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3. 楽しい時間
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「というかエリシアさん、デビルシードの商品を愛用してましたよね? それなのに先輩の発明品を馬鹿にしたんですか?」
オリビアの言うとおり、エリシアは僕が卸した『ブランド・デビルシード』の品を愛用していた。
彼女には、僕がデビルシードの創業者であることを伝えていた。
結局、彼女はそれを信じていなかったみたいだけど――
「デビルシードが大好きなくせに、先輩の魔道具の価値が分からないなんて。ほんとうに残念な人ですね」
オリビアがそう切り捨てた。
エリシアは、いつも目をキラキラさせてデビルシードの新商品を追い求めていたっけ。
それなのにいざ目の前にしたら、こうもあっさり見逃して馬鹿にするなんて――たしかに節穴も良いところだ。
「必ずギャフンと言わせてやりましょう!!」
「あー、それはもう良いかな」
「何でですか!? 先輩はやっぱり、まだあの性悪女のことが……?」
(それは……、あり得ないかな)
「今までずっと騙されてきたんだ。そんな筈ないよ。
エリシアはもうただの幼馴染で――そんな労力もかけたくないんだ」
「それなら良かったです」
僕のエリシアへの熱は、すっかり醒めていた。
僕の言葉に、ホッとしたようにオリビアは微笑んだ。
(本当に優しい子だなあ)
「それで先輩、その発明品は――」
「ありがと、もう大丈夫」
寝る間を惜しんで作った渾身の新作なのだ。
早まらないで本当に良かった。
「本当ですね!? もう捨てたりしませんか? しませんね! したら絶対に許しませんし、先輩の家に押しかけて一生恨みますし、ついでに製造方法を聞き出しますからね!」
んん?
勢いに任せてなんか凄いことを言っているね?
「……これ、いる?」
「――え?」
「ちょっとしたお礼。オリビアのお陰で、捨てずにすんだから。
だから――これはほんの気持ち」
「――良いんですか!!!!??」
めっちゃ食いつかれた。
もちもちした頬が、目と鼻の先にある。
今気がついたけど、この子ほんとうにめちゃくちゃ距離が近い。
まるで無邪気な子犬のようだ。
「うん。もう僕には必要ないものだもん。捨てるぐ――」
「受け取ります、受け取りますから捨てるだなんておっしゃらないでください! もし捨てたりしたら(以下略」
オリビアは、それから僕の魔術道具のどこか素晴らしいかをめちゃくちゃ語ってくれた。
「デビルシードの作品は、どれも魔術式へのこだわりが凄いんです。
少ない魔力で機能を失わない工夫が秀逸で! ダブルバッファ採用型の熱量タンクなんて、私、はじめて見て――」
「ああ、あれね……!」
こだわりポイントについて熱く語られ思わず、全力で相槌を打ってしまう。
「そうそう、そここだわったんだよ!
シングルだとどうしても、魔力の減衰量が厳しくてさ。つなぎ目の魔力反発係数を上げて無理矢理対応することも考えたんだけど、それだと――」
そして思わずマシンガントーク。
(し、しまった――)
(これで、いつもエリシアにドン引きされてきたんだ……)
……やってしまった。
またドン引きされるかと後悔したが、そんなことはなかった。
それどころか――
「やっぱり先輩は天才です!
魔力の減衰量というなら、全体導線の魔力伝導率を引き下げて――」
「それだと限界があったんだ。頭をかかえて魔術学会の論文を読み漁ってたら、ちょうど良い理論を見つけて――思わず試したくて徹夜で試しちゃったよ!」
「よく見つけましたね! やっぱり先輩はすごいです!
あ、ではではリヒテン理論に載ってた摩擦係数使う方法だと――」
……オリビアも怒涛のように語りだした。
その知識量には、僕ですら眼を見張るものがあった。
何より好きなものを語るときの圧倒的な熱量。
――察した。
同士だ。この子は、同士だ。
魔術道具の面白さに飲み込まれた生粋のオタク。
「それで――」
「はい」
気がつけば失恋の悲しみすら忘れ、僕たちは魔道具について語り合っていた。
初対面の女の子だというのに、まるで話は尽きない。
(好きなことについて語り合えるのが、こんなに楽しいなんて!)
こんな話をエリシアの相手でしたら、凄く嫌な顔をされただろう。
思えば今までは好きなことを押し隠し、相手の顔色を伺って生きてきたものだ。
(いやいや、調子に乗るな僕!)
(仕方なく話を合わせてくれているだけかもしれないし)
そんなことを考えていたら、
「あ……。ごめんなさい、長々と話し込んでしまって」
なんとオリビアの方から謝ってきた。
もしかすると僕たちは――似た者同士なのかもしれない。
「僕の方こそ――昔から魔道具のこととなると周りが見えなくなって、つい……」
「分かります! 分かります!」
ぶんぶんと首を横に振るオリビア。
その必死な仕草に、思わずクスッとしてしまう。
その後、僕たちは思う存分、魔道具について語らった。
楽しい時間は、永遠には続かない。
日は沈み、あっという間に帰宅する時間になる。
「先輩、また話せますか?」
「僕で良ければ喜んで」
別れ際、次に話す約束を取り付ける。
「デビルシードの最新作。先輩からの贈り物! 一生の宝物にしますね!」
「そんな大げさな」
「大げさなんかじゃないです、先輩の発明品は世界一です! この良さが分からないなんて……、エリシアさんは万死に値します!」
オリビアの真っ直ぐな称賛。
面と向かって何度も褒められると、照れくさいな。
「別にエリシアのことは、どうでも良いんだ。別にそれも大したものじゃないし――」
「大したものじゃ、なくないです!」
食い気味に否定される。
「先輩、自分の発明品を卑下するようなことを言わないで下さい! 先輩がそんなことを言ったら……、それに惚れ込んだ私はどうすれば良いんですか?」
「そうだね。オリビア、ありがとう」
「こうなったら……、先輩! 先輩の魔道具がどれだけ素晴らしいか、私と先輩で世界に証明しましょう!」
オリビアは、そう宣言した。
「うん。この魔道具の凄さを――世界に証明しよう!」
特に深く考えての言葉ではなかった。
普段の僕なら、まず言わなかったようなこと――オリビアと魔道具について語り合って、気持ちが高ぶっていたのだろうか。
(まあ、社交辞令みたいなものだよね)
所詮は、学生が趣味で作った魔術道具だ。
丹精込めて作った品ではあるけれど、世界を見渡せば、ありふれた魔道具の一つに過ぎないだろう。
――その日の誓いが、今後の人生を大きく左右することになろうとは、その時の僕は想像すらしていなかった
「じゃあね、オリビア」
「はい。先輩、また明日!」
(また明日……?)
(言い間違えかな……?)
僕は首を傾げながら、オリビアと別れるのだった。
――その日から、僕はオリビアと毎日のように語り明かすことになる。
オリビアの言うとおり、エリシアは僕が卸した『ブランド・デビルシード』の品を愛用していた。
彼女には、僕がデビルシードの創業者であることを伝えていた。
結局、彼女はそれを信じていなかったみたいだけど――
「デビルシードが大好きなくせに、先輩の魔道具の価値が分からないなんて。ほんとうに残念な人ですね」
オリビアがそう切り捨てた。
エリシアは、いつも目をキラキラさせてデビルシードの新商品を追い求めていたっけ。
それなのにいざ目の前にしたら、こうもあっさり見逃して馬鹿にするなんて――たしかに節穴も良いところだ。
「必ずギャフンと言わせてやりましょう!!」
「あー、それはもう良いかな」
「何でですか!? 先輩はやっぱり、まだあの性悪女のことが……?」
(それは……、あり得ないかな)
「今までずっと騙されてきたんだ。そんな筈ないよ。
エリシアはもうただの幼馴染で――そんな労力もかけたくないんだ」
「それなら良かったです」
僕のエリシアへの熱は、すっかり醒めていた。
僕の言葉に、ホッとしたようにオリビアは微笑んだ。
(本当に優しい子だなあ)
「それで先輩、その発明品は――」
「ありがと、もう大丈夫」
寝る間を惜しんで作った渾身の新作なのだ。
早まらないで本当に良かった。
「本当ですね!? もう捨てたりしませんか? しませんね! したら絶対に許しませんし、先輩の家に押しかけて一生恨みますし、ついでに製造方法を聞き出しますからね!」
んん?
勢いに任せてなんか凄いことを言っているね?
「……これ、いる?」
「――え?」
「ちょっとしたお礼。オリビアのお陰で、捨てずにすんだから。
だから――これはほんの気持ち」
「――良いんですか!!!!??」
めっちゃ食いつかれた。
もちもちした頬が、目と鼻の先にある。
今気がついたけど、この子ほんとうにめちゃくちゃ距離が近い。
まるで無邪気な子犬のようだ。
「うん。もう僕には必要ないものだもん。捨てるぐ――」
「受け取ります、受け取りますから捨てるだなんておっしゃらないでください! もし捨てたりしたら(以下略」
オリビアは、それから僕の魔術道具のどこか素晴らしいかをめちゃくちゃ語ってくれた。
「デビルシードの作品は、どれも魔術式へのこだわりが凄いんです。
少ない魔力で機能を失わない工夫が秀逸で! ダブルバッファ採用型の熱量タンクなんて、私、はじめて見て――」
「ああ、あれね……!」
こだわりポイントについて熱く語られ思わず、全力で相槌を打ってしまう。
「そうそう、そここだわったんだよ!
シングルだとどうしても、魔力の減衰量が厳しくてさ。つなぎ目の魔力反発係数を上げて無理矢理対応することも考えたんだけど、それだと――」
そして思わずマシンガントーク。
(し、しまった――)
(これで、いつもエリシアにドン引きされてきたんだ……)
……やってしまった。
またドン引きされるかと後悔したが、そんなことはなかった。
それどころか――
「やっぱり先輩は天才です!
魔力の減衰量というなら、全体導線の魔力伝導率を引き下げて――」
「それだと限界があったんだ。頭をかかえて魔術学会の論文を読み漁ってたら、ちょうど良い理論を見つけて――思わず試したくて徹夜で試しちゃったよ!」
「よく見つけましたね! やっぱり先輩はすごいです!
あ、ではではリヒテン理論に載ってた摩擦係数使う方法だと――」
……オリビアも怒涛のように語りだした。
その知識量には、僕ですら眼を見張るものがあった。
何より好きなものを語るときの圧倒的な熱量。
――察した。
同士だ。この子は、同士だ。
魔術道具の面白さに飲み込まれた生粋のオタク。
「それで――」
「はい」
気がつけば失恋の悲しみすら忘れ、僕たちは魔道具について語り合っていた。
初対面の女の子だというのに、まるで話は尽きない。
(好きなことについて語り合えるのが、こんなに楽しいなんて!)
こんな話をエリシアの相手でしたら、凄く嫌な顔をされただろう。
思えば今までは好きなことを押し隠し、相手の顔色を伺って生きてきたものだ。
(いやいや、調子に乗るな僕!)
(仕方なく話を合わせてくれているだけかもしれないし)
そんなことを考えていたら、
「あ……。ごめんなさい、長々と話し込んでしまって」
なんとオリビアの方から謝ってきた。
もしかすると僕たちは――似た者同士なのかもしれない。
「僕の方こそ――昔から魔道具のこととなると周りが見えなくなって、つい……」
「分かります! 分かります!」
ぶんぶんと首を横に振るオリビア。
その必死な仕草に、思わずクスッとしてしまう。
その後、僕たちは思う存分、魔道具について語らった。
楽しい時間は、永遠には続かない。
日は沈み、あっという間に帰宅する時間になる。
「先輩、また話せますか?」
「僕で良ければ喜んで」
別れ際、次に話す約束を取り付ける。
「デビルシードの最新作。先輩からの贈り物! 一生の宝物にしますね!」
「そんな大げさな」
「大げさなんかじゃないです、先輩の発明品は世界一です! この良さが分からないなんて……、エリシアさんは万死に値します!」
オリビアの真っ直ぐな称賛。
面と向かって何度も褒められると、照れくさいな。
「別にエリシアのことは、どうでも良いんだ。別にそれも大したものじゃないし――」
「大したものじゃ、なくないです!」
食い気味に否定される。
「先輩、自分の発明品を卑下するようなことを言わないで下さい! 先輩がそんなことを言ったら……、それに惚れ込んだ私はどうすれば良いんですか?」
「そうだね。オリビア、ありがとう」
「こうなったら……、先輩! 先輩の魔道具がどれだけ素晴らしいか、私と先輩で世界に証明しましょう!」
オリビアは、そう宣言した。
「うん。この魔道具の凄さを――世界に証明しよう!」
特に深く考えての言葉ではなかった。
普段の僕なら、まず言わなかったようなこと――オリビアと魔道具について語り合って、気持ちが高ぶっていたのだろうか。
(まあ、社交辞令みたいなものだよね)
所詮は、学生が趣味で作った魔術道具だ。
丹精込めて作った品ではあるけれど、世界を見渡せば、ありふれた魔道具の一つに過ぎないだろう。
――その日の誓いが、今後の人生を大きく左右することになろうとは、その時の僕は想像すらしていなかった
「じゃあね、オリビア」
「はい。先輩、また明日!」
(また明日……?)
(言い間違えかな……?)
僕は首を傾げながら、オリビアと別れるのだった。
――その日から、僕はオリビアと毎日のように語り明かすことになる。
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