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ep.02
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しおりを挟むそんな私が
異常に見えたのか、
「百合、少しは休みなさい。」
「勉強する気になったのは
凄く嬉しいけど
頑張り過ぎは良くないぞ。」
何度かパパやママが
そう声を掛けて来たけど
私は手を止めなかった。
今更、心配だなんて。
私になんか
関心すらなかったくせに。
どうせ、
頑張ったって無駄なんだからって
私の事、見下してるんでしょ。
誰に何を言われても
もう、素直に受け取れなかった。
“私の事も見てよ。”
“私の心配もしてよ。”
“頑張ったねって…褒めてよ…。”
ずっと。ずっと。
求めていたはずなのに。
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