7 / 101
3
しおりを挟む
痺れを切らした少女ボスが運転席を乗っ取ろうとしてくるので、俺は慌ててレバーをPからDに入れる。ドライブ再開だ。
今や辺りはすっかり様変わりしていた。
空は快晴。先程までの黒雲が嘘の様に消えてなくなっている。
朽ち果てていた街も、まるで時間が巻き戻ったかのように綺麗な有様となっていた。アーチ型の窓にはきちんとガラスがはまり、花や洗濯物が靡いている。よくならされた石畳みの通りには屋台まで並び、遠くの広場に立派な噴水がキラキラと水飛沫を上げているのが見えた。
ただし、人っこ1人いない。
さっきまでのおどろおどろしい雰囲気よりはマシだが、これはこれで不気味な光景だった。
そんな中を、話を聞きながら進んでいたのだけど…少女も勇者くんも道を指示するだけで、一向に着かない。
どこに向かっているんだろう。そろそろ思いきって聞いてみることにした。
「えーっと、あとどのくらいですかね?」
「ごめん。もう2回くらい通り過ぎた」
「はい!?」
「楽しくてつい」
「気づかんかったであろう。同じ所をぐるぐるしとるぞ」
「早く言ってよ」
しばらくして、勇者くんが示したのは一つの小さな家。左右の建物とぴったりくっつき背景と同化していて、「これだよ」と言われなくては普通にスルーしてるような建物だ。
駐車してエンジンを切る。道のど真ん中で、完全に路駐だけど大丈夫だろうか。訊ねれば、二人とも問題ないとのことだ。
「この街並みはわしの造りし幻影だ。魔境の最奥であることに変わりはない」
ピョンと元気よく降りた少女ボスが言う。
勇者くんも静かに降りてドアを閉めるが、半ドアだ。教えると、不思議そうにしながら閉め直してくれた。これで良し。
しっかりロックしてから、慣れた様子で入っていく二人の後に続く。
中はテーブルとイス、空っぽの本棚やラグ。それでお終いな実にシンプルな部屋だ。強いて言えば、テーブルの上に似つかわしくないゴツいランプが置かれているが、それだけだ。
「お邪魔します…」
「どうぞ」
気のせいか、二人は何やら嬉しそう。
「ホレホレ、茶でも淹れぬか」「今やる所だ」とお客を構う姿勢を前に、俺も居住まいを正す。落ち着かない。
「お二人はここで暮らしているんですか?」
勇者くんは奥の部屋へ引っ込んでしまったので、テーブル向かいの少女ボスに訊ねる。椅子に座って足を組む様は、お人形の様だ。
「ここはあやつが寝ぐらにしておる。わしは気が向いたら来るが、普段はその辺をプラプラしておる」
退屈での、と憂いのため息をつく美少女。
「幻影って言ってましたけど、今いるこの部屋って幻覚なんですか?」
「その通り。どれ、見せてやろうか」
少女はすい、と両手を軽く上げると、ひとつ手を叩く。
途端に、辺りは暗くなる。空には先程までの曇天が広がっていた。
薄汚れた壁、雑草の茂る床に、椅子や家具の残骸が隅に追いやられている。机や今自分が座っている椅子も、何か分からない真っ黒なもので汚れていた。
机の上のごついランプだけが、さっきまでと同じ様にそこにあった。
しかしそれは一瞬で、少女がもう一度手を叩くと、晴れた午後の、簡素で清潔な部屋に戻っていた。
「どうだ。わかったか」
「はっ、はい!」
もうどっちが幻覚でどっちが現実かわからなくなったが、とりあえずコクコクと頷く。
「フフフ。これこそが、最奥の主たるわしの力よ」
「おい、急に幻覚解くのやめろ。お湯こぼしたろうが」
「うるさいな、今わしの力の説明をしてやっとるんだ。黙ってまた沸かせ」
少女ボスがドヤ顔で語り始めたところに、部屋の向こうから勇者くんの文句が飛んでくる。なんだか申し訳ない。
話の腰を折られムスッとしながらも、少女ボスは教えてくれた。
彼女の種族名は「上位悪魔」。今の少女の姿は、仮のものだと言う。
この天空都市を訪れた者の記憶を覗き、その者の一番心地よい幻覚で戦意を失わせ、魔境に取り込んでしまう。それが彼女の十八番らしい。
「どうじゃ、実に悪魔的であろう?」
「な、なるほど……いかにも最後に立ち塞がるボスって感じですね…」
「フフフフフ!そうであろう!あっちで茶を沸かしておるのも、わしに腑抜けにされた者よ」
勇者くんは単身この魔境に挑み、少女ボスの待ち構える奥まで辿り着いた。
だが彼女が与える幻の安らぎを前に、なす術なく敗北。全てを諦め、こうして住み着いていると言う。
魔境のボスとしては、いずれ養分になるのならいつ死んでも構わないという事でそのまま勇者くんを放置、もとい暇つぶしの話し相手にしている。
「何しろここまで来れた者は、あやつとおぬししかおらん。記憶を覗ききって、さぁどうしてやろうと思うても、道中で結局力尽きてしまいおる。わしの退屈さがいかばかりか、それで知れよう?」
「そういう…ものなんですね…」
「ああ、因みにおぬしの場合だが……突然転がり込んで来たからな。ようやっと少しずつ記憶が見えてきた所だ」
魔境に足を踏み入れた気配もなく、いきなり内側から現れた謎の人間。つまり俺を感知した彼女は異変を探るべくすっ飛んで行き、それに平穏な引退生活を失くしたくない勇者くんも同行した。
で、今に至る。
「…て事は、うかうかしてたら俺も幻覚の餌食になるんですよね?」
「愚問よな」
「やっぱそうですか」
このままでは、エグい精神攻撃を受けて魔境でお陀仏だ。どうする。ナビで検索した他の出口に向かうしかないか。
今思えばナビが中心を指したのも、このラスボス少女へ案内していたのだろう。わしを倒せば出口が開く、と彼女自身が言っていたもんな。
他の出口候補を後でチェックしないと…と思ったが、俺ははたと気がつく。
ここ、空中に浮かんでるんだよな?出口に行ったところで、地上は遥か下なのでは……
どうやって降りんだ?車じゃ無理じゃねーか。
今更思い至って真っ青になる俺を、少女ボスは満足気に笑って眺めている。無邪気な美少女の笑顔だ。
ああ……これが悪魔か。
今や辺りはすっかり様変わりしていた。
空は快晴。先程までの黒雲が嘘の様に消えてなくなっている。
朽ち果てていた街も、まるで時間が巻き戻ったかのように綺麗な有様となっていた。アーチ型の窓にはきちんとガラスがはまり、花や洗濯物が靡いている。よくならされた石畳みの通りには屋台まで並び、遠くの広場に立派な噴水がキラキラと水飛沫を上げているのが見えた。
ただし、人っこ1人いない。
さっきまでのおどろおどろしい雰囲気よりはマシだが、これはこれで不気味な光景だった。
そんな中を、話を聞きながら進んでいたのだけど…少女も勇者くんも道を指示するだけで、一向に着かない。
どこに向かっているんだろう。そろそろ思いきって聞いてみることにした。
「えーっと、あとどのくらいですかね?」
「ごめん。もう2回くらい通り過ぎた」
「はい!?」
「楽しくてつい」
「気づかんかったであろう。同じ所をぐるぐるしとるぞ」
「早く言ってよ」
しばらくして、勇者くんが示したのは一つの小さな家。左右の建物とぴったりくっつき背景と同化していて、「これだよ」と言われなくては普通にスルーしてるような建物だ。
駐車してエンジンを切る。道のど真ん中で、完全に路駐だけど大丈夫だろうか。訊ねれば、二人とも問題ないとのことだ。
「この街並みはわしの造りし幻影だ。魔境の最奥であることに変わりはない」
ピョンと元気よく降りた少女ボスが言う。
勇者くんも静かに降りてドアを閉めるが、半ドアだ。教えると、不思議そうにしながら閉め直してくれた。これで良し。
しっかりロックしてから、慣れた様子で入っていく二人の後に続く。
中はテーブルとイス、空っぽの本棚やラグ。それでお終いな実にシンプルな部屋だ。強いて言えば、テーブルの上に似つかわしくないゴツいランプが置かれているが、それだけだ。
「お邪魔します…」
「どうぞ」
気のせいか、二人は何やら嬉しそう。
「ホレホレ、茶でも淹れぬか」「今やる所だ」とお客を構う姿勢を前に、俺も居住まいを正す。落ち着かない。
「お二人はここで暮らしているんですか?」
勇者くんは奥の部屋へ引っ込んでしまったので、テーブル向かいの少女ボスに訊ねる。椅子に座って足を組む様は、お人形の様だ。
「ここはあやつが寝ぐらにしておる。わしは気が向いたら来るが、普段はその辺をプラプラしておる」
退屈での、と憂いのため息をつく美少女。
「幻影って言ってましたけど、今いるこの部屋って幻覚なんですか?」
「その通り。どれ、見せてやろうか」
少女はすい、と両手を軽く上げると、ひとつ手を叩く。
途端に、辺りは暗くなる。空には先程までの曇天が広がっていた。
薄汚れた壁、雑草の茂る床に、椅子や家具の残骸が隅に追いやられている。机や今自分が座っている椅子も、何か分からない真っ黒なもので汚れていた。
机の上のごついランプだけが、さっきまでと同じ様にそこにあった。
しかしそれは一瞬で、少女がもう一度手を叩くと、晴れた午後の、簡素で清潔な部屋に戻っていた。
「どうだ。わかったか」
「はっ、はい!」
もうどっちが幻覚でどっちが現実かわからなくなったが、とりあえずコクコクと頷く。
「フフフ。これこそが、最奥の主たるわしの力よ」
「おい、急に幻覚解くのやめろ。お湯こぼしたろうが」
「うるさいな、今わしの力の説明をしてやっとるんだ。黙ってまた沸かせ」
少女ボスがドヤ顔で語り始めたところに、部屋の向こうから勇者くんの文句が飛んでくる。なんだか申し訳ない。
話の腰を折られムスッとしながらも、少女ボスは教えてくれた。
彼女の種族名は「上位悪魔」。今の少女の姿は、仮のものだと言う。
この天空都市を訪れた者の記憶を覗き、その者の一番心地よい幻覚で戦意を失わせ、魔境に取り込んでしまう。それが彼女の十八番らしい。
「どうじゃ、実に悪魔的であろう?」
「な、なるほど……いかにも最後に立ち塞がるボスって感じですね…」
「フフフフフ!そうであろう!あっちで茶を沸かしておるのも、わしに腑抜けにされた者よ」
勇者くんは単身この魔境に挑み、少女ボスの待ち構える奥まで辿り着いた。
だが彼女が与える幻の安らぎを前に、なす術なく敗北。全てを諦め、こうして住み着いていると言う。
魔境のボスとしては、いずれ養分になるのならいつ死んでも構わないという事でそのまま勇者くんを放置、もとい暇つぶしの話し相手にしている。
「何しろここまで来れた者は、あやつとおぬししかおらん。記憶を覗ききって、さぁどうしてやろうと思うても、道中で結局力尽きてしまいおる。わしの退屈さがいかばかりか、それで知れよう?」
「そういう…ものなんですね…」
「ああ、因みにおぬしの場合だが……突然転がり込んで来たからな。ようやっと少しずつ記憶が見えてきた所だ」
魔境に足を踏み入れた気配もなく、いきなり内側から現れた謎の人間。つまり俺を感知した彼女は異変を探るべくすっ飛んで行き、それに平穏な引退生活を失くしたくない勇者くんも同行した。
で、今に至る。
「…て事は、うかうかしてたら俺も幻覚の餌食になるんですよね?」
「愚問よな」
「やっぱそうですか」
このままでは、エグい精神攻撃を受けて魔境でお陀仏だ。どうする。ナビで検索した他の出口に向かうしかないか。
今思えばナビが中心を指したのも、このラスボス少女へ案内していたのだろう。わしを倒せば出口が開く、と彼女自身が言っていたもんな。
他の出口候補を後でチェックしないと…と思ったが、俺ははたと気がつく。
ここ、空中に浮かんでるんだよな?出口に行ったところで、地上は遥か下なのでは……
どうやって降りんだ?車じゃ無理じゃねーか。
今更思い至って真っ青になる俺を、少女ボスは満足気に笑って眺めている。無邪気な美少女の笑顔だ。
ああ……これが悪魔か。
1
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
世界(ところ)、異(かわ)れば片魔神
緋野 真人
ファンタジー
脳出血を発症し、右半身に著しい麻痺障害を負った男、山納公太(やまのこうた)。
彼はある日――やたらと精巧なエルフのコスプレ(?)をした外国人女性(?)と出会う。
自らを異世界の人間だと称し、同時に魔法と称して不可思議な術を彼に見せたその女性――ミレーヌが言うには、その異世界は絶大な魔力を誇る魔神の蹂躙に因り、存亡の危機に瀕しており、その魔神を封印するには、依り代に適合する人間が必要……その者を探し求め、彼女は次元を超えてやって来たらしい。
そして、彼女は公太がその適合者であるとも言い、魔神をその身に宿せば――身体障害の憂き目からも解放される可能性がある事を告げ、同時にその異世界を滅亡を防いだ英雄として、彼に一国相当の領地まで与えるという、実にWinWinな誘いに彼の答えは……
※『小説家になろう』さんにて、2018年に発表した作品を再構成したモノであり、カクヨムさんで現在連載中の作品を転載したモノです。
人類最強は農家だ。異世界へ行って嫁さんを見つけよう。
久遠 れんり
ファンタジー
気がつけば10万ポイント。ありがとうございます。
ゴブリン?そんなもの草と一緒に刈っちまえ。
世の中では、ダンジョンができたと騒いでいる。
見つけたら警察に通報?
やってもいいなら、草刈りついでだ。
狩っておくよ。
そして、ダンジョンの奥へと潜り異世界へ。
強力無比な力をもつ、俺たちを見て村人は望む。
魔王を倒してください? そんな事、知らん。
俺は、いや俺達は嫁さんを見つける。それが至上の目的だ。
そう。この物語は、何の因果か繋がった異世界で、嫁さんをゲットする物語。
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
異世界無宿
ゆきねる
ファンタジー
運転席から見た景色は、異世界だった。
アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。
映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。
訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。
一目惚れで購入した車の納車日。
エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた…
神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、愛車の持つ特別な能力を頼りに異世界を駆け抜ける。
アクション有り!
ロマンス控えめ!
ご都合主義展開あり!
ノリと勢いで物語を書いてますので、B級映画を観るような感覚で楽しんでいただければ幸いです。
不定期投稿になります。
投稿する際の時間は11:30(24h表記)となります。
異世界チートはお手の物
スライド
ファンタジー
16歳の少年秋月悠斗は、ある日突然トラックにひかれてその人生を終えてしまう。しかし、エレナと名乗る女神にチート能力を与えられ、異世界『レイアード』へと転移するのだった。※この作品は「小説家になろう」でも投稿しています。
異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる