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第八章
168:たぶん、僕のここまで入っている
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「一回出来たからそこまで悩んでない」
「僕が射精管理してあげるし」
「だから、悩んでないって」
ローションを付けた指がすっかりゆるくなった穴に出たり入ったりする。
単調なリズムがゾクゾクする。
引き抜かれる時は特に。
「ほら、頑張って二本目の指を飲み込んで。ああ、上手上手」
ローションがついてない手の甲で頭や頬を撫でられ、それだけで身体がトロトロと溶けていくようだ。
さすがに三本目はきつく、飲み込むのも、スムーズに出し入れできるようになるのも時間がかかった。
泣きわめいても「鳥肌立つぐらい気持ちいいんでしょ」と時雨は絶対に責めの手を緩めようとしない。
尚にはそれが余計気持ちがいい。
急に仰向けにされた。
腰の下にさっきまで抱えていた枕を入れられる。
「足、開ける?」
時雨が自身の性器にコンドームを付けながら聞いてくる。
「やんの?最後まで」
「うん。するよ」
時雨は自身のにラブローションを塗りたくりながら言う。
「怖いなら止めとく?」
「したい。けど」
「けど、何?」
「い、いや、なんか、昔のことを思い出しちゃって」
「バラしちゃうと本当に繋がりたいのはこの体位じゃない」
時雨がのしかかってきた。
窄まりに先端が押し当てられる。
「あ、あっ」
感じたことのない感覚と、オナニー禁止を破った罰のことが思い出され、尚は顔を覆って混乱する。
時雨の手が背中に入ってきて、起き上がらされた。
対面座位で抱かれている。
「すげっ。入ってるっ」
「尚の喋り方、やらしい」
時雨が笑うと体内まで振動が響く。
「セックスなんて、いざしてみればどうってこと無いって思ってた」
「実際、どう?」
「すげえっ、依存症になったらどうしよう」
「ねえ、尚、見て」
時雨の指がいたずらするように臍の下を突く。
「たぶん、僕のここまで入っている」
そう言われた瞬間、「んっ」と時雨が呻いた。
「今、締めた?」
「時雨さんが変なこと言うから、内側が震えて」
「ああ、感じてるのか。じゃあ、中でいこうか」
時雨が、尚の性器を掴みながら、ゆっくり突き上げてきた。
視線が絡み合う。
時雨が首を伸ばしてきて、尚の左目に口づけてきた。
「中、さっきよりもっと震えている」
「んな、分かんないっ」
「ほら、いこう?」
「いこうって何っ?!分かんねえよ、どっちで?」
尚は悲鳴を上げる。
それでも時雨は揺さぶってくる。
「いこう。ほら、いって、いってって。いけって」
言葉遣いはだんだん乱暴になり、尚は高ぶっていく。
「いけ」
「僕が射精管理してあげるし」
「だから、悩んでないって」
ローションを付けた指がすっかりゆるくなった穴に出たり入ったりする。
単調なリズムがゾクゾクする。
引き抜かれる時は特に。
「ほら、頑張って二本目の指を飲み込んで。ああ、上手上手」
ローションがついてない手の甲で頭や頬を撫でられ、それだけで身体がトロトロと溶けていくようだ。
さすがに三本目はきつく、飲み込むのも、スムーズに出し入れできるようになるのも時間がかかった。
泣きわめいても「鳥肌立つぐらい気持ちいいんでしょ」と時雨は絶対に責めの手を緩めようとしない。
尚にはそれが余計気持ちがいい。
急に仰向けにされた。
腰の下にさっきまで抱えていた枕を入れられる。
「足、開ける?」
時雨が自身の性器にコンドームを付けながら聞いてくる。
「やんの?最後まで」
「うん。するよ」
時雨は自身のにラブローションを塗りたくりながら言う。
「怖いなら止めとく?」
「したい。けど」
「けど、何?」
「い、いや、なんか、昔のことを思い出しちゃって」
「バラしちゃうと本当に繋がりたいのはこの体位じゃない」
時雨がのしかかってきた。
窄まりに先端が押し当てられる。
「あ、あっ」
感じたことのない感覚と、オナニー禁止を破った罰のことが思い出され、尚は顔を覆って混乱する。
時雨の手が背中に入ってきて、起き上がらされた。
対面座位で抱かれている。
「すげっ。入ってるっ」
「尚の喋り方、やらしい」
時雨が笑うと体内まで振動が響く。
「セックスなんて、いざしてみればどうってこと無いって思ってた」
「実際、どう?」
「すげえっ、依存症になったらどうしよう」
「ねえ、尚、見て」
時雨の指がいたずらするように臍の下を突く。
「たぶん、僕のここまで入っている」
そう言われた瞬間、「んっ」と時雨が呻いた。
「今、締めた?」
「時雨さんが変なこと言うから、内側が震えて」
「ああ、感じてるのか。じゃあ、中でいこうか」
時雨が、尚の性器を掴みながら、ゆっくり突き上げてきた。
視線が絡み合う。
時雨が首を伸ばしてきて、尚の左目に口づけてきた。
「中、さっきよりもっと震えている」
「んな、分かんないっ」
「ほら、いこう?」
「いこうって何っ?!分かんねえよ、どっちで?」
尚は悲鳴を上げる。
それでも時雨は揺さぶってくる。
「いこう。ほら、いって、いってって。いけって」
言葉遣いはだんだん乱暴になり、尚は高ぶっていく。
「いけ」
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