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砦終了~新入生編
220話『砦最終日』
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※エミリア回に戻ります。
エリクサーを作成した翌日にコルトの街から行軍してきた、
エドワード兄率いる兵とコルニクス領の兵士達が無事に砦に到着した。
到着したクレス殿下やマリー夫人とは、最初の日以外あまり話せていない。
エドワード兄だけは、ポーション作りの作成部屋にマリエラと共に
やってきてくれるので、今までのイベントやマリク君の事は話済みなのだ。
砦で治療する患者が増え、私達救護班はここ数日、
目まぐるしく働いていたからだ。
マリエラは相変わらず、ハイライト国王との手紙のやり取りに加え、
エドワード兄とコルニクス隊の隊長、ユアン様と共に話し合いの日々を。
ナナリーとマリク君、
私とベリアル様は、重症の患者の治療が終わり次第、
砦に常備するポーションの作成をがんばっていたのだ。
「これでポーション造りは終りね」
現在、ポーション作成用の部屋には
私、ベリアル様、ナナリー、マリク君がいる。
ナナリーはグッタリとした表情で、
丸テーブルを囲むイスのひとつに座り、行儀悪く机につっぷしている。
マリク君も疲れた表情でナナリーの行動をたしなめている。
「2人ともお疲れ様」
私とベリアル様も、最後のポーション作りを終えて、
予めポットに用意しておいた紅茶を、人数分のカップに注いで机に置いた。
先に座っていたナナリー、マリク君は
お礼を言って紅茶を飲んで一息ついた。
「それにしても、こんなに沢山、本当に必要なの?」
ナナリーは部屋の入口横に詰まれた箱を見つめながら言った。
「自分から提案してしまったもの。
仕方ないんです」
兄が到着してから話し合いの場で私が提案した、
砦にもポーションを常備させてはどうだろうか? という提案だ。
この提案には、コルニクス兵の将軍であるユアン様と砦の管理官に大賛成を
もらったのだった。
エドワード兄も、もちろん賛成し、砦の治療を勤める医師達とも相談し、
必要数を算出して、さっきまで作っていたのだった。
と言っても私達が1日で作れる数には限界はあるので
数は適当でもいいと言われたのだけども……。
救護班から、治療はいいから、ポーション作りに専念してくれと
言われてしまったので、ここ2日はポーション部屋で作業をしていたのだった。
主にポーション造りは私とベリアル様が。
ナナリーとマリク君は薬草を煎じたり、出来上がったポーションを
箱に積め、それを倉庫と救護室に運んだりしていたのだった。
「それに、砦こことうちの領とでの注文体制が整うまでの繋ぎ分ですから、
少しだけ多めに作っておかないといけないんです」
「ふーん」
ふーんって。
ナナリー分かってないでしょう?
ヴォルステイン領からここまで運ぶのに結構距離あるんだから……。
まぁ、それは業者さんに任せることになるんだけれども。
ナナリーはすっかり興味を無くしたのか、
マリク君と楽しく別の話をし始めた。
まぁ、いいんだけどね……。
私は砦で作った分のポーションの数を記録する書類をベリアル様に渡す。
受け取ったベリアル様は、今日作った魔力ポーションの数を書き足していた。
考えてみるとブルード城の在庫も気になる。
今回のことでお母様が薬を持ってきたって言ってた。
予備がそれぞれ3000個程しかなかったはずだ。
緊急時に備えて500はブルード城において置く決まりになっている。
お母様が今回の作戦でどれだけ持ってきているのか、
今の段階では分からないので国に収める分と、領に常備させる分、砦の分に、
と振り分けるとかなりの数が必要になる。
だから、ここで作成する分は出来るだけ多めに作成したのだ。
新しく、販売用にもポーションを作らなければいけない。
それは、一般販売用なので効果は低めに設定する予定だけども。
そうなると、1日に作る生産体制も考え直さないといけなくなるし……。
ああ! 帰ったらやる事が山ずみだ!
コンッ コンッ
ブツブツと一人で考え事をしていたら、ドアをノックする音が聞こえた。
「お邪魔するよ」 「お邪魔するわよ」
ゆっくりドアを開いて現れたのはエドワード兄とマリエラだ。
言葉が被った2人は少しだけ頬を染めつつも、何でもないようなそぶりで
入ってきた。
まぁ、バレてるんだけどもね。
「ポーションの作成は順調かい?」
「さきほど、予定数を作り終えたところです」
私は、2人を席へ誘って、2人分のお茶を用意した。
予定数の書かれた書類をベリアル様がエドワード兄に渡してくれた。
「……驚いたな。
こんなに早くこれだけの数を作ったんだ……」
「とても頑張りました。
それに、ナナリーとマリク君にも手伝っていただきましたし」
「そうなんだね。
みんな、お疲れ様」
ベリアル様が作る魔力回復ポーションで私の魔力を回復させつつ
作ったから、かなりの荒業だったりするんだけど、
あえて言わないでおく。
ナナリーを褒めた私にやさしい表情になるエドワード兄。
ナナリーはなんだか、悲しい表情だったけれど。
エドワード兄が到着したその日、
ナナリーはエドワード兄に全てを伝えた。
自分のしてきた非礼をきちんと謝ったのだった。
エドワード兄はそれを許し、自分の気持ちをキチンとナナリーに伝えていた。
主に、マリエラと婚約したよってことね。
ナナリーは驚いていたようだったけれど、意外にも素直に祝い、納得していた。
私には、ナナリーが少しだけホッとしていたようにも思えたけどね。
…… …… …… ……
それから数日、私達の砦での生活も最終日となった。
国境砦の管理官と、コルニクス軍の隊長ユアン様、
砦の兵士達に見送られ、救護班及び、魔物討伐軍は砦を後にし、
7日かけてコルトの街に帰還した。
行きはあれだけ大変だったのに、帰りはかなり楽だった。
私もナナリーもすっかり乗馬慣れした。
ちなみに、行きのときもそうだったけれど、乗馬ってかなりクセの強い揺れ
のせいで、骨盤やら背中やらお尻やらがかなり痛くなる。
だけどこの世界の魔法って不思議なもので私のジワジワ回復させる
治癒魔法で痛みを軽減できるのだ。
本当になんでか不思議だ。
しかも、ちゃんと肉体的に乗馬に適した鍛えられ方をした状態になるのも
不思議だった。
そう考えると、私の治癒魔法って例えばだけれど、
腹筋などして肉体を鍛えた後に私の治癒をし、疲労の回復をすれば、
永遠に鍛えられるのでは? とか思ってしまった。
まぁ、そんなドーピング機能があることに今更気づいたところでってのは
あるけれどね。
閑話休題。
久しぶりに懐かしい城壁に囲まれた街、コルトの全貌が眼前に見えてきた。
私達は討伐軍ともども、コルトの中央広場まで帰ってきた。
あれだけ日数も立っていれば、治癒学校と学園の生徒達はみな帰還した後だ。
もちろん、お母様たちもね。
ここからは、討伐軍とはお別れだ。
討伐軍とエドワード兄はこのあといろいろとコルトの街で処理をして
王都に帰還するらしい。
私達学生はコルトで待機していたそれぞれの学科の先生達と共に明日、
それぞれの馬車で帰還することになったのだった。
エリクサーを作成した翌日にコルトの街から行軍してきた、
エドワード兄率いる兵とコルニクス領の兵士達が無事に砦に到着した。
到着したクレス殿下やマリー夫人とは、最初の日以外あまり話せていない。
エドワード兄だけは、ポーション作りの作成部屋にマリエラと共に
やってきてくれるので、今までのイベントやマリク君の事は話済みなのだ。
砦で治療する患者が増え、私達救護班はここ数日、
目まぐるしく働いていたからだ。
マリエラは相変わらず、ハイライト国王との手紙のやり取りに加え、
エドワード兄とコルニクス隊の隊長、ユアン様と共に話し合いの日々を。
ナナリーとマリク君、
私とベリアル様は、重症の患者の治療が終わり次第、
砦に常備するポーションの作成をがんばっていたのだ。
「これでポーション造りは終りね」
現在、ポーション作成用の部屋には
私、ベリアル様、ナナリー、マリク君がいる。
ナナリーはグッタリとした表情で、
丸テーブルを囲むイスのひとつに座り、行儀悪く机につっぷしている。
マリク君も疲れた表情でナナリーの行動をたしなめている。
「2人ともお疲れ様」
私とベリアル様も、最後のポーション作りを終えて、
予めポットに用意しておいた紅茶を、人数分のカップに注いで机に置いた。
先に座っていたナナリー、マリク君は
お礼を言って紅茶を飲んで一息ついた。
「それにしても、こんなに沢山、本当に必要なの?」
ナナリーは部屋の入口横に詰まれた箱を見つめながら言った。
「自分から提案してしまったもの。
仕方ないんです」
兄が到着してから話し合いの場で私が提案した、
砦にもポーションを常備させてはどうだろうか? という提案だ。
この提案には、コルニクス兵の将軍であるユアン様と砦の管理官に大賛成を
もらったのだった。
エドワード兄も、もちろん賛成し、砦の治療を勤める医師達とも相談し、
必要数を算出して、さっきまで作っていたのだった。
と言っても私達が1日で作れる数には限界はあるので
数は適当でもいいと言われたのだけども……。
救護班から、治療はいいから、ポーション作りに専念してくれと
言われてしまったので、ここ2日はポーション部屋で作業をしていたのだった。
主にポーション造りは私とベリアル様が。
ナナリーとマリク君は薬草を煎じたり、出来上がったポーションを
箱に積め、それを倉庫と救護室に運んだりしていたのだった。
「それに、砦こことうちの領とでの注文体制が整うまでの繋ぎ分ですから、
少しだけ多めに作っておかないといけないんです」
「ふーん」
ふーんって。
ナナリー分かってないでしょう?
ヴォルステイン領からここまで運ぶのに結構距離あるんだから……。
まぁ、それは業者さんに任せることになるんだけれども。
ナナリーはすっかり興味を無くしたのか、
マリク君と楽しく別の話をし始めた。
まぁ、いいんだけどね……。
私は砦で作った分のポーションの数を記録する書類をベリアル様に渡す。
受け取ったベリアル様は、今日作った魔力ポーションの数を書き足していた。
考えてみるとブルード城の在庫も気になる。
今回のことでお母様が薬を持ってきたって言ってた。
予備がそれぞれ3000個程しかなかったはずだ。
緊急時に備えて500はブルード城において置く決まりになっている。
お母様が今回の作戦でどれだけ持ってきているのか、
今の段階では分からないので国に収める分と、領に常備させる分、砦の分に、
と振り分けるとかなりの数が必要になる。
だから、ここで作成する分は出来るだけ多めに作成したのだ。
新しく、販売用にもポーションを作らなければいけない。
それは、一般販売用なので効果は低めに設定する予定だけども。
そうなると、1日に作る生産体制も考え直さないといけなくなるし……。
ああ! 帰ったらやる事が山ずみだ!
コンッ コンッ
ブツブツと一人で考え事をしていたら、ドアをノックする音が聞こえた。
「お邪魔するよ」 「お邪魔するわよ」
ゆっくりドアを開いて現れたのはエドワード兄とマリエラだ。
言葉が被った2人は少しだけ頬を染めつつも、何でもないようなそぶりで
入ってきた。
まぁ、バレてるんだけどもね。
「ポーションの作成は順調かい?」
「さきほど、予定数を作り終えたところです」
私は、2人を席へ誘って、2人分のお茶を用意した。
予定数の書かれた書類をベリアル様がエドワード兄に渡してくれた。
「……驚いたな。
こんなに早くこれだけの数を作ったんだ……」
「とても頑張りました。
それに、ナナリーとマリク君にも手伝っていただきましたし」
「そうなんだね。
みんな、お疲れ様」
ベリアル様が作る魔力回復ポーションで私の魔力を回復させつつ
作ったから、かなりの荒業だったりするんだけど、
あえて言わないでおく。
ナナリーを褒めた私にやさしい表情になるエドワード兄。
ナナリーはなんだか、悲しい表情だったけれど。
エドワード兄が到着したその日、
ナナリーはエドワード兄に全てを伝えた。
自分のしてきた非礼をきちんと謝ったのだった。
エドワード兄はそれを許し、自分の気持ちをキチンとナナリーに伝えていた。
主に、マリエラと婚約したよってことね。
ナナリーは驚いていたようだったけれど、意外にも素直に祝い、納得していた。
私には、ナナリーが少しだけホッとしていたようにも思えたけどね。
…… …… …… ……
それから数日、私達の砦での生活も最終日となった。
国境砦の管理官と、コルニクス軍の隊長ユアン様、
砦の兵士達に見送られ、救護班及び、魔物討伐軍は砦を後にし、
7日かけてコルトの街に帰還した。
行きはあれだけ大変だったのに、帰りはかなり楽だった。
私もナナリーもすっかり乗馬慣れした。
ちなみに、行きのときもそうだったけれど、乗馬ってかなりクセの強い揺れ
のせいで、骨盤やら背中やらお尻やらがかなり痛くなる。
だけどこの世界の魔法って不思議なもので私のジワジワ回復させる
治癒魔法で痛みを軽減できるのだ。
本当になんでか不思議だ。
しかも、ちゃんと肉体的に乗馬に適した鍛えられ方をした状態になるのも
不思議だった。
そう考えると、私の治癒魔法って例えばだけれど、
腹筋などして肉体を鍛えた後に私の治癒をし、疲労の回復をすれば、
永遠に鍛えられるのでは? とか思ってしまった。
まぁ、そんなドーピング機能があることに今更気づいたところでってのは
あるけれどね。
閑話休題。
久しぶりに懐かしい城壁に囲まれた街、コルトの全貌が眼前に見えてきた。
私達は討伐軍ともども、コルトの中央広場まで帰ってきた。
あれだけ日数も立っていれば、治癒学校と学園の生徒達はみな帰還した後だ。
もちろん、お母様たちもね。
ここからは、討伐軍とはお別れだ。
討伐軍とエドワード兄はこのあといろいろとコルトの街で処理をして
王都に帰還するらしい。
私達学生はコルトで待機していたそれぞれの学科の先生達と共に明日、
それぞれの馬車で帰還することになったのだった。
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