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プロローグ
第一話 タイムワープ
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【あらすじ】
日本は太平洋戦争に勝利し、史実のアメリカのような存在になっていた。民主化も進み、1968年には、完全に民主主義になっていた。そんな日本が勝ったのは、ある艦隊がやってきたことであるらしい。人呼んで「神の機動部隊」である...
【本編】
2024年2月17日 太平洋洋上
晴天の朝。大艦隊が太平洋を横断する。
日本艦隊だ。
空母赤城・加賀・飛龍・蒼龍・戦艦大和・金剛・長門・伊勢などを中核とする大艦隊である。(太平洋戦争時のものではありません)
赤城艦内...
「よし!日米共同訓練はそろそろか」
俺は、初の日米共同演習を前に、緊張と興奮が抑えられなかった。すると、
「目の前にスコール(嵐)を発見!全乗組員は、艦内に退避せよ!」
俺は、このことを聞いて、少し、不安になった。だって初のスコールなのだから。そうして焦っていると、
「大丈夫か?」
俺は一瞬驚いた。何故なら、横には連合艦隊司令長官であり、あの東郷平八郎元帥の子孫である 東郷三六司令長官が横にいたのだから。
「うあぁ⁉」
頭の中が真っ白になり、とっさに敬礼をした。
「何故、東郷司令長官が私のような下士官の横に?」
俺は、恐る恐る東郷長官に聞いた。
「ん?あぁ初めて乗るらしいからな。スコールがきて、不安になっていないかと思ってこっそりと抜け出してきた」
俺は、顔にこそ出さなかったものの心の中で、苦笑いをしていた。だって東郷司令長官ともあろうお方がこんな人だったなんて
ゴゴゴゴゴ
「うあぁ⁉何!」
俺はもう驚いた
「なんだ⁉スコールにしてはひどい!」
こんなにも東郷司令長官が驚くなんて...
「すまん!艦橋に戻る!また後で!」
タッタタッタ
「状況は?」
俺は、東郷三六。東郷平八郎の子孫だ。
「かなりひどいです」
「....よし!全艦に通達!最大速力で、スコールを抜けろ!」
大丈夫か....?
「あぁ!あれは...台風だ!」
「何だって⁉」
いや、そんなことはない。さっきまで、快晴だった。それに、今は、冬だぞ?台風が起きるはずがない。何かおかしい。
「十二時方向に渦巻きを発見!」
なんだって!
「面舵いっぱい!全力で回避せよ!」
「はい!」
どうなっているんだ..
「一時方向にも渦巻きを発見しました!回避不可能です!」
「どうなっている....くそ!全乗組員に次ぐ!いままでよく頑張った!来世でも頑張れ!」
ガガガガガ
日本艦隊は一隻残らず太平洋洋上で姿を消した。
...........
「んんん?俺は死んだはずだよな..『ですよね....』あぁお前はあの時の下士官!大丈夫か?」
俺が、慌てて聞くと、
「大丈夫です。渦巻きに巻き込まれた時に、頭を打ったみたいですけど。」
「そうか。良かった」
俺は、ホッとしていると、
「すいません....変な無線音と、ラジオの音が聞こえるんですが...しかも、本国とも連絡がつきませんし。」
俺は、訳が分からなかった。混乱していると、
「どこからか入電です!『トラ・トラ・トラ』です。」
俺は驚いた。
「『トラ・トラ・トラ』って真珠湾攻撃⁉」
日本は太平洋戦争に勝利し、史実のアメリカのような存在になっていた。民主化も進み、1968年には、完全に民主主義になっていた。そんな日本が勝ったのは、ある艦隊がやってきたことであるらしい。人呼んで「神の機動部隊」である...
【本編】
2024年2月17日 太平洋洋上
晴天の朝。大艦隊が太平洋を横断する。
日本艦隊だ。
空母赤城・加賀・飛龍・蒼龍・戦艦大和・金剛・長門・伊勢などを中核とする大艦隊である。(太平洋戦争時のものではありません)
赤城艦内...
「よし!日米共同訓練はそろそろか」
俺は、初の日米共同演習を前に、緊張と興奮が抑えられなかった。すると、
「目の前にスコール(嵐)を発見!全乗組員は、艦内に退避せよ!」
俺は、このことを聞いて、少し、不安になった。だって初のスコールなのだから。そうして焦っていると、
「大丈夫か?」
俺は一瞬驚いた。何故なら、横には連合艦隊司令長官であり、あの東郷平八郎元帥の子孫である 東郷三六司令長官が横にいたのだから。
「うあぁ⁉」
頭の中が真っ白になり、とっさに敬礼をした。
「何故、東郷司令長官が私のような下士官の横に?」
俺は、恐る恐る東郷長官に聞いた。
「ん?あぁ初めて乗るらしいからな。スコールがきて、不安になっていないかと思ってこっそりと抜け出してきた」
俺は、顔にこそ出さなかったものの心の中で、苦笑いをしていた。だって東郷司令長官ともあろうお方がこんな人だったなんて
ゴゴゴゴゴ
「うあぁ⁉何!」
俺はもう驚いた
「なんだ⁉スコールにしてはひどい!」
こんなにも東郷司令長官が驚くなんて...
「すまん!艦橋に戻る!また後で!」
タッタタッタ
「状況は?」
俺は、東郷三六。東郷平八郎の子孫だ。
「かなりひどいです」
「....よし!全艦に通達!最大速力で、スコールを抜けろ!」
大丈夫か....?
「あぁ!あれは...台風だ!」
「何だって⁉」
いや、そんなことはない。さっきまで、快晴だった。それに、今は、冬だぞ?台風が起きるはずがない。何かおかしい。
「十二時方向に渦巻きを発見!」
なんだって!
「面舵いっぱい!全力で回避せよ!」
「はい!」
どうなっているんだ..
「一時方向にも渦巻きを発見しました!回避不可能です!」
「どうなっている....くそ!全乗組員に次ぐ!いままでよく頑張った!来世でも頑張れ!」
ガガガガガ
日本艦隊は一隻残らず太平洋洋上で姿を消した。
...........
「んんん?俺は死んだはずだよな..『ですよね....』あぁお前はあの時の下士官!大丈夫か?」
俺が、慌てて聞くと、
「大丈夫です。渦巻きに巻き込まれた時に、頭を打ったみたいですけど。」
「そうか。良かった」
俺は、ホッとしていると、
「すいません....変な無線音と、ラジオの音が聞こえるんですが...しかも、本国とも連絡がつきませんし。」
俺は、訳が分からなかった。混乱していると、
「どこからか入電です!『トラ・トラ・トラ』です。」
俺は驚いた。
「『トラ・トラ・トラ』って真珠湾攻撃⁉」
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