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第1章
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大通りでタクシーを捕まえた彼に連れられて向かったのは、四谷のはずれにある隠れ家のようなレストランだった。一見古い洋館の民家にしか見えないそこは個室のフレンチレストランで、予約をしていないにも関わらず中に通された。
「ここは料理もおいしいのだけれど、お腹は空いてる?」
そう聞かれて首を左右に振った。ライラに行く前に簡単に食事を済ませている。
「じゃあ、お酒を楽しもう。バーもあるんだよ」
柴原の返事に気を悪くした風もなく頷き、レセプションのスタッフにバーを利用したい旨を伝えると2階へと案内された。小さな庭を見下ろす2階のホールがバーエリアになっていて、カウンターとソファ席がある。男に進められるままにバルコニーに向けて置かれた一人掛けのソファに腰を下ろすと、45度の角度で置かれたもう片方のソファに彼が腰を下ろした。
「僕はゴッドファーザーをお願いします。君は?」
注文を取りに来たウェイターに柔らかな声でそう伝えると、穏やかな眼差しを向けてくる。濁りのない瞳がシャンデリアの灯りを受けて光を蓄えていた。
「同じものを」
それがどんなカクテルなのかも知らないがそうウェイターに告げると、美丈夫の彼はにっこりとほほ笑んでソファに身を預けた。
「治樹くんのカクテルにも迫るくらい、ここのお酒もおいしいよ」
そう言われて彼を改めて見やった。長い足を組んでゆったりとソファに凭れる姿がクラシックなインテリアに溶け込んでさまになっている。
「ここ、よく来るの?」
恋人候補になりそうな男の前では意識して行儀を良くし、彼らのお眼鏡にかなうように言葉遣いにも気を付けていたが、この男には先ほど怒りのまま怒鳴った場面を見られている。今更取り繕っても意味がないかと、素のままでいくことにした。
「うん、月に数回は。食事をしたり、こうしてお酒だけを楽しんだりね。一人で来ても居心地よく過ごせるから好きなんだ」
その言葉に改めて彼をよく見た。美形と言っても差し支えない整った面差しと質のいい服に身を包んだ長身は、男にも女にもモテそうだ。人当たりもいいし、常に人に囲まれていそうに見えるけれど、一人で過ごすこともあるのかと少し意外だった。
「一人で過ごすのが好き?」
感じた疑問のままにそう問いかけると、彼はあいまいに微笑んで目を細める。
「そうだね……。誰かに隣にいてほしい時もあるけれど、一人になりたいときもある。今は、一人でいたいときのほうが多いかな。君は?」
そう問われて、思わず首を左右に振っていた。
「俺は、一人は苦手。誰かといたい」
素直にそう答えてしまってから、かっこ悪かったかなと内心焦ったが、彼はゆったりと微笑んだ。
「自分の苦手なことを素直に言えるのは、いいね」
「え?」
「そういう、自分の弱点をさらすようなことって、人には知られたくない人が多いでしょう」
「……そうだね」
「それに、自分のウィークポイントを知っているというのは、自分をうまくケアできるということでもあるし」
「……」
柴原の一人嫌いは、もっと深刻で切実だ。けれどそんな風に考えてみたことはなかった。新鮮な驚きを持って彼を見ると、彼は穏やかな笑みを湛えたままで見つめ返してきた。ひと時、視線が重なる。低く流れるBGMの弦楽器の音しか聞こえない空間で、少しの間言葉もなく見つめあった。
ふいに空気が動き、ウェイターがやっていてローテーブルの上に螺鈿細工のコースターを、次いで飴色の液体が入ったロックグラスを置いた。
「ゴッドファーザーでございます」
それだけを告げて足音もなく去っていく。テーブルの上のロックグラスを手に取ると、同じように手に取った彼がふんわりと笑ってグラスを軽く宙に掲げた。
「君と出会えたことに。そして今日一緒に時間を過ごせることに」
柔らかく艶やかな声は、チェロの音色に似ていると思った。彼と同じようにグラスを掲げ同意を示すように少しうなずいて、口に運ぶ。上品でしつこくない甘さが口腔を満たしたあと、ウイスキーの芳醇な香りが鼻孔に抜けた。
「……おいしい」
思わずそうつぶやくと、彼がうれしそうに微笑んだ。
「でしょう。僕もここのゴッドファーザーはとても好きなんだ。治樹くんが作るのとはまた少しレシピが違う。ライラでも今度頼んでみるといいよ」
「……うん」
できればその時も一緒に飲みたい。そう思いながらもう一度酒を舐める。ちらりと彼を見ると、こちらを見ていた彼と目が合った。柔らかな目元が和んで少し口角の上がったくちびるが開く。
「君のことをもっと知りたいな。だからその前に、僕の自己紹介をしましょう」
会話の流れを作るのがうまい。彼がイニシアチブを取るのに任せるのが心地良いと感じた。不思議な男だと思いながら頷くと、彼は穏やかな微笑みを見せてゆっくりと話し出した。
「僕は鷹野博之といいます。齢は三十六歳。いくつかの会社の顧問で、いくつかの会社を経営しています。といっても顧問を務める会社は全て親族の会社なので、親族の顔を立てるために名前を貸しているだけ。僕自身が経営する会社はいずれもベンチャーの零細企業です。それから、あの店で出会ったからわかっているでしょうが、僕はゲイ。抱かれるより抱きたいほう。そして、君が気になっている……どこか危なっかしいように見えて。君の内側に何があるのか、知りたい。君に、興味があります」
よどみなく流れるように語られた自己紹介に聞き入っていると、最後に自分への印象を言われたことに驚いた。そこで自分の話になるとは思っていなかった。きれいだとはよく言われるけれど、危なっかしいと言われたのは初めてだ。驚きを持って彼を見つめると、柔らかい声で語りかけてきた。
「足りない情報はある?」
「……ない。……もっと若く見えたから驚いた」
正直にそう言うと、彼が小さく笑う気配がした。
「よく言われる。鷹野でも博之でもヒロでも、好きなように呼んでください。……君のことを、聞いても?」
そう言われて、曖昧に頷いた。ソファから身を起こしてこちらを見ている彼と目が合うと、にこりと微笑みが向けられる。大きく胸が高鳴った。
「……俺は、柴原了。二十三歳。美容師。……俺も、ゲイで……抱かれたいほう。だから、鷹野さんとは、楽しめると思うよ」
フルネームで本名を名乗っていた。こういう出会いは警戒して、苗字しか名乗らないようにしていたのに。鷹野の自己紹介があまりに誠実でまともだったので、それにつられてしまった。
それにしても、と思う。たいていの男の前では彼らを翻弄するようにふるまえるのに、どうしてか鷹野の前では言葉がつかえてうまく出てこなかった。そんな自分に羞恥が募る。自己紹介もろくにできないつまらないやつだと思われたかもしれない。そう危惧しながら鷹野を見ると、彼は先ほどと変わらない笑みを浮かべていた。
「柴原くん。いい名前だね。確かに柴原くんとなら、いい時間を過ごせそうだ」
距離が近ければ……例えば、ここがバーのカウンターで隣り合って座っていたら。ソファに並んでいたら。たぶん彼は、自分に触れながら話していたのではないかと錯覚するような濃密な空気がそこにあった。けれど実際にはそれぞれが適度な距離で置かれた一人掛けのソファに座り、手にはグラスを持っている。彼に触れられていないことを、強烈に残念に思った。
「この近くに趣味のいいホテルがあるのだけれど。飲み終えたら、行ってみませんか」
そう誘われ、一も二もなく頷いていた。
「ここは料理もおいしいのだけれど、お腹は空いてる?」
そう聞かれて首を左右に振った。ライラに行く前に簡単に食事を済ませている。
「じゃあ、お酒を楽しもう。バーもあるんだよ」
柴原の返事に気を悪くした風もなく頷き、レセプションのスタッフにバーを利用したい旨を伝えると2階へと案内された。小さな庭を見下ろす2階のホールがバーエリアになっていて、カウンターとソファ席がある。男に進められるままにバルコニーに向けて置かれた一人掛けのソファに腰を下ろすと、45度の角度で置かれたもう片方のソファに彼が腰を下ろした。
「僕はゴッドファーザーをお願いします。君は?」
注文を取りに来たウェイターに柔らかな声でそう伝えると、穏やかな眼差しを向けてくる。濁りのない瞳がシャンデリアの灯りを受けて光を蓄えていた。
「同じものを」
それがどんなカクテルなのかも知らないがそうウェイターに告げると、美丈夫の彼はにっこりとほほ笑んでソファに身を預けた。
「治樹くんのカクテルにも迫るくらい、ここのお酒もおいしいよ」
そう言われて彼を改めて見やった。長い足を組んでゆったりとソファに凭れる姿がクラシックなインテリアに溶け込んでさまになっている。
「ここ、よく来るの?」
恋人候補になりそうな男の前では意識して行儀を良くし、彼らのお眼鏡にかなうように言葉遣いにも気を付けていたが、この男には先ほど怒りのまま怒鳴った場面を見られている。今更取り繕っても意味がないかと、素のままでいくことにした。
「うん、月に数回は。食事をしたり、こうしてお酒だけを楽しんだりね。一人で来ても居心地よく過ごせるから好きなんだ」
その言葉に改めて彼をよく見た。美形と言っても差し支えない整った面差しと質のいい服に身を包んだ長身は、男にも女にもモテそうだ。人当たりもいいし、常に人に囲まれていそうに見えるけれど、一人で過ごすこともあるのかと少し意外だった。
「一人で過ごすのが好き?」
感じた疑問のままにそう問いかけると、彼はあいまいに微笑んで目を細める。
「そうだね……。誰かに隣にいてほしい時もあるけれど、一人になりたいときもある。今は、一人でいたいときのほうが多いかな。君は?」
そう問われて、思わず首を左右に振っていた。
「俺は、一人は苦手。誰かといたい」
素直にそう答えてしまってから、かっこ悪かったかなと内心焦ったが、彼はゆったりと微笑んだ。
「自分の苦手なことを素直に言えるのは、いいね」
「え?」
「そういう、自分の弱点をさらすようなことって、人には知られたくない人が多いでしょう」
「……そうだね」
「それに、自分のウィークポイントを知っているというのは、自分をうまくケアできるということでもあるし」
「……」
柴原の一人嫌いは、もっと深刻で切実だ。けれどそんな風に考えてみたことはなかった。新鮮な驚きを持って彼を見ると、彼は穏やかな笑みを湛えたままで見つめ返してきた。ひと時、視線が重なる。低く流れるBGMの弦楽器の音しか聞こえない空間で、少しの間言葉もなく見つめあった。
ふいに空気が動き、ウェイターがやっていてローテーブルの上に螺鈿細工のコースターを、次いで飴色の液体が入ったロックグラスを置いた。
「ゴッドファーザーでございます」
それだけを告げて足音もなく去っていく。テーブルの上のロックグラスを手に取ると、同じように手に取った彼がふんわりと笑ってグラスを軽く宙に掲げた。
「君と出会えたことに。そして今日一緒に時間を過ごせることに」
柔らかく艶やかな声は、チェロの音色に似ていると思った。彼と同じようにグラスを掲げ同意を示すように少しうなずいて、口に運ぶ。上品でしつこくない甘さが口腔を満たしたあと、ウイスキーの芳醇な香りが鼻孔に抜けた。
「……おいしい」
思わずそうつぶやくと、彼がうれしそうに微笑んだ。
「でしょう。僕もここのゴッドファーザーはとても好きなんだ。治樹くんが作るのとはまた少しレシピが違う。ライラでも今度頼んでみるといいよ」
「……うん」
できればその時も一緒に飲みたい。そう思いながらもう一度酒を舐める。ちらりと彼を見ると、こちらを見ていた彼と目が合った。柔らかな目元が和んで少し口角の上がったくちびるが開く。
「君のことをもっと知りたいな。だからその前に、僕の自己紹介をしましょう」
会話の流れを作るのがうまい。彼がイニシアチブを取るのに任せるのが心地良いと感じた。不思議な男だと思いながら頷くと、彼は穏やかな微笑みを見せてゆっくりと話し出した。
「僕は鷹野博之といいます。齢は三十六歳。いくつかの会社の顧問で、いくつかの会社を経営しています。といっても顧問を務める会社は全て親族の会社なので、親族の顔を立てるために名前を貸しているだけ。僕自身が経営する会社はいずれもベンチャーの零細企業です。それから、あの店で出会ったからわかっているでしょうが、僕はゲイ。抱かれるより抱きたいほう。そして、君が気になっている……どこか危なっかしいように見えて。君の内側に何があるのか、知りたい。君に、興味があります」
よどみなく流れるように語られた自己紹介に聞き入っていると、最後に自分への印象を言われたことに驚いた。そこで自分の話になるとは思っていなかった。きれいだとはよく言われるけれど、危なっかしいと言われたのは初めてだ。驚きを持って彼を見つめると、柔らかい声で語りかけてきた。
「足りない情報はある?」
「……ない。……もっと若く見えたから驚いた」
正直にそう言うと、彼が小さく笑う気配がした。
「よく言われる。鷹野でも博之でもヒロでも、好きなように呼んでください。……君のことを、聞いても?」
そう言われて、曖昧に頷いた。ソファから身を起こしてこちらを見ている彼と目が合うと、にこりと微笑みが向けられる。大きく胸が高鳴った。
「……俺は、柴原了。二十三歳。美容師。……俺も、ゲイで……抱かれたいほう。だから、鷹野さんとは、楽しめると思うよ」
フルネームで本名を名乗っていた。こういう出会いは警戒して、苗字しか名乗らないようにしていたのに。鷹野の自己紹介があまりに誠実でまともだったので、それにつられてしまった。
それにしても、と思う。たいていの男の前では彼らを翻弄するようにふるまえるのに、どうしてか鷹野の前では言葉がつかえてうまく出てこなかった。そんな自分に羞恥が募る。自己紹介もろくにできないつまらないやつだと思われたかもしれない。そう危惧しながら鷹野を見ると、彼は先ほどと変わらない笑みを浮かべていた。
「柴原くん。いい名前だね。確かに柴原くんとなら、いい時間を過ごせそうだ」
距離が近ければ……例えば、ここがバーのカウンターで隣り合って座っていたら。ソファに並んでいたら。たぶん彼は、自分に触れながら話していたのではないかと錯覚するような濃密な空気がそこにあった。けれど実際にはそれぞれが適度な距離で置かれた一人掛けのソファに座り、手にはグラスを持っている。彼に触れられていないことを、強烈に残念に思った。
「この近くに趣味のいいホテルがあるのだけれど。飲み終えたら、行ってみませんか」
そう誘われ、一も二もなく頷いていた。
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