7 / 132
ようこそ異世界へ
結構儲かるものですね
しおりを挟む
腹が減っては戦は出来ぬ、とはよく言ったものだ。
大量に収納してある草や虫を食べる気にはならず、犬っころも俺の倫理観からは食べにくい。
でも腹が減っているのは事実であり、俺の運ポイントは腹の音に合わせて地味に上がっている。
運ポイントが上がっているということは、命の危険性があるということ。
そろそろまともな食事をしないことには、餓死してしまうかも。
何件かの食堂は見つけたが、俺はお金を持っていない。
何とかお金を工面しないと。
そう思っていると、毛皮の絵が描かれている看板を見つけた。
冒険者らしき人達が何かの毛皮を持ち込んでいるところを見ると、毛皮の買取もしてくれるようだ。
俺は路地の陰に移動し、誰もいないことを確認する。
「気配遮断解除」
俺は収納から犬っころを一匹だして、気配遮断結界を解除する。
そして何事もなかったような顔をして、毛皮屋に入った。
「へい、いらっしゃい。おっ、お客さん新顔だね。毛皮を売りに来たのかい?」
「ええ、森で捕まえた犬なんですが買い取ってくれますか?」
「森ってことは魔物かい?状態によるけど買い取るよ。」
「これなんですけど。」
俺は犬っころを引っ張ってカウンターに持って行った。
「ほう、ってこれシルバーウルフじゃねえか!
しかも傷ひとつねえ。いや、この頭の傷が致命傷か。脳を一発で仕留めていやがる。
そして、今狩ってきたばかりのように血まで新鮮だぜ。
これ兄さんが仕留めたのかい?」
「ええ、こんな犬っころでも買って頂けますか?」
「犬っころってお前さん、当り前だよ。こんな上物、この王都広しといえど、ついお目にかかったこたあねえぜ。
良し、20万いや40万ギル出そう。その代わり、また狩れたら必ず俺のところに持ってきてくれよな。」
40万ギルがどのくらいの価値かわからないが、口振りからかなりの高額だと読み取れた。
「わかりました。40万ギルでお願いします。」
「ありがてえ。じゃあこれ40万ギルな。俺の名はスタイロンだ、また頼んだぜ。」
俺は金貨40枚を受け取り、店を出た。
「とりあえずこれで飯は食えそうだ。」
俺は近くの食堂に駆けて行った。
>>>>>>>>>>>>>
近頃の冒険者はほんとになって無いぜ。
手間ばっかり掛かって大した売値にならない弱い魔物ばっかり狩って来やがって。
しかも処理の仕方も満足に知らねえから、使えねえ部位が多すぎるんだよ。
俺が毛皮屋を始めた頃はなあ、って昔話を愚痴ってしまうじゃねえか。
さっき来た3人組もホーンラビットを3匹持って来たんだが、毛は焼け焦げが付いている上に刀傷が多いし、肝心の角なんて欠けちまっている。
本来ならこんな傷物買いたくねえんだが、元冒険者の俺としては、後輩の面倒を見る必要もあるし、しょうがないから引き取ってやった。
そしたら言うに事欠いて「安すぎる」だの「ぼったくり」だの悪態ばっかり付きやがる。
ギルマスのホールドに文句の一つも言ってやらねえと気が済まねえぜ。まったく。
キャリーン。
ドアベルが鳴り、ひとりの少年が顔を見せた。
貧弱な体つきに汚い貫頭衣を被ったその少年は魔物を売りたいという。
冒険者にも見えないが、その謙虚な姿勢は、先程の虚勢だけの冒険者よりははるかに好感が持て、話しを聞いてやる気になった。
俺の許可を得た少年は本当にうれしそうな顔を見せ、ドアの外から獲物を引っ張ってきた。
おっ、思ったより大きいぞ。
全貌を現わしたその獲物に俺は動揺を隠せなかった。
シルバーウルフである。
単独でもB級魔物に指定されるこの魔物は単独で狩るには、それほど難しくはない。
ただ群れで行動することがほとんどで、この場合A級魔物、つまり災害級となるのだ。
シルバーウルフの毛皮は人気があり、肉も美味い。血は加工すると滋養強壮の薬として高値で取引される。
ただ、凶暴で瞬発力もあるため、綺麗な状態で持ち込まれることは非常にまれだ。
たいていの場合、コート1枚分の皮を取ろうとすると、10匹以上必要となる。
しかし、持ち込まれたシルバーウルフはまるで生きているように綺麗な姿であった。
以前こんな感じで綺麗な状態のものを見たことがあるが、それはA級魔法師のクスロが氷漬けにして持ってきたものだ。
それでも動きを止めるために付いた細かな傷は残っていた。
しかし、今この少年が持ち込んだそれは、傷が全く見当たらない。凍ってもいないのだ。
そのまま捌けば、全ての毛皮が採れるため通常に納品されるシルバーウルフの15頭分にはなるだろう。
こんなことが可能なのか。
俺は慎重に品定めをする。すると頭の裏側、毛に隠れた部分に5ミリ程度の小さな傷と焼け焦げを見つけた。
つまり極短距離からこの場所をめがけてなんらかの神通力を使ったに違いない。
いや最近じゃ魔法とか言ったな。
一瞬で脳を焼き切ったため、筋肉の硬直も無く、眠っているような感じで死んでいるのだ。
傷口を押してみると血が少し溢れてきた。
その血を掬って匂いを嗅いでみる。
まったく臭みがなく、固まってもいない。数分前に狩ったような新鮮さである。
この貧相な少年は少なくとも雷か火とそれと収納の魔法を使いこなせていることになる。
恐るべきことだ。A級魔術師のクスロでさえできるかどうかわからない領域だ。
少年の顔をガン見すると、少年は控えめに引き取って頂けますかと言うじゃねえか。
もしかすると名のある隠遁者の弟子か何かかも知れない。
もしそうであれば常識はなさそうなので、ぼった喰っても気付かないだろう。
でも俺はそんなことはしない。それよりも相場よりも高く買い取って、ウチの専属にしてしまった方が利が大きいだろう。
商人の打算と言われればその通りだが、俺の元冒険者としての勘がこの少年の大いなる未来を想像させたのだ。
シルバーウルフ単体で40万ギルは高すぎるかも知れないが、喜んでいる少年の顔を見るとそんなことはどうでもよかった。
「また売りに来ますね。」少年の明るい笑みに心が和み、店を出ていくのを気持ちよく見送った。
....しまった。名前を聞くのを忘れちまった。
大量に収納してある草や虫を食べる気にはならず、犬っころも俺の倫理観からは食べにくい。
でも腹が減っているのは事実であり、俺の運ポイントは腹の音に合わせて地味に上がっている。
運ポイントが上がっているということは、命の危険性があるということ。
そろそろまともな食事をしないことには、餓死してしまうかも。
何件かの食堂は見つけたが、俺はお金を持っていない。
何とかお金を工面しないと。
そう思っていると、毛皮の絵が描かれている看板を見つけた。
冒険者らしき人達が何かの毛皮を持ち込んでいるところを見ると、毛皮の買取もしてくれるようだ。
俺は路地の陰に移動し、誰もいないことを確認する。
「気配遮断解除」
俺は収納から犬っころを一匹だして、気配遮断結界を解除する。
そして何事もなかったような顔をして、毛皮屋に入った。
「へい、いらっしゃい。おっ、お客さん新顔だね。毛皮を売りに来たのかい?」
「ええ、森で捕まえた犬なんですが買い取ってくれますか?」
「森ってことは魔物かい?状態によるけど買い取るよ。」
「これなんですけど。」
俺は犬っころを引っ張ってカウンターに持って行った。
「ほう、ってこれシルバーウルフじゃねえか!
しかも傷ひとつねえ。いや、この頭の傷が致命傷か。脳を一発で仕留めていやがる。
そして、今狩ってきたばかりのように血まで新鮮だぜ。
これ兄さんが仕留めたのかい?」
「ええ、こんな犬っころでも買って頂けますか?」
「犬っころってお前さん、当り前だよ。こんな上物、この王都広しといえど、ついお目にかかったこたあねえぜ。
良し、20万いや40万ギル出そう。その代わり、また狩れたら必ず俺のところに持ってきてくれよな。」
40万ギルがどのくらいの価値かわからないが、口振りからかなりの高額だと読み取れた。
「わかりました。40万ギルでお願いします。」
「ありがてえ。じゃあこれ40万ギルな。俺の名はスタイロンだ、また頼んだぜ。」
俺は金貨40枚を受け取り、店を出た。
「とりあえずこれで飯は食えそうだ。」
俺は近くの食堂に駆けて行った。
>>>>>>>>>>>>>
近頃の冒険者はほんとになって無いぜ。
手間ばっかり掛かって大した売値にならない弱い魔物ばっかり狩って来やがって。
しかも処理の仕方も満足に知らねえから、使えねえ部位が多すぎるんだよ。
俺が毛皮屋を始めた頃はなあ、って昔話を愚痴ってしまうじゃねえか。
さっき来た3人組もホーンラビットを3匹持って来たんだが、毛は焼け焦げが付いている上に刀傷が多いし、肝心の角なんて欠けちまっている。
本来ならこんな傷物買いたくねえんだが、元冒険者の俺としては、後輩の面倒を見る必要もあるし、しょうがないから引き取ってやった。
そしたら言うに事欠いて「安すぎる」だの「ぼったくり」だの悪態ばっかり付きやがる。
ギルマスのホールドに文句の一つも言ってやらねえと気が済まねえぜ。まったく。
キャリーン。
ドアベルが鳴り、ひとりの少年が顔を見せた。
貧弱な体つきに汚い貫頭衣を被ったその少年は魔物を売りたいという。
冒険者にも見えないが、その謙虚な姿勢は、先程の虚勢だけの冒険者よりははるかに好感が持て、話しを聞いてやる気になった。
俺の許可を得た少年は本当にうれしそうな顔を見せ、ドアの外から獲物を引っ張ってきた。
おっ、思ったより大きいぞ。
全貌を現わしたその獲物に俺は動揺を隠せなかった。
シルバーウルフである。
単独でもB級魔物に指定されるこの魔物は単独で狩るには、それほど難しくはない。
ただ群れで行動することがほとんどで、この場合A級魔物、つまり災害級となるのだ。
シルバーウルフの毛皮は人気があり、肉も美味い。血は加工すると滋養強壮の薬として高値で取引される。
ただ、凶暴で瞬発力もあるため、綺麗な状態で持ち込まれることは非常にまれだ。
たいていの場合、コート1枚分の皮を取ろうとすると、10匹以上必要となる。
しかし、持ち込まれたシルバーウルフはまるで生きているように綺麗な姿であった。
以前こんな感じで綺麗な状態のものを見たことがあるが、それはA級魔法師のクスロが氷漬けにして持ってきたものだ。
それでも動きを止めるために付いた細かな傷は残っていた。
しかし、今この少年が持ち込んだそれは、傷が全く見当たらない。凍ってもいないのだ。
そのまま捌けば、全ての毛皮が採れるため通常に納品されるシルバーウルフの15頭分にはなるだろう。
こんなことが可能なのか。
俺は慎重に品定めをする。すると頭の裏側、毛に隠れた部分に5ミリ程度の小さな傷と焼け焦げを見つけた。
つまり極短距離からこの場所をめがけてなんらかの神通力を使ったに違いない。
いや最近じゃ魔法とか言ったな。
一瞬で脳を焼き切ったため、筋肉の硬直も無く、眠っているような感じで死んでいるのだ。
傷口を押してみると血が少し溢れてきた。
その血を掬って匂いを嗅いでみる。
まったく臭みがなく、固まってもいない。数分前に狩ったような新鮮さである。
この貧相な少年は少なくとも雷か火とそれと収納の魔法を使いこなせていることになる。
恐るべきことだ。A級魔術師のクスロでさえできるかどうかわからない領域だ。
少年の顔をガン見すると、少年は控えめに引き取って頂けますかと言うじゃねえか。
もしかすると名のある隠遁者の弟子か何かかも知れない。
もしそうであれば常識はなさそうなので、ぼった喰っても気付かないだろう。
でも俺はそんなことはしない。それよりも相場よりも高く買い取って、ウチの専属にしてしまった方が利が大きいだろう。
商人の打算と言われればその通りだが、俺の元冒険者としての勘がこの少年の大いなる未来を想像させたのだ。
シルバーウルフ単体で40万ギルは高すぎるかも知れないが、喜んでいる少年の顔を見るとそんなことはどうでもよかった。
「また売りに来ますね。」少年の明るい笑みに心が和み、店を出ていくのを気持ちよく見送った。
....しまった。名前を聞くのを忘れちまった。
11
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた
甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。
降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。
森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。
その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。
協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる