひどくない! よく考えてみろ、あいつはそもそも一回戦で負けてたんだぞ。それを俺が、ネムを貸してやって、特別に帳消しにしてやったんだ。いわば、俺が拾った命なんだ。それをどう使おうが、俺の勝手じゃあ、ないか? んん?」
「そう言われると、その……」
俺の超絶正論に、ユリィは返す言葉もないという感じだ。
「そもそも、ここに来るまで、あいつの試合は不正まみれなんだ。ならば、さらにインチキを足してもなんも問題ないだろ。毒をもって毒を制すってやつだよ」
がっはっは。高笑いしちゃう俺だった。試合後、歯軋りするティリセの姿が思い浮かぶようだった。アルドレイ時代のことは、さすがに昔すぎるし、もう忘れるにしても、あのクソアマ、ウーレの街じゃ、俺をゴミのように窓から打ち上げやがったからな。他の言動にもイライラさせられっぱなしだったし、ざまあみろってもんだ。
「でも、そもそも、魔剣さんって、ティリセ様に勝てるんですか? ティリセ様の格闘も相当みたいですけど?」
「勝てる! 俺の見立てじゃ、ネムのほうがはるかに強い。ティリセなんて、しょせん、ちょっと格闘をかじった程度の魔法使いだしな」
「それじゃあ、この試合……」
「確実に俺の思うとおりに運ぶってワケさあ!」
そう思っているクソエルフの鼻を明かす形でな! 俺はやはり、にやつくのをおさえられなかった。
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