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【ROUND6】ベガと再戦

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 座っていた台で勝利してからひな壇に向かう頃には、既に人だかりができていた。
 このゲームセンターを利用する人間のほとんどに顔が知れているのだから、無理もない。
 たった一日で、奴の強さは初心者から常連まで噂になっていた。
 ひな壇には先客が数人いたが、いずれも奴の腕前を相手に一分も経たずにラウンドが終了した。
 好都合だ。相手のギアが上る前に俺の番が回ってきた。奴の驚く顔が見られないのは残念だったけれど。
 人ごみをかき分けて特等席に座ると、左手でスティックを回し右手でボタンを叩いて肩慣らしをする。
 大丈夫、身体は温まっている。
 周囲の喧騒も視線も全く気にならなかった。
 ましてや、自動ドアが開いて新しい観客がやってきたことには気づきもしなかった。
 たまたま昼周りの営業を終えてゲームセンターを訪れた師匠は、一目見てそこに座っているのが俺だとわかったらしい、と後から聞いた。
 『ROUND1』
 観客から見れば、同じキャラクター。
 だが、リュウの能力を引き出しているのはベガの方だ。出し惜しみはしない。
 最初が肝心だ、ここで流れを掴まなければ。
 『FIGHT』
 「っしゃぁ!」『せいっ!』
 開幕ドライブインパクトを使って体勢を崩す。身体を滑り込ませて、ヒットを重ねる。
 ドライブゲージも積極的に消費する。残りゲージは2つしかない。
 それでも、俺はここで相手の顎を打ち上げる選択をした。
 『昇龍拳!波掌撃!台風旋風脚!』
 攻撃が途切れた。
 6ヒット、物足りないがスタートダッシュとしては上出来だ。
 ベガが、後ろ受け身を取って立ち上がった。まだ壁は遠い、もっと前へもっと奥へ。
 「くそがっ……!やっぱり、うめぇ……」
 パンチ、キックと打ち込むがガードをされる。
 少しは相手を揺さぶれるかもと期待していたのだが、これくらいでは動揺もしないのか。
 それを見て、俺は焦った。
 『はあぁ!』
 『ぐふぅ!?』「ドライブインパクト!?」
 相手からもカウンターでドライブインパクトを食らう。
 自分が積極的に使っといて何だが、相手が使うとやはり驚く。しかも、こいつは使いどころが上手い。
 一気に元居た立ち位置まで押し返される。ステップを踏みながら、距離を取って考える。
 ベガだったらどうする、何をされたら嫌がる。いくら強くても、人間なら必ず癖やルーティンがあるはずだ。背中の皮膚がヒリヒリと焼かれているかのように熱くなる。
 距離を取られる前に蹴りを入れる。この間合いでは攻撃も限られる。
 強攻撃、あるいはドライブゲージを利用するか。
 だがドライブゲージはもうほとんど残っていない。
 俺は相手より早く動くことも、上手くガードすることもできない。だから、相手の行動を先読みして利用する。そのために俺は一体何日何時間、憎いお前の動画を見続けたか。
 覚悟を決めて飛び攻撃を選択する。
 『波動拳!』
 ベガが波動拳をかわすために、上方向へ飛ぶ。
 前回はそのまま蹴りを食らったが、今回は読んでいた。そこに俺ができる中で最大の攻撃を合わせる。
 「来たッ!」『真・昇龍拳!』
 「…ッ」
 腕を後ろに振って相手との距離が近づいたところで、拳骨を腹に打ち込む。
 苦悶の表情と共に重厚な身体が打ち上がった。もう一度拳を固く強く握りしめ、地面から飛び上がる。
 ベガの操作するリュウが花火のように飛んでいき、後ろ向きに倒れる。相手のゲージが真っ黄色に変わって、大幅に削れた。ドライブゲージに次いで、SAゲージが使えなくなった。
 『KO!』
 ずっと焦がれていた声がかかる。
 「よしっ……まだだ、まだ油断するな。次、次に備えないと」
 相手は俺の戦略を知らない。
 それだけがこちらのアドバンテージ。だから、時間が経てば経つほど俺は不利になる。
 相手が間合いやコンボに慣れられる前に、このラウンドを死守しなくてはいけない。
 正念場はここからだ。両手で頬を叩いて気合を入れる。
 『ROUND2』
 観客の盛り上がりが耳に入らない俺と冷静なベガに対して、様々な歓声や罵声、応援が飛ぶ。中にはコンボの分析をするやじ馬や、俺が一戦目を勝利した理由の解説をする次の挑戦者もいた。あるいは、俺を知る者も。
 その少女は、格闘コーナーから少し離れたUFOキャッチャーの前にいた。
 地面には合皮のスクールバックが置かれており、ガラスの向こうにはカラフルな色合いのテディベアが並んでいる。
 「あの少年、前にもヒメにリュウで対戦した子……?
 それにしては、対戦スタイルが違うような気もするけれど」
 テディベアか、友人の試合か、しばらく迷ってから少女はバッグを持ち上げた。
 『FIGHT』
 初っ端から相手の足元を叩きに行く。
 同じタイミングでベガの拳が腹に打ち込まれた。お互いにカウンターダメージを受ける。
 同じキャラなら考えていることは同じ。寧ろ向こうの調子が戻ってきただけに過ぎない。
 距離が空いた、ラッシュで詰め寄る。青い光が瞬いた。
 「……っ」『パリィラッシュ!』
 「あぁもう、またかよっ!」『波動拳!』
 再び弾かれる。
 悔しい。はたから見れば互角に見えるが、所詮俺はベガの戦法をコピーしただけ。
 オリジナル相手に長くは持たない。なら、攻め切られる前に仕留めるのみ。
 『がぁっ!』
 頭へ殴りつければ、
 『せいっ!』
 脛蹴りを食らう。
 さっきはキックをしかけた側が顔面に拳を入れ、パンチをしようとしていた方が脛に足技を入れる。もどかしさを感じながら、交互にゲージを減らしていく。
 鍔迫り合いの末に先に流れを掴んだのは、ベガだった。
 ドライブゲージを使用した回し蹴りを食らう。だが、その蹴りはあまりにも速すぎる。
 (速っ!
 これって、キャンセルドライブラッシュ!?)
 通常、攻撃が当たると、パンチなら殴った腕を下ろすまで、キックなら蹴った足が元の位置に負われるまで必ず一動作となる。そこまでで一動作、つまりその攻撃は必ず同じ時間で行われる。
 その間を、途中で省略してさらに攻撃を重ねた。
 まずい、既に俺の体力有利は無くなった。
 『上段二連撃!』
 高火力のパンチとキックを食らって、後ろ回りで立ち上がる。
 隙が無い、すぐそこは壁だ。
 数日前も俺はそこにいた。
 あの時のように押し込まれたら、俺は今度こそ立てるだろうか。
 だったら、ここは防御に徹した方が良いのではないかという考えが頭をよぎる。
 (いや、まだここは壁じゃない!あの時とは違うだろ!?)
 ベガを倒す、そのために立てた戦略を思い起こす。
 距離を詰めろ、恐れず進め。
 『はぁっ!』
 スライディングをして相手の影をすくうような足払いを仕掛ける。
 相手も完全に押し込めない現状に心を乱しているはずだ。弱攻撃、中攻撃のパンチを重い攻撃をそれぞれガードして、そのままキックで返す。
 だが、中攻撃のパンチをパニッシュカウンターで返されて弾かれた。
 「うぐっ!?それはっ」
 同時にモーションに入る。
 気功を集めたリュウが腰を深く落としながら、藍色と百群で波立つ光を集めて球体を生み出していく。
 それは、SAゲージを2つ利用して生み出す技。
 喰らったら、最悪そのままKOだ。
 『真・波掌撃!』
 「やばいやばいやばい!
 …あれ?」
 だが、モーションが途中で切れて波掌撃が霧散した。
 俺は未だカウンターで弾かれたままだ。
 そうか、弾かれていたせいで、ベガが目測を見誤ったのか。
 (そうか、まさに危機一髪で間合いの外に出られたのか)
 「ちっ!」
 「あぶねぇ……」
 ベガの鋭い舌打ちが聞こえる。
 これだけほいほい簡単にゲージを使っているのなら、外すこともあるだろうに。
 こいつは、確実に相手に当てる気で放っている。
 つくづく末恐ろしい、なんて強欲で自己中心的で美しいプレイスタイルだ。
(俺にはとても真似できない……いや、違うな)
 ベガがそうしているのであれば、コピーの俺はそれ以上に積極的にゲージを使うべきだ。
 でなければ、奴を倒せない。
 全く、実際にここに座って戦いながら学ぶことが何と多いのか。
 『はぁっ!』
 (今度こそっ!)
 カウンターの脛蹴りで体勢を崩した。
 さらにパニッシュカウンターから、こちらもドライブゲージを使用する。
 回し蹴り、正拳突き、上段足刀蹴りでようやく始まりの位置まで押し戻す。
 「ぐぅっ!」
 (ベガが受け身を取らずに倒れた!
 あいつも追い詰められているんだ!)
 やっとの思いでこの崖っぷちまで来た、だが手負いの獣ほど恐ろしいものはない。
 もうゲージを出し惜しみはしたりはしない。ベガが無理矢理俺を下がらせるために、昇龍拳で反撃をする。
 ここだ、壁に叩きつけてやる。
 『昇龍拳!』
 流麗な筆のモーションが走って構えた右腕を相手の心臓へと突き出す。壁に当たればさらにダメージが入る。王手をかける、まさに必殺の一撃だ。
 だが、拳が入るところでモーションが止まる。
 『キンッ!』
 「まさか、嘘だろ…!?」
 ドライブゲージは、攻撃と防御どちらにも使うことができる。
 そして、ドライブインパクトの発動直後には相手がその選択をする猶予がある。
 時間にして、僅か0.03秒の入力時間だ。
 『震撃!』
 「ここでドライブインパクトかよっ!」
 赤銅色、焦げ茶、白樺色の筆のモーションが流れ出す。リュウが肩を引いてから、捩りながら拳を打ち込む。パニッシュカウンターで身体が吹っ飛ぶ。
 「ぐぅぅ!」
 『鳩尾砕き!』『正拳突き!』『ドライブラッシュ!』
 声から嗚咽とも悲鳴とも言えない叫びが漏れ出た。もはや画面端を気にしている場合じゃない。
 よろめいて下がったところに、鳩尾砕きを食らい、ドライブラッシュを無抵抗に受けたところで、相手のモーションが流れ出す。
 『真空波動拳!」』
 「くっそ……!」
 打ち上げられて空中に浮かんでいる間、色のついた文字で11Hitsと表示されているのが見える。俺の体力ゲージはあと一撃で消える。ここで諦めてただ立ち尽くしていれば、ベガが止めを刺してくれる。
 俺がいくら頑張ってもこいつには勝てない、そう悟ってしまった。
 「……ん?」
 ところが、空を見上げようとしてあるものが目に入る。
 俺の体力ゲージの向かいには、ベガの体力ゲージが並んでいる。真っ黄色になってはいるが、俺よりも倍近く長いゲージのその下。
 ベガのドライブゲージからは、色が消え失せていた。
 (ベガのドライブゲージが空になっている!?)
 ドライブゲージが空になっているということは、再びゲージが溜まるまで一時的にデバフがかかることになる。
 ドライブゲージを使った技は使えなくなるだけではなく、ダメージ量が増加しガードをしてもダメージを受ける。
 つまり、攻めるなら今しかない。まだ足掻ける。
 「まだまだぁ!」
 衝撃を受け流しながら立ち上がって、距離を取る。
 ベガは今、ドライブラッシュが使えない。
 つまり、即座に距離を詰める手段を一つ失っている。
 最も間合いの広い横蹴りでも当てられるか微妙な距離、さらにその技は動作が大きくカウンターを食らいやすい。
 思い出せ、奴ならどうする。否、奴を仕留めるにはどうしたらいいか。
 前回の戦いの一試合目。
 俺は開幕に波動拳を飛ばして避けられ、カウンターを食らった。
 初めはショックだったが、後に俺はこう思った。
 あぁ、俺も同じことができたらと。そして絶好のチャンスが巡ってきた。
 『波動拳!』
 奴の飛び攻撃を飛んで躱す。
 そしてすかさず、上空から殴りつけた。
 パニッシュカウンター、俺が受けたのと同じダメージがベガにも入る。
 これで俺達は同じ条件になった。
 硬直するベガに対して、最も早く最も単純な技を出す。大技も必殺技もどうでもいい。
 とにかく、前へ前へと腕を突き出す。
 『正拳突き!』
 鋼色の文字が画面にデカデカと現れる。
 邪魔だどいてくれと怒鳴りつけそうになって、ハッとする。
 『K.O.!』
 ベガの操作していたリュウは、地面に倒れたまま動かない。
 俺の操作していたリュウがこちらに立ち直った。
 『WINNER!』
 「えっ、あ、か、勝った…のか?」
 事態を飲み込むと同時に、場内の歓声が耳に入った。
 振り返ると、この間会ったばかりのおっさんがニコニコと上機嫌に飛んだり跳ねたりしている。バシバシと背中を叩かれても、俺はまだ呆けていた。
 「すげぇぞ坊主!」
 「よくやった!次は俺と闘え!」
 「俺、あいつと戦ったことあるんだぜ」
 「そっちの子もナイスファイト!」
 遠くで、師匠が控えめに拍手をしているのが見えた。
 アドレナリンがとめどなく溢れて止まらない。
 他のすべてがどうでもよくなるほどの興奮、多幸感、万能感。生まれて初めての感覚に、俺は人生において大きな分岐点を通り過ぎたのを感じた。
 柄にもなくガッツポーズをして、人生で初めてゲームで咆哮する。
 「よっしゃあぁ!」
 (…あっと、テンションが上がり過ぎた。
 次に待っている人もいるんだった)
 ベガと戦いたい人間は多い。この流れに乗ろうとしているプレイヤーの刺すような視線と、腕時計を指さすジェチャーを見て我に返った。
 卵やトマトを投げられる前に、席を立って移動する。
 晴れやかな気持ちでひな壇を降りようとした俺は、そこで初めてベガの声を聞いた。
 「おい、貴様」
 「え、はい」
 玉座にずっと座り続けていたベガが立ち上がった。
 台に座っていたときは向こう側の人間がまるで見えなかったが、同じ視線で立つと俺よりも小柄な体格をしているのだとわかる。
 ドスが効いている声は予想よりも高く透き通っているが、射抜くような視線は冷たく鋭い。
 この傲岸不遜な態度といい、まさしく格闘ゲームのベガそのものだ。
 ついつい苛立ってしまう俺も俺で器が小さい。
 「名前は?」
 「人に名前を聞くなら、まずは自分から名乗るのが流儀じゃないのか?
 あんたの名前は?」
 「私か。私の名前は……」
 「ちょっと、待て!」
 「ん?げぇっ!?」
 よく聞きなれていて、かつ酷く場違いな声だった。
 声の主を見て、一気に興奮が冷めていく。その人は俺の良く知る人であり、相手も俺のことを良く知っている。
 「お前、犬星じゃないか?」
 「ひ、柊先生」
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