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初めてのデビュタントと隣国の王女様

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「うぁーなんて素敵なドレスなんでしょう」

私は思わず声をあげてしまいました。

「喜んでくれたかなぁ?」

アイリッシュ様は私の様子をうかがってます。

お部屋の中にあったドレスはストレートラインのドレスです。

生地は白ではなく銀色に輝くもので、良く見るとドレスにはキラキラと輝いているストーンとパールが散りばめられています。

ドレスのスカート部分はレースが使われているのに洗礼された感じに出来上がっています。

「とても素晴らしいドレスですね。
お嬢様」

後ろでエマがとても満足と言った感じで声をかけてきます。

「ルーどうだろうか?
このドレスを婚約式の時に着て欲しいんだけど気にってもらえたかなぁ?」

アイリッシュ様は私にドレスの出来映えを聞いてきました。

私は思わず

「アイリッシュ様なんて素敵なドレスなんでしょう。
初め4着ある時はこのままどうなるのかと凄く心配でした。
けどこうしてアイリッシュ様や王妃様の意見を取り入れて出来上がったドレスはとても素敵過ぎます。
わたしは早く試着したいです。」

私は思わずはしゃいでしまいました。

いつもこんなにはしゃぐとエマに起られてしまいますが今日は何にもいわれませんでした。

けど今日メイではなくエマが来た理由がなんとなくわかりました。

「ルーとても気にってもらえて嬉しいよ。
今日はドレスだけでなくてもうひとつ見せたい物があるからね。
まずは座ってくれるかなぁ?」

アイリッシュ様はエスコートして椅子に座らせてくれました。

アイリッシュ様は目でトムに合図すると、トムが何かの箱を持って来てくれました。

その箱をアイリッシュ様に手渡すと

「ルーにどうしても着けて欲しい物があるんだ。
多分もう聞いていると、思うけどこれがそのネックレスだよ」

そう言ってアイリッシュ様は私の前に箱を置き箱を開けてくれました。

そこには光輝くネックレスがはいってます
これはもしかして…

「ルーこれが"妖精の涙"だよ」

王家の秘宝と言われていると"妖精の涙"はとても光輝いてます。

こんなに輝いている宝石はなんでしょう?

「ルーこの宝石が気になる?」

「えっ!はい」

あら?私そんなに顔に出てましたかね。

「これはダイヤモンドだよ」

えっ?ダイヤモンド?私の知っているダイヤモンドも少し違うような…

「このダイヤモンドはとても透明度が高くてね、貴重なダイヤモンドなんだよ。」

確かに良くみて見ると透き通る感じですし色も全くありません。

「だからとても輝いているんですね」

「そうだよ。
この輝きと透明度で着けているかわからないから一瞬涙を流しているようにみえるから"妖精の涙"といわれるんだ」

なんて素敵なんでしょう。

この装飾品を私が着けるなんて大丈夫なんでしょうか?

「それじゃルー、ドレスもあるしこの妖精の涙も着けて試着してみようか?」

うん?アイリッシュ様今なんていいました?
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