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April
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先生の顔が近い。
「君のことが好きだよ…愛してる」
密室で、俺には逃げ場がない。先生の唇がどんどん、どんどん近づいてきた。
ちゅ、、柔らかい唇の感触。ファーストキス、先生に奪われちゃった、、
「んっ、ふっ、、」
はっ。先生の車の中で寝ちゃってたのか…変な夢見ちゃった
ふと横を見ると先生の顔。
「あ、起きた?今起こそうと思ってたんだ、ちょうど着いたところだよ」
先生が運転しているのに寝るなんて、、本当に申し訳ない。
こんな俺にも、先生は相変わらず優しい。後部座席から降りるのでさえ、おいでと言って手を取り、エスコートしてくれる。
え、?マンションでかくないか…?
「ここが僕の家だよ。時間なくてまだ作れてないんだけど、合鍵もあとで渡すからね。」
「え、あ、ありがとうございます、、」
色々と展開早くて追いつかないな、、なんかすごいことになってる気がする。
先生の家はめちゃくちゃきれいに整理されていた。やっぱり先生の家だ。
白を基調にした部屋に、ブルーのソファー。見るからにふかふか。
「よければここ座っておいて~」
「え、いいんですか⁉」先生から許可が下りたので、ソファーに座らせてもらった。ふかふかのソファーはやっぱり気持ちいい。大学の椅子は基本硬いし、一人暮らしを始めたばかりの家に、座りごこちのいい椅子なんてあるわけない。久しぶりのこの感覚。
ふかふかぁぁぁぁ…
「そういえば、晩御飯まだだったよね?何食べたい?」
何食べたいかな、、先生とだったら何でもいいな
「好きな食べ物はある?」
「オムライスです」
先生がふふっと笑う。口元に手をあてて笑うしぐさ、めちゃくちゃ上品で好きだな、、
「よし、じゃあ宅配頼むか!どこのがいい?」
先生がスマホを見せてくる。ふわとろオムライス、大盛りオムライス、とろとろオムライス…どれもおいしそう、、
「これにしてもいいですか?」
俺が選んだのはふわふわのオムライス。ふわふわの卵がおいしそうだったから。あと、他のオムライスに比べて安かったから。
「もちろん!じゃあ僕も同じの食べよう~」
…やっぱりこの先生、かわいすぎる。
アプリで注文を終えた先生は、いつまでもソファーにいる俺の横に来た。
「ソファー、気に入ってくれた?」
当たり前だ。こんなに居心地のいいソファーがあれば誰だって溶けちゃうと思う。
「君には青が似合うね~」
そういいながら、俺の喉仏のあたりをこちょこちょとなでる。もしかしたら俺は猫だと思われてるのかもしれない。
…そして、何気にくすぐったい。
さりげなく避けようとしたのに、捕まえられた。
「なんで逃げようとするの~?」
ちょっと笑うような、それでいてちょっと口角が下がったような。悲しそうな顔をされる。
「なんか申し訳ないです、、先生の猫になったみたいで」
18歳なのにくすぐったいっていうのはなんだか恥ずかしいような気がして言い訳を考えたけど、なんかくすぐったいって言うより恥ずかしいこと言った気がする。
「なにそれ、かわいい」
そして、俺の小さな抵抗は先生に気づいてもらえなかったみたいだ。先生の指は止まらない。
「っん、、っあ」
「ふふっ、かわいいね、、」
やばいやばいこれ、なんか変な声でる…!!
「もしかしてくすぐったい?」
先生は首をかしげてにやっと笑った。
「…はい」
恥ずかしかったからあえて言わなかったのに…!
「へぇぇ、、いいこと聞いちゃったかも、くすぐったがりなんだね」
恥ずかしすぎる、何この時間、、
俺が顔を赤らめているところに、ちょうどオムライスが届いた。
「君のことが好きだよ…愛してる」
密室で、俺には逃げ場がない。先生の唇がどんどん、どんどん近づいてきた。
ちゅ、、柔らかい唇の感触。ファーストキス、先生に奪われちゃった、、
「んっ、ふっ、、」
はっ。先生の車の中で寝ちゃってたのか…変な夢見ちゃった
ふと横を見ると先生の顔。
「あ、起きた?今起こそうと思ってたんだ、ちょうど着いたところだよ」
先生が運転しているのに寝るなんて、、本当に申し訳ない。
こんな俺にも、先生は相変わらず優しい。後部座席から降りるのでさえ、おいでと言って手を取り、エスコートしてくれる。
え、?マンションでかくないか…?
「ここが僕の家だよ。時間なくてまだ作れてないんだけど、合鍵もあとで渡すからね。」
「え、あ、ありがとうございます、、」
色々と展開早くて追いつかないな、、なんかすごいことになってる気がする。
先生の家はめちゃくちゃきれいに整理されていた。やっぱり先生の家だ。
白を基調にした部屋に、ブルーのソファー。見るからにふかふか。
「よければここ座っておいて~」
「え、いいんですか⁉」先生から許可が下りたので、ソファーに座らせてもらった。ふかふかのソファーはやっぱり気持ちいい。大学の椅子は基本硬いし、一人暮らしを始めたばかりの家に、座りごこちのいい椅子なんてあるわけない。久しぶりのこの感覚。
ふかふかぁぁぁぁ…
「そういえば、晩御飯まだだったよね?何食べたい?」
何食べたいかな、、先生とだったら何でもいいな
「好きな食べ物はある?」
「オムライスです」
先生がふふっと笑う。口元に手をあてて笑うしぐさ、めちゃくちゃ上品で好きだな、、
「よし、じゃあ宅配頼むか!どこのがいい?」
先生がスマホを見せてくる。ふわとろオムライス、大盛りオムライス、とろとろオムライス…どれもおいしそう、、
「これにしてもいいですか?」
俺が選んだのはふわふわのオムライス。ふわふわの卵がおいしそうだったから。あと、他のオムライスに比べて安かったから。
「もちろん!じゃあ僕も同じの食べよう~」
…やっぱりこの先生、かわいすぎる。
アプリで注文を終えた先生は、いつまでもソファーにいる俺の横に来た。
「ソファー、気に入ってくれた?」
当たり前だ。こんなに居心地のいいソファーがあれば誰だって溶けちゃうと思う。
「君には青が似合うね~」
そういいながら、俺の喉仏のあたりをこちょこちょとなでる。もしかしたら俺は猫だと思われてるのかもしれない。
…そして、何気にくすぐったい。
さりげなく避けようとしたのに、捕まえられた。
「なんで逃げようとするの~?」
ちょっと笑うような、それでいてちょっと口角が下がったような。悲しそうな顔をされる。
「なんか申し訳ないです、、先生の猫になったみたいで」
18歳なのにくすぐったいっていうのはなんだか恥ずかしいような気がして言い訳を考えたけど、なんかくすぐったいって言うより恥ずかしいこと言った気がする。
「なにそれ、かわいい」
そして、俺の小さな抵抗は先生に気づいてもらえなかったみたいだ。先生の指は止まらない。
「っん、、っあ」
「ふふっ、かわいいね、、」
やばいやばいこれ、なんか変な声でる…!!
「もしかしてくすぐったい?」
先生は首をかしげてにやっと笑った。
「…はい」
恥ずかしかったからあえて言わなかったのに…!
「へぇぇ、、いいこと聞いちゃったかも、くすぐったがりなんだね」
恥ずかしすぎる、何この時間、、
俺が顔を赤らめているところに、ちょうどオムライスが届いた。
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