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第四章 学園入学編

魔法

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そして翌日、今日は武術と魔法の試験だ。俺的には魔法の試験がすごく気になる。同年代の子がどのくらい魔法を使えるのか、試験の形式はどう言った物なのかとか朝からワクワクしっぱなしだ。
正直武術の試験は試験官をボコボコにすればいいと思ってるのであまり興味が湧かない。
メアは俺と同様、魔法の試験が楽しみなようだ。その証拠に朝起きてから学園に行く今までずっとそわそわしていたのだ。さすがに学園に着くと緊張するようで難しい顔をしている。

「そんなに緊張しないでも大丈夫だよ。」

「分かってるよ。でもそう言われると逆に緊張しちゃうよ。アル君と一緒の組みだったらよかったのに。」

「それはしょうがないよ。あ、もう説明はじまりそうだからまた後でね!」

今日も昨日と同じ番号の組みで俺は昨日と同じ集合場所に向かった。

「みんなおはよう!今日の試験は魔法と武術だ!この組みは最初に魔法の試験を行うからそのつもりでいてくれ!これから訓練場に移動して魔法の試験官をしてくれる先生に詳しい説明をもらうから聞き逃さないように!ではついてこい!」

昨日と同じウォンズさんがまた担当のようでついていくと昨日の体育館よりちょっと広い建物に着いた。どうやらここで試験を行うらしい。

「この方が今回試験官をしてくださるサリー先生だ。サリー先生はSSランク冒険者にも引けを取らないぐらいの魔法の実力者だ。そんなお方がみんなの試験官をしてくれるんだ!感謝の気持ちを持って行うことだ!サリー先生自己紹介をお願いします。」

「はい。サリーです!みんな今日はよろしくね!ではこれから試験の説明をします。試験は簡単、私の土上級魔法で作った的があるのでそこに今自分がだせる最大の魔法を放ってください!25人ずつ行います。とその前に魔力測定を行います。これはあまり関係無いので気にしないでください。では早速始めるので最初の25人は入ってきてください。」


なるほどなるほど。比較的簡単な試験だな。魔力測定とかどうしようか。ちょっと不安だがなんとかなるだろう。試験を要約すると、先生が作った的をぶっ壊せばいいってことだろう?
ちょー簡単じゃん!

「では次の25人入ってきてください。」

そんなことを考えていると俺の番が来た。

「ではこれから魔力測定を行うので1人ずつこの水晶に手を置いてください。魔力が表示されますのでいいよと言われるまで置き続けてください。では1人目の方どうぞ。ふむ、魔力2600ですか。この年にしてはとても優秀ですね。では2人目の方どうぞ。」

それからも魔力測定は続き、聞いていた限りでは2000以上がとても優秀とされていた。この年は普通1000がいいところらしい。

「次の方どうぞ。!!??ま、魔力2500万!?
すみませんどうやら故障していたようです。新しいのに変えますのでお待ち下さい。」

それから数分経って新しい水晶を持ってきたが結果は同じだった。

「また故障かしら?」

「あっいえ僕の魔力は2500万であってますよ!」

「そんなわけないでしょ!ふざけたこと言うなら失格にしますよ?」

だーかーら本当だってばよ!しかたねー実力見してやるか。

「本当ですよ!じゃあ先生が作った的を壊したら認めてくれますか?」

「まあいいでしょう!ですが壊せなくても文句言わないでくださいね?」

「はい!」

はい勝ったーwあと数秒後には驚きで顔が染まっているだろう。

「ではどうぞ。始めてください。」

「いきます! オリジナル魔法!爆裂黒炎陣!」

これは俺が最近作ったオリジナル魔法だ!オリジナルと言っても魔法同士をくっつけて新しい魔法っぽい物にしてみた感じだけどね!でもこれがとんでもない威力なんだよ!ちなみにこの爆裂黒炎陣は爆裂魔法と火帝級魔法 ヘルファイアを合わせたやつだよ!

ヒューーバッゴンッッ!!

俺が作った手に収まるほどの小さな黒色の炎の球はゆっくり的に近づいていき、当たった瞬間弾けるように爆発し、的はもちろん建物の一部まで消し炭にした。

やっべー!これやりすぎたパターンだわ!修理代とかかかっちゃうんじゃないの!?まあでも最大って言ったのはサリー先生だしな。その肝心のサリー先生は口をパクパクさせて固まっている。

「先生これでいいですよね?」

「ひっ!は、はい!ではあなたは武術の方へ移ってください!今ので充分わかりましたから!」

「わかりました。」

俺は特別早めに武術の試験に移っていいそうだ。そのあとウォンズ先生と一緒に武術の試験へ向かった。
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