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第五章
85:こういう無理矢理のって、実はかなり感じるんだろ?
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舌を大きく出しながら、ジンが彼方を見上げてきた。
肉を食らう獣みたいだ。
犬?熊?いいや、生肉を食らう狼みたいな。
「なんか、ジンを蹴っちゃいそうになるから、駄目」
「いいよ、蹴っても。そのかわり縛るけど」
ジンが目で浴室とガラス一枚で隔たれた脱衣所にある籠の中の浴衣を示す。
「蹴らなくても縛るけど」
以前小ぶりだとからかわれた自分の性器がジンの大きな口にすっぽり飲み込まれてしまった。肉厚な舌が彼方の雄を包み込む。
「ぎ、も、じ、いいっ」
たまらず叫ぶと、じゅぼじゅぼとわざと音を立てながら、ジンの口淫が始まる。
ジンに僕の食べられてる。
そう思うと、めまいがしてくる。
しばらくそこだけ集中的にいじめられた。
何度、「駄目」「止めて」と拒絶の言葉を吐いただろう。
気持ちよすぎて、何度か肩を蹴ってしまった。
すると、足首を押さえつけれ、もう一方の手は腰に回る。
当然、行為は止まらない。
でも、本当に止めてほしいわけじゃない。
逆に、どこまでも、攻めて欲しかった。
「彼方。もっと、腰、つき出せ。俺に、ケツ穴、よく見えるように」
「何する---あっ」
恥ずかしくて時間はかかったが、言われたとおりにすると、身体の中心に空いた穴をぴっちり塞ぐように、ジンがそこを舐めてきた。
「う、そおおおっ」
愛おしそうに目を細めていたジンが、そこから口を離し、
「いいんだろ?な?」
と言って、尖らせた舌でそこをつんと突つく。
「あ、ちょ、んっ」
生まれて初めての刺激に腰が踊る。
舌の蹂躙はしばらく続いた。
悲鳴を上げても止めてくれないのだ。
外へ外へと向かう射精感とは逆で、内に溜まっていく快感は、終わりがない気がして少し怖い。
いつか、こんなことをされるんじゃないかとは思っていた。
そして、自分も大きな獣みたいなジンに食べられてしまいたいという気持ちがあった。
だって、あの身体に押しつぶされたら、被虐的な気分になって、頭がぼおっとして何をされてもいいという気分にいつもなる。
たぶん、ジンに狂ってしまっているんだ。
だから、
「これから、シワの一本一本まで舐めてやるから覚悟しろよな」
と脅されても、泣き声混じりの嬌声を上げることしか出来なかった。
露天風呂から出て、身体を拭かれた。
冷蔵庫の水を与えられ、髪を拭かれる。
ジンはその後、敷布だけ、畳の上に敷いた。
「へばってないか?」
返事の代わりに、ペットボトルを飲み干し、ゴミ箱に放る。
そして、敷布の上にいるジンの隣に座った。
すぐに押し倒されて、仰向けにされた。
両手を上げさせられて、手首をジンの片手で押さえつけられる。
胸が勝手に反り返り、その様子が、ジンの舌の刺激を待っているかのようだった。
「彼方の乳首って、珊瑚みたいだ」
空いている手でそこをキュッとつままれた。
「んーっ。んんー!!」
敷布に顔を押し付けて、悲鳴の音量を少しでも抑えようとする。
「どした?」
「……別に……普通」
「そんな風には見えねえけど。こういう無理矢理のって、実はかなり感じるんだろ?」
「知らない」
「感じてますって素直に言えるようになるまで、終わんねえよ?」
肉を食らう獣みたいだ。
犬?熊?いいや、生肉を食らう狼みたいな。
「なんか、ジンを蹴っちゃいそうになるから、駄目」
「いいよ、蹴っても。そのかわり縛るけど」
ジンが目で浴室とガラス一枚で隔たれた脱衣所にある籠の中の浴衣を示す。
「蹴らなくても縛るけど」
以前小ぶりだとからかわれた自分の性器がジンの大きな口にすっぽり飲み込まれてしまった。肉厚な舌が彼方の雄を包み込む。
「ぎ、も、じ、いいっ」
たまらず叫ぶと、じゅぼじゅぼとわざと音を立てながら、ジンの口淫が始まる。
ジンに僕の食べられてる。
そう思うと、めまいがしてくる。
しばらくそこだけ集中的にいじめられた。
何度、「駄目」「止めて」と拒絶の言葉を吐いただろう。
気持ちよすぎて、何度か肩を蹴ってしまった。
すると、足首を押さえつけれ、もう一方の手は腰に回る。
当然、行為は止まらない。
でも、本当に止めてほしいわけじゃない。
逆に、どこまでも、攻めて欲しかった。
「彼方。もっと、腰、つき出せ。俺に、ケツ穴、よく見えるように」
「何する---あっ」
恥ずかしくて時間はかかったが、言われたとおりにすると、身体の中心に空いた穴をぴっちり塞ぐように、ジンがそこを舐めてきた。
「う、そおおおっ」
愛おしそうに目を細めていたジンが、そこから口を離し、
「いいんだろ?な?」
と言って、尖らせた舌でそこをつんと突つく。
「あ、ちょ、んっ」
生まれて初めての刺激に腰が踊る。
舌の蹂躙はしばらく続いた。
悲鳴を上げても止めてくれないのだ。
外へ外へと向かう射精感とは逆で、内に溜まっていく快感は、終わりがない気がして少し怖い。
いつか、こんなことをされるんじゃないかとは思っていた。
そして、自分も大きな獣みたいなジンに食べられてしまいたいという気持ちがあった。
だって、あの身体に押しつぶされたら、被虐的な気分になって、頭がぼおっとして何をされてもいいという気分にいつもなる。
たぶん、ジンに狂ってしまっているんだ。
だから、
「これから、シワの一本一本まで舐めてやるから覚悟しろよな」
と脅されても、泣き声混じりの嬌声を上げることしか出来なかった。
露天風呂から出て、身体を拭かれた。
冷蔵庫の水を与えられ、髪を拭かれる。
ジンはその後、敷布だけ、畳の上に敷いた。
「へばってないか?」
返事の代わりに、ペットボトルを飲み干し、ゴミ箱に放る。
そして、敷布の上にいるジンの隣に座った。
すぐに押し倒されて、仰向けにされた。
両手を上げさせられて、手首をジンの片手で押さえつけられる。
胸が勝手に反り返り、その様子が、ジンの舌の刺激を待っているかのようだった。
「彼方の乳首って、珊瑚みたいだ」
空いている手でそこをキュッとつままれた。
「んーっ。んんー!!」
敷布に顔を押し付けて、悲鳴の音量を少しでも抑えようとする。
「どした?」
「……別に……普通」
「そんな風には見えねえけど。こういう無理矢理のって、実はかなり感じるんだろ?」
「知らない」
「感じてますって素直に言えるようになるまで、終わんねえよ?」
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