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Part39:設定解説回につき要チェックですよっ!
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はいどうも~。前回はローラちゃんがこの世界と勇者ちゃんが元いた世界との違いについて言及する場面でストップしたのですが、その続きからご覧頂きたいと思いまっす。
え? 最初から分かってたって? 分かりやすくて逆に考え込んだって? 何なら他の伏線も設定ももう全部読めてるからって?
そんな事言うなし~。こっちだって頑張って動画撮って編集して投稿してんだからさ、もっと素直に楽しんでくれればいいじゃない。少年のような心って大事だよ? もちろん夢見る少女の心も大事。
神ちゃんはね、見てもらう為だけに配信してる訳じゃないの。笑ったり涙したり怒ったり感動したり、視聴者の心が動く事で神ちゃんの元に神気が集まる訳ですよ。あ、もちろんチャンネル登録して高評価してね。それが一番神気が集めるので。
神気が上がる事で神格も上がる訳。神格が上がるとより多くの視聴者に見てもらいやすくなって、さらに神気を集めやすくなるの。そうして神ちゃんは遥かなる高みを目指してんの。
面白くないってんなら仕方ないよ? それは神ちゃんが悪い。もっと面白い動画を作れって話ならいい。でもね………………。
おっと、神ちゃんとした事が……。失礼失礼、取り乱しました。
では前回の続きのシーンからど~~~ん!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「恐らくですが、ゼノン様がお生まれになった大陸と、この大陸。魔素の濃度が違います」
うん、いいよいいよ。でも何で魔素の濃度が違うから勇者ちゃんが魔法を使わない方が良いって言い切れるのかな?
「よくよくお考え下さい。ゼノン様が使われたと仰るエスエスナース。私に向けて掛けて下さった魔法なのですわよね?
ですが、魔法の効果は私1人だけでなくこの家にいた4人全員に及びました。その結果、ゼノン様の魔力は枯渇したのです」
「つまり、求めた以上の効果を発揮した分、その必要魔力も強制的に持って行かれた、と……?」
「私はそのように考えました。そして何故求めた以上の効果が発揮されたのか。それは、元の大陸よりもこちらの方が魔素が濃いからではないかと思い至ったのです」
はい、詳しい解説を致しましょう。勇者ちゃんが掛けたエスエスナースですが、分かりやすく必要魔力が5であるとしましょう。勇者ちゃんがローラちゃん1人に掛けるだけであれば5の魔力量で済んだのです。
が、ローラちゃんの言うように、効果は銀髪姉妹全員に及びました。全体化された訳ですね。もっと言うと、この家の中だけでなくその周囲にまで幅広く効果が及んでいたのです。
勇者ちゃんの魔力を強制的に500ほど吸い上げました。そして超広範囲にエスエスナースの効果が広がり、結果として勇者ちゃんの魔力は底を尽いて気絶してしまった、というのが事の真相です。
「魔素が濃い分、ゼノン様が意図されたよりも魔素が効果を広く伝搬させてしまった。ですが魔素は媒介するだけで、必要魔力はあくまでゼノン様の体内魔力から強制的に供給された」
「何となくは理解出来るのですが……」
勇者ちゃんは魔法理論について詳しい訳ではありませんので、想像しにくいようです。職業が魔法使いである、女魔法使いちゃんなら理解出来たかも知れませんね。おっと、彼女の話題は禁句でしたねwww
とりあえず、ここで理解すべきなのはこの世界は勇者ちゃんが元いた世界よりも魔素が濃いという事実。魔素が濃いから魔法の威力が高くなる。けれど必要魔力は体内から強制的に吸い上げられるから、魔法を使うと1回で枯渇して気絶してしまうよって事です。分かりましたか?
ちなみに魔素が濃い分、勇者ちゃんの魔力回復が早くなるという事はありません。濃度が違うのであれば、どこかで勇者ちゃんの身体に馴染むよう濃度調整が行われる訳です。
その調整が身体に負荷を掛けてしまったり、回復に時間が掛かってしまったりという影響を及ぼします。ローラちゃんが魔力を点滴のように少しずつ勇者ちゃんへ送り込んでいたのは、こういった事情を予想した上での行動だったのです。素晴らしい!
「これも恐らくなのですが、ゼノン様が発作を起こされる原因も魔素濃度が違う事に起因していると思われます。何故状態異常回復薬が効くのは分かりませんが、ゼノン様のお身体に障るほどの魔素濃度だから、という事ではないでしょうか」
「魔素が濃過ぎて、身体が受け付けないという事でしょうか……」
いいよ~、いいね~。この調子でどんどん解説しちゃっていって下さいな。
え? 最初から分かってたって? 分かりやすくて逆に考え込んだって? 何なら他の伏線も設定ももう全部読めてるからって?
そんな事言うなし~。こっちだって頑張って動画撮って編集して投稿してんだからさ、もっと素直に楽しんでくれればいいじゃない。少年のような心って大事だよ? もちろん夢見る少女の心も大事。
神ちゃんはね、見てもらう為だけに配信してる訳じゃないの。笑ったり涙したり怒ったり感動したり、視聴者の心が動く事で神ちゃんの元に神気が集まる訳ですよ。あ、もちろんチャンネル登録して高評価してね。それが一番神気が集めるので。
神気が上がる事で神格も上がる訳。神格が上がるとより多くの視聴者に見てもらいやすくなって、さらに神気を集めやすくなるの。そうして神ちゃんは遥かなる高みを目指してんの。
面白くないってんなら仕方ないよ? それは神ちゃんが悪い。もっと面白い動画を作れって話ならいい。でもね………………。
おっと、神ちゃんとした事が……。失礼失礼、取り乱しました。
では前回の続きのシーンからど~~~ん!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「恐らくですが、ゼノン様がお生まれになった大陸と、この大陸。魔素の濃度が違います」
うん、いいよいいよ。でも何で魔素の濃度が違うから勇者ちゃんが魔法を使わない方が良いって言い切れるのかな?
「よくよくお考え下さい。ゼノン様が使われたと仰るエスエスナース。私に向けて掛けて下さった魔法なのですわよね?
ですが、魔法の効果は私1人だけでなくこの家にいた4人全員に及びました。その結果、ゼノン様の魔力は枯渇したのです」
「つまり、求めた以上の効果を発揮した分、その必要魔力も強制的に持って行かれた、と……?」
「私はそのように考えました。そして何故求めた以上の効果が発揮されたのか。それは、元の大陸よりもこちらの方が魔素が濃いからではないかと思い至ったのです」
はい、詳しい解説を致しましょう。勇者ちゃんが掛けたエスエスナースですが、分かりやすく必要魔力が5であるとしましょう。勇者ちゃんがローラちゃん1人に掛けるだけであれば5の魔力量で済んだのです。
が、ローラちゃんの言うように、効果は銀髪姉妹全員に及びました。全体化された訳ですね。もっと言うと、この家の中だけでなくその周囲にまで幅広く効果が及んでいたのです。
勇者ちゃんの魔力を強制的に500ほど吸い上げました。そして超広範囲にエスエスナースの効果が広がり、結果として勇者ちゃんの魔力は底を尽いて気絶してしまった、というのが事の真相です。
「魔素が濃い分、ゼノン様が意図されたよりも魔素が効果を広く伝搬させてしまった。ですが魔素は媒介するだけで、必要魔力はあくまでゼノン様の体内魔力から強制的に供給された」
「何となくは理解出来るのですが……」
勇者ちゃんは魔法理論について詳しい訳ではありませんので、想像しにくいようです。職業が魔法使いである、女魔法使いちゃんなら理解出来たかも知れませんね。おっと、彼女の話題は禁句でしたねwww
とりあえず、ここで理解すべきなのはこの世界は勇者ちゃんが元いた世界よりも魔素が濃いという事実。魔素が濃いから魔法の威力が高くなる。けれど必要魔力は体内から強制的に吸い上げられるから、魔法を使うと1回で枯渇して気絶してしまうよって事です。分かりましたか?
ちなみに魔素が濃い分、勇者ちゃんの魔力回復が早くなるという事はありません。濃度が違うのであれば、どこかで勇者ちゃんの身体に馴染むよう濃度調整が行われる訳です。
その調整が身体に負荷を掛けてしまったり、回復に時間が掛かってしまったりという影響を及ぼします。ローラちゃんが魔力を点滴のように少しずつ勇者ちゃんへ送り込んでいたのは、こういった事情を予想した上での行動だったのです。素晴らしい!
「これも恐らくなのですが、ゼノン様が発作を起こされる原因も魔素濃度が違う事に起因していると思われます。何故状態異常回復薬が効くのは分かりませんが、ゼノン様のお身体に障るほどの魔素濃度だから、という事ではないでしょうか」
「魔素が濃過ぎて、身体が受け付けないという事でしょうか……」
いいよ~、いいね~。この調子でどんどん解説しちゃっていって下さいな。
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