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第六章
122:チンコぶっ刺されている初夜にそれ聞く?
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「小さいから?Sサイズだから?」
「回数重ねてねえってこと。彼方のは物凄く気持ちが良かった」
そう言いながら、ジンは指を引き抜いて、今度は自身の雄を彼方の尻穴に当ててくる。
「最初はこの恰好な。正常位は初心者につらすぎる」
先端が入ってきたのが分かった。
ジンの雄は、舌と指とアナルプラグで性器に変えられてしまった彼方の尻穴を容赦なく分け入ってくる。
「どれぐらい?半分ぐらい?」
「まだ、亀頭すら完全に飲み込んでねえけど?」
「そんな、うそだ」
すでにいっぱいいっぱいだった。
焦った彼方は、四つん這いで布団の上をバタバタする。
「逃げんな。終わらせたいんだったらセーフワードを言え」
「怖いんだって。身体を作り変えられてる感じで」
「ったりめえだろ。自分でさえ知らない身体の内側を許すんだぞ?」
ローションを付けたジンの手が彼方の尾てい骨をさすり始める。
優しい手付きに、神経がそっちに集中する。
その間も数ミリ単位でジンの性器が彼方の中に入ってきていた。
「ちょっと身体を倒すぞ」
ジンが彼方を押しつぶすように背中に腹を付けてきた。
両耳を押さえられる。
八ヶ岳にやってきた晩にされたように。
先ほど再会した駅でされたように。
「ああ。引きずり込まれる」
とジンがこの夜初めての吐息を漏らした。
「彼方、急にどうした?」
「わかんなっ……」
「密着するとよさそうか?」
繋がったまま、ころんと横に転がされる。
立て続けにいいところに当たって、目の前がくらみ始めた。
「ジン、なんかすごい」
「そりゃあ、よかった。俺が初めての時なんて、ほとんど感じられなかった。丁寧には抱いてもらったけどな」
「相手、誰?」
「チンコぶっ刺されている初夜にそれ聞く?」
「聞く」
「嘘じゃなく名前も顔も覚えてねえよ。向こうだってそうだと思う。ただの初めて好きな人かもしれねえし。でも、最初に挿入で痛い思いしたり、怪我なんかした日にはケツ穴なんて使いたくねってなっちゃうらしいから。俺がその人に優しくされてなければ、別の方法で誰かと出会おうとしたはずで」
「つまり、ルートが変わって僕に出会えなかった?」
「そう。巡り巡って彼方に出会えたのは、初めての優しい人のおかげみたいなもん」
「名前や顔を忘れてるとこはひどいと思うけど、ジンらしいや」
「彼方、笑うとっ」
「どしたの?」
「締まる。物凄く」
それがきっかけになったのか、浅くゆすられた。
抜き差しなんて数ミリしか出来ていないような具合だが、ジンに抱かれているという感覚がある。
「ジン」
「どうした?」
「ジンッ」
「だから、どうしたって」
「好き」
「俺も青山彼方サン好き」
ゆっくりとジンの性器が引き抜かれていく。
仰向けにされ背中に枕を入れられた。
「無理だったら言えよ。すぐ止める」
ジンが尻穴に性器を当て、じわじわと中に押し入ってくる。
「回数重ねてねえってこと。彼方のは物凄く気持ちが良かった」
そう言いながら、ジンは指を引き抜いて、今度は自身の雄を彼方の尻穴に当ててくる。
「最初はこの恰好な。正常位は初心者につらすぎる」
先端が入ってきたのが分かった。
ジンの雄は、舌と指とアナルプラグで性器に変えられてしまった彼方の尻穴を容赦なく分け入ってくる。
「どれぐらい?半分ぐらい?」
「まだ、亀頭すら完全に飲み込んでねえけど?」
「そんな、うそだ」
すでにいっぱいいっぱいだった。
焦った彼方は、四つん這いで布団の上をバタバタする。
「逃げんな。終わらせたいんだったらセーフワードを言え」
「怖いんだって。身体を作り変えられてる感じで」
「ったりめえだろ。自分でさえ知らない身体の内側を許すんだぞ?」
ローションを付けたジンの手が彼方の尾てい骨をさすり始める。
優しい手付きに、神経がそっちに集中する。
その間も数ミリ単位でジンの性器が彼方の中に入ってきていた。
「ちょっと身体を倒すぞ」
ジンが彼方を押しつぶすように背中に腹を付けてきた。
両耳を押さえられる。
八ヶ岳にやってきた晩にされたように。
先ほど再会した駅でされたように。
「ああ。引きずり込まれる」
とジンがこの夜初めての吐息を漏らした。
「彼方、急にどうした?」
「わかんなっ……」
「密着するとよさそうか?」
繋がったまま、ころんと横に転がされる。
立て続けにいいところに当たって、目の前がくらみ始めた。
「ジン、なんかすごい」
「そりゃあ、よかった。俺が初めての時なんて、ほとんど感じられなかった。丁寧には抱いてもらったけどな」
「相手、誰?」
「チンコぶっ刺されている初夜にそれ聞く?」
「聞く」
「嘘じゃなく名前も顔も覚えてねえよ。向こうだってそうだと思う。ただの初めて好きな人かもしれねえし。でも、最初に挿入で痛い思いしたり、怪我なんかした日にはケツ穴なんて使いたくねってなっちゃうらしいから。俺がその人に優しくされてなければ、別の方法で誰かと出会おうとしたはずで」
「つまり、ルートが変わって僕に出会えなかった?」
「そう。巡り巡って彼方に出会えたのは、初めての優しい人のおかげみたいなもん」
「名前や顔を忘れてるとこはひどいと思うけど、ジンらしいや」
「彼方、笑うとっ」
「どしたの?」
「締まる。物凄く」
それがきっかけになったのか、浅くゆすられた。
抜き差しなんて数ミリしか出来ていないような具合だが、ジンに抱かれているという感覚がある。
「ジン」
「どうした?」
「ジンッ」
「だから、どうしたって」
「好き」
「俺も青山彼方サン好き」
ゆっくりとジンの性器が引き抜かれていく。
仰向けにされ背中に枕を入れられた。
「無理だったら言えよ。すぐ止める」
ジンが尻穴に性器を当て、じわじわと中に押し入ってくる。
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