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32話
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今思い起こせば、この時が全ての始まりだったのかもしれない―……
それは、小学六年の夏休み。
大量に出された夏休みの宿題もそこそこに、俺は自宅のリビングでアイスを食いながらゴロゴロしていた。
あ―…
暑い。アイスうまうま。
扇風機の風を顔に受けぼけっとしていたら、双子の妹の哀奈がにこにこしながら近づいてきた。
「哀留ちゃ―ん」
「断る!」
だが、声をかけられた瞬間一刀両断。
「ちょっと!私まだ何も言ってない!」
ぷくぅっと頬を膨らませ抗議する哀奈の姿は、兄の目から見ても愛らしい―…が、この見た目に騙されてはいけない。
(因みに、俺と哀奈は2卵生の双子で似てない)
双子であるが故、なんとなく分かってしまったのだ。
哀奈は、何か良からぬ事を考えている―…と。
…最近の哀奈はおかしいのだ。
いや、元々妙におかしかったが―…
俺達が6年になった頃から、なんかそわそわしているのだ。
昔から意味が分からない事(料理とか裁縫とか掃除とか…つまり家事)を強要されて、して来たが―…また何かを強要されるのかと、俺はげんなりしていた。
哀奈を無視して、シャリシャリとアイスを噛む。
俺は聞く気はないんだ、さっさと諦めろ。
が、流石は俺の妹。
無視する俺を無視して「ふふふふ」と、ソファーに座る俺の前に仁王立ちしてきた。
すっと横にずれて立ち上がろうとすると、その幾手を阻むようにガスっと足が降ってきて、ソファーに突き刺さった。
…言わずもがな、哀奈さんの綺麗な足でした。
因みに、俺と哀奈は近所のお兄さんに護身術や空手を習って居るため、腕っぷしには自信あります。
特に哀奈は、足技が得意です。
あ、何これ。
逃げらんない。
諦めもたまには必要です。
アイスを食べ終わらせ、俺は潔く哀奈に向き直った。そちらが仁王立ちなら、俺は腕を組んで足も組んでみようか。
うむ、男らしいぜ!←自画自賛
すると、目の前にずいっと紙を突きつけられた。
ちょ、近い近い。
哀奈からその紙を奪い、顔から離す。
そして改めてその紙を見ると―…
「…パンフレット?」
そう、それは綺麗で大きな校舎の写真が載っている、パンフレットだった。
ペラペラと捲ると、何やら幼・小・中・高・大学エスカレーター式の学園のようだ。
しかも男子校で、金持ちの子供が通うような所。
こんなんを俺に見せて、何がしたいんだ?
ふっとパンフレットから目を離し、哀奈に視線を向ける。
「これが何?」
「中学からそこに行ってね」
………………
「誰が?」
「哀留が」
「……どこに?」
「その学園に。因みに編入試験もあるから、今から勉強してね。―…まぁ、哀留なら少し毎日徹夜して、家に帰って来てからも勉強すれば大丈夫よ!」
「それ、少しじゃね―よ!!」
はっ。
勢いで突っ込みを入れてしまったが、違う違う。
勉強うんぬんじゃない、その前に根本的に違う!
「いやいやいやいやいやいや!違うよ、何で俺がこんなお坊ちゃま学校に行かないといけないんだ!?編入ってなんだよ!?俺は普通に近場の中学に行くって!」
おかしいだろ。何、哀奈勝手に言ってんだよ。
そう、俺は極当然な事を言ったのだが―…
「あら、今更哀留が拒否しても無理よ?お母さん達には承諾済みだし、小学校側も"我が学校からあの優秀な学園に行く生徒が出るとは!是非頑張ってくれ!"って喜ばれたわよ」
ね?今更あんた如きが喚いた所で、意味ないのよ。
…と、にっこりと笑む妹に恐怖を抱いた。
こいつ、外堀埋めやがった…!!!!!!
ていうか、親と学校が承諾したって言うことは―…言い出しっぺ哀奈って事か?なぜ?
一番そこが気になる。
「な、なんで俺が…!!」
ここまで人を巻き込んでいるんだ、何か重大な事があるんだろう―………
そう思った俺が馬鹿だった。
超馬鹿だった―…
いや、この場合超馬鹿は哀奈だ。
理由を聞いた俺に、彼女は堂々とこう言い放った。
「え?私の趣味の為よ。そこ、全寮制で男子校よ?うふふあははな空間じゃないの!美味しすぎるうまうまよ!!哀留には、そこでの出来事―…え、詳しく言えって?つまり、男同士がいちゃこらしている現場を盗撮・状況報告を逐一私にしてくれればいいのよ!
私に萌えを与える為に頑張ってその学園に入りなさい、哀留!!
あんたなら出来るわ!!」
爆発すればいいと、本気で思った。
死んだ魚の様な目で哀奈を見つめるが、今のこいつは止まらないようだ。
「そうね―…多分王道編入生とか居るわよね…その時は絡まれないように、でも一番良いポジショニングでその様子を伺うのよ!
…あ!あんたにもフラグがたったら直ぐに報告するのよ!!ボイスレコーダー渡すから、あははうふふな会話を撮ってきて!」
え、何言ってんのか全然わかんない。
王道編入生って何?フラグ?
あははうふふな会話って何?!
死んだ魚の様な目+表情を歪めたら―…流石双子。
俺の言いたい事に気づいた哀奈から、漫画本や小説を渡された。
反射的に表紙を見たら、なんかめっちゃキラキラした少年達がいらした。
…何故か、可愛らしい顔をした少年にキラキラした少年が抱きついてらっしゃる。
…………
聞きたくもないが、聞かねばならぬ気がする…。
「……哀奈さん、これは?」
「私の愛読書よ!それを読んで、ボーイズラブの世界を研究しなさい」
ぐっと立てられた親指が、無性に腹たちました。
そして、
"あんたが行く学園の世界でもあるんだから"
という言葉に、素直にその本達を読むことにした。
だってさ、もう逃げらんないし。
だったら、未知な世界(学園)に入る前に身を守るためにも、知識は必要じゃん?
………
読んだあと、俺は脱け殻になった。
だってさ、なにこれ。
何で、男が睫毛びしばしなの?女の子より可愛いの??
そして、王道編入生?っての?なんで、こんな礼儀知らずで喧しい奴が好かれるわけ?馬鹿ばっかなん?
……まぁ、げふんげふんなシーンとか、マジびびったしさ―。
ありえないって―……
そんなん、現実ではありえないって―……
と、全力で逃避するが…
俺は気づいてしまった。
俺の精神の為にも、気づいてはいけなかった。
俺が家事全般出来るようになったり、腕っぷしがよくなったりしたのは―…全てが哀奈発進だった。
哀奈は、俺が中学になったらこの学園に通わせるために……全寮制に入った時に不自由しない為に家事をやらせたり。
何か(口にもだしたくないが、男子校に行って襲われたり?)があった時に対象出来るように、護身術やらを習わせたのだろう…
って事は、大分昔からこの計画は進められてい、た…だと?
…どうやら、俺は長い間妹の手の平で転がっていたようだ。
勝てる訳がない。
気づいてしまった今、落ち込み度もハンパない。
まぁ―…唯一の救いは、俺の為を思って先に家事やらを身につかせてくれた事くらい、か……
と、情け容赦ない哀奈に、「生活力上げてくれてありがとよ!(泣)」と、なけなしの嫌みと礼を言ったら…
「何言ってんのよ。そんなの、あんたにフラグを立たせる為に身につかせたのよ。上手い料理作って、胃袋掴んでね☆そしてちゃんと良い彼氏見つけて、間近でBL見せてね!」
彼女の方が上手でした。
俺はこの時思った。
こいつには勝てない。
この後の俺の行動は迅速だった。
編入に向けて勉強をし、男子校の勉強(哀奈愛読書より)をし、必死に俺にフラグが立たないように避けるための知識を植え付けた。
まぁ、内心。
これはフィクションだし、こんなん実際あるわけじゃないやん!
と、思っていたが―……………
編入して、あらびっくり。
漫画の世界って、実際にあるんですね。
色々先に知識をくれた哀奈に、ますます頭が上がらなくなった。
**********
「……そういや、王道編入生が出てくる小説にも鬼ごっことかあったな―…」
ルールとか状況は、俺達とは全然違うけど。
松江復活までに、ふと長い回想をしてしまった。
今思い出すだけでも、泣ける。
理不尽すぎて、超泣ける。
よく家出しなかったな俺。超偉い。格好いい!
重い気持ちを払拭するべく、自分を奮い立たせるために自画自賛してみる。
うむ、少し浮上した!
そしてちらっと、小猿くんを見る。
わくわくと、まだ始まらないのかと副会長に言っているようだ。
……う―ん。
ここが小説や漫画のような世界ならば、今回の鬼ごっこも小猿くんが勝って―…風紀委員長になって、風紀や生徒会から迫られてハーレム(男でもハーレムって言うのか?)になるんだろうなぁ。
大方、俺は小猿くんを引き立てる脇役って所か?
…ふふふ。
だが甘い!
俺が、そんな引き立て役で終わるわけがない!←突っ込み所違う
そして、ここは漫画のような古典的な世界ではない!俺に恨みを抱かせた時点で、君は王道から外れてるのだよ!
せいぜいかき回してやんよ!ふははははは!!!!!
「哀ちゃん、声を出さずに高笑いしてるよねぇ?口だけパクパクしてるよぉ?」
「………頭ぶったんでしょうか?」
「寧ろ今から殴るか?」
next
それは、小学六年の夏休み。
大量に出された夏休みの宿題もそこそこに、俺は自宅のリビングでアイスを食いながらゴロゴロしていた。
あ―…
暑い。アイスうまうま。
扇風機の風を顔に受けぼけっとしていたら、双子の妹の哀奈がにこにこしながら近づいてきた。
「哀留ちゃ―ん」
「断る!」
だが、声をかけられた瞬間一刀両断。
「ちょっと!私まだ何も言ってない!」
ぷくぅっと頬を膨らませ抗議する哀奈の姿は、兄の目から見ても愛らしい―…が、この見た目に騙されてはいけない。
(因みに、俺と哀奈は2卵生の双子で似てない)
双子であるが故、なんとなく分かってしまったのだ。
哀奈は、何か良からぬ事を考えている―…と。
…最近の哀奈はおかしいのだ。
いや、元々妙におかしかったが―…
俺達が6年になった頃から、なんかそわそわしているのだ。
昔から意味が分からない事(料理とか裁縫とか掃除とか…つまり家事)を強要されて、して来たが―…また何かを強要されるのかと、俺はげんなりしていた。
哀奈を無視して、シャリシャリとアイスを噛む。
俺は聞く気はないんだ、さっさと諦めろ。
が、流石は俺の妹。
無視する俺を無視して「ふふふふ」と、ソファーに座る俺の前に仁王立ちしてきた。
すっと横にずれて立ち上がろうとすると、その幾手を阻むようにガスっと足が降ってきて、ソファーに突き刺さった。
…言わずもがな、哀奈さんの綺麗な足でした。
因みに、俺と哀奈は近所のお兄さんに護身術や空手を習って居るため、腕っぷしには自信あります。
特に哀奈は、足技が得意です。
あ、何これ。
逃げらんない。
諦めもたまには必要です。
アイスを食べ終わらせ、俺は潔く哀奈に向き直った。そちらが仁王立ちなら、俺は腕を組んで足も組んでみようか。
うむ、男らしいぜ!←自画自賛
すると、目の前にずいっと紙を突きつけられた。
ちょ、近い近い。
哀奈からその紙を奪い、顔から離す。
そして改めてその紙を見ると―…
「…パンフレット?」
そう、それは綺麗で大きな校舎の写真が載っている、パンフレットだった。
ペラペラと捲ると、何やら幼・小・中・高・大学エスカレーター式の学園のようだ。
しかも男子校で、金持ちの子供が通うような所。
こんなんを俺に見せて、何がしたいんだ?
ふっとパンフレットから目を離し、哀奈に視線を向ける。
「これが何?」
「中学からそこに行ってね」
………………
「誰が?」
「哀留が」
「……どこに?」
「その学園に。因みに編入試験もあるから、今から勉強してね。―…まぁ、哀留なら少し毎日徹夜して、家に帰って来てからも勉強すれば大丈夫よ!」
「それ、少しじゃね―よ!!」
はっ。
勢いで突っ込みを入れてしまったが、違う違う。
勉強うんぬんじゃない、その前に根本的に違う!
「いやいやいやいやいやいや!違うよ、何で俺がこんなお坊ちゃま学校に行かないといけないんだ!?編入ってなんだよ!?俺は普通に近場の中学に行くって!」
おかしいだろ。何、哀奈勝手に言ってんだよ。
そう、俺は極当然な事を言ったのだが―…
「あら、今更哀留が拒否しても無理よ?お母さん達には承諾済みだし、小学校側も"我が学校からあの優秀な学園に行く生徒が出るとは!是非頑張ってくれ!"って喜ばれたわよ」
ね?今更あんた如きが喚いた所で、意味ないのよ。
…と、にっこりと笑む妹に恐怖を抱いた。
こいつ、外堀埋めやがった…!!!!!!
ていうか、親と学校が承諾したって言うことは―…言い出しっぺ哀奈って事か?なぜ?
一番そこが気になる。
「な、なんで俺が…!!」
ここまで人を巻き込んでいるんだ、何か重大な事があるんだろう―………
そう思った俺が馬鹿だった。
超馬鹿だった―…
いや、この場合超馬鹿は哀奈だ。
理由を聞いた俺に、彼女は堂々とこう言い放った。
「え?私の趣味の為よ。そこ、全寮制で男子校よ?うふふあははな空間じゃないの!美味しすぎるうまうまよ!!哀留には、そこでの出来事―…え、詳しく言えって?つまり、男同士がいちゃこらしている現場を盗撮・状況報告を逐一私にしてくれればいいのよ!
私に萌えを与える為に頑張ってその学園に入りなさい、哀留!!
あんたなら出来るわ!!」
爆発すればいいと、本気で思った。
死んだ魚の様な目で哀奈を見つめるが、今のこいつは止まらないようだ。
「そうね―…多分王道編入生とか居るわよね…その時は絡まれないように、でも一番良いポジショニングでその様子を伺うのよ!
…あ!あんたにもフラグがたったら直ぐに報告するのよ!!ボイスレコーダー渡すから、あははうふふな会話を撮ってきて!」
え、何言ってんのか全然わかんない。
王道編入生って何?フラグ?
あははうふふな会話って何?!
死んだ魚の様な目+表情を歪めたら―…流石双子。
俺の言いたい事に気づいた哀奈から、漫画本や小説を渡された。
反射的に表紙を見たら、なんかめっちゃキラキラした少年達がいらした。
…何故か、可愛らしい顔をした少年にキラキラした少年が抱きついてらっしゃる。
…………
聞きたくもないが、聞かねばならぬ気がする…。
「……哀奈さん、これは?」
「私の愛読書よ!それを読んで、ボーイズラブの世界を研究しなさい」
ぐっと立てられた親指が、無性に腹たちました。
そして、
"あんたが行く学園の世界でもあるんだから"
という言葉に、素直にその本達を読むことにした。
だってさ、もう逃げらんないし。
だったら、未知な世界(学園)に入る前に身を守るためにも、知識は必要じゃん?
………
読んだあと、俺は脱け殻になった。
だってさ、なにこれ。
何で、男が睫毛びしばしなの?女の子より可愛いの??
そして、王道編入生?っての?なんで、こんな礼儀知らずで喧しい奴が好かれるわけ?馬鹿ばっかなん?
……まぁ、げふんげふんなシーンとか、マジびびったしさ―。
ありえないって―……
そんなん、現実ではありえないって―……
と、全力で逃避するが…
俺は気づいてしまった。
俺の精神の為にも、気づいてはいけなかった。
俺が家事全般出来るようになったり、腕っぷしがよくなったりしたのは―…全てが哀奈発進だった。
哀奈は、俺が中学になったらこの学園に通わせるために……全寮制に入った時に不自由しない為に家事をやらせたり。
何か(口にもだしたくないが、男子校に行って襲われたり?)があった時に対象出来るように、護身術やらを習わせたのだろう…
って事は、大分昔からこの計画は進められてい、た…だと?
…どうやら、俺は長い間妹の手の平で転がっていたようだ。
勝てる訳がない。
気づいてしまった今、落ち込み度もハンパない。
まぁ―…唯一の救いは、俺の為を思って先に家事やらを身につかせてくれた事くらい、か……
と、情け容赦ない哀奈に、「生活力上げてくれてありがとよ!(泣)」と、なけなしの嫌みと礼を言ったら…
「何言ってんのよ。そんなの、あんたにフラグを立たせる為に身につかせたのよ。上手い料理作って、胃袋掴んでね☆そしてちゃんと良い彼氏見つけて、間近でBL見せてね!」
彼女の方が上手でした。
俺はこの時思った。
こいつには勝てない。
この後の俺の行動は迅速だった。
編入に向けて勉強をし、男子校の勉強(哀奈愛読書より)をし、必死に俺にフラグが立たないように避けるための知識を植え付けた。
まぁ、内心。
これはフィクションだし、こんなん実際あるわけじゃないやん!
と、思っていたが―……………
編入して、あらびっくり。
漫画の世界って、実際にあるんですね。
色々先に知識をくれた哀奈に、ますます頭が上がらなくなった。
**********
「……そういや、王道編入生が出てくる小説にも鬼ごっことかあったな―…」
ルールとか状況は、俺達とは全然違うけど。
松江復活までに、ふと長い回想をしてしまった。
今思い出すだけでも、泣ける。
理不尽すぎて、超泣ける。
よく家出しなかったな俺。超偉い。格好いい!
重い気持ちを払拭するべく、自分を奮い立たせるために自画自賛してみる。
うむ、少し浮上した!
そしてちらっと、小猿くんを見る。
わくわくと、まだ始まらないのかと副会長に言っているようだ。
……う―ん。
ここが小説や漫画のような世界ならば、今回の鬼ごっこも小猿くんが勝って―…風紀委員長になって、風紀や生徒会から迫られてハーレム(男でもハーレムって言うのか?)になるんだろうなぁ。
大方、俺は小猿くんを引き立てる脇役って所か?
…ふふふ。
だが甘い!
俺が、そんな引き立て役で終わるわけがない!←突っ込み所違う
そして、ここは漫画のような古典的な世界ではない!俺に恨みを抱かせた時点で、君は王道から外れてるのだよ!
せいぜいかき回してやんよ!ふははははは!!!!!
「哀ちゃん、声を出さずに高笑いしてるよねぇ?口だけパクパクしてるよぉ?」
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