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58話
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うぇっ、げほっ
ちょ、ちょっと待って……
皆川先輩からの呼び出しで、健気にも急いで来たっていうのに……
「あははははははははははははははははは!!!!!!」
俺を見た瞬間に、爆笑して崩れ落ちたんだけど?!!
指差されてるんだけど?!
え、何?失礼じゃね?!!
(しかし、こっちも崩れ落ちている)
お互いに訳も分からぬまま床に転がり、両者お腹を押さえて数分。
(1人は、爆笑し過ぎて腹筋痛い)
(1人は、走りすぎて横っ腹痛い)
「あー……笑った笑った」
最初に復活したのは、爆笑した方だった。
笑い声が聞こえなくなり、俺もふっと体を起こす。
うん、少し良くなってきたー……
でも、立つのは面倒だからこのままで良いや。
「ねー、先輩」
「んー?」
「風紀委員長としての色んな権限って、今誰にあんの?」
今日の天気は?とばかりに聞いてみる。
と、
視線を向ければ、片膝を付いて同じく座ったままの皆川先輩。
一瞬、目を見開いたみたいだけどもそれは本当に一瞬でー…
口元に笑みを浮かべた。
「今の委員長は、唯だろ?」
なんでそんな事を聞くんだ?と、ニヤニヤしながら聞いてくるこの野郎。
完全にこっちを試してんじゃんか…!
あーー……めんどくさい。
めんどくさいけども、多分先輩の気に入る答えを出さないと、教えてくれないと思う。
この人、こういう人。
「えー?やっぱりそうなの?でもさ、理事長如きが風紀委員長を簡単に替えることって出来ないんじゃないっけ?」
風紀委員長は、前風紀委員長からの指名制。
幹部もしかり。
それは学園側からは何も手出しは出来ないって事。
生徒の自主性を掲げているため、生徒の運営に学園側からは口出せないのだ。
それが、この学園の伝統
(王道よね~by哀奈)
それがこの学園の当たり前。
つまり、理事長とはいえ生徒の……
特に「生徒会」と「風紀委員会」の人事にあれこれ口出せないのだ。
でも、今回それが成された。
いや、本当は
「成されていない」
と、俺は思っている。
「蓮から聞いてるよー。小猿くん、委員長としての書類やってないから、未処理なんだってね。
確かに、サボってやってない…だけかもしんないけど、本当は「出来ない」んじゃ無いの?」
だって小猿くん
『風紀委員長っ肩書きを、薄っぺらに纏ってるだけ』
でしょ?
さっき言った通り、理事長が小猿くんを風紀委員長に…って言ったとしても。
それは通らない。
理事長如きが、学園の伝統を変えることは出来ない。
つまり、小猿くんは風紀委員長じゃない。
でも、蓮達や他の生徒達は普通に「今の風紀委員長は小猿くん」って認識してると思う。
単純に、知らないと思うんだよね。
理事長が言っても役職は替えられないって。
それを知ってるのは、今は先輩と俺と蜜埜。
本当はー……理事長も知ってることなんだけどね?
なんで知らないんだろう?
甥っ子可愛さに、そんな決まり破ってやるーー!!って、やつ?
…………
まぁ、いいや。
って事で、小猿くんに何の権限もないよー(笑)
って事は、変わらずに俺?
って事になるだろうけども。
これでも一応、退学処分言われたからね!
(これは理事長にでも出来るよ!(笑))
だから、どうなってるか聞いたんだけどもー………
えー………
なんかやだぁ………
今度は、爆笑じゃなく心底楽しそうな笑い声が聞こえてきたよー。
多分、ドMの人とかゾクゾクする笑い方じゃね?
俺、ドMジャナイヨー
ダカラ、ヤメテー
どうしよう、一旦逃げた方がいいのかな?
……って、尻を浮かせようとしたら、突然拍手が聞こえて。
そんなんするのは、目の前に居る皆川先輩だけで。
先輩は楽しそうに、そして満足そうに俺に向けて手を叩いていた。
お、これは?
「合格、的な?」
「さすが哀留。俺が選んだだけのことはある」
「なにそれ、選んだっていうか適当に「お前で良いか」って委員長をポイされただけですけど?!」
やめてほんと。
でも、皆川先輩は上機嫌で。変に企むよりはマシだよなーと、そのままにしとくことにした。
「んで、結局どうなん「…そういえば、何でお前ここに居るんだ?退学なっただろ、セキュリティは?その鳥の巣は?」………いまさらーーーー!!!!!」
散々話しといて、それを、今、聞きますか??!!
でも、これに答えないと話してくれないんだよな!!!知ってる!!!
皆川先輩が勝手っての知ってる!!!
蓮達に話したのと同じように、妹の事と。
その妹の知り合いにー…って話しをして、納得してもらえた。
「はーん。そんな事できんだな……そんなんで大丈夫なのか?この学園のセキュリティ」
「あんたが言うな(真顔)」
ついこの間、大量の人間を独断で学園内に入れて。
走り回したあげく、荒っぽく雑に回収してただろうが。
何、他人事のように言ってんだよ。
なんか、最初からずっと先輩のペースだなぁ、と。
疲れが出始めた。
ら、
「さて、お前の質問に答えてやるよ」
散々答えを先延ばしにして、あっさりと言われた言葉。
「………は?」
ぽっかりと、口を開けてしまったのはしょうがない。
え、マジで?
(風紀委員長としての権限は、哀留。
お前にあるよ)
(さて、そうなるとさっきの話しはどうなる?
お前は、「退学処分」をくだされた。
普通なら、風紀委員長の肩書きも無くなる。
でも、権限は変わらずにお前にあるー……
その意味とは?)
哀留Side end
No Side
哀留が皆川と接触してから数日間。
蓮達は哀留の指示通りに、生徒や教師達への呼びかけを密かに行っていった。
再び生気を取り戻し動き始めた彼らに、同じ風紀委員も賛同し……その輪はじわりじわりと広がり始めた。
やはり、今の状況に不満や不安を持っていた者も多く、あっさりと話しを聞く者。
協力する者。
やはり崇拝する生徒会を裏切れぬ者。
関係なく暴行を続ける者。
多種多様だったが、それらをねじ伏せ納得させられる力を、今の風紀委員達は持っていた。
それは一身に、今の学園をより良くするために。
そして、それらの行動は生徒会や唯にはバレないように秘密裏に行われていた。
謀反のようなこの行動。どこからか漏れ聞こえても良いものだったが、彼ら生徒会役員達はただ1人の少年に心酔しており、周りの声など聞きもしなかった。
それに嘆き、離れていく者達の姿も、見えていなかった。
どうやら、元々一線引いて見ていた双子には気付かれているようだったが。
そこは傍観。
楽しければ良い、という……どこかの誰かのような思考で、そのまま過ごしていた。
唯自身も、今の自分の立場に心酔していた。
最高峰と言えるであろう、蜜埜に甘やかされ。
他の役員達も我先にと、唯に構う。
最近では、今まで冷たい態度だった奈月も唯を構いはじめ………
更には、東や。
松江という、新たなイケメンまでもが自分に会いに連日訪れる。
やはり、自分は愛される存在なんだと、確信していた。
そして。
ここに、蓮や彼方や風紀の皆も居れば良いのに……と、ふっと思う。
でもそれは、周りの自分を甘やかす言葉に消えた。
彼らの意図にも気付かずにー……
唯はゆるりゆるりと、自分で自分の首を絞めていった。
そして、
ついに、
準備が整った。
決行は、ついに明日だと哀留は蓮に連絡をした。
それを伝えた後、哀留はもう一度スマホでどこかに電話をする。
(トゥルルルル…)
呼び出し音が途中で切れて、
『……はい』
そこから聞こえた声に、哀留は胸が軋んだ。
何十年も、ずっと隣に居た存在。
大切な、大切な、哀留の半身。
でも、
「………………
お前。
俺に、隠していることがあるだろ」
哀留は、気付いてしまった。
大切な半身の隠し事に。
next→
ちょ、ちょっと待って……
皆川先輩からの呼び出しで、健気にも急いで来たっていうのに……
「あははははははははははははははははは!!!!!!」
俺を見た瞬間に、爆笑して崩れ落ちたんだけど?!!
指差されてるんだけど?!
え、何?失礼じゃね?!!
(しかし、こっちも崩れ落ちている)
お互いに訳も分からぬまま床に転がり、両者お腹を押さえて数分。
(1人は、爆笑し過ぎて腹筋痛い)
(1人は、走りすぎて横っ腹痛い)
「あー……笑った笑った」
最初に復活したのは、爆笑した方だった。
笑い声が聞こえなくなり、俺もふっと体を起こす。
うん、少し良くなってきたー……
でも、立つのは面倒だからこのままで良いや。
「ねー、先輩」
「んー?」
「風紀委員長としての色んな権限って、今誰にあんの?」
今日の天気は?とばかりに聞いてみる。
と、
視線を向ければ、片膝を付いて同じく座ったままの皆川先輩。
一瞬、目を見開いたみたいだけどもそれは本当に一瞬でー…
口元に笑みを浮かべた。
「今の委員長は、唯だろ?」
なんでそんな事を聞くんだ?と、ニヤニヤしながら聞いてくるこの野郎。
完全にこっちを試してんじゃんか…!
あーー……めんどくさい。
めんどくさいけども、多分先輩の気に入る答えを出さないと、教えてくれないと思う。
この人、こういう人。
「えー?やっぱりそうなの?でもさ、理事長如きが風紀委員長を簡単に替えることって出来ないんじゃないっけ?」
風紀委員長は、前風紀委員長からの指名制。
幹部もしかり。
それは学園側からは何も手出しは出来ないって事。
生徒の自主性を掲げているため、生徒の運営に学園側からは口出せないのだ。
それが、この学園の伝統
(王道よね~by哀奈)
それがこの学園の当たり前。
つまり、理事長とはいえ生徒の……
特に「生徒会」と「風紀委員会」の人事にあれこれ口出せないのだ。
でも、今回それが成された。
いや、本当は
「成されていない」
と、俺は思っている。
「蓮から聞いてるよー。小猿くん、委員長としての書類やってないから、未処理なんだってね。
確かに、サボってやってない…だけかもしんないけど、本当は「出来ない」んじゃ無いの?」
だって小猿くん
『風紀委員長っ肩書きを、薄っぺらに纏ってるだけ』
でしょ?
さっき言った通り、理事長が小猿くんを風紀委員長に…って言ったとしても。
それは通らない。
理事長如きが、学園の伝統を変えることは出来ない。
つまり、小猿くんは風紀委員長じゃない。
でも、蓮達や他の生徒達は普通に「今の風紀委員長は小猿くん」って認識してると思う。
単純に、知らないと思うんだよね。
理事長が言っても役職は替えられないって。
それを知ってるのは、今は先輩と俺と蜜埜。
本当はー……理事長も知ってることなんだけどね?
なんで知らないんだろう?
甥っ子可愛さに、そんな決まり破ってやるーー!!って、やつ?
…………
まぁ、いいや。
って事で、小猿くんに何の権限もないよー(笑)
って事は、変わらずに俺?
って事になるだろうけども。
これでも一応、退学処分言われたからね!
(これは理事長にでも出来るよ!(笑))
だから、どうなってるか聞いたんだけどもー………
えー………
なんかやだぁ………
今度は、爆笑じゃなく心底楽しそうな笑い声が聞こえてきたよー。
多分、ドMの人とかゾクゾクする笑い方じゃね?
俺、ドMジャナイヨー
ダカラ、ヤメテー
どうしよう、一旦逃げた方がいいのかな?
……って、尻を浮かせようとしたら、突然拍手が聞こえて。
そんなんするのは、目の前に居る皆川先輩だけで。
先輩は楽しそうに、そして満足そうに俺に向けて手を叩いていた。
お、これは?
「合格、的な?」
「さすが哀留。俺が選んだだけのことはある」
「なにそれ、選んだっていうか適当に「お前で良いか」って委員長をポイされただけですけど?!」
やめてほんと。
でも、皆川先輩は上機嫌で。変に企むよりはマシだよなーと、そのままにしとくことにした。
「んで、結局どうなん「…そういえば、何でお前ここに居るんだ?退学なっただろ、セキュリティは?その鳥の巣は?」………いまさらーーーー!!!!!」
散々話しといて、それを、今、聞きますか??!!
でも、これに答えないと話してくれないんだよな!!!知ってる!!!
皆川先輩が勝手っての知ってる!!!
蓮達に話したのと同じように、妹の事と。
その妹の知り合いにー…って話しをして、納得してもらえた。
「はーん。そんな事できんだな……そんなんで大丈夫なのか?この学園のセキュリティ」
「あんたが言うな(真顔)」
ついこの間、大量の人間を独断で学園内に入れて。
走り回したあげく、荒っぽく雑に回収してただろうが。
何、他人事のように言ってんだよ。
なんか、最初からずっと先輩のペースだなぁ、と。
疲れが出始めた。
ら、
「さて、お前の質問に答えてやるよ」
散々答えを先延ばしにして、あっさりと言われた言葉。
「………は?」
ぽっかりと、口を開けてしまったのはしょうがない。
え、マジで?
(風紀委員長としての権限は、哀留。
お前にあるよ)
(さて、そうなるとさっきの話しはどうなる?
お前は、「退学処分」をくだされた。
普通なら、風紀委員長の肩書きも無くなる。
でも、権限は変わらずにお前にあるー……
その意味とは?)
哀留Side end
No Side
哀留が皆川と接触してから数日間。
蓮達は哀留の指示通りに、生徒や教師達への呼びかけを密かに行っていった。
再び生気を取り戻し動き始めた彼らに、同じ風紀委員も賛同し……その輪はじわりじわりと広がり始めた。
やはり、今の状況に不満や不安を持っていた者も多く、あっさりと話しを聞く者。
協力する者。
やはり崇拝する生徒会を裏切れぬ者。
関係なく暴行を続ける者。
多種多様だったが、それらをねじ伏せ納得させられる力を、今の風紀委員達は持っていた。
それは一身に、今の学園をより良くするために。
そして、それらの行動は生徒会や唯にはバレないように秘密裏に行われていた。
謀反のようなこの行動。どこからか漏れ聞こえても良いものだったが、彼ら生徒会役員達はただ1人の少年に心酔しており、周りの声など聞きもしなかった。
それに嘆き、離れていく者達の姿も、見えていなかった。
どうやら、元々一線引いて見ていた双子には気付かれているようだったが。
そこは傍観。
楽しければ良い、という……どこかの誰かのような思考で、そのまま過ごしていた。
唯自身も、今の自分の立場に心酔していた。
最高峰と言えるであろう、蜜埜に甘やかされ。
他の役員達も我先にと、唯に構う。
最近では、今まで冷たい態度だった奈月も唯を構いはじめ………
更には、東や。
松江という、新たなイケメンまでもが自分に会いに連日訪れる。
やはり、自分は愛される存在なんだと、確信していた。
そして。
ここに、蓮や彼方や風紀の皆も居れば良いのに……と、ふっと思う。
でもそれは、周りの自分を甘やかす言葉に消えた。
彼らの意図にも気付かずにー……
唯はゆるりゆるりと、自分で自分の首を絞めていった。
そして、
ついに、
準備が整った。
決行は、ついに明日だと哀留は蓮に連絡をした。
それを伝えた後、哀留はもう一度スマホでどこかに電話をする。
(トゥルルルル…)
呼び出し音が途中で切れて、
『……はい』
そこから聞こえた声に、哀留は胸が軋んだ。
何十年も、ずっと隣に居た存在。
大切な、大切な、哀留の半身。
でも、
「………………
お前。
俺に、隠していることがあるだろ」
哀留は、気付いてしまった。
大切な半身の隠し事に。
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