そちらから身勝手に婚約破棄しておいて、今さら何の用ですか? ~記憶を失った悪役令嬢は、今さらアホ王子の相手なんてしたくない~

『リーリア・ルナトーン!
 身分を笠に着た身勝手な振る舞いに、嫉妬から私の大切なドロシーを虐めてきたこと――決して看過することは出来ん。
 よって貴様との婚約を破棄し、ドロシーを新たな婚約者として迎え入れる!』
『ああ、私が全て悪かったのでございます。
 どうか私を捨てないでくださいませ』


「……ということが、昨夜あったのだが。
 本当に覚えていないのか?」
「は、はあ……。さっぱりです」


タイトルの雰囲気の婚約破棄もの。
ふわっとしてるので、なんでも許せる人向けです。
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