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動き出す新たなる運命編。
115話『3回もしてた件。』
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※エミリア視点です。
ベリアル様のおかげで私は立ち直りました。
あのあと、私はベリアル様にされた行動で悶絶した。
もう、やばいくらいベッドの上を転げまわったさ。
ファ、ファーストキッチュをし、しししし……とクルクル転がり回ったさ。
自分の右手の中指を見る。そして思い出して悶絶する。
私は半日をそうやって過ごした。
気がつけば夜になってた……。
私は体を起こして、カレンダーを見つめる。
1月に入り、今月は学年末テストがある。
※この学園のテストは年2回。
ちなみに、年が切り替わるお正月のようなイベントはこの世界には無い。
健国祭は4月の始めにあるので、ある意味4月が新しい年が始まる時期として
認識されている。
そしてラナー様からは、お茶会の件のお返事が届いていた。
内容は、気が変わったら参加して欲しいという内容だった。
やさしいラナー様の返事に申し訳ない気持ちになった。
私は、明後日のお茶会に参加する事にした。
とりあえず、明日は学校に行こう。
心配をかけた人達に謝罪しないと。
私は、寝室を出て待機室に移動し、侍女2人と一緒にクッキーを作った。
少し冷やし、湿気防止に炭を入れた瓶にクッキーをつめて、コルクで蓋をする。
現状維持の魔法陣の書いてあるスクロールを起動させて
その上にクッキー瓶を乗せておく。
心配させてしまった人達へのお詫びの品だ。
数は5つだ。3つ普通の大きさで、2つは小瓶だ。
もちろん、侍女2人にも心配をかけたお礼にと
沢山ふるまった。
クッキーの上にクリームチーズやカスタードを沢山つけて
食べても良いと伝えた。
※貴族にとっても、クリームチーズやカスタードクリームは贅沢品です。
その後、軽く運動をして体を解す。
ずっと寝ていたからね。
部屋の中で出来るヨガとストレッチだ。
運動に満足したら湯浴みをした。
髪を念入りに手入れする。リンス効果のある香油で梳かす。
顔にはパックをして、眼の下の隈を何とかしなければ……。
侍女にアロマで体全体をマッサージしてもらった。
湯浴みのあとは、
ネグリジェに着替えて、ゆっくりと休むことにした。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
朝の支度をする。
隈はなんとかお化粧で誤魔化せたのでホッとした。
ちなみに、メーデがベリアル様のもとに知らせに言ってくれているので
ちゃんと迎えにきてくれるよ。
クッキーの瓶をスクロールごと籠に移す。
昨日、寝る前に込めた魔力は私の全力なので、
まだできたてのホヤホヤ状態だ。
朝の支度が終わったタイミングでベリアル様がお迎えにきた。
ベリアル様を部屋へ迎え入れる。
「エミリア。 おはよう」
やさしい微笑みが、まぶしー!! 朝から眼福です。
「おはようございます、ベリアル様」
淑女の礼をして迎え入れる。
「顔色はよさそうだな」
そう言って頬に触れてくるベリアル様に一気に自分の体温が上昇した。
「はい……。
昨日は、その……
どうも、ありがとうございました…… ……?」
……あれ?
ここはお礼を言うところだっけ?
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。じゃない……?
このお礼は決して、アレのお礼ではないぞ!?
そんなことを考えていたら一気に顔が赤くなってしまった。
パァアアと笑顔になるベリアル様の顔が恨めしい。
チクショウ!! 一人だけ涼しい顔しやがって、この魔王め!
「ちなみに、エミリアは覚えていないだろうが昨日ので3回目だ」
え?
一瞬何を言われたのかわからなかった。
侍女達もキョトンとしている。
ボフン!!
内容が脳に染み渡り、一気に体温が上昇した。
ニヤリ顔のベリアル様は、私の学園用の荷物を持つ。
ちょっとまって!!!!!!
1回目と2回目っていつ!?
そのあと混乱状態の私は、
ベリアル様にエスコートしてもらって馬車まで移動した。
校舎までの馬車の中で、ベリアル様にさっきの言葉を言及したよ。
なんでも、湖で人工呼吸し、馬車の中でポーションを口移しされていた。
なるほど……。
なんてこったい!! /(^o^)\
このあと私は馬車の中で悶絶した。
チクショウ!! 魔王め!! 助けて頂き、ありがとうございました!!
そのあと、立ち直った私はベリアル様に
お詫びとお礼の手作りクッキーを渡した。大層、喜ばれた。
複雑な心境のエミリアがお送りしました。
校舎に着く頃にはベリアル様の瓶はカラッポになってたよ。
クッキーを食べている間に聞いた話は、授業内容などだ。
あとナナリーの近況もね。
ナナリーは湖での事件とは関係ないらしく、
私の事を心配してくれているようだった。
クッキー瓶の1つはナナリーにあげよう。そう思いました。
ベリアル様のおかげで私は立ち直りました。
あのあと、私はベリアル様にされた行動で悶絶した。
もう、やばいくらいベッドの上を転げまわったさ。
ファ、ファーストキッチュをし、しししし……とクルクル転がり回ったさ。
自分の右手の中指を見る。そして思い出して悶絶する。
私は半日をそうやって過ごした。
気がつけば夜になってた……。
私は体を起こして、カレンダーを見つめる。
1月に入り、今月は学年末テストがある。
※この学園のテストは年2回。
ちなみに、年が切り替わるお正月のようなイベントはこの世界には無い。
健国祭は4月の始めにあるので、ある意味4月が新しい年が始まる時期として
認識されている。
そしてラナー様からは、お茶会の件のお返事が届いていた。
内容は、気が変わったら参加して欲しいという内容だった。
やさしいラナー様の返事に申し訳ない気持ちになった。
私は、明後日のお茶会に参加する事にした。
とりあえず、明日は学校に行こう。
心配をかけた人達に謝罪しないと。
私は、寝室を出て待機室に移動し、侍女2人と一緒にクッキーを作った。
少し冷やし、湿気防止に炭を入れた瓶にクッキーをつめて、コルクで蓋をする。
現状維持の魔法陣の書いてあるスクロールを起動させて
その上にクッキー瓶を乗せておく。
心配させてしまった人達へのお詫びの品だ。
数は5つだ。3つ普通の大きさで、2つは小瓶だ。
もちろん、侍女2人にも心配をかけたお礼にと
沢山ふるまった。
クッキーの上にクリームチーズやカスタードを沢山つけて
食べても良いと伝えた。
※貴族にとっても、クリームチーズやカスタードクリームは贅沢品です。
その後、軽く運動をして体を解す。
ずっと寝ていたからね。
部屋の中で出来るヨガとストレッチだ。
運動に満足したら湯浴みをした。
髪を念入りに手入れする。リンス効果のある香油で梳かす。
顔にはパックをして、眼の下の隈を何とかしなければ……。
侍女にアロマで体全体をマッサージしてもらった。
湯浴みのあとは、
ネグリジェに着替えて、ゆっくりと休むことにした。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
朝の支度をする。
隈はなんとかお化粧で誤魔化せたのでホッとした。
ちなみに、メーデがベリアル様のもとに知らせに言ってくれているので
ちゃんと迎えにきてくれるよ。
クッキーの瓶をスクロールごと籠に移す。
昨日、寝る前に込めた魔力は私の全力なので、
まだできたてのホヤホヤ状態だ。
朝の支度が終わったタイミングでベリアル様がお迎えにきた。
ベリアル様を部屋へ迎え入れる。
「エミリア。 おはよう」
やさしい微笑みが、まぶしー!! 朝から眼福です。
「おはようございます、ベリアル様」
淑女の礼をして迎え入れる。
「顔色はよさそうだな」
そう言って頬に触れてくるベリアル様に一気に自分の体温が上昇した。
「はい……。
昨日は、その……
どうも、ありがとうございました…… ……?」
……あれ?
ここはお礼を言うところだっけ?
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。じゃない……?
このお礼は決して、アレのお礼ではないぞ!?
そんなことを考えていたら一気に顔が赤くなってしまった。
パァアアと笑顔になるベリアル様の顔が恨めしい。
チクショウ!! 一人だけ涼しい顔しやがって、この魔王め!
「ちなみに、エミリアは覚えていないだろうが昨日ので3回目だ」
え?
一瞬何を言われたのかわからなかった。
侍女達もキョトンとしている。
ボフン!!
内容が脳に染み渡り、一気に体温が上昇した。
ニヤリ顔のベリアル様は、私の学園用の荷物を持つ。
ちょっとまって!!!!!!
1回目と2回目っていつ!?
そのあと混乱状態の私は、
ベリアル様にエスコートしてもらって馬車まで移動した。
校舎までの馬車の中で、ベリアル様にさっきの言葉を言及したよ。
なんでも、湖で人工呼吸し、馬車の中でポーションを口移しされていた。
なるほど……。
なんてこったい!! /(^o^)\
このあと私は馬車の中で悶絶した。
チクショウ!! 魔王め!! 助けて頂き、ありがとうございました!!
そのあと、立ち直った私はベリアル様に
お詫びとお礼の手作りクッキーを渡した。大層、喜ばれた。
複雑な心境のエミリアがお送りしました。
校舎に着く頃にはベリアル様の瓶はカラッポになってたよ。
クッキーを食べている間に聞いた話は、授業内容などだ。
あとナナリーの近況もね。
ナナリーは湖での事件とは関係ないらしく、
私の事を心配してくれているようだった。
クッキー瓶の1つはナナリーにあげよう。そう思いました。
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